71 / 214
第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第22話 魔法少女探知レーダー その二
しおりを挟む
行方不明になっている桃澤千尋の、居場所を突き止める方策をそらたちが準備したという。
千尋の足取りを追えれば、さらわれた少女たちの行方を掴むことも可能だと白音たちは考えていた。
「迎えに来たわ。今そらちゃんが最終調整をしてくれてる。あと三十分もあれば準備できるそうよ」
そう言ってウインクをする一恵の表情には、少し余裕が戻っている。
さすがは『悪の天才科学者』コンビである。
半日欲しいと言っていたが、まだ四、五時間程しか経っていないだろう。
三十分と聞いた佳奈は一旦家に帰ることにしたようだった。
一恵に頼んで何やら準備があるらしい。
佳奈、莉美、そらはまた例によって『お泊まり』してくる、と既にアリバイ作りも万端だった。
白音は最難関の自分のお母さんには嘘をつく必要がなくなっている。
幾分か気が楽にはなったのだが、そろそろ三人の親にも何か言われるかもしれない。
いくら夏休みでも少し度が過ぎているようには思うのだ。
◇
きっかり三十分後、チーム白音はブルームの小会議室に集合した。
そこには魔法少女と思われる女性がふたり待っていた。
名前は知らないが、ギルドの事務方を手伝ってくれている子たちだ。
リンクス、蔵間、それに橘香は被害児童のいる各地の養護施設と連絡を取り合って飛び回っているらしい。
一恵が先に、それぞれの施設とここを行き来できるようにこっそりと転移ゲートを設置済みだった。
事務方の魔法少女たちは、緊急時の連絡や対応を任されているらしい。
それと白音たちに「こんな時に申し訳ないのですが」と前置きして会話の録音の許可を求めてきた。
今回行われる『救難信号発信チップの位置特定』のことを研究資料としてのこしておき、後日検証したいのだそうだ。
録音を行いつつ、さらにメモを取る用意もしている。
白音はそらと一恵の方を見る。
ブルームの研究者たちと一緒に技術開発をする上では良い資料になるだろう。
ふたりにも異論は無い。
「それじゃ今から、チーム白音のみんなの力を借りて、桃澤千尋さんのスマホからくり抜かれていたチップの場所を探すね」
そらが多分、後で資料化しやすいように意識してそう言った。
そらはこの場所でそれを始めるつもりらしかった。
「あの廃校を中心にしなくていいの?」
白音はてっきり、今から小学校へ向かうのだと思っていた。
「これだけ組織だってると、もっと広範囲を調べるべき。それに一度これをやるとチップから魔力信号が出るから、向こうにも気づかれると思う。だからチャンスは一度きりで、カバー範囲は最低でもここからあの小学校と、それに被害に遭った子がいる養護施設を全部丸ごと含めたいの」
「丸ごと……」
つまり最低でも関東圏をすべて、一度に調べたいということだ。
かなり覚悟のいる途方もなさだ。
「簡単に仕組みを説明するの。まずここから強力な魔力を全方位に放射して、それによってチップの救難信号を発信させる。そして魔力波として返って来るその救難信号を捉えて位置を特定する。幸い千尋ちゃんのチップはまだ実験段階だから出回ってる数は多くない。千尋ちゃん以外のチップの位置は既に把握済み。複数反応があっても判別が可能」
ここまでは多分、初めから皆想定していたことだ。
大規模にそれを実行するだけの魔力や能力が自分たちにあるのかどうか、だけが問題になっている。
「ただしこのやり方には問題があって、うまく信号を捉えたとしても、方向と大まかな距離くらいしか分からないの。だからそれを頼りに信号の発信位置を探すと時間がかかってしまう。魔力を放射した時点で相手には察知されるはずだから、それだと多分逃げられてしまうの。そのため位置を速やかにピンポイントで特定し、間を置かず転移で一気に向かう必要がある」
そらもできるだけ分かりやすいように、早口にならないように気をつけて喋ってくれているらしい。
しかし正直なところ、白音にも大まかな雰囲気くらいしか分からなかった。
その莫大な量に上る魔力を放射するのは、もちろん莉美の仕事だ。
ただし位置を繊細に特定しなければならないので、一恵の力を借りて完璧に整流された魔力場、いわば魔力のグリッドのようにそれを整形する。
そして白音の能力強化の力を借りて威力を上げ、関東中心に広大なマス目を掛けるのだ。
返ってきた救難信号を拾うセンサーの役は、最も魔力感度の高いそらが行う。
信号は遠距離で微弱なため、同じく白音と莉美の力を借りてできるだけ広範囲で詳細な把握を目指す。
ただしそれだけではやはり正確な方向が分かるのみでデータが足りない。
このまま位置を特定するには自分たちが移動してもう一度同じ事をすればいいのだが、それでは時間がかかりすぎてしまう。
そこでグリッドの位相を傾斜させる。
「あたしが傾くの?」
傾斜と聞いて、莉美は首を四十五度斜めに傾げる。
「傾けるのはわたしがやるわ。莉美ちゃんはできるだけ均質な魔力を三度、パルスで出して。タイミングは精神連携でそらちゃんが教えてくれる。みんなが完璧にシンクロしないといけないから」
一恵の言うシンクロとは、莉美、そら、一恵の三人がひとつの機械のようになって完璧に動作するということだろう。
莉美に掛かる負担が随分大きい。
白音が少し心配して見ていると佳奈と目があった。
佳奈が頷く。大丈夫だろ、と言っているようだった。
その役回りがむしろ莉美で良かったと白音も思う。
莉美以外には任せられまい。
やる時はやってくれる女の子なのだ。
傾斜位相で魔力グリッドを三度放つと、魔力の反響の仕方によってそらの頭の中には立体地図ができあがるらしい。
そして非接触通信チップは、魔力を受けると一旦回路に誘導電流が流れ、その電力によって魔力信号を発振する。
このため通常のエコーよりは数ミリ秒遅れてこちらに到達する。
すなわちそらがデータを収集するタイミングをその分遅らせれば、その時最も強い信号が救難信号ということになる、らしい……。
解像度を考えるととんでもないデータ量なのだが。
「ごめんね莉美ちゃん」
「?」
何故かそらが謝った。
「この前、魔法少女探知レーダーなんて無いって言ったの。ここにある」
「あたしの言ったことが実現できるのって、そらちゃんだけだよね。むしろびっくりだよ?」
ここにしかないからまあいいんじゃないかな、と白音は思う。
魔力グリッドを三度放つのにかかる時間がおよそ三秒。
そらの脳内にできあがった仮想マップを一恵とリンクしたら、一恵がその地点への転移ゲートを出す。
他者が脳内に思い描いた特定地点をマインドリンクによって一恵と共有すれば、そこへの転移が可能になることは実験済みらしい。
十分な解像度さえあれば、たとえ仮想マップでも一恵が場所を指定するのに耐えられるそうだ。
場所の特定直後はおそらく魔法使用の過剰負荷によって莉美、そら、一恵の三人は使い物にならないだろうから、白音と佳奈が先行する。
ふたりで千尋やさらわれた少女たちを探し、その安全確保を最優先する。
敵がいればその排除を行う。
そして莉美たち三人は回復次第ふたりのバックアップに向かう。
こういう手筈である
「じゃあみんな準備はいい? 変身よっ!!」
一生懸命メモを取っていたふたりの少女も、思わず手を止めてその変身に見入る。
白音のかけ声に合わせて五人が同時に変身すると、桜、空、黄金、鮮紅、菖蒲、それぞれの放つ輝きが織り交ぜてまるで虹のように美しく彩られ、側で見る者はその中に溶け込んだような錯覚を覚えた。
全員が変身を終えると、事務方の少女たちは、はっと我に返る。
「よろしくお願いします」
「ご無事で!!」
そらの精神連携でチーム白音がひとつに繋がると、莉美が呼び止めた。
「あ、待って」
莉美が持って来ていた鞄から何かをごそごそと探し始める。
「あたしたち魔法少女だからさ、一応白音ちゃんの妹たちには顔見られない方がいいと思うの」
千尋の足取りを追えれば、さらわれた少女たちの行方を掴むことも可能だと白音たちは考えていた。
「迎えに来たわ。今そらちゃんが最終調整をしてくれてる。あと三十分もあれば準備できるそうよ」
そう言ってウインクをする一恵の表情には、少し余裕が戻っている。
さすがは『悪の天才科学者』コンビである。
半日欲しいと言っていたが、まだ四、五時間程しか経っていないだろう。
三十分と聞いた佳奈は一旦家に帰ることにしたようだった。
