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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第43話 敵首魁、根来親通 その三
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[皆さん、今から全力を使うため、一時的にリーパーの解除を行います。少しの間苦しくなりますがお願いします]
核ミサイルを転移ゲートから引っ張り出すために全力を注ぐ。
白音はそのために、集結した魔法少女たちへの支援を停止する決断をした。
マインドリンクによってだいたいの状況は共有できている。
ここが踏ん張りどころなのは皆承知していた。
[あいさ]
[任せといて]
[余裕よ。舐めんなっ!]
白音は不甲斐ない気持ちで一杯だったが、一旦リーパーを解く。
そしてこの場にいる少女たちだけにリーパーをかけ直した。
[皆さんご武運をっ!!]
「みんな行くよっ! 二重増幅強化!!」
「うはっ、これはすごい……」
瑠奏はあまりのすごさに、やや酩酊に似た感覚を覚えた。
それはチーム白音には全員――白音の能力が伸びていく度に――経験があることだった。
「白音ちゃん、ありがとっ! いっけるっかもっ!!」
瑠奏が新たな魔法、重力操作が体の中に宿っているのを見つけた。
リーパーの強い影響下にあって、新たな能力に目覚める魔法少女もいる。
それは自身の能力の向上に伴って、いずれ獲得するはずの能力である。
白音のリーパーは、魔法少女に少し先の未来を見せてくれるのだ。
瑠奏がミサイルに触れると、重力操作によってどんどんその重量が減少していった。
そこにさらに自由飛行の魔法で、全力で上方向へと加速させる。
白音、一恵、莉美も微力ながら持ち上げるのに手を貸す。
そらは魔法少女たちへの指示に全力を注ぎ、戦線の維持に努めている。
やはりリーパーを失ってしまった分、押され始めていた。
「無理じゃなーい、全っ然、無理じゃなーいっ!!」
とうとう巨大なミサイルが少し浮き上がった。
「おっしゃっ!!」
これでミサイルか転倒、暴発、という最悪の事態は免れられる。
佳奈が二重増幅強化を受け、自身にも身体強化をかけた全力でミサイルを引き出していく。
ゲートの先がどうなっているのかは見えないが、ミサイルを引き留めている物がぴんっと張り詰めている感触が伝わってくる。
これを引きちぎれば、ミサイルはその全貌をこちらへ現すだろう。
その時、マインドリンクで通信が入った。
[白音さん!! 巫女が何人か、そっちへ抜けてしまった。ごめんなさい!!]
相手は不死身の巫女たち。
人数的にも圧倒的不利。
リーパーの掩護を失ってしまっては無理からぬことではある。
しかし白音たちは動けない。
今手を離せばミサイルは落下、再び動かすには時間が足りなくなるだろう。
「まずいの」
そらが白音たちを背にして構えた。
今は自分がやるしかない。
少しでも長く巫女たちを足止めをしてみせると決意する。
「共に戦うでござるよ」
咲沙がそらの隣に立ってくれる。
しかしそらは咲沙に、白音たちとミサイルを巫女たちから目隠ししてくれるように頼んだ。
「どのみち弾頭が起爆されればみんな助からないの」
咲沙はそらの決死の覚悟を汲んでくれた。
「そらちゃん。絶対、無事に帰ろ?」
それは年上のお姉さんめいていて、くノ一口調ではなかった。
たまに素になるのずるいと思いながらそらは走り出す。
まだ木々に隠れて姿は見えないが、巫女がひとり、遠隔鑑定に触れてくるのが感じられる。
解析によると相手は茨の鞭使いらしい。
相性が悪い。そらは絶望的な気持ちになった。
そらはいくらリーパーの支援を受けたとしても、やはり身体能力が低い。
それを補って未来の先読みをして動くのだが、高速でそらの動きに対応してくる相手が一番苦手だ。
いくら先手を打って動いても、後追いでそれに追従してこられれば、いずれ追い詰められてしまう。
天敵と言っていい。
茨の鞭はどこまでも伸びて追尾できるようだった。
ひとまず千回ほど戦闘をシミュレートしてみたが、最善手でもそらが死ぬまでに僅か五分だった。
タイマーによると核爆弾の爆発まではあと十分。
さきほどの白音たちの動きから予想される、ミサイルの引き出し作業が終わるのが十五分。
普通なら間に合わない計算だが、ここに『白音補正』がかかる。
それはそらがよりシミュレーションを正確にするために考え出した補正値なのだが、『成功する可能性が無いことにチーム白音が挑戦する場合、できると仮定して補正する』というおよそオカルトめいた係数である。
そうでないと計算が合わなくなるから仕方がない。
従って爆発までの十分で、白音たちが核爆弾は阻止してくれる。
そして自分が命を賭しても稼げる時間が僅か五分。
どうやっても相手に五分の余裕を与えてしまう。
ほんの五分が、気の遠くなるほどに長い時間に思える。
名案は思い浮かばない。だが焦りは感じない。
愚直だが、やれるだけのことをやればよい。
一秒でも長く、だ。
巫女たちも馬鹿ではない。
いくら隠形していようと、そこにミサイルがあったという事実まで消えはしない。
しかし山頂に辿り着いた時に目標物が無い。
この一瞬の躊躇さえ作り出せれば、残った時間は白音たちが必ず何とかしてくれる。
そらは白音たちから少し離れて、意図的に目立つように派手に動き回る。
何本もの茨の鞭が木々の間を縫うようにして、高速でそらの方へ近づいてくるのを感じた。
視界が通っていなくとも、そらなら遠隔鑑定によって鞭や巫女の動きは手に取るように分かる。
そしてその先、未来の位置予測もたやすくできる。
そらとて白音のダブルハウリングリーパーの恩恵を受けていたから、身体能力が格段に引き上げられている。
普段とは見違えるような俊敏さで動くことができている。
しかしそれでも…………。
それでもやはり、基礎能力が違いすぎた。
もしそらに白音のような動きができたなら、どう対処すればいいか答えは出ていた。
答えは見えているのに、もどかしいほど自分の身体がついてきてくれない。
追尾性能を持った茨の鞭に追われ傷つき、木々の間を縫って逃げるうちに次第にそらは動きが鈍り、追い詰められ、ついには絡め取られてしまった。
「う、ぐっ。うわぁぁっ」
ぎりぎりと、棘のついた生き物のような鞭に締め上げられて、悲鳴を上げた。
リーパーが無ければ、体が引きちぎれていたのではないだろうか。そんな威力だった。
あっという間にズタズタになった体を、茨はなおも締め上げる。
到底自力で脱出できるようなものではなかった。
だがそらが自分の無力さに打ちひしがれようとしたその時、前触れも無く茨がブツ、ブツとちぎれてそらは地面に投げ出された。
すぐ側の細い木の幹に、クナイが突き立っている。
かなりの距離があるが、咲沙がやはりリーパーの大きな力を受けて、誰にも気づかれぬままそらを助けてくれたのだ。
[かたじけないの]
そらは自分を助けてくれたクナイを掴むと、とどめを刺すべく距離を詰めていた茨鞭使い目がけて突き立てた。
基本的に巫女たちは防御をしない。
攻める一方なので攻撃が星石に正確に当たりさえすれば、そらでも倒すことは可能だ。
星石の位置を正確に言い当てることのできるそらもまた、巫女にとっての天敵なのだ。
茨鞭使いが力を失い、ドサリと倒れた。
あと五分。
咲沙のおかげでそらはまだ生き延びている。
しかし次の瞬間、五人の巫女が接近しているのを感知した。
全員攻撃特化型の巫女ばかりだ。
彼女たちを行かせてしまえば、さすがに白音たちも核弾頭を守り切れないかもしれない。
その燃料となる放射性物質は、ひと所に大量に集めてしまうと、一気に崩壊が加速する性質を持っている。
だから容器内でひとまとめにならないようにして配置されており、これを爆縮レンズでタイミングよく一点に凝集して瞬間的な連鎖反応を引き起こす。
これが核爆弾である。
この不安定な物質に魔法の攻撃が命中すれば、一気にすべての物質が反応はしなくても、爆発に足る量の燃料がひと所に集まってしまう可能性がある。
そうなればいわゆる『過早爆発』を起こしてしまうだろう。
今そらが倒されれば、白音たちは核弾頭を積んだミサイルを運び出すというデリケートかつ過重な作業をしている時に、五人の巫女たちからの攻撃を受けることになる。
決して弾頭に傷を付けさせてはならない。
咲沙のおかげで拾った命を、この五分でどう使うべきかそらは必死で考えた。
莉美のような天啓が、自分にもあればいいのにと願う。
[そらちゃん!! 星石の位置、教えて!!]
橘香の声だった。
言う間にもマシンガンが連射されて、巫女たちを蜂の巣にしていく。
しかし彼女たちは四肢をもぎ取られ倒れようとも、意思のない人形としてすぐに起き上がり、体を引きずりながらそらの方へ迫ってくる。
そらが星石の位置をマインドリンクで橘香の脳内に表示させると、今度は橘香はライフルに持ち替えて巫女をひとりずつ正確に撃ち抜いていった。
五人全員が動かなくなるのに、二分も使っていないだろう。
[さすが軍曹、鬼、なの]
そらは橘香の出現で成功の確率が一気に跳ね上がるのを感じた。
[わたしはリーパー無くていいから、爆弾の方に集中して]
[イエス、まむ]
核ミサイルを転移ゲートから引っ張り出すために全力を注ぐ。
白音はそのために、集結した魔法少女たちへの支援を停止する決断をした。
マインドリンクによってだいたいの状況は共有できている。
ここが踏ん張りどころなのは皆承知していた。
[あいさ]
[任せといて]
[余裕よ。舐めんなっ!]
