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1章女神の願い
1章35話魔王やりたいほうだい
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「何?」
その瞬間、黒い虫が一斉に蠢き、前方へと去って行く。
あの黒い虫の正体は蟻だった。
そして、二人の不良男の頭は光沢のあるツルピカになり、髪の毛の残骸も見当たらない。
「何て……卑劣なの」
アカリは怒りでその場を後にし、落胆しながら、とぼとぼと歩く。
後ろから騒ぎ出す野次馬の声と不気味に鳴り響く怪しげなサイレンの音が更に恐怖を駆りてる
*
そして、今まで胃のムカつきを晴らした魔王は鼻歌混じりに、奥の繁華街を歩き、気分が良いのか、たこ焼きを購入し、それを食べていた。
「いらっしゃい!」
「どうよ? 兄さん? 可愛い子いるよ?」
「クックックッ」
やがて、夕方になり、妖しげなお店も開店を始める。
そこへ、一際大きな赤色の遊郭があった。
まるで、竜宮城のような建前。
格子状の中からピンク色が溢れ出し、性欲を刺激する。
その中には天衣のドレスを着た美女達が座っていた。
薄化粧、香水は控えめで、生粋の美女達。
艶やかな、ぷるんとした唇から舌をぺろりと出す。
チラチラと見える女の白い谷間で男達を誘惑し、店内に足を運ばせるのだ。
すると、魔王は笑みを浮かべる。
「いいこと思いついた」
魔王ならば酒池肉林を謳歌するのは当然さ。
真っ先に店内に入ると、黒服強面の男達が立ちふさがった。
黒のサングラス、筋肉が隆起した大柄な体格は見るもの圧倒される。
しかし、魔王も線は細いがそれなりの身長と強烈な殺気がある。
魔王は無表情で、問い掛ける。
「何だ」
「ここはVIP御用達のお店なのです。見たところ、初見でいらっしゃいますね?」
「失せろ」
魔王はその瞬間、両手から鉄の弾丸を発し、黒服の男の顔にぶち込み、気絶させた。
当分は起き上がりはしない。
見つからないように後を追うアカリ。
その瞬間、黒い虫が一斉に蠢き、前方へと去って行く。
あの黒い虫の正体は蟻だった。
そして、二人の不良男の頭は光沢のあるツルピカになり、髪の毛の残骸も見当たらない。
「何て……卑劣なの」
アカリは怒りでその場を後にし、落胆しながら、とぼとぼと歩く。
後ろから騒ぎ出す野次馬の声と不気味に鳴り響く怪しげなサイレンの音が更に恐怖を駆りてる
*
そして、今まで胃のムカつきを晴らした魔王は鼻歌混じりに、奥の繁華街を歩き、気分が良いのか、たこ焼きを購入し、それを食べていた。
「いらっしゃい!」
「どうよ? 兄さん? 可愛い子いるよ?」
「クックックッ」
やがて、夕方になり、妖しげなお店も開店を始める。
そこへ、一際大きな赤色の遊郭があった。
まるで、竜宮城のような建前。
格子状の中からピンク色が溢れ出し、性欲を刺激する。
その中には天衣のドレスを着た美女達が座っていた。
薄化粧、香水は控えめで、生粋の美女達。
艶やかな、ぷるんとした唇から舌をぺろりと出す。
チラチラと見える女の白い谷間で男達を誘惑し、店内に足を運ばせるのだ。
すると、魔王は笑みを浮かべる。
「いいこと思いついた」
魔王ならば酒池肉林を謳歌するのは当然さ。
真っ先に店内に入ると、黒服強面の男達が立ちふさがった。
黒のサングラス、筋肉が隆起した大柄な体格は見るもの圧倒される。
しかし、魔王も線は細いがそれなりの身長と強烈な殺気がある。
魔王は無表情で、問い掛ける。
「何だ」
「ここはVIP御用達のお店なのです。見たところ、初見でいらっしゃいますね?」
「失せろ」
魔王はその瞬間、両手から鉄の弾丸を発し、黒服の男の顔にぶち込み、気絶させた。
当分は起き上がりはしない。
見つからないように後を追うアカリ。
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