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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第42話 魔法少女上陸作戦 その四
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コピー能力者以外を速やかに排除できれば、もしかしたら対話が出来るかも知れない。
そらはそう考えていた。
それには守り手として配置されているのであろう巫女たちを、早々に無力化しなければならない。
[肉体強化のふたりは任せとけ!!]
結局というか、やはりというか、佳奈はそっちを選んで突っ込んでいった。
確かに細かいことを考えるのは佳奈の仕事ではない。
佳奈が戦いやすいようにするのは白音の仕事だ。
並んで前線に出ようとしたふたりに、ずん、と上から目に見えない圧力が加わる。
「重力操作って奴ね」
「上等、いいハンデだね」
増加した体重を気にも止めず、愉しそうに佳奈がふたりの巫女に迫る。
肉体強化系、と言われた巫女はしかし、別に素手で戦うわけではなかった。
手にそれぞれ、どこからともなく武器を召喚して構えた。
ひとりは長刀、もうひとりは弓を手にしている。
狐面の巫女姿によく似合っている。
和装にはおあつらえ向きの武器だったが、組み合わせとしても優秀だ。
やはりこの布陣はかなり考えて配されている。
誰かが戦略を練った上で彼女たちを操っていると考えるべきだろう。
しかしそんなことは気にも止めず、佳奈は走り出す。
後衛に下がった弓の巫女が矢継ぎ早に――文字通り矢継ぎ早に矢を放ったが、佳奈はすべてぎりぎりで躱す。
そしてひと息に距離を詰めると、軽く飛び上がって上から長刀の巫女に拳を振り下ろした。
巫女は長刀を水平に構えてそれを受け止めたのだが、佳奈はあっさりとその長刀を真ん中からへし折ってしまった。
重力による体重増加が、佳奈の上からの攻撃の威力を明らかに押し上げていた。
佳奈はそれが分かっていて飛んだのだ。
佳奈の拳が巫女の狐面を粉々に砕く。
多分顔が潰れないように狐面だけを狙っていたのだ。
白音の方は、佳奈が一番面倒臭がりそうな念動力使いを相手にしようとした。
しかしその巫女も、白音のことは無視して佳奈を捕捉しているらしかった。
手をかざすと先ほどの弓の巫女が放った矢が、すべて不自然なカーブを描いて佳奈の方へ戻ってきた。
「あ、ちょっと待ちなさいよっ!」
ひゅんひゅんと音を立てて、何本もの矢が佳奈を追い回す。
結局四人の巫女全員が佳奈に向かってしまった。
少し白音が不満そうな顔をする。
[白音ちゃん、相手は巫女を使い捨てるつもり。ダメージ覚悟でまずひとり、先に佳奈ちゃんを集中して排除しようとしてる]
[分かってる、分かってるけどね。何で佳奈が優先目標なのよっ!!]
そらがマインドリンクで多分白音を宥めてくれているのだが、気の強い女帝様は自分が見くびられたことに腹を立てていた。
翼を開いてグンと加速すると、佳奈と背中合わせの位置に立って、迫る矢をすべて光の剣で叩き斬った。
白音もやはり、重力の影響を受けているとは思えないような速度だ。
翼に発生する揚力を利用して、走る方向に大きく加速力を加えたのだ。
大きく幅広に収束された魔力の剣で、矢をほとんど消し炭にしてしまっている。
「さんきゅっ」
「ええ、ええ」
佳奈も白音の声の中に苛立ちを感じ取った。
「まあまあ。リラックスしていこうぜ」
しかし白音はその場からフッと消えると、飛び上がった。
飛び回る矢よりも速く飛んで追いつき、次々と叩き落としていく。
弓の巫女が矢をつがえるよりも速くすべての矢を灰と煙に変え、地上に降り立った時には弓の巫女の胸をその剣で捉えていた。
今度は刀身を細く収斂させて、やはり星石だけを壊すようにして貫く。
巫女は静かに、白音の腕の中に倒れ込んだ。
白音が弓の巫女を惹きつけてくれた隙に佳奈も、そらがマインドリンクで教えてくれている長刀の巫女の星石めがけて掌底を繰り出した。
「赤玉ショット!!」
掌が直接当たったところにダメージはなかったが、巫女の体内に衝撃波となった魔力が伝わって、星石が体内に在るまま弾けて散る。
変な技名を叫んでいるのは莉美が考案したものだろう、絶対。
弓の巫女、長刀の巫女が共に物言わぬ骸に還った。
「倒し方、考えてくれてたんだ」
「まあ、アタシ普通に殴ったらぐちゃぐちゃになっちゃうからな」
技名は色々問題がありそうだったが、白音は微笑んだ。
ひとまず佳奈は、白音の機嫌が直って良かったと思う。
あっさりふたりが倒されてしまったのを見て取り、重力使いがふたりにのしかかる力を増していった。
そしてさらに、念動力使いが重力と同じ方向に見えざる力を上乗せする。
その背後では炎の巫女と風の巫女がじりっとにじり寄ってきた。
動けなくしておいて焼き殺そうという算段だろう。
「おおお、ふたり分かぁ。さすがにきついな。白音、手を貸そうか?」
「冗談。ノッてきたところよ」
ふたりを地面にひれ伏せさせようという強大な力を、それでも物ともせずに白音たちは前へと進む。
それを見た背後の炎と風の巫女が魔法を放った。
先程よりもやはり強大になった火炎の嵐がふたりを襲う。
その間にいた重力使いと念動力使いも、もろともに焼き殺そうという攻撃だ。
やはり連携はしても彼女たちには、自分や仲間の命を尊重するという思考は欠落しているらしい。
「そういう非情なことすると、白音ちゃんが怒るからやめて欲しい」
一恵が転移ゲートを開いて、火炎の嵐を中へ招き入れる。
相手の魔力を大きく上回っていれば、敵対的な反応を持つ魔法でも丸ごと転移ゲートへ押し込むことが可能となる。
どこへ消えたのかは誰も知らない。
「ごめんね。わたし、あのふたりほど上手く武器を扱えないのよ」
炎と風の巫女のすぐ側に、ゲートを使わない直接転移で一恵が移動した。
巫女たちに反応する隙を与えずに、剣状にした次元の刃でふたりの体を貫いて星石を破壊する。
確かに白音や佳奈と比べると、傷口が大雑把に大きく開いてしまっている。
四人まで倒されたのを見た念動力使いと重力使いの魔力が、急激に膨れ上がるのを感じた。
[魔力を暴走させるつもりみたい!]
そらが警告を発するが、白音と佳奈の目の前でそんなに長い時間を待ってもらえるはずはなかった。
暴走して酷いことになる前にふたりとも星石を砕かれ、ぷっつりと魔力が途絶えて倒れ込む。
「随分あっさりね」
白音は手応えがなさ過ぎるのをかえって不気味に感じた。
「劣化コピーの方なのかもしれない。私の鑑定だと、コピーかどうかの区別はつかないから」
そらが申し訳なさそうに言う。
「そういうもんなの?」
佳奈はそらにも分からないことはあるんだなと、妙に感心した。
「うん。私にも、コピーだっていう印なんかどこにもついてないでしょ?」
全員にメチャクチャ睨まれてそらは黙った。
びっくりするほど怖かった。
特に他意もなく例えて言っただけなのだが、他意が無かっただけに深く反省した。
怒った顔がとても寂しそうに思えたからだ。
「ごめんなさい、もう言わないの。…………その、劣化コピーだから能力が高いかどうかで判別するしかないかも」
「どこかに本体がまだいるかもしれないってことね。でも偽物だったからと言って放置もできないしね」
そう言いながら一恵は、建屋の周りを守って渦巻いていた火炎の嵐に対して空間歪曲を使った。
術者が倒れたので放っておけばいずれ終息していくのだろうが、その渦巻きの円周をほんの僅かに内側へ縮めてやる。
すると小さくなった火炎が建屋を巻き込み始めた。
バリバリと音を立て建屋の壁が溶け、あるいはちぎれ飛んでいく。あっという間にリンゴの皮をむくようにして丸裸になってしまった。
建屋は本当に急ごしらえで、壁と屋根くらいしか構造物が無かったらしい。
後にはただ巨大なゲートと、おそらくはそらが教えてくれたふたり――感知系魔法使いとコピー能力使い――だけが存在していた。
ひとりは狐面の巫女だったが、もうひとりは初対面だが資料で飽きるほど見た顔、根来親通その人だった。
親通にしてもチーム白音についてはよく知っている。
敵対した時点でこの程度のことは想定済みだったのだろう。
今更驚いた様子も無く悠然と構えている。
「初めまして、だな。チーム白音の諸君」
そらはそう考えていた。
それには守り手として配置されているのであろう巫女たちを、早々に無力化しなければならない。
[肉体強化のふたりは任せとけ!!]
結局というか、やはりというか、佳奈はそっちを選んで突っ込んでいった。
確かに細かいことを考えるのは佳奈の仕事ではない。
佳奈が戦いやすいようにするのは白音の仕事だ。
並んで前線に出ようとしたふたりに、ずん、と上から目に見えない圧力が加わる。
「重力操作って奴ね」
「上等、いいハンデだね」
増加した体重を気にも止めず、愉しそうに佳奈がふたりの巫女に迫る。
肉体強化系、と言われた巫女はしかし、別に素手で戦うわけではなかった。
手にそれぞれ、どこからともなく武器を召喚して構えた。
ひとりは長刀、もうひとりは弓を手にしている。
狐面の巫女姿によく似合っている。
和装にはおあつらえ向きの武器だったが、組み合わせとしても優秀だ。
やはりこの布陣はかなり考えて配されている。
誰かが戦略を練った上で彼女たちを操っていると考えるべきだろう。
しかしそんなことは気にも止めず、佳奈は走り出す。
後衛に下がった弓の巫女が矢継ぎ早に――文字通り矢継ぎ早に矢を放ったが、佳奈はすべてぎりぎりで躱す。
そしてひと息に距離を詰めると、軽く飛び上がって上から長刀の巫女に拳を振り下ろした。
巫女は長刀を水平に構えてそれを受け止めたのだが、佳奈はあっさりとその長刀を真ん中からへし折ってしまった。
重力による体重増加が、佳奈の上からの攻撃の威力を明らかに押し上げていた。
佳奈はそれが分かっていて飛んだのだ。
佳奈の拳が巫女の狐面を粉々に砕く。
多分顔が潰れないように狐面だけを狙っていたのだ。
白音の方は、佳奈が一番面倒臭がりそうな念動力使いを相手にしようとした。
しかしその巫女も、白音のことは無視して佳奈を捕捉しているらしかった。
手をかざすと先ほどの弓の巫女が放った矢が、すべて不自然なカーブを描いて佳奈の方へ戻ってきた。
「あ、ちょっと待ちなさいよっ!」
ひゅんひゅんと音を立てて、何本もの矢が佳奈を追い回す。
結局四人の巫女全員が佳奈に向かってしまった。
少し白音が不満そうな顔をする。
[白音ちゃん、相手は巫女を使い捨てるつもり。ダメージ覚悟でまずひとり、先に佳奈ちゃんを集中して排除しようとしてる]
[分かってる、分かってるけどね。何で佳奈が優先目標なのよっ!!]
そらがマインドリンクで多分白音を宥めてくれているのだが、気の強い女帝様は自分が見くびられたことに腹を立てていた。
翼を開いてグンと加速すると、佳奈と背中合わせの位置に立って、迫る矢をすべて光の剣で叩き斬った。
白音もやはり、重力の影響を受けているとは思えないような速度だ。
翼に発生する揚力を利用して、走る方向に大きく加速力を加えたのだ。
大きく幅広に収束された魔力の剣で、矢をほとんど消し炭にしてしまっている。
「さんきゅっ」
「ええ、ええ」
佳奈も白音の声の中に苛立ちを感じ取った。
「まあまあ。リラックスしていこうぜ」
しかし白音はその場からフッと消えると、飛び上がった。
飛び回る矢よりも速く飛んで追いつき、次々と叩き落としていく。
弓の巫女が矢をつがえるよりも速くすべての矢を灰と煙に変え、地上に降り立った時には弓の巫女の胸をその剣で捉えていた。
今度は刀身を細く収斂させて、やはり星石だけを壊すようにして貫く。
巫女は静かに、白音の腕の中に倒れ込んだ。
白音が弓の巫女を惹きつけてくれた隙に佳奈も、そらがマインドリンクで教えてくれている長刀の巫女の星石めがけて掌底を繰り出した。
「赤玉ショット!!」
掌が直接当たったところにダメージはなかったが、巫女の体内に衝撃波となった魔力が伝わって、星石が体内に在るまま弾けて散る。
変な技名を叫んでいるのは莉美が考案したものだろう、絶対。
弓の巫女、長刀の巫女が共に物言わぬ骸に還った。
「倒し方、考えてくれてたんだ」
「まあ、アタシ普通に殴ったらぐちゃぐちゃになっちゃうからな」
技名は色々問題がありそうだったが、白音は微笑んだ。
ひとまず佳奈は、白音の機嫌が直って良かったと思う。
あっさりふたりが倒されてしまったのを見て取り、重力使いがふたりにのしかかる力を増していった。
そしてさらに、念動力使いが重力と同じ方向に見えざる力を上乗せする。
その背後では炎の巫女と風の巫女がじりっとにじり寄ってきた。
動けなくしておいて焼き殺そうという算段だろう。
「おおお、ふたり分かぁ。さすがにきついな。白音、手を貸そうか?」
「冗談。ノッてきたところよ」
ふたりを地面にひれ伏せさせようという強大な力を、それでも物ともせずに白音たちは前へと進む。
それを見た背後の炎と風の巫女が魔法を放った。
先程よりもやはり強大になった火炎の嵐がふたりを襲う。
その間にいた重力使いと念動力使いも、もろともに焼き殺そうという攻撃だ。
やはり連携はしても彼女たちには、自分や仲間の命を尊重するという思考は欠落しているらしい。
「そういう非情なことすると、白音ちゃんが怒るからやめて欲しい」
一恵が転移ゲートを開いて、火炎の嵐を中へ招き入れる。
相手の魔力を大きく上回っていれば、敵対的な反応を持つ魔法でも丸ごと転移ゲートへ押し込むことが可能となる。
どこへ消えたのかは誰も知らない。
「ごめんね。わたし、あのふたりほど上手く武器を扱えないのよ」
炎と風の巫女のすぐ側に、ゲートを使わない直接転移で一恵が移動した。
巫女たちに反応する隙を与えずに、剣状にした次元の刃でふたりの体を貫いて星石を破壊する。
確かに白音や佳奈と比べると、傷口が大雑把に大きく開いてしまっている。
四人まで倒されたのを見た念動力使いと重力使いの魔力が、急激に膨れ上がるのを感じた。
[魔力を暴走させるつもりみたい!]
そらが警告を発するが、白音と佳奈の目の前でそんなに長い時間を待ってもらえるはずはなかった。
暴走して酷いことになる前にふたりとも星石を砕かれ、ぷっつりと魔力が途絶えて倒れ込む。
「随分あっさりね」
白音は手応えがなさ過ぎるのをかえって不気味に感じた。
「劣化コピーの方なのかもしれない。私の鑑定だと、コピーかどうかの区別はつかないから」
そらが申し訳なさそうに言う。
「そういうもんなの?」
佳奈はそらにも分からないことはあるんだなと、妙に感心した。
「うん。私にも、コピーだっていう印なんかどこにもついてないでしょ?」
全員にメチャクチャ睨まれてそらは黙った。
びっくりするほど怖かった。
特に他意もなく例えて言っただけなのだが、他意が無かっただけに深く反省した。
怒った顔がとても寂しそうに思えたからだ。
「ごめんなさい、もう言わないの。…………その、劣化コピーだから能力が高いかどうかで判別するしかないかも」
「どこかに本体がまだいるかもしれないってことね。でも偽物だったからと言って放置もできないしね」
そう言いながら一恵は、建屋の周りを守って渦巻いていた火炎の嵐に対して空間歪曲を使った。
術者が倒れたので放っておけばいずれ終息していくのだろうが、その渦巻きの円周をほんの僅かに内側へ縮めてやる。
すると小さくなった火炎が建屋を巻き込み始めた。
バリバリと音を立て建屋の壁が溶け、あるいはちぎれ飛んでいく。あっという間にリンゴの皮をむくようにして丸裸になってしまった。
建屋は本当に急ごしらえで、壁と屋根くらいしか構造物が無かったらしい。
後にはただ巨大なゲートと、おそらくはそらが教えてくれたふたり――感知系魔法使いとコピー能力使い――だけが存在していた。
ひとりは狐面の巫女だったが、もうひとりは初対面だが資料で飽きるほど見た顔、根来親通その人だった。
親通にしてもチーム白音についてはよく知っている。
敵対した時点でこの程度のことは想定済みだったのだろう。
今更驚いた様子も無く悠然と構えている。
「初めまして、だな。チーム白音の諸君」
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