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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第22話 魔法少女探知レーダー その三
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桃澤千尋と、さらわれた少女たちの居場所を突き止める。
その作戦の決行間際、莉美が白音たちを引き留めた。
「あたしたち一応魔法少女だからさ、白音ちゃんの妹たちには顔見られない方がいいと思うの」
莉美がそう言いながら、白音と佳奈に覆面を渡す。
ハロウィン用にどうかと思って買っていたマスクらしい。
「それに転移先が人目に付く場所だったら困るじゃない? ちょっと待ってってわけにもいかないし」
そういうところに気が回るのは本当に莉美の才能だと思う。
白音だけだったら、後で火消しが大変になるのだろう。
感謝しながらマスクを受け取る。
「!!」
かぶってみると、白音に渡されたのは虎の覆面だった。
「プロレスラーみたいじゃないのよぅ…………」
莉美が持ってくれている小さな鏡に自分を映しながら、白音は肩を落とす。
魔法少女のコスチュームに虎の覆面は相性が良すぎて、もう女子プロレスラーにしか見えない。
「若葉学園のために戦う正義のヒロインだったらやっぱこれでしょ!」
莉美のその感覚はよく分からない。
でもちょこんと付いた猫耳はちょっとかわいいと思った。
佳奈には莉美が前からかぶって欲しいと思っていた黒豹が渡してある。
黙って文句も言わずかぶっていたが、似合いすぎていて怖い。
それは白音も認めざるを得ない。
何か面白いことを思いついた時は、莉美の頭脳には電光のようなセルフブーストがかかるらしい。
「そしてあたしは…………」
と自分もマスクをかぶる。
「莉美は後から来るからいらないんでしょ? そらちゃんがしばらく休まないと動けないって…………」
「あたしの役ってちょっと多めに魔力使うだけでしょ? 全然へーき」
「あ、そう。ちょっとなのね。……まあ、助かるんだけど」
そらが綿密にシミュレーションをしてくれたはずである。
なのにそこは、莉美の言うことの方が正しいのだろうと思える。
きっとだ。
莉美がかぶったのはライオンのマスクだった。
立派なタテガミがある。
「あたしいつも後衛だから、後ろに控えててボス感あるでしょ?」
「いやボスって、莉美。それ、オスじゃん……」
黒豹姿の佳奈がツッコミを入れる。
確かに体は魔法少女で顔だけオスではある。
あるけれど、どうでもいいように白音には思える。
佳奈は大雑把なようで、意外とこだわる時はこだわる。
「知ってる? 佳奈ちゃん」
「な、何?」
深刻な口調で莉美が告白する。
「メスライオンのマスクって、何のマスクか分かんなくなるんだよ? タテガミないし」
「ああそう……、まあ莉美がいいんならいいけど」
佳奈は視界が制限されないよう目の周りを少し広げている。
白音もそれに倣う。
ふと、これ録音されてるんだっけ、と思ってふたりの女の子の方を見る。
彼女たちは「うんうんうん」と強めに三度頷いてくれた。
この部分はオフレコにしておいてくれるらしい。
「よっし、準備オッケー!」
佳奈が白音にゴーサインを出す。
少し気持ちがほぐれた。
適度な緊張は良いが、過ぎれば上手くいくものも行かなくなるだろう。
そういうことを佳奈や莉美は教えてくれる。
「こっちはいつでもいいわよ。そらちゃん、お願い」
「オケイ、白音ちゃん。理想は日本全土を把握したいんだけど、計算上では苦しいと思う。できるだけ拡げて」
莉美には可能らしい。
が、一恵とそらがそれをカバーしきれないのだ。
「そこはわたしに任せて」
白音がちょっと今までとは違う雰囲気で、少し時間をかけて魔力を練る。
「正帰還増幅強化!!」
いつものリーパーと違う、段違いの強化がかかる。
魔法少女たちの力がぐんと増すのが分かる。
以前ショッピングモールでリンクスと共に戦った時に、白音は自分を強化してくれる人を強化すると、足し算ではなくかけ算で能力が上昇するのを感じた。
