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アンノヤンス
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アンノヤンス
朝、いつものように俊を送り出し、美月を幼稚園へ送って行きました。
仲の良いママ友さんたちに挨拶します。
【美咲】「おはようございます。」
【ママ友】「おはよう。」
【ママ友1】「この前はごちそうさま。」
【ママ友3】「ほんと美味しかったわ。」
【美咲】「どういたしまして。」
【?】「なにがおいしかったんですかあ?」
【ママ友2】「おはよう、アンジュママ。」
【アンママ】「どうも~、で、なにがおいしかったんですかあ?」
【ママ友2】「この前のミーティングの流れランチしたのよ。」
【アンママ】「なあ~んだただのランチかあ~」
【ママ友1】「アンジュママはミーティングに参加しないものね。」
【アンママ】「朝はよわいの~、だからテッチャンにたのんでるの、でもテッチャン早出になっちゃったの~」
【ママ友2】「そっかあ、大変ねえ。じゃ、ミーティング誘ったら迷惑よねえ。」
【アンママ】「そうなの~大変なの~、帰ってもうちょっと寝るつもりなの~、ごめんね~」
【ママ友】「はああ~。」
【美咲】「え~と?」
【ママ友2】「ちょっとメンドーなひとなのよ。」
【ママ友1】「ま、ここじゃなんだから、ミーティングしながらにしましょ。」
*
朝、いつものように俊を送り出し、美月を幼稚園へ送って行きました。
先生に美月を預け、門から出たところで声を掛けられた。
【アンママ】「美月ママ!おっはよ~。」
【美咲】「おはようございます。アンジュママさん。」
【アンママ】「相変わらず堅いのねぇ。」
【美咲】「そうですか?」
【アンママ】「そ~よ~。」
アンジュママとは今まで挨拶くらいの関係なんだけど、珍しいです。
【美咲】「あっ、皆さんおはようございます。」
【ママ友2】「おはよう~、美月ママ、アンジュママ。」
【ママ友1】「これからファミレス行くんだけど、一緒にどう?」
【アンママ】「ごめ~ん。これから美月ママとデートなの~。」
【ママ友1】「あら、珍しいわね、あなたたち、いつから仲良くなったの?」
【アンママ】「へへ~、じつは今日からなの~。」
何なの?
*
とりあえず、近くの喫茶店に入った。
【美咲】「え~と、どういうことかな?」
【アンママ】「そんなに警戒しないでよ。ちょっとオネガイが有るだけよ~。」
【美咲】「オネガイですか。」
【アンママ】「わたしの推しメンを応援してほしいの。」
【美咲】「推しメン?」
??
【アンママ】「そうなんだ~、あとちょっとでナンバー1になれるの!」
【美咲】「え~と、アイドルか何かですか?」
【アンママ】「ちがうわよ、アイドルなんてガキじゃあるまいし、ホスト!ホストよ!」
【美咲】「ごめんなさい、ちょっと無理です。」
【アンママ】「アハッ! 美月ママはおじ専だもんね。」
【美咲】「ん? 何のことです。」
!?!?
【アンママ】「大丈夫よ~、あたしそういうの理解あるから、だからね、協力してぇ。」
【美咲】「え~と、ほんとに何言ってるんですか。」
【アンママ】「この前ねえ、大河くんと✕✕ホテルに行ったんだあ。」
【美咲】「ごめんなさい、何言ってるのかわからないです。」
✕✕ホテル!?
【アンママ】「とぼけてもダ~メ、ちゃ~んと撮ってあるんだから。」
【美咲】「あのね、ほんとに何言ってるのかわからないの。」
!!
【アンママ】「これ、あなたでしょ!」
【美咲】「後ろ姿じゃないですか。これだとちょっと。」
セ~フ!
【アンママ】「でも、わたしちゃんと見たんだから!」
【美咲】「それじゃ、話にならないでしょう。」
【アンママ】「でも、でも」
【美咲】「じゃ、これで。」
めんどくさい事になりました。
【アンママ】「まって!まってまって」
*
【美咲】「俊、ごめんなさい。ちょっとややこしいことになりそうなの。」
【俊】「どうしたの? 急に。」
【美咲】「ママ友さんに、河津さんとホテルで会ってるところを見られたようなの。」
【俊】「ああ、それは…。」
【美咲】「後ろ姿だけど写真も撮られてたの。」
【俊】「それは大丈夫なの?」
【美咲】「大丈夫だと思うわ。髪型も服装も普段とは違うし、河津さんとも少し離れてたし。」
【俊】「それなら、とりあえずは大丈夫かな?」
【美咲】「それがね、相手のママ友さん何か下心があるみたいでね、自分が推してるホストを応援してくれみたいなこと言ってるの。」
【俊】「ホスト?」
【美咲】「うん。」
【俊】「もしかして不倫相手?」
【美咲】「いっしょにホテルにいたみたいだからたぶん。」
【俊】「そのママ友さんがどういう人かわからないけど、最悪、相手の旦那さんを交えて話をすることになるかな。」
【美咲】「そうなるよねぇ。」
【俊】「こっちは俺も同意の上でやってるから、どうってことはないよ。まあ、言いふらされると世間体が悪いけど、はっきりした証拠も無いなら心配する必要は無いと思うよ。」
【美咲】「そうよね、それでどうしたらいいと思う?」
【俊】「う~ん、その人はどういう人? 他のママ友さんとどんな感じ?」
【美咲】「何て言うか、ヤンママ? ギャルママ?かなぁ、ちょっと浮いてると思う。
今まで特にからみも無かったし。」
【俊】「そうか…。強く拒否すると、訳のわからない暴走とかしそう?」
【美咲】「有りえるかな。」
【俊】「じゃ、距離とるしかないか。」
【美咲】「でも、他のママ友さんたちに変に思われないかな?」
【俊】「じゃ、先に言っちゃえば。」
【美咲】「そうね、ホストクラブに誘われて困ってるくらいに言っておけばいいかな。」
【俊】「そうだね、根回しは大事だね。」
【美咲】「おおげさね。」
【俊】「そう?」
【美咲】「あ、プレイしばらく控えて方がいいかな?」
【俊】「ああ、それは俺の方で話しておくよ。」
【美咲】「わかったわ。」
朝、いつものように俊を送り出し、美月を幼稚園へ送って行きました。
仲の良いママ友さんたちに挨拶します。
【美咲】「おはようございます。」
【ママ友】「おはよう。」
【ママ友1】「この前はごちそうさま。」
【ママ友3】「ほんと美味しかったわ。」
【美咲】「どういたしまして。」
【?】「なにがおいしかったんですかあ?」
【ママ友2】「おはよう、アンジュママ。」
【アンママ】「どうも~、で、なにがおいしかったんですかあ?」
【ママ友2】「この前のミーティングの流れランチしたのよ。」
【アンママ】「なあ~んだただのランチかあ~」
【ママ友1】「アンジュママはミーティングに参加しないものね。」
【アンママ】「朝はよわいの~、だからテッチャンにたのんでるの、でもテッチャン早出になっちゃったの~」
【ママ友2】「そっかあ、大変ねえ。じゃ、ミーティング誘ったら迷惑よねえ。」
【アンママ】「そうなの~大変なの~、帰ってもうちょっと寝るつもりなの~、ごめんね~」
【ママ友】「はああ~。」
【美咲】「え~と?」
【ママ友2】「ちょっとメンドーなひとなのよ。」
【ママ友1】「ま、ここじゃなんだから、ミーティングしながらにしましょ。」
*
朝、いつものように俊を送り出し、美月を幼稚園へ送って行きました。
先生に美月を預け、門から出たところで声を掛けられた。
【アンママ】「美月ママ!おっはよ~。」
【美咲】「おはようございます。アンジュママさん。」
【アンママ】「相変わらず堅いのねぇ。」
【美咲】「そうですか?」
【アンママ】「そ~よ~。」
アンジュママとは今まで挨拶くらいの関係なんだけど、珍しいです。
【美咲】「あっ、皆さんおはようございます。」
【ママ友2】「おはよう~、美月ママ、アンジュママ。」
【ママ友1】「これからファミレス行くんだけど、一緒にどう?」
【アンママ】「ごめ~ん。これから美月ママとデートなの~。」
【ママ友1】「あら、珍しいわね、あなたたち、いつから仲良くなったの?」
【アンママ】「へへ~、じつは今日からなの~。」
何なの?
*
とりあえず、近くの喫茶店に入った。
【美咲】「え~と、どういうことかな?」
【アンママ】「そんなに警戒しないでよ。ちょっとオネガイが有るだけよ~。」
【美咲】「オネガイですか。」
【アンママ】「わたしの推しメンを応援してほしいの。」
【美咲】「推しメン?」
??
【アンママ】「そうなんだ~、あとちょっとでナンバー1になれるの!」
【美咲】「え~と、アイドルか何かですか?」
【アンママ】「ちがうわよ、アイドルなんてガキじゃあるまいし、ホスト!ホストよ!」
【美咲】「ごめんなさい、ちょっと無理です。」
【アンママ】「アハッ! 美月ママはおじ専だもんね。」
【美咲】「ん? 何のことです。」
!?!?
【アンママ】「大丈夫よ~、あたしそういうの理解あるから、だからね、協力してぇ。」
【美咲】「え~と、ほんとに何言ってるんですか。」
【アンママ】「この前ねえ、大河くんと✕✕ホテルに行ったんだあ。」
【美咲】「ごめんなさい、何言ってるのかわからないです。」
✕✕ホテル!?
【アンママ】「とぼけてもダ~メ、ちゃ~んと撮ってあるんだから。」
【美咲】「あのね、ほんとに何言ってるのかわからないの。」
!!
【アンママ】「これ、あなたでしょ!」
【美咲】「後ろ姿じゃないですか。これだとちょっと。」
セ~フ!
【アンママ】「でも、わたしちゃんと見たんだから!」
【美咲】「それじゃ、話にならないでしょう。」
【アンママ】「でも、でも」
【美咲】「じゃ、これで。」
めんどくさい事になりました。
【アンママ】「まって!まってまって」
*
【美咲】「俊、ごめんなさい。ちょっとややこしいことになりそうなの。」
【俊】「どうしたの? 急に。」
【美咲】「ママ友さんに、河津さんとホテルで会ってるところを見られたようなの。」
【俊】「ああ、それは…。」
【美咲】「後ろ姿だけど写真も撮られてたの。」
【俊】「それは大丈夫なの?」
【美咲】「大丈夫だと思うわ。髪型も服装も普段とは違うし、河津さんとも少し離れてたし。」
【俊】「それなら、とりあえずは大丈夫かな?」
【美咲】「それがね、相手のママ友さん何か下心があるみたいでね、自分が推してるホストを応援してくれみたいなこと言ってるの。」
【俊】「ホスト?」
【美咲】「うん。」
【俊】「もしかして不倫相手?」
【美咲】「いっしょにホテルにいたみたいだからたぶん。」
【俊】「そのママ友さんがどういう人かわからないけど、最悪、相手の旦那さんを交えて話をすることになるかな。」
【美咲】「そうなるよねぇ。」
【俊】「こっちは俺も同意の上でやってるから、どうってことはないよ。まあ、言いふらされると世間体が悪いけど、はっきりした証拠も無いなら心配する必要は無いと思うよ。」
【美咲】「そうよね、それでどうしたらいいと思う?」
【俊】「う~ん、その人はどういう人? 他のママ友さんとどんな感じ?」
【美咲】「何て言うか、ヤンママ? ギャルママ?かなぁ、ちょっと浮いてると思う。
今まで特にからみも無かったし。」
【俊】「そうか…。強く拒否すると、訳のわからない暴走とかしそう?」
【美咲】「有りえるかな。」
【俊】「じゃ、距離とるしかないか。」
【美咲】「でも、他のママ友さんたちに変に思われないかな?」
【俊】「じゃ、先に言っちゃえば。」
【美咲】「そうね、ホストクラブに誘われて困ってるくらいに言っておけばいいかな。」
【俊】「そうだね、根回しは大事だね。」
【美咲】「おおげさね。」
【俊】「そう?」
【美咲】「あ、プレイしばらく控えて方がいいかな?」
【俊】「ああ、それは俺の方で話しておくよ。」
【美咲】「わかったわ。」
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