白音は不甲斐ない気持ちで一杯だったが、一旦リーパーを解く。
そしてこの場にいる少女たちだけにリーパーをかけ直した。
[皆さんご武運をっ!!]
「みんな行くよっ! 二重増幅強化!!」
「うはっ、これはすごい……」
瑠奏はあまりのすごさに、やや酩酊に似た感覚を覚えた。
それはチーム白音には全員――白音の能力が伸びていく度に――経験があることだった。
「白音ちゃん、ありがとっ! いっけるっかもっ!!」
瑠奏が新たな魔法、重力操作が体の中に宿っているのを見つけた。
リーパーの強い影響下にあって、新たな能力に目覚める魔法少女もいる。
それは自身の能力の向上に伴って、いずれ獲得するはずの能力である。
白音のリーパーは、魔法少女に少し先の未来を見せてくれるのだ。
瑠奏がミサイルに触れると、重力操作によってどんどんその重量が減少していった。
そこにさらに自由飛行の魔法で、全力で上方向へと加速させる。
白音、一恵、莉美も微力ながら持ち上げるのに手を貸す。
そらは魔法少女たちへの指示に全力を注ぎ、戦線の維持に努めている。
やはりリーパーを失ってしまった分、押され始めていた。
「無理じゃなーい、全っ然、無理じゃなーいっ!!」
とうとう巨大なミサイルが少し浮き上がった。
「おっしゃっ!!」
これでミサイルか転倒、暴発、という最悪の事態は免れられる。
佳奈が二重増幅強化を受け、自身にも身体強化をかけた全力でミサイルを引き出していく。
ゲートの先がどうなっているのかは見えないが、ミサイルを引き留めている物がぴんっと張り詰めている感触が伝わってくる。
これを引きちぎれば、ミサイルはその全貌をこちらへ現すだろう。
その時、マインドリンクで通信が入った。
[白音さん!! 巫女が何人か、そっちへ抜けてしまった。ごめんなさい!!]
相手は不死身の巫女たち。
人数的にも圧倒的不利。
リーパーの掩護を失ってしまっては無理からぬことではある。
しかし白音たちは動けない。
今手を離せばミサイルは落下、再び動かすには時間が足りなくなるだろう。
「まずいの」
そらが白音たちを背にして構えた。
今は自分がやるしかない。
少しでも長く巫女たちを足止めをしてみせると決意する。
「共に戦うでござるよ」
咲沙がそらの隣に立ってくれる。
しかしそらは咲沙に、白音たちとミサイルを巫女たちから目隠ししてくれるように頼んだ。
「どのみち弾頭が起爆されればみんな助からないの」
咲沙はそらの決死の覚悟を汲んでくれた。
「そらちゃん。絶対、無事に帰ろ?」
それは年上のお姉さんめいていて、くノ一口調ではなかった。
たまに素になるのずるいと思いながらそらは走り出す。
まだ木々に隠れて姿は見えないが、巫女がひとり、遠隔鑑定に触れてくるのが感じられる。
解析によると相手は茨の鞭使いらしい。
相性が悪い。そらは絶望的な気持ちになった。
そらはいくらリーパーの支援を受けたとしても、やはり身体能力が低い。
それを補って未来の先読みをして動くのだが、高速でそらの動きに対応してくる相手が一番苦手だ。
いくら先手を打って動いても、後追いでそれに追従してこられれば、いずれ追い詰められてしまう。
天敵と言っていい。
茨の鞭はどこまでも伸びて追尾できるようだった。
ひとまず千回ほど戦闘をシミュレートしてみたが、最善手でもそらが死ぬまでに僅か五分だった。
タイマーによると核爆弾の爆発まではあと十分。
さきほどの白音たちの動きから予想される、ミサイルの引き出し作業が終わるのが十五分。
普通なら間に合わない計算だが、ここに『白音補正』がかかる。
それはそらがよりシミュレーションを正確にするために考え出した補正値なのだが、『成功する可能性が無いことにチーム白音が挑戦する場合、できると仮定して補正する』というおよそオカルトめいた係数である。
そうでないと計算が合わなくなるから仕方がない。
従って爆発までの十分で、白音たちが核爆弾は阻止してくれる。
そして自分が命を賭しても稼げる時間が僅か五分。
どうやっても相手に五分の余裕を与えてしまう。
ほんの五分が、気の遠くなるほどに長い時間に思える。
名案は思い浮かばない。だが焦りは感じない。
愚直だが、やれるだけのことをやればよい。
一秒でも長く、だ。
巫女たちも馬鹿ではない。
いくら隠形していようと、そこにミサイルがあったという事実まで消えはしない。
しかし山頂に辿り着いた時に目標物が無い。
この一瞬の躊躇さえ作り出せれば、残った時間は白音たちが必ず何とかしてくれる。
そらは白音たちから少し離れて、意図的に目立つように派手に動き回る。
何本もの茨の鞭が木々の間を縫うようにして、高速でそらの方へ近づいてくるのを感じた。
視界が通っていなくとも、そらなら遠隔鑑定によって鞭や巫女の動きは手に取るように分かる。
そしてその先、未来の位置予測もたやすくできる。
そらとて白音のダブルハウリングリーパーの恩恵を受けていたから、身体能力が格段に引き上げられている。
普段とは見違えるような俊敏さで動くことができている。
しかしそれでも…………。
それでもやはり、基礎能力が違いすぎた。
もしそらに白音のような動きができたなら、どう対処すればいいか答えは出ていた。
答えは見えているのに、もどかしいほど自分の身体がついてきてくれない。
追尾性能を持った茨の鞭に追われ傷つき、木々の間を縫って逃げるうちに次第にそらは動きが鈍り、追い詰められ、ついには絡め取られてしまった。
「う、ぐっ。うわぁぁっ」
ぎりぎりと、棘のついた生き物のような鞭に締め上げられて、悲鳴を上げた。
リーパーが無ければ、体が引きちぎれていたのではないだろうか。そんな威力だった。
あっという間にズタズタになった体を、茨はなおも締め上げる。
到底自力で脱出できるようなものではなかった。
だがそらが自分の無力さに打ちひしがれようとしたその時、前触れも無く茨がブツ、ブツとちぎれてそらは地面に投げ出された。
すぐ側の細い木の幹に、クナイが突き立っている。
かなりの距離があるが、咲沙がやはりリーパーの大きな力を受けて、誰にも気づかれぬままそらを助けてくれたのだ。
[かたじけないの]
そらは自分を助けてくれたクナイを掴むと、とどめを刺すべく距離を詰めていた茨鞭使い目がけて突き立てた。
基本的に巫女たちは防御をしない。
攻める一方なので攻撃が星石に正確に当たりさえすれば、そらでも倒すことは可能だ。
星石の位置を正確に言い当てることのできるそらもまた、巫女にとっての天敵なのだ。
茨鞭使いが力を失い、ドサリと倒れた。
あと五分。
咲沙のおかげでそらはまだ生き延びている。
しかし次の瞬間、五人の巫女が接近しているのを感知した。
全員攻撃特化型の巫女ばかりだ。
彼女たちを行かせてしまえば、さすがに白音たちも核弾頭を守り切れないかもしれない。
その燃料となる放射性物質は、ひと所に大量に集めてしまうと、一気に崩壊が加速する性質を持っている。
だから容器内でひとまとめにならないようにして配置されており、これを爆縮レンズでタイミングよく一点に凝集して瞬間的な連鎖反応を引き起こす。
これが核爆弾である。
この不安定な物質に魔法の攻撃が命中すれば、一気にすべての物質が反応はしなくても、爆発に足る量の燃料がひと所に集まってしまう可能性がある。
そうなればいわゆる『過早爆発』を起こしてしまうだろう。
今そらが倒されれば、白音たちは核弾頭を積んだミサイルを運び出すというデリケートかつ過重な作業をしている時に、五人の巫女たちからの攻撃を受けることになる。
決して弾頭に傷を付けさせてはならない。
咲沙のおかげで拾った命を、この五分でどう使うべきかそらは必死で考えた。
莉美のような天啓が、自分にもあればいいのにと願う。
[そらちゃん!! 星石の位置、教えて!!]
橘香の声だった。
言う間にもマシンガンが連射されて、巫女たちを蜂の巣にしていく。
しかし彼女たちは四肢をもぎ取られ倒れようとも、意思のない人形としてすぐに起き上がり、体を引きずりながらそらの方へ迫ってくる。
そらが星石の位置をマインドリンクで橘香の脳内に表示させると、今度は橘香はライフルに持ち替えて巫女をひとりずつ正確に撃ち抜いていった。
五人全員が動かなくなるのに、二分も使っていないだろう。
[さすが軍曹、鬼、なの]
そらは橘香の出現で成功の確率が一気に跳ね上がるのを感じた。
[わたしはリーパー無くていいから、爆弾の方に集中して]
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