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2章ダンジョンへ向かおう
再来の覇鬼
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何度も。何度も。
跳躍して、着地し、潰した。
カバーニは呻き声を上げる。
すると、マシュが涙を浮かべた目を見開き、叫ぶ。
「アル!!!!!!」
シルバディウスは覇鬼に急接近し、龍王大剣で突き出す。
「雷神!!!!」
雷の閃光が走る。
覇鬼は金棒で雷を弾く。
瞬時にシルバディウスは覇鬼の背後に回り、頭部に手をかざす。
「絶対零度《アイスノン》!!!!」
凍り始めるが、すぐに水になり、やはり魔術は効かない。
無理だ。
シルバディウスは金棒の一振りを頭部に受けて、真下に墜落する。
覇鬼は落下していくシルバディウスを追いかけてくる。
潰す気だ。完全に殺す。
瞬間、蒼幻影から高速で二機の元へ、即座にシールドを展開する。
「防御障壁《ミラーフォレスト》!!!!」
真上から覇鬼が落下し、シールドと覇鬼が激突する。
「ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!」
瞬間、覇鬼の前方から巨大砲弾が放たれた。
「ピィィィィキィィィィィィィ!!!!」
眩い光と凄まじい爆発と風圧が発生する。
覇鬼は赤い巨眼を見開き、全身に爆発浴び、吹き飛ばされる。
「ズズズズズズズズ!!!!!!」
地面に砂塵が舞い上がり、転がる覇鬼。
即座に蒼幻影は二機を魔力で持ち上げて、後退する。
その後ろには大型砲弾戦車《バルハン》の上に乗った白翼《ハクヨク》の騎士装甲。
「大変な事になっているようだね……トーマス・アルは戦意喪失かい?」
「シャルマン!!」
マシュを驚く。
俺は一時気絶していたが、目を覚ます。
「今回無理だ……正直覇鬼は俺は無理だ」
「ずいぶん弱気だね? 黒翼《コクヨク》ならば倒せるんじゃないか?」
「力の解放はできない……俺の体が持たない」
「そうかい……仕方ない……こちらは僕がやるよ」
シャルマンは顎を触りながら、頷く。
すると、レッドアルバローザが立ち上がる。
カバーニが息を切らしながら、きつめに言う。
「逃げるんか? アル? そんな逃げ腰なら仲間を守る資格ねぇーや……今すぐワイのパーティーから抜けろや」
すると、マシュが声を荒げる。
「カバーニ!! そんな言い方ないでしょ? アルは頑張っているわ……今回は相手が強過ぎるわ」
「黙ってろや!! これはアルに言ってるんや!!」
はぁ……。
全くこいつ。何も分かってない。
だが、こんな弱い奴が仲間なんて守れる訳がない、パーティーのリーダーを務める資格なんてないよな。
俺が何も分かっていなかった。
「そうだな……カバーニ……行くぞ」
シルバディウスは立ち上がる。
カバーニは笑みを浮かべる。
「さすが……ワイのリーダーや」
「カバーニ……」
マシュは目を細める。
シャルマンも笑みを浮かべる。
「さて、倒しに行こうか? 覇鬼《バーサーカー》を」
跳躍して、着地し、潰した。
カバーニは呻き声を上げる。
すると、マシュが涙を浮かべた目を見開き、叫ぶ。
「アル!!!!!!」
シルバディウスは覇鬼に急接近し、龍王大剣で突き出す。
「雷神!!!!」
雷の閃光が走る。
覇鬼は金棒で雷を弾く。
瞬時にシルバディウスは覇鬼の背後に回り、頭部に手をかざす。
「絶対零度《アイスノン》!!!!」
凍り始めるが、すぐに水になり、やはり魔術は効かない。
無理だ。
シルバディウスは金棒の一振りを頭部に受けて、真下に墜落する。
覇鬼は落下していくシルバディウスを追いかけてくる。
潰す気だ。完全に殺す。
瞬間、蒼幻影から高速で二機の元へ、即座にシールドを展開する。
「防御障壁《ミラーフォレスト》!!!!」
真上から覇鬼が落下し、シールドと覇鬼が激突する。
「ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!」
瞬間、覇鬼の前方から巨大砲弾が放たれた。
「ピィィィィキィィィィィィィ!!!!」
眩い光と凄まじい爆発と風圧が発生する。
覇鬼は赤い巨眼を見開き、全身に爆発浴び、吹き飛ばされる。
「ズズズズズズズズ!!!!!!」
地面に砂塵が舞い上がり、転がる覇鬼。
即座に蒼幻影は二機を魔力で持ち上げて、後退する。
その後ろには大型砲弾戦車《バルハン》の上に乗った白翼《ハクヨク》の騎士装甲。
「大変な事になっているようだね……トーマス・アルは戦意喪失かい?」
「シャルマン!!」
マシュを驚く。
俺は一時気絶していたが、目を覚ます。
「今回無理だ……正直覇鬼は俺は無理だ」
「ずいぶん弱気だね? 黒翼《コクヨク》ならば倒せるんじゃないか?」
「力の解放はできない……俺の体が持たない」
「そうかい……仕方ない……こちらは僕がやるよ」
シャルマンは顎を触りながら、頷く。
すると、レッドアルバローザが立ち上がる。
カバーニが息を切らしながら、きつめに言う。
「逃げるんか? アル? そんな逃げ腰なら仲間を守る資格ねぇーや……今すぐワイのパーティーから抜けろや」
すると、マシュが声を荒げる。
「カバーニ!! そんな言い方ないでしょ? アルは頑張っているわ……今回は相手が強過ぎるわ」
「黙ってろや!! これはアルに言ってるんや!!」
はぁ……。
全くこいつ。何も分かってない。
だが、こんな弱い奴が仲間なんて守れる訳がない、パーティーのリーダーを務める資格なんてないよな。
俺が何も分かっていなかった。
「そうだな……カバーニ……行くぞ」
シルバディウスは立ち上がる。
カバーニは笑みを浮かべる。
「さすが……ワイのリーダーや」
「カバーニ……」
マシュは目を細める。
シャルマンも笑みを浮かべる。
「さて、倒しに行こうか? 覇鬼《バーサーカー》を」
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