153 / 214
第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第49話 Graveyard Orbit――墓場軌道―― その二
しおりを挟む
「敬子先生に挨拶しときたいだろ?」
コスプレ少女たちが構えているスマホを指さして、佳奈が言った。
挨拶を録画してもらえと言っているのだ。
顔を拭くのにハンカチも貸してくれる。
さっき橘香からハンカチを貸してもらっているし、なんなら自分のもあるのだが、ここは有り難く使わせてもらうことにする。
橘香がコスプレ少女たちと交渉してくれて、白音のメッセージを録画してくれることになった。
コスプレ少女たちのスマホには、どうしても消去してもらわないといけない、機密に該当する映像が大量に撮影されている。
それらを消去してもらわないといけないのだが、それと引き替えに鬼軍曹やエレスケが撮影に応じることで既に話がついているらしい。一緒に撮影できるとあって、むしろ少女たちのテンションは上がりまくっている。
白音たちのことも「よく似合ってます」とふたりは褒めてくれた。
コスネームなるものを聞かれたが、何のことだか白音には分からなかった。
白音はさすがに、ずっとバリアの向こう側で外で待たされている柴崎たちのことが気の毒になった。
しかし彼らは文句も言わず、非武装地帯よろしく少し距離を開けて待機してくれている。
こちらのちょっと気の抜けた会話までは、聞こえていないらしい。
ここは遠慮無く時間をいただくことにする。
「敬子お母さん、先生方。それに学園のみんな、ほんとは直接言いたかったんだけど、わたし、旅に出ます。帰りはいつになるか…………帰れるかどうかも分かりません。ごめんね。でもわたし行きたいの。やりたいことが見つかったんだ。勝手を許してね」
また白音がじわぁっと目に涙を溜めたので、今度はそらがハンカチを貸してくれた。
桜の刺繍が入ったかわいいハンカチだ。
「あっ、マスター……。ペンタトニックスケールのマスター。一恵ちゃん共々、バイト突然辞めることになります。ご迷惑おかけしま……」
「もう、堅い、白音ちゃん。マスターも静かな喫茶店が戻ってきてほっとしてるよう、きっと」
涙が止まらなくなり始めた白音の顔に、莉美がタオル地のハンカチを押し当てて、ぐしぐしと拭いてやる。
「ほらほら、笑顔が一番だよぅ」
白音の一番くすぐったがるところを熟知している莉美は、脇腹を急所突きした。
「うひゃはっ!! あ、あー。うん……みんな、みんな、ありがとう」
お返しに莉美の急所も突いておく。
「ふひゃっ!!」
「それと、そらちゃんのお父さん、ママさん。お話は聞きました。広い世界を一緒に見て回って、保護者として必ずわたしが守ります!」
「じゃあアタシたちは白音を守ります。敬子先生に約束な!」
「でも貞操は守れませーん。なはは、うぐっ! …………」
佳奈と莉美が合いの手を入れてきたが、莉美の鳩尾に結構いい膝が入ったらしい。
「し、白音ちゃん。綺麗なおみ足、癖が悪いよぅ…………」
膝蹴りを入れながら、白音はいつきにマインドリンクで話しかけていた。
そらにはほど遠いが、複数同時会話も慣れれば便利に使えるかもしれない。
[いつきちゃん、ご挨拶しといた方がいい親御さんとかは?]
