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第二部 魔法少女は、ふたつの世界を天秤にかける
第10話 旅立ち(クエスト) その三
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雑貨店兼奴隷商の店主が用意してくれた馬車は、かなり上質なものだった。
しかし、見た目はそう感じないように偽装が施されている。
「あまり上等そうに見えないように偽装してくれたのもサービス?」
「ああ。金持ってそうに見えたら襲われるだろ?」
「ええ、確かに」
「そしたら襲った奴が可哀想じゃないか」
「…………」
白音も店主の言うとおりだと思う。
いつきやリプリンを守らなければいけないから、もし山賊なんかに襲われたら手加減はできない。
相手が可哀想なことになると思う。
「うーん……」
白音は少し考えた。
「おや、勘が外れちまったかな?」
店主が頭を掻いた。
彼はほぼ確信して白音たちが馬車を欲しがると踏んでいたようだ。
そのために急いで整備を済ませておいたのだろう。
実のところ、白音も馬車を手に入れるべきかもしれないと考えてはいたのだ。
このまま身軽でいた方が白音の翼が生かせるので機動力はある。
しかし仲間と合流できた後のことを考えると、これ以上の人数を抱えて飛ぶのは難しい。
移動手段が必要になるだろうから、手に入れられる時に馬車を調達しておいた方がいいのかもしれない。
「いえ、うん。有り難く買わせていただくわ」
白音は決めた。
この店主には商人としての確かな先見の明がある。
この人が必要になると読んだのなら、きっとそれが正しい選択なのだと思えた。
「それでおいくら?」
いつきのことも考えると、多少吹っかけられても致し方ないところだろう。
「さっきも言ったが、売れ残りの馬車なんでね」
そう言って店主が提示したのは、普通の馬車が買えるくらいの金額に、整備料金を加えた程度のものだった。
「いつきちゃんのことがあるのに、そんなのでいいの?」
「あんたらが買ってくれなけりゃ、多分次の物好きなはぐれ召喚者が現れるまで売れ残るだろうからな。寝かせておくくらいならさっさと金に換えて、それを元手に別口で儲けを出した方が得なのさ」
(なんだか株で儲けた人とかが言いそうなこと言ってる)と白音は思った。
「それに言ったろ? これは先行投資だって。この取り引きは俺にとっても悪いもんじゃないのさ」
「分かったわ。有り難くその条件で受けさせてもらうわ。その投資が高配当になるよう努力するわね」
白音と店主は、商談成立の握手を交わした。
「もしかしたらうちも、困ったときには怪物退治でも依頼するかもしれないしな」
やはりこの町は情報が回るのが早い。
SNSもないのに、もう店主は昨日の怪物退治の話を知っているらしかった。
この店主の商売の感覚は、現世界人に近いのかもしれない。
そんな頼まれ方をすれば、白音も都合さえ合えば依頼を引き受けたいという気になっていた。
昨日の奴隷商よりも、懐に入り込むのが上手い。
「馬はリックたちのを使うといい。この前も言ったが、あいつらあれでもこの町一番の勢力だったからな。いい馬使ってたんだ。中でも一番良さそうなのを二頭だけ、買い取り代金には含めてないからまだあんたらのもんだ」
折良く、二頭の馬が中庭に引き出されてくるところだった。
店主は頷いて「あれだよ」と言った。
白音も多少は馬の目利きができる。
リックたちが使っていた時から、いい馬ばかりだなとは思っていた。
特に馬車を引いていた二頭が、力強くてよく働いてくれそうな重種――馬車や軍馬に用いられる大型の馬――だと思っていた。
その二頭の馬が綺麗に手入れをされて、馬車用のハーネスも既に装着されている。
初めからすべて店主の手のひらの上、という感じだった。
でも、白音も決して悪い気分ではない。これで店の方にもちゃんと利益があるのなら、双方幸せになれるいい取り引きだろう。
白音は改めてこの店主のことを、相当なやり手の商人だなと感じた。
「馬車の準備をさせておくよ。すぐ使うだろ? それじゃ中で代金渡そうか」
◇
商談室ではナンパ師の青年が、言われたとおり代金の革袋を用意して待っていた。
白音たちの姿を見ると、満面の笑顔で「おかえり」と言ってくれた。
彼の屈託のない顔を見ると、白音はなんだかほっとした。
ぴりっとした商談の後の箸休めに、丁度いいのかもしれない。
代金は革袋三つに小分けにされていたが、それでもずしりと重かった。
例によって一部を銀貨にしてくれているらしい。
白音にとっては、実際の重量よりもさらに重みを感じるお金だった。
「ありがとう。大事に使わせてもらうわ」
リプリンがその革袋をおなかに入れようとしたのだが、白音が慌てて止める。
(あまり人前ではやらない方がいいわ。手の内を見せないようにね)
小声で囁くと、リプリンも小声で返す。
(あーい。おなかの中で金貨の数数えてあげようと思ったんだけど)
リプリンにはまだまだ隠し機能があるらしい。
店主はそんなふたりのやり取りに少し怪訝な顔をしたが、気にせず話を続けた。
「それで、これからどうするんだ。あと六人捜さないといけないんだろ?」
「んー……そうね、どこか情報が集まってくる大きな街へ向かいたいんだけど、いいところ知らないかしら?」
「ああ、そりゃあ『カルチェジャポネ』だろうな。てっきり向かうもんだと思ってたんだが……。そうか、まだそこら辺のところはよく知らないんだな。まあ、こっちの世界に来たばかりなら無理もないか」
来たばかりというと少し違うのだが、白音にはひと世代前の記憶しか無い。
だから激変してしまったこの世界の情勢を、まずは知る必要があった。
「この前の地図はあるかい?」
店主が白音に、一昨日の地図を出すように言った。
サービスで彼がくれたものだ。
「ここがそのカルチェジャポネだな」
店主が地図の上で指し示した場所は、この町からずっと南に離れているようだった。
白音はその名前を聞いて、現世界のパリにある『カルチェラタン』という地区のことを思い出していた。
邦訳すれば『ラテン語地区』というような意味になるだろうか。
『カルチェラタン』では往時、学者や学生たちが最先端の話題をラテン語で話し合っていたのだという。
つまりラテン語を話している人間が最も進歩的だった、ということをその言葉は示唆している。
『カルチェジャポネ』が召喚英雄によって名付けられたものならば、それを模しているように思える。
おそらく、「日本語を話す人々が集まる、技術や文化の最先端の地」とでも言いたいのだろう。
やや、気取りが覗える名前だと白音は感じた。
「この町から見ればほぼ真南になる。道は悪くないから大きな馬車でも平気だ。あの馬車なら十日ほどの距離だな」
地図には道に迷わないための目印が、あちらこちらに書き加えられている。
街道というほどではないが、商路が確保されているようだった。
途中にも小さな集落が点在しているのが見て取れる。
「ああ……。ここが、そうなのね…………」
白音は、カルチェジャポネを示すバツ印の位置に思い当たるものがあった。
そこは、かつての魔族の王都があった場所だ。
白音の記憶の中にある王都は、自然豊かな美しい都だった。
だが人族との戦争で、そこは一度破壊し尽くされている。
人族が行う英雄召喚によって魔族が劣勢になってから、早々に攻め落とされたのだ。
地勢的に人族の領土と接するように存在していたので、真っ先に狙われることは分かっていた。
白音は、当時のことをよく覚えている。
住むところをすべて焼き払われた魔族たちは、都を捨てざるを得なかった。
北へと逃げ延びて、仮初めの地に都を遷すことを余儀なくされている。
デイジーは魔族随一の戦士などと持ち上げられながら、強力な召喚英雄たちの軍隊を相手に何もできなかった。