一恵に頼んで何やら準備があるらしい。
佳奈、莉美、そらはまた例によって『お泊まり』してくる、と既にアリバイ作りも万端だった。
白音は最難関の自分のお母さんには嘘をつく必要がなくなっている。
幾分か気が楽にはなったのだが、そろそろ三人の親にも何か言われるかもしれない。
いくら夏休みでも少し度が過ぎているようには思うのだ。
◇
きっかり三十分後、チーム白音はブルームの小会議室に集合した。
そこには魔法少女と思われる女性がふたり待っていた。
名前は知らないが、ギルドの事務方を手伝ってくれている子たちだ。
リンクス、蔵間、それに橘香は被害児童のいる各地の養護施設と連絡を取り合って飛び回っているらしい。
一恵が先に、それぞれの施設とここを行き来できるようにこっそりと転移ゲートを設置済みだった。
事務方の魔法少女たちは、緊急時の連絡や対応を任されているらしい。
それと白音たちに「こんな時に申し訳ないのですが」と前置きして会話の録音の許可を求めてきた。
今回行われる『救難信号発信チップの位置特定』のことを研究資料としてのこしておき、後日検証したいのだそうだ。
録音を行いつつ、さらにメモを取る用意もしている。
白音はそらと一恵の方を見る。
ブルームの研究者たちと一緒に技術開発をする上では良い資料になるだろう。
ふたりにも異論は無い。
「それじゃ今から、チーム白音のみんなの力を借りて、桃澤千尋さんのスマホからくり抜かれていたチップの場所を探すね」
そらが多分、後で資料化しやすいように意識してそう言った。
そらはこの場所でそれを始めるつもりらしかった。
「あの廃校を中心にしなくていいの?」
白音はてっきり、今から小学校へ向かうのだと思っていた。
「これだけ組織だってると、もっと広範囲を調べるべき。それに一度これをやるとチップから魔力信号が出るから、向こうにも気づかれると思う。だからチャンスは一度きりで、カバー範囲は最低でもここからあの小学校と、それに被害に遭った子がいる養護施設を全部丸ごと含めたいの」
「丸ごと……」
つまり最低でも関東圏をすべて、一度に調べたいということだ。
かなり覚悟のいる途方もなさだ。
「簡単に仕組みを説明するの。まずここから強力な魔力を全方位に放射して、それによってチップの救難信号を発信させる。そして魔力波として返って来るその救難信号を捉えて位置を特定する。幸い千尋ちゃんのチップはまだ実験段階だから出回ってる数は多くない。千尋ちゃん以外のチップの位置は既に把握済み。複数反応があっても判別が可能」
ここまでは多分、初めから皆想定していたことだ。
大規模にそれを実行するだけの魔力や能力が自分たちにあるのかどうか、だけが問題になっている。
「ただしこのやり方には問題があって、うまく信号を捉えたとしても、方向と大まかな距離くらいしか分からないの。だからそれを頼りに信号の発信位置を探すと時間がかかってしまう。魔力を放射した時点で相手には察知されるはずだから、それだと多分逃げられてしまうの。そのため位置を速やかにピンポイントで特定し、間を置かず転移で一気に向かう必要がある」
そらもできるだけ分かりやすいように、早口にならないように気をつけて喋ってくれているらしい。
しかし正直なところ、白音にも大まかな雰囲気くらいしか分からなかった。
その莫大な量に上る魔力を放射するのは、もちろん莉美の仕事だ。
ただし位置を繊細に特定しなければならないので、一恵の力を借りて完璧に整流された魔力場、いわば魔力のグリッドのようにそれを整形する。
そして白音の能力強化の力を借りて威力を上げ、関東中心に広大なマス目を掛けるのだ。
返ってきた救難信号を拾うセンサーの役は、最も魔力感度の高いそらが行う。
信号は遠距離で微弱なため、同じく白音と莉美の力を借りてできるだけ広範囲で詳細な把握を目指す。
ただしそれだけではやはり正確な方向が分かるのみでデータが足りない。
このまま位置を特定するには自分たちが移動してもう一度同じ事をすればいいのだが、それでは時間がかかりすぎてしまう。
そこでグリッドの位相を傾斜させる。
「あたしが傾くの?」
傾斜と聞いて、莉美は首を四十五度斜めに傾げる。
「傾けるのはわたしがやるわ。莉美ちゃんはできるだけ均質な魔力を三度、パルスで出して。タイミングは精神連携でそらちゃんが教えてくれる。みんなが完璧にシンクロしないといけないから」
一恵の言うシンクロとは、莉美、そら、一恵の三人がひとつの機械のようになって完璧に動作するということだろう。
莉美に掛かる負担が随分大きい。
白音が少し心配して見ていると佳奈と目があった。
佳奈が頷く。大丈夫だろ、と言っているようだった。
その役回りがむしろ莉美で良かったと白音も思う。
莉美以外には任せられまい。
やる時はやってくれる女の子なのだ。
傾斜位相で魔力グリッドを三度放つと、魔力の反響の仕方によってそらの頭の中には立体地図ができあがるらしい。
そして非接触通信チップは、魔力を受けると一旦回路に誘導電流が流れ、その電力によって魔力信号を発振する。
このため通常のエコーよりは数ミリ秒遅れてこちらに到達する。
すなわちそらがデータを収集するタイミングをその分遅らせれば、その時最も強い信号が救難信号ということになる、らしい……。
解像度を考えるととんでもないデータ量なのだが。
「ごめんね莉美ちゃん」
「?」
何故かそらが謝った。
「この前、魔法少女探知レーダーなんて無いって言ったの。ここにある」
「あたしの言ったことが実現できるのって、そらちゃんだけだよね。むしろびっくりだよ?」
ここにしかないからまあいいんじゃないかな、と白音は思う。
魔力グリッドを三度放つのにかかる時間がおよそ三秒。
そらの脳内にできあがった仮想マップを一恵とリンクしたら、一恵がその地点への転移ゲートを出す。
他者が脳内に思い描いた特定地点をマインドリンクによって一恵と共有すれば、そこへの転移が可能になることは実験済みらしい。
十分な解像度さえあれば、たとえ仮想マップでも一恵が場所を指定するのに耐えられるそうだ。
場所の特定直後はおそらく魔法使用の過剰負荷によって莉美、そら、一恵の三人は使い物にならないだろうから、白音と佳奈が先行する。
ふたりで千尋やさらわれた少女たちを探し、その安全確保を最優先する。
敵がいればその排除を行う。
そして莉美たち三人は回復次第ふたりのバックアップに向かう。
こういう手筈である
「じゃあみんな準備はいい? 変身よっ!!」
一生懸命メモを取っていたふたりの少女も、思わず手を止めてその変身に見入る。
白音のかけ声に合わせて五人が同時に変身すると、桜、空、黄金、鮮紅、菖蒲、それぞれの放つ輝きが織り交ぜてまるで虹のように美しく彩られ、側で見る者はその中に溶け込んだような錯覚を覚えた。
全員が変身を終えると、事務方の少女たちは、はっと我に返る。
「よろしくお願いします」
「ご無事で!!」
そらの精神連携でチーム白音がひとつに繋がると、莉美が呼び止めた。
「あ、待って」
莉美が持って来ていた鞄から何かをごそごそと探し始める。
「あたしたち魔法少女だからさ、一応白音ちゃんの妹たちには顔見られない方がいいと思うの」
10
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説


転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
MAN in MAID 〜メイド服を着た男〜
三石成
ファンタジー
ゴブリンに支配された世界で、唯一人間が住むことのできる土地にある、聖エリーゼ王国。
ユレイトという土地を治める領主エヴァンは、人道的な優れた統治力で知られる。
エヴァンは遠征から帰ってきたその日、領主邸の庭園にいる見知らぬメイドの存在に気づく。その者は、どう見ても男であった。
個性的な登場人物に囲まれながら、エヴァンはユレイトをより良い領地にするため、ある一つのアイディアを形にしていく。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。
よろしくお願いします!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。
続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる