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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第48話 魔法少女たちの選択 その四
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白音はリンクスに「最大の願いは自分」などと臆面もなく公言されると、顔が紅潮するのを感じた。
しかしすぐに気づく。
一恵はリンクスに選択を迫っているのだ。
一恵はリンクスの考えをよく理解していた。
デイジーを、白音を取り戻すことに成功したリンクスの次なる願いは、ふたつの世界の安定した存続であろう。
そのためにはリンクスのいた世界の人族が、『英雄召喚』を行うことをやめさせなければならない。
こちらから誰かが止めに行くとするならば、それはリンクスを置いて他にはあるまい。
そしてそのとおり、リンクスは異世界へ行くと宣言した。
「私は魔族を壊滅に追いやった愚かな王族だが、まだできることがあると思う。それにこのゲートを封印するだけでは不足だろう? そもそもこの混乱も、元を正せばあちらの世界の人族が始めたことだからな」
実はリンクスも蔵間も、こうなることは既に予期していた。
だから柴崎との折衝にリンクスは出て行かなかった。
大見得切ってゲートは使うなと言った者がさっさとゲートに入れば、さすがに反発されるだろう。
白音は鼓動が跳ね上がるのを感じた。
足下が崩れるような感覚に襲われてふらつく。
「お、おい。白音?」
佳奈と莉美が両脇から支えてくれる。
魔族の王族とか、あまり大っぴらに話してはいけない内容が含まれていたが、今の白音はそれを気にしている余裕も無い。
一恵はかなり淡々と、無感情に見えるように事を進めていく。
「ではリンクスさんが入られて後に封印処理をしたいと思います。同行者はどうされますか?」
リンクスが白音の方を見た。
佳奈や莉美に支えられている姿に、愛おしそうに目を細める。
白音の目にはもう溢れんばかりの涙が湛えられていた。
「独りで良かろう。顔だけ殿下はもう卒業だろ?」
一恵は間違っていた。
リンクスへの理解が浅かったらしい。
まさか独りで行くことを選ぶとは思っていなかった。
(そこは一緒に来いって言うとこだろ、オイ)
と思いながら、焦っていた。
白音にしても、リンクスが帰ると選択したら迷わずついて行くものと、一恵は考えていた。
彼女のその涙は、それだけこちらの世界のことを大事に思っていればこそなのだろう。
話の切り出し方が致命的に間違っていた。
一恵は自分のせいで白音にそんな顔をさせてしまったことで、ぎゅっと心臓が握りつぶされるような感触を生まれて初めて味わった。
白音は決断をしたリンクスに対して何も言えずにいたが、迷っているわけではなかった。
答えはもう出ていた。
ただしふたつ。
彼女はリンクスの決断を見て、心が真っ二つに引き裂かれていた。
彼女にはデイジーとしての人生と、白音としての人生、そのふたつが共存している。
どちらが強い、とかそういう問題ではない。
あちらの世界でリンクス――ディオケイマス――を支えること。
こちらの世界で若葉学園を盛り立てること。
どちらもひとりの人間が心の内で、精一杯にようやく抱えることができるほどの大きな宿願。
一緒について行きたい。
でも学園の妹たちは?
ずっとすぐ傍で佳奈が白音を支えている。その手に力がこもるのが白音に伝わってきた。
突然、白音でもあまり聞いたことが無いくらい、ものすごく明るい声で佳奈が話しかけてきた。
「白音、白音っ! 異世界旅行に行かないかい? あっちならアタシ、本気出してもいい勝負してくれる奴、たくさんいるんだろ?」
まるで遊園地に行こうと誘っているようなテンションだった。
それを聞いたそらが、すっと手を上げる。
「こんなに魅力的なツアー、他に聞いたことがない。見る物聞く物、すべて知らないことばかり。是非の参加希望、なの」
白音が嗚咽を漏らし始めた。
先ほどからの多量の出血と混じって涙が血涙になっている。
「でもっ、でもっ、わだじ、わだじっ、こっぢの世界で叶えだい夢がっ、あるっ、がら…………」
「あっちの世界にも、でしょう?」
橘香が、蔵間と柴崎たちをほったらかして白音の方にやって来た。
魔法少女に変身しているのに、珍しく普段の口調になっている。
ひとりで最前線を任された蔵間も、こちらを見てマインドリンクで伝えてきてくれる。
[僕は若葉会の理事なんだからね。敬子会長を支えよう。それに白音君、もうギルドにプールされてるお金、ものすごいことになってるよ? 若葉会を盛り立てるどころの金額じゃないよ?]
「あなたたちには凜桜のことで、とても返しきれない恩があるわ。わたしだって身命を賭して学園を守らせてもらうから。それでは安心できない?」
いつもナイフの納められているのとは反対側、左の太もものベルトから櫛とハンカチを取り出した。
それで白音の顔と髪を整えてやる。
戦闘と白音自身の流した血で乱れ、半分乾き始めている。橘香は水鉄砲を魔法で出現させると、ハンカチを濡らしてそれで拭いていく。
「……銃なら、なんでもありなんですね……」
白音が、取り乱している割にはもっともな指摘をする。
実際、鉄砲と名の付くもので橘香に出せないのは、フグくらいのものだろう。
橘香は大人しく差し出された白音の頭、その髪を梳いていく。
白音が前世で付けられた二つ名を嫌がっていることは、橘香も聞いている。
確かに、その強さを目の当たりにした者が恐怖するのは分からなくもない。
しかしこんな可憐な少女を捕まえて、『血まみれの薔薇』だなんて全然違うと思う。
「やっぱり、似合うのは桜の花だとわたしは思うわ…………」
橘香の双子の妹、凛桜もその花が好きだった……。
橘香の優しい手の感触に触れていて、白音はようやく気づいた。
彼女たちは白音の半身よりも、ずっとずっと信頼の置ける仲間なのではないか。
彼女たちを疑うことは、自分を疑うことよりも難しいのだ。
そして彼女たちは、白音が思いどおりに飛び立つことを望んでくれている。
白音は自嘲気味にふっと笑った、また同じ過ちを犯していた。
自分ひとりで問題を抱え込もうとして、勝手にはち切れそうになる。
願いはたったふたつ。
応援してくれる人は大勢の、本当に頼りになる仲間たち。悩む方がおかしい。
「白音ちゃんの好きにしなさいな。あなたがわがままを言えば、喜んでくれる人もいるのよ?」
「ありがとう…………ありがとうございます」
橘香だけではない、ここにいるすべての人に感謝をする。
「ディオケイマス殿下っ!」
実に久しぶりのその呼ばれ方をして、リンクスははっとした。
白音としては前世の誓い、王子に立ちふさがる敵はすべて自分が排除する、という誓いを果たすべく畏まったつもりだった。
しかしリンクスにはちょっと複雑な顔をされてしまった。
「向こうでももう殿下とは呼ばないでくれよ?」
リンクスは今の白音との関係が気に入っていた。
そういう緩みのある文化を生み出せるのが、人族のすごいところだと思う。
リンクスは白音に手を差し出した。
「お前の気持ちを確かめもせずに、変に気を回してすまなかった。一緒に来てくれるか?」
「もちろんです!!」
白音がリンクスの手を取ろうとしたが、莉美が白音のスカートの裾を引っ張っていた。
「ん? 莉美、あなたも一緒に来てくれるの?」
「来てくれるの、じゃないでしょ。そこは一緒に来い、でしょ? もう」
一恵の中でリンクスより莉美の男前度が上になった。
莉美はああ見えて、いつも女心を鷲づかみにしてくる。
そして一恵は佳奈にア・リ・ガ・トと口の形を作って感謝の意を送る。
自分が変な言い出し方をしたせいで、白音とリンクスの間が大惨事になるところだった。
佳奈はいつもすごく注意深くみんなのことを見てくれていると思う。
佳奈からはウインクが返ってきた。
そして一恵がもう一度振り返ると、目と鼻の先に白音がいてびっくりした。
一恵の方に手を差し出して誘ってくれる。
「一緒に来い」
莉美に言われてちょっと思いついたのだろうとは思う。
思うのだが、一恵は女心を鷲づかみにされて脳内が大惨事になった。
しかしすぐに気づく。
一恵はリンクスに選択を迫っているのだ。
一恵はリンクスの考えをよく理解していた。
デイジーを、白音を取り戻すことに成功したリンクスの次なる願いは、ふたつの世界の安定した存続であろう。
そのためにはリンクスのいた世界の人族が、『英雄召喚』を行うことをやめさせなければならない。
こちらから誰かが止めに行くとするならば、それはリンクスを置いて他にはあるまい。
そしてそのとおり、リンクスは異世界へ行くと宣言した。
「私は魔族を壊滅に追いやった愚かな王族だが、まだできることがあると思う。それにこのゲートを封印するだけでは不足だろう? そもそもこの混乱も、元を正せばあちらの世界の人族が始めたことだからな」
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だから柴崎との折衝にリンクスは出て行かなかった。
大見得切ってゲートは使うなと言った者がさっさとゲートに入れば、さすがに反発されるだろう。
白音は鼓動が跳ね上がるのを感じた。
足下が崩れるような感覚に襲われてふらつく。
「お、おい。白音?」
佳奈と莉美が両脇から支えてくれる。
魔族の王族とか、あまり大っぴらに話してはいけない内容が含まれていたが、今の白音はそれを気にしている余裕も無い。
一恵はかなり淡々と、無感情に見えるように事を進めていく。
「ではリンクスさんが入られて後に封印処理をしたいと思います。同行者はどうされますか?」
リンクスが白音の方を見た。
佳奈や莉美に支えられている姿に、愛おしそうに目を細める。
白音の目にはもう溢れんばかりの涙が湛えられていた。
「独りで良かろう。顔だけ殿下はもう卒業だろ?」
一恵は間違っていた。
リンクスへの理解が浅かったらしい。
まさか独りで行くことを選ぶとは思っていなかった。
(そこは一緒に来いって言うとこだろ、オイ)
と思いながら、焦っていた。
白音にしても、リンクスが帰ると選択したら迷わずついて行くものと、一恵は考えていた。
彼女のその涙は、それだけこちらの世界のことを大事に思っていればこそなのだろう。
話の切り出し方が致命的に間違っていた。
一恵は自分のせいで白音にそんな顔をさせてしまったことで、ぎゅっと心臓が握りつぶされるような感触を生まれて初めて味わった。
白音は決断をしたリンクスに対して何も言えずにいたが、迷っているわけではなかった。
答えはもう出ていた。
ただしふたつ。
彼女はリンクスの決断を見て、心が真っ二つに引き裂かれていた。
彼女にはデイジーとしての人生と、白音としての人生、そのふたつが共存している。
どちらが強い、とかそういう問題ではない。
あちらの世界でリンクス――ディオケイマス――を支えること。
こちらの世界で若葉学園を盛り立てること。
どちらもひとりの人間が心の内で、精一杯にようやく抱えることができるほどの大きな宿願。
一緒について行きたい。
でも学園の妹たちは?
ずっとすぐ傍で佳奈が白音を支えている。その手に力がこもるのが白音に伝わってきた。
突然、白音でもあまり聞いたことが無いくらい、ものすごく明るい声で佳奈が話しかけてきた。
「白音、白音っ! 異世界旅行に行かないかい? あっちならアタシ、本気出してもいい勝負してくれる奴、たくさんいるんだろ?」
まるで遊園地に行こうと誘っているようなテンションだった。
それを聞いたそらが、すっと手を上げる。
「こんなに魅力的なツアー、他に聞いたことがない。見る物聞く物、すべて知らないことばかり。是非の参加希望、なの」
白音が嗚咽を漏らし始めた。
先ほどからの多量の出血と混じって涙が血涙になっている。
「でもっ、でもっ、わだじ、わだじっ、こっぢの世界で叶えだい夢がっ、あるっ、がら…………」
「あっちの世界にも、でしょう?」
橘香が、蔵間と柴崎たちをほったらかして白音の方にやって来た。
魔法少女に変身しているのに、珍しく普段の口調になっている。
ひとりで最前線を任された蔵間も、こちらを見てマインドリンクで伝えてきてくれる。
[僕は若葉会の理事なんだからね。敬子会長を支えよう。それに白音君、もうギルドにプールされてるお金、ものすごいことになってるよ? 若葉会を盛り立てるどころの金額じゃないよ?]
「あなたたちには凜桜のことで、とても返しきれない恩があるわ。わたしだって身命を賭して学園を守らせてもらうから。それでは安心できない?」
いつもナイフの納められているのとは反対側、左の太もものベルトから櫛とハンカチを取り出した。
それで白音の顔と髪を整えてやる。
戦闘と白音自身の流した血で乱れ、半分乾き始めている。橘香は水鉄砲を魔法で出現させると、ハンカチを濡らしてそれで拭いていく。
「……銃なら、なんでもありなんですね……」
白音が、取り乱している割にはもっともな指摘をする。
実際、鉄砲と名の付くもので橘香に出せないのは、フグくらいのものだろう。
橘香は大人しく差し出された白音の頭、その髪を梳いていく。
白音が前世で付けられた二つ名を嫌がっていることは、橘香も聞いている。
確かに、その強さを目の当たりにした者が恐怖するのは分からなくもない。
しかしこんな可憐な少女を捕まえて、『血まみれの薔薇』だなんて全然違うと思う。
「やっぱり、似合うのは桜の花だとわたしは思うわ…………」
橘香の双子の妹、凛桜もその花が好きだった……。
橘香の優しい手の感触に触れていて、白音はようやく気づいた。
彼女たちは白音の半身よりも、ずっとずっと信頼の置ける仲間なのではないか。
彼女たちを疑うことは、自分を疑うことよりも難しいのだ。
そして彼女たちは、白音が思いどおりに飛び立つことを望んでくれている。
白音は自嘲気味にふっと笑った、また同じ過ちを犯していた。
自分ひとりで問題を抱え込もうとして、勝手にはち切れそうになる。
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応援してくれる人は大勢の、本当に頼りになる仲間たち。悩む方がおかしい。
「白音ちゃんの好きにしなさいな。あなたがわがままを言えば、喜んでくれる人もいるのよ?」
「ありがとう…………ありがとうございます」
橘香だけではない、ここにいるすべての人に感謝をする。
「ディオケイマス殿下っ!」
実に久しぶりのその呼ばれ方をして、リンクスははっとした。
白音としては前世の誓い、王子に立ちふさがる敵はすべて自分が排除する、という誓いを果たすべく畏まったつもりだった。
しかしリンクスにはちょっと複雑な顔をされてしまった。
「向こうでももう殿下とは呼ばないでくれよ?」
リンクスは今の白音との関係が気に入っていた。
そういう緩みのある文化を生み出せるのが、人族のすごいところだと思う。
リンクスは白音に手を差し出した。
「お前の気持ちを確かめもせずに、変に気を回してすまなかった。一緒に来てくれるか?」
「もちろんです!!」
白音がリンクスの手を取ろうとしたが、莉美が白音のスカートの裾を引っ張っていた。
「ん? 莉美、あなたも一緒に来てくれるの?」
「来てくれるの、じゃないでしょ。そこは一緒に来い、でしょ? もう」
一恵の中でリンクスより莉美の男前度が上になった。
莉美はああ見えて、いつも女心を鷲づかみにしてくる。
そして一恵は佳奈にア・リ・ガ・トと口の形を作って感謝の意を送る。
自分が変な言い出し方をしたせいで、白音とリンクスの間が大惨事になるところだった。
佳奈はいつもすごく注意深くみんなのことを見てくれていると思う。
佳奈からはウインクが返ってきた。
そして一恵がもう一度振り返ると、目と鼻の先に白音がいてびっくりした。
一恵の方に手を差し出して誘ってくれる。
「一緒に来い」
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