ということは自分をリーパーで強化して、リーパーの魔法を強化すれば同じことができるのではないかと思いついたのだ。
が、思ったよりは体への負担が大きかった。
脳を締め付けるような痛みを感じる。
早々うまい話はないのだろうが、問題は無い。
必要な間だけもてばいいのだ。
多分日本国中の魔法少女たちが、突風でも吹いたのかと思っただろう。
莉美が広大な範囲をカバーすべく未曾有の強さの魔力波を発生させ、一恵がその精度を担保すべくサブミリの誤差でグリッド状に整える。
実戦でのふたりの初めての共同作業が嵐となって全国を駆け抜けた。
そらは万能感にも似た高揚を白音から受け取り、「これで行ける」と確信する。
1000キロメートル先の蝶の羽ばたきですら感じ取れそうだった。
そして感度が上がったおかげで膨大になった魔力の反響データは、そら自身とブルームのスーパーコンピュータで並列処理をする。
白音はそのスパコンもマインドリンクで繋がっていることを知っていたので、一緒にリーパーで強化していた。
うっかりすると自我に目覚めてしまいそうなほどに強化されたスパコンとそらが手を取り合って、瞬時にデータを再構成していく。
日本全土がそらの脳内で、メタバースも驚くような精緻な3Dデータになった。
魔法少女が突風と感じるような魔力波は、国内に様々な影響を与えているはずだった。
魔力を感知できるものならば、人、動物を問わずさぞや驚いていることだろう。
魔力に干渉するような機器があればそこにも異常が出る。
ギルドはちゃっかり自分たちの魔力紋認証システムは一時シャットダウンしている。
政府にも一応通告はしたが、時間的に多分何も対策できなかっただろう。
一般社会にはさしたる影響はないだろうが、その筋の組織にはあとでお詫び行脚の必要がありそうだった。
ほんの瞬きほどの間に、そらが中部地方の内陸県、その山中から救難信号が出ていると算出した。
白音の正帰還増幅強化がなければ、探査の網が届いていなかったであろう場所だ。
マインドリンクで一恵に3Dデータと位置情報が共有された。
一恵は、脳内で日本そっくりの異世界に迷い込んだのかと錯覚した。
それほどの圧倒的情報量に息を呑む。
現実と何ら変わりのない感覚だったので、いつもどおりに転移ゲートを開くことができる。
しかし目的地までは200キロメートル近くある。
そこに可能な限り精密な位置に、5人分の転移に耐えうるゲートを開かなければならない。
一恵は過剰負荷に耐えながらそこまでやり遂げると、ふらついてへたり込んでしまった。
そらもやはり限界が来たようで、少し休むと言って机に突っ伏した。
ふたりとも魔力は莉美から十分供給してもらっているのだがやはりきつい。
その間五秒も経っていないのだが、体力と精神力が限界まで消耗していた。
「お疲れ様、あとは任せて」
虎のマスクの白音がふたりを労うと、猫科の魔法少女たちが転移ゲートに飛び込んでいった。
ライオンの莉美も何事もなかったような様子でついて行く。
「莉美ちゃん、ハロウィンは私の分のマスクもよろしくね」
見送りながら一恵がそう言うと、莉美は両手で鈎爪を構えるようなポーズをして「がお」と短く返事をして消えた。
転移ゲートの先は地下50メートルにあるらしかった。
そんなに深いところの信号をよく拾えるものだと白音は驚く。
実際そらからリンクされた脳内のマップは地下に行くほどS/Nが悪く、ノイズが増えて曖昧になっている。
それでも救難信号だけはクリアに高精度で捉えられているのは、そらの執念と奮闘の賜だろう。
ここから先は時間の勝負になる。
白音がそう思って気合いを入れてゲートから飛び出すと、狐面の巫女と鉢合わせした。すぐ目の前にいたので、ちょっとびっくりした。
巫女は一瞬動きを止めたが、特に驚くような様子はなかった。
跳ぶように後退して距離を取ると、すぐに白音たちへの迎撃態勢を取る。
巫女が魔力を放つと、その周囲に待機していた金属製の人形のようなものが四体、動き始めた。
身長は3メートルといったところだろうか。
白音たちと巫女の間に割り込み、立ち塞がるようにする。
「あれは!!」
「金髪パーマの魔法?!」
その作戦の決行間際、莉美が白音たちを引き留めた。
「あたしたち一応魔法少女だからさ、白音ちゃんの妹たちには顔見られない方がいいと思うの」
莉美がそう言いながら、白音と佳奈に覆面を渡す。
ハロウィン用にどうかと思って買っていたマスクらしい。
「それに転移先が人目に付く場所だったら困るじゃない? ちょっと待ってってわけにもいかないし」
そういうところに気が回るのは本当に莉美の才能だと思う。
白音だけだったら、後で火消しが大変になるのだろう。
感謝しながらマスクを受け取る。
「!!」
かぶってみると、白音に渡されたのは虎の覆面だった。
「プロレスラーみたいじゃないのよぅ…………」
莉美が持ってくれている小さな鏡に自分を映しながら、白音は肩を落とす。
魔法少女のコスチュームに虎の覆面は相性が良すぎて、もう女子プロレスラーにしか見えない。
「若葉学園のために戦う正義のヒロインだったらやっぱこれでしょ!」
莉美のその感覚はよく分からない。
でもちょこんと付いた猫耳はちょっとかわいいと思った。
佳奈には莉美が前からかぶって欲しいと思っていた黒豹が渡してある。
黙って文句も言わずかぶっていたが、似合いすぎていて怖い。
それは白音も認めざるを得ない。
何か面白いことを思いついた時は、莉美の頭脳には電光のようなセルフブーストがかかるらしい。
「そしてあたしは…………」
と自分もマスクをかぶる。
「莉美は後から来るからいらないんでしょ? そらちゃんがしばらく休まないと動けないって…………」
「あたしの役ってちょっと多めに魔力使うだけでしょ? 全然へーき」
「あ、そう。ちょっとなのね。……まあ、助かるんだけど」
そらが綿密にシミュレーションをしてくれたはずである。
なのにそこは、莉美の言うことの方が正しいのだろうと思える。
きっとだ。
莉美がかぶったのはライオンのマスクだった。
立派なタテガミがある。
「あたしいつも後衛だから、後ろに控えててボス感あるでしょ?」
「いやボスって、莉美。それ、オスじゃん……」
黒豹姿の佳奈がツッコミを入れる。
確かに体は魔法少女で顔だけオスではある。
あるけれど、どうでもいいように白音には思える。
佳奈は大雑把なようで、意外とこだわる時はこだわる。
「知ってる? 佳奈ちゃん」
「な、何?」
深刻な口調で莉美が告白する。
「メスライオンのマスクって、何のマスクか分かんなくなるんだよ? タテガミないし」
「ああそう……、まあ莉美がいいんならいいけど」
佳奈は視界が制限されないよう目の周りを少し広げている。
白音もそれに倣う。
ふと、これ録音されてるんだっけ、と思ってふたりの女の子の方を見る。
彼女たちは「うんうんうん」と強めに三度頷いてくれた。
この部分はオフレコにしておいてくれるらしい。
「よっし、準備オッケー!」
佳奈が白音にゴーサインを出す。
少し気持ちがほぐれた。
適度な緊張は良いが、過ぎれば上手くいくものも行かなくなるだろう。
そういうことを佳奈や莉美は教えてくれる。
「こっちはいつでもいいわよ。そらちゃん、お願い」
「オケイ、白音ちゃん。理想は日本全土を把握したいんだけど、計算上では苦しいと思う。できるだけ拡げて」
莉美には可能らしい。
が、一恵とそらがそれをカバーしきれないのだ。
「そこはわたしに任せて」
白音がちょっと今までとは違う雰囲気で、少し時間をかけて魔力を練る。
「正帰還増幅強化!!」
いつものリーパーと違う、段違いの強化がかかる。
魔法少女たちの力がぐんと増すのが分かる。
以前ショッピングモールでリンクスと共に戦った時に、白音は自分を強化してくれる人を強化すると、足し算ではなくかけ算で能力が上昇するのを感じた。
ということは自分をリーパーで強化して、リーパーの魔法を強化すれば同じことができるのではないかと思いついたのだ。
が、思ったよりは体への負担が大きかった。
脳を締め付けるような痛みを感じる。
早々うまい話はないのだろうが、問題は無い。
必要な間だけもてばいいのだ。
多分日本国中の魔法少女たちが、突風でも吹いたのかと思っただろう。
莉美が広大な範囲をカバーすべく未曾有の強さの魔力波を発生させ、一恵がその精度を担保すべくサブミリの誤差でグリッド状に整える。
実戦でのふたりの初めての共同作業が嵐となって全国を駆け抜けた。
そらは万能感にも似た高揚を白音から受け取り、「これで行ける」と確信する。
1000キロメートル先の蝶の羽ばたきですら感じ取れそうだった。
そして感度が上がったおかげで膨大になった魔力の反響データは、そら自身とブルームのスーパーコンピュータで並列処理をする。
白音はそのスパコンもマインドリンクで繋がっていることを知っていたので、一緒にリーパーで強化していた。
うっかりすると自我に目覚めてしまいそうなほどに強化されたスパコンとそらが手を取り合って、瞬時にデータを再構成していく。
日本全土がそらの脳内で、メタバースも驚くような精緻な3Dデータになった。
魔法少女が突風と感じるような魔力波は、国内に様々な影響を与えているはずだった。
魔力を感知できるものならば、人、動物を問わずさぞや驚いていることだろう。
魔力に干渉するような機器があればそこにも異常が出る。
ギルドはちゃっかり自分たちの魔力紋認証システムは一時シャットダウンしている。
政府にも一応通告はしたが、時間的に多分何も対策できなかっただろう。
一般社会にはさしたる影響はないだろうが、その筋の組織にはあとでお詫び行脚の必要がありそうだった。
ほんの瞬きほどの間に、そらが中部地方の内陸県、その山中から救難信号が出ていると算出した。
白音の正帰還増幅強化がなければ、探査の網が届いていなかったであろう場所だ。
マインドリンクで一恵に3Dデータと位置情報が共有された。
一恵は、脳内で日本そっくりの異世界に迷い込んだのかと錯覚した。
それほどの圧倒的情報量に息を呑む。
現実と何ら変わりのない感覚だったので、いつもどおりに転移ゲートを開くことができる。
しかし目的地までは200キロメートル近くある。
そこに可能な限り精密な位置に、5人分の転移に耐えうるゲートを開かなければならない。
一恵は過剰負荷に耐えながらそこまでやり遂げると、ふらついてへたり込んでしまった。
そらもやはり限界が来たようで、少し休むと言って机に突っ伏した。
ふたりとも魔力は莉美から十分供給してもらっているのだがやはりきつい。
その間五秒も経っていないのだが、体力と精神力が限界まで消耗していた。
「お疲れ様、あとは任せて」
虎のマスクの白音がふたりを労うと、猫科の魔法少女たちが転移ゲートに飛び込んでいった。
ライオンの莉美も何事もなかったような様子でついて行く。
「莉美ちゃん、ハロウィンは私の分のマスクもよろしくね」
見送りながら一恵がそう言うと、莉美は両手で鈎爪を構えるようなポーズをして「がお」と短く返事をして消えた。
転移ゲートの先は地下50メートルにあるらしかった。
そんなに深いところの信号をよく拾えるものだと白音は驚く。
実際そらからリンクされた脳内のマップは地下に行くほどS/Nが悪く、ノイズが増えて曖昧になっている。
それでも救難信号だけはクリアに高精度で捉えられているのは、そらの執念と奮闘の賜だろう。
ここから先は時間の勝負になる。
白音がそう思って気合いを入れてゲートから飛び出すと、狐面の巫女と鉢合わせした。すぐ目の前にいたので、ちょっとびっくりした。
巫女は一瞬動きを止めたが、特に驚くような様子はなかった。
跳ぶように後退して距離を取ると、すぐに白音たちへの迎撃態勢を取る。
巫女が魔力を放つと、その周囲に待機していた金属製の人形のようなものが四体、動き始めた。
身長は3メートルといったところだろうか。
白音たちと巫女の間に割り込み、立ち塞がるようにする。
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「金髪パーマの魔法?!」
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