[うちは両親とももういないっす。親戚の家を渡り歩くのがやんなって家出してるっす。誰も探してないから平気っすよ]
[そか……、そか]
「いつきちゃんの保護者も、わたしがしっかり務めさせてもらいますね。ご安心下さい」
「アタシらも姐さんだからな。任せな」
佳奈がワシワシといつきの頭を撫でる。
「はいっす!」
佳奈の隣で、いつきよりも小柄なそらがちょっと偉そうにしている。
「お姉さんたちに任せるの」
「いや、そらちゃんは末の妹っすよ?」
「わたし高校一年なの」
「いやいや、年齢は1コ下っすよね?」
「学年なの」
「普通年齢っすよね?」
言い合うふたりを一恵が後ろからがっしりと捕まえた。ふたりの顔の間に自分の顔を出して、ほっぺたで挟み込むようにする。
「はいはい。ふたりとも小さいこと気にしない」
一恵は膝立ちになっているが、それで具合はちょうどいいようだ。
「小さくないの」
「小さくないっす!」
声が揃った。
一恵の天国はこの高さにあるらしい。
「…………佳奈のおじさん、おばさん。莉美のおじさん、おばさん。わたしたち三人は、多分どこにいてもわたしたちです。それに一恵ちゃんは、すっごく頼りになる人です。そしてそらちゃんにいつきちゃん、……とちびそらちゃん? がいればどこに行ったって無敵です。安心して下さい」
名前の出た少女たちが、順にカメラに向かって手を振っていく。
ちびそらは、ポシェットの中では自分が目立たないのではないかと危惧していたので、両手を万歳してひときわ大きな声で「任せろーー!!」と叫んだ。
敬子先生はこの謎生物をなんだと思うのだろうか。多分本当は目立ってはいけないのだ。
「あと、あと、あと…………リンクスさんが一緒です。心強いです。頼りにしています」
後半が消え入りそうな感じになってしまった。
リンクスは多分、カメラの向こうの敬子先生に向かって深々と頭を下げた。
白音が涙ぐむ度に誰かがハンカチをくれるので、白音の前がハンカチ屋の開店準備みたいになっている。
放っておけば、白音はいつまでも感謝の言葉を喋っていそうだったので、佳奈がその頭頂部を鷲づかみにしてちょっとブレーキをかける。
「白音は何でもできるんだけど、ひとりだとさ、ちょっと危なっかしいんだ。でも白音には人を惹きつける力があるから、多分異世界に行っても手を貸してくれる人がいて、絶対何でも成し遂げてしまうんだ。だから心配はしてない。たださ、その手を貸す人がアタシじゃないってのが堪らなく嫌なんだよ。だから、行こう。アタシがいれば、お前は何でもできる。だろ?」
白音の頭に乗せられている佳奈の手が、女豹が「アタシの獲物だ」と宣言をしているようにも見える。
だがそんなもの、チーム白音のメンバーが認めるはずはない。
「みんなが揃えば、でしょっ!!」
莉美が言いながら、佳奈の背後からその胸を掴んだ。
無敵の女豹とて弱点が無いわけではない。
ただ、それをやる勇気のある者がいないだけだ。
佳奈がなかなかいいものを持っていることを、莉美はよく知っている。
両手で感触を愉しむ。
「んうっ……」
一撃目は佳奈が何とか耐えたので、さらに優しく撫でる。
「ん……、んあっ…………」
女豹がメチャクチャかわいい声で鳴いた。
直後に莉美が鳩尾を押さえてしゃがみ込む。
先程白音からいい膝をもらったところと、寸分違わず同じ位置だ。
何をされたのかまったく見えなかったが、息が吸えない。
「……………………ぅ」
チーム白音たちの挨拶? じゃれ合い? の横で、橘香が目頭を押さえて震えていた。
それを見て周りに集まっていた魔法少女たちが、どよめいている。
マインドリンクを使わなくとも、みんなの脳裏には『鬼の目にも涙』という言葉が浮かんでいるのだろうと分かる。
「うふふ…………、あははははは。もうあなたたち、やめてよ。ほんとに見てて飽きないんだから」
しかし橘香がお腹を抱えて笑い出した。
魔法少女たちの間になんだか残念なような、ほっとしたような空気が流れる。
もちろんこれはこれで、鬼軍曹が大笑いしているところなど、めったに見られないお宝シーンではある。
「ほんと、可笑しいんだから、もう…………。もう少し見守らせていて、欲しかったのにね…………」
橘香はこっそりと、自分のハンカチを白音から返してもらった。
コスプレ少女たちに動画を撮ってもらって、あとは申し訳ないのだが、橘香や蔵間たちに託せば上手くやってくれるだろう。
そう思っていたら突然、というかやっぱり、白音は背後からがっしりと一恵に捕獲された。
「白音ちゃん、もっかいリーパーお願い」
コスプレ少女たちが構えているスマホを指さして、佳奈が言った。
挨拶を録画してもらえと言っているのだ。
顔を拭くのにハンカチも貸してくれる。
さっき橘香からハンカチを貸してもらっているし、なんなら自分のもあるのだが、ここは有り難く使わせてもらうことにする。
橘香がコスプレ少女たちと交渉してくれて、白音のメッセージを録画してくれることになった。
コスプレ少女たちのスマホには、どうしても消去してもらわないといけない、機密に該当する映像が大量に撮影されている。
それらを消去してもらわないといけないのだが、それと引き替えに鬼軍曹やエレスケが撮影に応じることで既に話がついているらしい。一緒に撮影できるとあって、むしろ少女たちのテンションは上がりまくっている。
白音たちのことも「よく似合ってます」とふたりは褒めてくれた。
コスネームなるものを聞かれたが、何のことだか白音には分からなかった。
白音はさすがに、ずっとバリアの向こう側で外で待たされている柴崎たちのことが気の毒になった。
しかし彼らは文句も言わず、非武装地帯よろしく少し距離を開けて待機してくれている。
こちらのちょっと気の抜けた会話までは、聞こえていないらしい。
ここは遠慮無く時間をいただくことにする。
「敬子お母さん、先生方。それに学園のみんな、ほんとは直接言いたかったんだけど、わたし、旅に出ます。帰りはいつになるか…………帰れるかどうかも分かりません。ごめんね。でもわたし行きたいの。やりたいことが見つかったんだ。勝手を許してね」
また白音がじわぁっと目に涙を溜めたので、今度はそらがハンカチを貸してくれた。
桜の刺繍が入ったかわいいハンカチだ。
「あっ、マスター……。ペンタトニックスケールのマスター。一恵ちゃん共々、バイト突然辞めることになります。ご迷惑おかけしま……」
「もう、堅い、白音ちゃん。マスターも静かな喫茶店が戻ってきてほっとしてるよう、きっと」
涙が止まらなくなり始めた白音の顔に、莉美がタオル地のハンカチを押し当てて、ぐしぐしと拭いてやる。
「ほらほら、笑顔が一番だよぅ」
白音の一番くすぐったがるところを熟知している莉美は、脇腹を急所突きした。
「うひゃはっ!! あ、あー。うん……みんな、みんな、ありがとう」
お返しに莉美の急所も突いておく。
「ふひゃっ!!」
「それと、そらちゃんのお父さん、ママさん。お話は聞きました。広い世界を一緒に見て回って、保護者として必ずわたしが守ります!」
「じゃあアタシたちは白音を守ります。敬子先生に約束な!」
「でも貞操は守れませーん。なはは、うぐっ! …………」
佳奈と莉美が合いの手を入れてきたが、莉美の鳩尾に結構いい膝が入ったらしい。
「し、白音ちゃん。綺麗なおみ足、癖が悪いよぅ…………」
膝蹴りを入れながら、白音はいつきにマインドリンクで話しかけていた。
そらにはほど遠いが、複数同時会話も慣れれば便利に使えるかもしれない。
[いつきちゃん、ご挨拶しといた方がいい親御さんとかは?]
[うちは両親とももういないっす。親戚の家を渡り歩くのがやんなって家出してるっす。誰も探してないから平気っすよ]
[そか……、そか]
「いつきちゃんの保護者も、わたしがしっかり務めさせてもらいますね。ご安心下さい」
「アタシらも姐さんだからな。任せな」
佳奈がワシワシといつきの頭を撫でる。
「はいっす!」
佳奈の隣で、いつきよりも小柄なそらがちょっと偉そうにしている。
「お姉さんたちに任せるの」
「いや、そらちゃんは末の妹っすよ?」
「わたし高校一年なの」
「いやいや、年齢は1コ下っすよね?」
「学年なの」
「普通年齢っすよね?」
言い合うふたりを一恵が後ろからがっしりと捕まえた。ふたりの顔の間に自分の顔を出して、ほっぺたで挟み込むようにする。
「はいはい。ふたりとも小さいこと気にしない」
一恵は膝立ちになっているが、それで具合はちょうどいいようだ。
「小さくないの」
「小さくないっす!」
声が揃った。
一恵の天国はこの高さにあるらしい。
「…………佳奈のおじさん、おばさん。莉美のおじさん、おばさん。わたしたち三人は、多分どこにいてもわたしたちです。それに一恵ちゃんは、すっごく頼りになる人です。そしてそらちゃんにいつきちゃん、……とちびそらちゃん? がいればどこに行ったって無敵です。安心して下さい」
名前の出た少女たちが、順にカメラに向かって手を振っていく。
ちびそらは、ポシェットの中では自分が目立たないのではないかと危惧していたので、両手を万歳してひときわ大きな声で「任せろーー!!」と叫んだ。
敬子先生はこの謎生物をなんだと思うのだろうか。多分本当は目立ってはいけないのだ。
「あと、あと、あと…………リンクスさんが一緒です。心強いです。頼りにしています」
後半が消え入りそうな感じになってしまった。
リンクスは多分、カメラの向こうの敬子先生に向かって深々と頭を下げた。
白音が涙ぐむ度に誰かがハンカチをくれるので、白音の前がハンカチ屋の開店準備みたいになっている。
放っておけば、白音はいつまでも感謝の言葉を喋っていそうだったので、佳奈がその頭頂部を鷲づかみにしてちょっとブレーキをかける。
