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第二部 魔法少女は、ふたつの世界を天秤にかける
第13話 狩る側の魔法少女たち その二
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突如姿を現し、いつきに襲いかかったボルーク。
その巨体からは通常の野生動物では有り得ないはずの魔力を感じる。
いつきの無事を確認した白音は、この危険なボルークを狩るべく対峙した。
「これは危険ね。絶対放置しておけない」
この異世界の動植物は高度に発達すると、希に体内に魔力発生器官、すなわち魔核を発生させて凶暴化することがある。
『魔獣化』と呼ばれて恐れられている現象だ。
現象としては白音たちが星石を得て魔法少女になるのと似ているが、こちらは大気中の魔力を取り込んで、それに適応進化しているのだろうと考えられている。
星石ではなく、濃縮されたエーテルが結晶化して魔核の形を取るのだ。
『魔獣化』した生物は、もはや別物と呼べるほどの強力な個体へと変貌する。
目の前のボスボルークにはその予兆が現れているのだ。
そして突然魔力に目覚めた生物は、体内を駆け巡る未知の力が理解できず、翻弄されて、そのほとんどが凶暴化してしまう。
この魔物を放置すれば、いずれ恐るべき怪物へと成長するだろう。
魔力を持たない人族の集落などあっという間に壊滅させてしまうはずだ。
小山のような巨体でありながら、気配の殺し方が完璧だった。
多分自然の技ではないだろう。
魔法に近い技のように白音には思えた。
それに先程切りつけた時の手応えからすれば、魔法に対する防御もできるらしい。
ちびそらが目を覚ましてくれたことは泣きそうになるくらい嬉しいのだが、今はそれどころではない。
「とにかくこのバアムに集中するわ。それ以外のことは後で!」
「頑張れ!!」
胸の谷間からちびそらが声をかけてくれた。
その頭を人差し指の腹で軽く撫でる。
白音がふーっと息を吐きながら全身に気迫を込めると、それに呼応してボルークも突進の構えに入った。
白音の魔力が高まるのを、ボルークは感じ取っているのだ。
先日のランドルメアとの戦いのことが少しだけ白音の脳裏に過ぎる。
あの時はコスチュームを角で引っかけられて宙を舞った。
食料として狩るつもりが、危うく食べられるところだった。
「あんな格好悪いとこ、うちの子たちに見せるわけにいかないのっ!!」
『うちの子たち』と呼ばれて、いつきとリプリンが思わず「にへっ」と笑った。
ふたりは白音の勝利を信じて少しも疑っていない。
安心して戦いを見守っていた。
観衆の数は圧倒的に向こう側が多いが、信頼の厚さはこちらの方が遥かに上だろう。
「あなた、固いわね。でも、要するに、わたしの剣がそれより上ならいいんでしょ? そういう勝負は得意なのよ。三重増幅強化!!」
ボルークに語りかけるようにそう言って白音は、さらに強化の倍率を上げた。
リーパーの効果を高めていくと、同じ魔法が何度も増幅されては入力される、という循環が体内で起こる。
それは意図的に魔力の暴走を起こすようなものであるため、どうしても白音の体にかかる負担は跳ね上がる。
しかし今の白音なら、自分ひとりに三重増幅をかける分には何とか耐えられる。
自身には三重増幅を、いつきとリプリンには身を守ってもらうための二重増幅を施す。
それぞれの対象によって魔法の強度を変えられるようになったことで、可能になった技だった。
お互いが驚異的なエネルギーをその内に秘めながら、静かに白音とボルークが対峙する。
動けば一瞬で片がつくことを知っているからこそ、両者は激突のタイミングを慎重に探り合っていた。
やがて、先に動いたのはボルークの方だった。
2トンを超すであろう巨体が、地鳴りのような音を立てて揺れる。
臨戦態勢を長時間維持するのは、巨体のボルークにとっては消耗が激しい。
それに、ボルークが勝利するためには、自身の攻撃を白音という小さくて素早い標的に先に届かせる必要がある。
一歩でも先んじて動かなければならなかったのだ。
しかしこのボルークの突進には致命的な欠点があり、白音は既にそれを見抜いていた。
初動が遅いのである。
いかに魔法的な進化を経て強大な脚力を得たと言えども、その巨体がトップスピードに達するにはそれなりに時間がかかってしまう。
ボルークが白音を見据えて一歩目を踏み出そうとした瞬間、それを待っていた白音は翼を開いた。
そして迎え撃つどころか逆に、ボルークに向かって飛び出した。
翼の魔法による爆発的な加速力で水面すれすれを低空飛行し、空間を切り取ったのかと思うような速度であっという間に肉迫する。
ボルークが踏み出した一歩目の足がまだ水面に着く前に、白音はその真横に到達してしまっていた。
もちろん欠点だったからといって、それを突くような真似ができる者もそうはいない。
白音は、渾身の力を込めて光の剣を振り抜いた。
ボルークは、おのが敗北を知る前にその命を絶たれた。
白音は頸動脈を正確に狙ったつもりだったのだが、斬撃の威力があまりに高すぎてボルークの頚部が完全に両断されてしまった。
巨大な敵を相手に手加減などできなかったし、するつもりもなかった。
群れを率いたボスに、敬意を表した本気の一撃だった。
明らかに白音の身長よりも大きなボルークの頭部が、大きく刎ね跳んだ。
いつきとリプリンには、正直なところ何が起こったのかよく分からなかった。
ボルークが動き始めたと思ったら、白音の姿が爆音と共に忽然と消えた。
そして気がついたらボルークの首が刎ねられてしまっていた。
それだけしか認識できなかった。
白音がふーっと息を吐き出す。
またこれより大きな奴が現れたりしないよねと思いながら油断無く周囲を見回す。
もはや可愛いサイズにすら思える他のボルークたちは、ボスが倒されたのを見て一斉に逃げ出していた。
他に何か潜んでいるような気配がないことを慎重に探ってから、白音はリーパーを解いた。
ちびそらが白音の胸元から首を伸ばして、倒した巨大ボルークを観察している。
彼女からすれば、何千倍では利かない大きさがありそうだ。
「ビタミンB1補給」
ちびそらは現状をそのように分析したらしい。
宣言するようにそう言った。
いつきは一瞬、ちびそらが壊れておかしなことを言い始めたのかと思ってドキッとした。
しかし白音はその言葉を肯定して頷いた
「ええ、そう」
やはりちびそらも気づいていたようだった。
メイアの父親ニコラスが歩けなくなった理由。
それは肉類の摂取不足によるビタミンB1の欠乏にあるのではないかと白音は推測していた。
そしてこのまま食糧不足が続けば、いずれ村全体に同様の症状が広がってしまう可能性が高い。
ちびそらは今のこの状況を見て、『ニコラスの現状を認識した白音が、彼らに肉を食べさせるためにボルークを狩りに来た』と判断したのだろう。
細部は異なるが、おおむねそれで合っている。
「ビタミン……っすか?」
いつきにすれば、ビタミンと言えばエレスケのみんなが美容のためにと飲んでいたサプリメントくらいのものである。
不足すれば歩けなくなってしまうとは知らなかった。
「ええ。ちびそらちゃんもそう判断してたんなら間違いなさそう。詳しくはまた帰ってから説明するね」
「あ、そ、そうっすね」
巨大なボルークの亡骸二体を前にして、血まみれ、泥まみれで語ることでもないだろう。
「リプリン、ちょっと大きいけど、全部いける?」
「あーい! いただき…………食べないよ?」
「ええ、お願いね。ほんとに」
リプリンにとってはビタミンと言えば、だいたいは美味しい食べ物に入っているもののことだ。
これは期待できそうなので全部持って帰らねば、と張り切っている。
二体のボルークは合計で3トンに迫る重量だろう。
リプリンはその全てを包み込めそうなほどの大きさに膨れあがった。
白音は大型バスくらいの大きさになったリプリンを見上げながら、本当にどこまで大きくなれるんだろうかと思った。
機会があれば確かめてみたくなった。
そして、リーパーを使えばさらにいけるのかも、と余計なことも思いついてしまった。
その巨体からは通常の野生動物では有り得ないはずの魔力を感じる。
いつきの無事を確認した白音は、この危険なボルークを狩るべく対峙した。
「これは危険ね。絶対放置しておけない」
この異世界の動植物は高度に発達すると、希に体内に魔力発生器官、すなわち魔核を発生させて凶暴化することがある。
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現象としては白音たちが星石を得て魔法少女になるのと似ているが、こちらは大気中の魔力を取り込んで、それに適応進化しているのだろうと考えられている。
星石ではなく、濃縮されたエーテルが結晶化して魔核の形を取るのだ。
『魔獣化』した生物は、もはや別物と呼べるほどの強力な個体へと変貌する。
目の前のボスボルークにはその予兆が現れているのだ。
そして突然魔力に目覚めた生物は、体内を駆け巡る未知の力が理解できず、翻弄されて、そのほとんどが凶暴化してしまう。
この魔物を放置すれば、いずれ恐るべき怪物へと成長するだろう。
魔力を持たない人族の集落などあっという間に壊滅させてしまうはずだ。
小山のような巨体でありながら、気配の殺し方が完璧だった。
多分自然の技ではないだろう。
魔法に近い技のように白音には思えた。
それに先程切りつけた時の手応えからすれば、魔法に対する防御もできるらしい。
ちびそらが目を覚ましてくれたことは泣きそうになるくらい嬉しいのだが、今はそれどころではない。
「とにかくこのバアムに集中するわ。それ以外のことは後で!」
「頑張れ!!」
胸の谷間からちびそらが声をかけてくれた。
その頭を人差し指の腹で軽く撫でる。
白音がふーっと息を吐きながら全身に気迫を込めると、それに呼応してボルークも突進の構えに入った。
白音の魔力が高まるのを、ボルークは感じ取っているのだ。
先日のランドルメアとの戦いのことが少しだけ白音の脳裏に過ぎる。
あの時はコスチュームを角で引っかけられて宙を舞った。
食料として狩るつもりが、危うく食べられるところだった。
「あんな格好悪いとこ、うちの子たちに見せるわけにいかないのっ!!」
『うちの子たち』と呼ばれて、いつきとリプリンが思わず「にへっ」と笑った。
ふたりは白音の勝利を信じて少しも疑っていない。
安心して戦いを見守っていた。
観衆の数は圧倒的に向こう側が多いが、信頼の厚さはこちらの方が遥かに上だろう。
「あなた、固いわね。でも、要するに、わたしの剣がそれより上ならいいんでしょ? そういう勝負は得意なのよ。三重増幅強化!!」
ボルークに語りかけるようにそう言って白音は、さらに強化の倍率を上げた。
リーパーの効果を高めていくと、同じ魔法が何度も増幅されては入力される、という循環が体内で起こる。
それは意図的に魔力の暴走を起こすようなものであるため、どうしても白音の体にかかる負担は跳ね上がる。
しかし今の白音なら、自分ひとりに三重増幅をかける分には何とか耐えられる。
自身には三重増幅を、いつきとリプリンには身を守ってもらうための二重増幅を施す。
それぞれの対象によって魔法の強度を変えられるようになったことで、可能になった技だった。
お互いが驚異的なエネルギーをその内に秘めながら、静かに白音とボルークが対峙する。
動けば一瞬で片がつくことを知っているからこそ、両者は激突のタイミングを慎重に探り合っていた。
やがて、先に動いたのはボルークの方だった。
2トンを超すであろう巨体が、地鳴りのような音を立てて揺れる。
臨戦態勢を長時間維持するのは、巨体のボルークにとっては消耗が激しい。
それに、ボルークが勝利するためには、自身の攻撃を白音という小さくて素早い標的に先に届かせる必要がある。
一歩でも先んじて動かなければならなかったのだ。
しかしこのボルークの突進には致命的な欠点があり、白音は既にそれを見抜いていた。
初動が遅いのである。
いかに魔法的な進化を経て強大な脚力を得たと言えども、その巨体がトップスピードに達するにはそれなりに時間がかかってしまう。
ボルークが白音を見据えて一歩目を踏み出そうとした瞬間、それを待っていた白音は翼を開いた。
そして迎え撃つどころか逆に、ボルークに向かって飛び出した。
翼の魔法による爆発的な加速力で水面すれすれを低空飛行し、空間を切り取ったのかと思うような速度であっという間に肉迫する。
ボルークが踏み出した一歩目の足がまだ水面に着く前に、白音はその真横に到達してしまっていた。
もちろん欠点だったからといって、それを突くような真似ができる者もそうはいない。
白音は、渾身の力を込めて光の剣を振り抜いた。
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白音は頸動脈を正確に狙ったつもりだったのだが、斬撃の威力があまりに高すぎてボルークの頚部が完全に両断されてしまった。
巨大な敵を相手に手加減などできなかったし、するつもりもなかった。
群れを率いたボスに、敬意を表した本気の一撃だった。
明らかに白音の身長よりも大きなボルークの頭部が、大きく刎ね跳んだ。
いつきとリプリンには、正直なところ何が起こったのかよく分からなかった。
ボルークが動き始めたと思ったら、白音の姿が爆音と共に忽然と消えた。
そして気がついたらボルークの首が刎ねられてしまっていた。
それだけしか認識できなかった。
白音がふーっと息を吐き出す。
またこれより大きな奴が現れたりしないよねと思いながら油断無く周囲を見回す。
もはや可愛いサイズにすら思える他のボルークたちは、ボスが倒されたのを見て一斉に逃げ出していた。
他に何か潜んでいるような気配がないことを慎重に探ってから、白音はリーパーを解いた。
ちびそらが白音の胸元から首を伸ばして、倒した巨大ボルークを観察している。
彼女からすれば、何千倍では利かない大きさがありそうだ。
「ビタミンB1補給」
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宣言するようにそう言った。
いつきは一瞬、ちびそらが壊れておかしなことを言い始めたのかと思ってドキッとした。
しかし白音はその言葉を肯定して頷いた
「ええ、そう」
やはりちびそらも気づいていたようだった。
メイアの父親ニコラスが歩けなくなった理由。
それは肉類の摂取不足によるビタミンB1の欠乏にあるのではないかと白音は推測していた。
そしてこのまま食糧不足が続けば、いずれ村全体に同様の症状が広がってしまう可能性が高い。
ちびそらは今のこの状況を見て、『ニコラスの現状を認識した白音が、彼らに肉を食べさせるためにボルークを狩りに来た』と判断したのだろう。
細部は異なるが、おおむねそれで合っている。
「ビタミン……っすか?」
いつきにすれば、ビタミンと言えばエレスケのみんなが美容のためにと飲んでいたサプリメントくらいのものである。
不足すれば歩けなくなってしまうとは知らなかった。
「ええ。ちびそらちゃんもそう判断してたんなら間違いなさそう。詳しくはまた帰ってから説明するね」
「あ、そ、そうっすね」
巨大なボルークの亡骸二体を前にして、血まみれ、泥まみれで語ることでもないだろう。
「リプリン、ちょっと大きいけど、全部いける?」
「あーい! いただき…………食べないよ?」
「ええ、お願いね。ほんとに」
リプリンにとってはビタミンと言えば、だいたいは美味しい食べ物に入っているもののことだ。
これは期待できそうなので全部持って帰らねば、と張り切っている。
二体のボルークは合計で3トンに迫る重量だろう。
リプリンはその全てを包み込めそうなほどの大きさに膨れあがった。
白音は大型バスくらいの大きさになったリプリンを見上げながら、本当にどこまで大きくなれるんだろうかと思った。
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