惨めな思いで己の無力を噛みしめ、ただこそこそと逃げ出しただけだった。
王族の命を守れただけでも奇跡だったと思えるような、酷い戦いだった。
しかし、見た目はそう感じないように偽装が施されている。
「あまり上等そうに見えないように偽装してくれたのもサービス?」
「ああ。金持ってそうに見えたら襲われるだろ?」
「ええ、確かに」
「そしたら襲った奴が可哀想じゃないか」
「…………」
白音も店主の言うとおりだと思う。
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相手が可哀想なことになると思う。
「うーん……」
白音は少し考えた。
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店主が頭を掻いた。
彼はほぼ確信して白音たちが馬車を欲しがると踏んでいたようだ。
そのために急いで整備を済ませておいたのだろう。
実のところ、白音も馬車を手に入れるべきかもしれないと考えてはいたのだ。
このまま身軽でいた方が白音の翼が生かせるので機動力はある。
しかし仲間と合流できた後のことを考えると、これ以上の人数を抱えて飛ぶのは難しい。
移動手段が必要になるだろうから、手に入れられる時に馬車を調達しておいた方がいいのかもしれない。
「いえ、うん。有り難く買わせていただくわ」
白音は決めた。
この店主には商人としての確かな先見の明がある。
この人が必要になると読んだのなら、きっとそれが正しい選択なのだと思えた。
「それでおいくら?」
いつきのことも考えると、多少吹っかけられても致し方ないところだろう。
「さっきも言ったが、売れ残りの馬車なんでね」
そう言って店主が提示したのは、普通の馬車が買えるくらいの金額に、整備料金を加えた程度のものだった。
「いつきちゃんのことがあるのに、そんなのでいいの?」
「あんたらが買ってくれなけりゃ、多分次の物好きなはぐれ召喚者が現れるまで売れ残るだろうからな。寝かせておくくらいならさっさと金に換えて、それを元手に別口で儲けを出した方が得なのさ」
(なんだか株で儲けた人とかが言いそうなこと言ってる)と白音は思った。
「それに言ったろ? これは先行投資だって。この取り引きは俺にとっても悪いもんじゃないのさ」
「分かったわ。有り難くその条件で受けさせてもらうわ。その投資が高配当になるよう努力するわね」
白音と店主は、商談成立の握手を交わした。
「もしかしたらうちも、困ったときには怪物退治でも依頼するかもしれないしな」
やはりこの町は情報が回るのが早い。
SNSもないのに、もう店主は昨日の怪物退治の話を知っているらしかった。
この店主の商売の感覚は、現世界人に近いのかもしれない。
そんな頼まれ方をすれば、白音も都合さえ合えば依頼を引き受けたいという気になっていた。
昨日の奴隷商よりも、懐に入り込むのが上手い。
「馬はリックたちのを使うといい。この前も言ったが、あいつらあれでもこの町一番の勢力だったからな。いい馬使ってたんだ。中でも一番良さそうなのを二頭だけ、買い取り代金には含めてないからまだあんたらのもんだ」
折良く、二頭の馬が中庭に引き出されてくるところだった。
店主は頷いて「あれだよ」と言った。
白音も多少は馬の目利きができる。
リックたちが使っていた時から、いい馬ばかりだなとは思っていた。
特に馬車を引いていた二頭が、力強くてよく働いてくれそうな重種――馬車や軍馬に用いられる大型の馬――だと思っていた。
その二頭の馬が綺麗に手入れをされて、馬車用のハーネスも既に装着されている。
初めからすべて店主の手のひらの上、という感じだった。
でも、白音も決して悪い気分ではない。これで店の方にもちゃんと利益があるのなら、双方幸せになれるいい取り引きだろう。
白音は改めてこの店主のことを、相当なやり手の商人だなと感じた。
「馬車の準備をさせておくよ。すぐ使うだろ? それじゃ中で代金渡そうか」
◇
商談室ではナンパ師の青年が、言われたとおり代金の革袋を用意して待っていた。
白音たちの姿を見ると、満面の笑顔で「おかえり」と言ってくれた。
彼の屈託のない顔を見ると、白音はなんだかほっとした。
ぴりっとした商談の後の箸休めに、丁度いいのかもしれない。
代金は革袋三つに小分けにされていたが、それでもずしりと重かった。
例によって一部を銀貨にしてくれているらしい。
白音にとっては、実際の重量よりもさらに重みを感じるお金だった。
「ありがとう。大事に使わせてもらうわ」
リプリンがその革袋をおなかに入れようとしたのだが、白音が慌てて止める。
(あまり人前ではやらない方がいいわ。手の内を見せないようにね)
小声で囁くと、リプリンも小声で返す。
(あーい。おなかの中で金貨の数数えてあげようと思ったんだけど)
リプリンにはまだまだ隠し機能があるらしい。
店主はそんなふたりのやり取りに少し怪訝な顔をしたが、気にせず話を続けた。
「それで、これからどうするんだ。あと六人捜さないといけないんだろ?」
「んー……そうね、どこか情報が集まってくる大きな街へ向かいたいんだけど、いいところ知らないかしら?」
「ああ、そりゃあ『カルチェジャポネ』だろうな。てっきり向かうもんだと思ってたんだが……。そうか、まだそこら辺のところはよく知らないんだな。まあ、こっちの世界に来たばかりなら無理もないか」
来たばかりというと少し違うのだが、白音にはひと世代前の記憶しか無い。
だから激変してしまったこの世界の情勢を、まずは知る必要があった。
「この前の地図はあるかい?」
店主が白音に、一昨日の地図を出すように言った。
サービスで彼がくれたものだ。
「ここがそのカルチェジャポネだな」
店主が地図の上で指し示した場所は、この町からずっと南に離れているようだった。
白音はその名前を聞いて、現世界のパリにある『カルチェラタン』という地区のことを思い出していた。
邦訳すれば『ラテン語地区』というような意味になるだろうか。
『カルチェラタン』では往時、学者や学生たちが最先端の話題をラテン語で話し合っていたのだという。
つまりラテン語を話している人間が最も進歩的だった、ということをその言葉は示唆している。
『カルチェジャポネ』が召喚英雄によって名付けられたものならば、それを模しているように思える。
おそらく、「日本語を話す人々が集まる、技術や文化の最先端の地」とでも言いたいのだろう。
やや、気取りが覗える名前だと白音は感じた。
「この町から見ればほぼ真南になる。道は悪くないから大きな馬車でも平気だ。あの馬車なら十日ほどの距離だな」
地図には道に迷わないための目印が、あちらこちらに書き加えられている。
街道というほどではないが、商路が確保されているようだった。
途中にも小さな集落が点在しているのが見て取れる。
「ああ……。ここが、そうなのね…………」
白音は、カルチェジャポネを示すバツ印の位置に思い当たるものがあった。
そこは、かつての魔族の王都があった場所だ。
白音の記憶の中にある王都は、自然豊かな美しい都だった。
だが人族との戦争で、そこは一度破壊し尽くされている。
人族が行う英雄召喚によって魔族が劣勢になってから、早々に攻め落とされたのだ。
地勢的に人族の領土と接するように存在していたので、真っ先に狙われることは分かっていた。
白音は、当時のことをよく覚えている。
住むところをすべて焼き払われた魔族たちは、都を捨てざるを得なかった。
北へと逃げ延びて、仮初めの地に都を遷すことを余儀なくされている。
デイジーは魔族随一の戦士などと持ち上げられながら、強力な召喚英雄たちの軍隊を相手に何もできなかった。
惨めな思いで己の無力を噛みしめ、ただこそこそと逃げ出しただけだった。
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