「白音は何でもできるんだけど、ひとりだとさ、ちょっと危なっかしいんだ。でも白音には人を惹きつける力があるから、多分異世界に行っても手を貸してくれる人がいて、絶対何でも成し遂げてしまうんだ。だから心配はしてない。たださ、その手を貸す人がアタシじゃないってのが堪らなく嫌なんだよ。だから、行こう。アタシがいれば、お前は何でもできる。だろ?」
白音の頭に乗せられている佳奈の手が、女豹が「アタシの獲物だ」と宣言をしているようにも見える。
だがそんなもの、チーム白音のメンバーが認めるはずはない。
「みんなが揃えば、でしょっ!!」
莉美が言いながら、佳奈の背後からその胸を掴んだ。
無敵の女豹とて弱点が無いわけではない。
ただ、それをやる勇気のある者がいないだけだ。
佳奈がなかなかいいものを持っていることを、莉美はよく知っている。
両手で感触を愉しむ。
「んうっ……」
一撃目は佳奈が何とか耐えたので、さらに優しく撫でる。
「ん……、んあっ…………」
女豹がメチャクチャかわいい声で鳴いた。
直後に莉美が鳩尾を押さえてしゃがみ込む。
先程白音からいい膝をもらったところと、寸分違わず同じ位置だ。
何をされたのかまったく見えなかったが、息が吸えない。
「……………………ぅ」
チーム白音たちの挨拶? じゃれ合い? の横で、橘香が目頭を押さえて震えていた。
それを見て周りに集まっていた魔法少女たちが、どよめいている。
マインドリンクを使わなくとも、みんなの脳裏には『鬼の目にも涙』という言葉が浮かんでいるのだろうと分かる。
「うふふ…………、あははははは。もうあなたたち、やめてよ。ほんとに見てて飽きないんだから」
しかし橘香がお腹を抱えて笑い出した。
魔法少女たちの間になんだか残念なような、ほっとしたような空気が流れる。
もちろんこれはこれで、鬼軍曹が大笑いしているところなど、めったに見られないお宝シーンではある。
「ほんと、可笑しいんだから、もう…………。もう少し見守らせていて、欲しかったのにね…………」
橘香はこっそりと、自分のハンカチを白音から返してもらった。
コスプレ少女たちに動画を撮ってもらって、あとは申し訳ないのだが、橘香や蔵間たちに託せば上手くやってくれるだろう。
そう思っていたら突然、というかやっぱり、白音は背後からがっしりと一恵に捕獲された。
「白音ちゃん、もっかいリーパーお願い」
10
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説


転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

悪役令嬢、資産運用で学園を掌握する 〜王太子?興味ない、私は経済で無双する〜
言諮 アイ
ファンタジー
異世界貴族社会の名門・ローデリア学園。そこに通う公爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子エドワルドから一方的に婚約破棄を宣言される。理由は「平民の聖女をいじめた悪役だから」?——はっ、笑わせないで。
しかし、リリアーナには王太子も知らない"切り札"があった。
それは、前世の知識を活かした「資産運用」。株式、事業投資、不動産売買……全てを駆使し、わずか数日で貴族社会の経済を掌握する。
「王太子?聖女?その程度の茶番に構っている暇はないわ。私は"資産"でこの学園を支配するのだから。」
破滅フラグ?なら経済で粉砕するだけ。
気づけば、学園も貴族もすべてが彼女の手中に——。
「お前は……一体何者だ?」と動揺する王太子に、リリアーナは微笑む。
「私はただの投資家よ。負けたくないなら……資本主義のルールを学びなさい。」
学園を舞台に繰り広げられる異世界経済バトルロマンス!
"悪役令嬢"、ここに爆誕!

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。
よろしくお願いします!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。
続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
ポーション必要ですか?作るので10時間待てますか?
chocopoppo
ファンタジー
松本(35)は会社でうたた寝をした瞬間に異世界転移してしまった。
特別な才能を持っているわけでも、与えられたわけでもない彼は当然戦うことなど出来ないが、彼には持ち前の『単調作業適性』と『社会人適性』のスキル(?)があった。
第二の『社会人』人生を送るため、超資格重視社会で手に職付けようと奮闘する、自称『どこにでもいる』社会人のお話。(Image generation AI : DALL-E3 / Operator & Finisher : chocopoppo)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる