ドリフトシンドローム~魔法少女は世界をはみ出す~【第二部】

音無やんぐ

文字の大きさ
上 下
55 / 214
第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る

第17話 チーム白音VSエレメントスケイプ その三

しおりを挟む
 莉美はエレメントスケイプによる精神操作を脱し、なんとか暴走、爆発の危機を免れることができた。

 エレメントスケイプのリーダー、土屋千咲は、今回自分たちがしでかしたことを、どうか己の身ひとつで許してもらえないかと懇願する。
 切腹でも覚悟していそうな悲壮な表情で深々と頭を下げた。


「千咲さんだけにそんなこと、わたしも一緒に」
「わたしも」
「僕だって子供じゃないんすから、同罪っす」

 他の三人にしても千咲だけに腹を切らせるわけにはいかない、という雰囲気だ。
 チーム白音をなんだと思っているのだろうか。

 しかしそんなエレスケの覚悟の表情を見ていてひとり、一恵だけが少しよからぬ想像をしたようだった。

「アイドル魔法少女が四人も手に入っ…………」

 そこまで言いかけて、莉美の横にへたり込んだままの白音と目が合う。

「いやいや、何考えてるの。わたしたちがそんな酷いこと要求するわけないじゃないの」

 慌てて取り繕った一恵の頭を、佳奈がはたく。

「どんな酷いことだよ。お前こそ何考えてんだよ、まったく……。 ま、今回の事は莉美が迷惑かけたのが発端だしな。別にケジメとか落とし前とか言うつもりはないよ。な、白音?」

 白音は眠る莉美の乱れた髪を手できながら、うんうんと頷いている。

「佳奈ちゃん、業界用語はやめて欲しい。チーム白音の品位が問われるの」

 そらの言うとおりだった。
 佳奈の言葉のせいで多分、エレスケたちは余計に縮み上がってしまった。
 チーム白音はカタギの魔法少女だと、ちゃんと説明しておかなければなるまい。


 どうやら莉美は本当にただ疲れて寝ているだけらしかったので、佳奈が担いで帰ることにした。
 麻袋か何かみたいに肩に載せて運んでいく。
 白音のことは一恵が抱き上げようとしたのだが、残念ながら白音に「大丈夫、歩けるよ」と言われてしまった。
 そこで一恵は白音に肩を貸して杖代わりになることにした。
 ちょっと背の高い杖だったが、白音が肩に手を回して一恵に体を預ける。

「!!」

 それはそれで、なかなかどうして、いやいや、これはこれは、と一恵は思った。


 エレスケたちは四人でここにのこって倉庫の片付けをするようだった。
 ほぼすべてが幻覚だったのでそんなに酷いことにはなっていない。
 しかし正面の大きな扉だけは綺麗にすっぱりと切り取られている。
 白音たちが片付けの手伝いや扉の弁償も申し出たのだが、それはエレスケ側が自分たちの責任だからと固辞した。
 ただ「Hitoe様に切断された扉を記念にとっておいてもいいか?」と、よく分からないファン心理を発揮して聞かれた。

 一恵にとってはあまり見ていて楽しいものではないし、もちろん破壊した経緯を余人に吹聴していいものでもない。
 だからてっきり拒否するのだろうと白音たちは思った。
 一恵も確かに一瞬、眉根を寄せたように見える。
 しかし一恵は白音に「ちょっと待っててね」とにこやかに笑って言った。
 そして残されていた扉にでかでかと、Hitoeのサインを書いた。
 わざわざ次元の刃ディメンションカッターを放って扉の表面に綺麗に刻印していく。
 おまけに、後日白音が元気になったらその扉の前で記念撮影をしましょうと約束までした。
 もちろんその間も白音の傍は決して離れず、片方の手は彼女の腰に回したままだ。
 杖の役目はきっちりと果たしている。

 いっそ振り切ってすがすがしいHitoe様の神対応だったが、白音にはその心の内が少し理解できるような気がしていた。
 白音も人付き合いには少し不器用なところがあるから、多分共感するのだと思う。
 エレスケの中でひとり、最年少のいつきだけがまだ縮こまって泣きそうな顔をしている。
 白音も一恵も、先程からそのことが気にかかっていた。
 だからきっと彼女に笑って欲しくて、一恵はそんなことをしたのだ。
『異世界エルフ』は存外に気遣いをする。
 ただ、ちょっと分かりにくいだけなのだ。
 白音は一恵に体を預けてぐっともたれかかる。
 一恵は喜んでそれを支えてくれた。
 頼れる杖だと思う。


「白音、そろそろ病院へ帰ろうか」

 佳奈がそう声をかけると、白音は黙って頷いた。
 長年の付き合いの佳奈はいつも無理をしたがる白音の隣にいて、その限界どころをよく心得ている。
 白音も佳奈にそう言われて、自分の意識が不鮮明になり始めていることに気づいた。

「どうせ平気だろうけど、こいつもついでに診てもらおう」

 そう言って佳奈は、肩に担いだ莉美のお尻を軽く二度ほど叩く。

「ぬ……? み……!!」

 それに対して莉美は、まるで鼓の音に合いの手を入れるようにして何か寝言を言った。
 それは了承の返事だったのか、それとも何か別の幸せな夢の感想だったのだろうか。
 長年の付き合いでも分からないものは分からない。

 佳奈が目線で合図を送ると、一恵が器用に片手で転移ゲートを開いてくれた。
 白音の腰に回した手は決して放さない覚悟らしい。
 法貴総合病院へと繋がる銀色に揺らめく円盤が現れると、その横にエレスケたちが背筋を伸ばして整列した。
 もちろん誰かがそうしろと言ったわけではない。
 反射的にそうなっている。
 困ったものだ。

「見舞いに行かせてもらいます!!」

 帰路につくチーム白音を、エレスケたちは精一杯の最敬礼で見送った。



 莉美は翌日まで病院で眠り続けていた。
 眠りこけていた。
 ひたすらに爆睡していた。

 朝早くに目覚めた莉美は跳ね起きて、文字どおりに跳ねて起きて真っ直ぐに白音のところにやって来た。
 問答無用で抱きついて白音の匂いを嗅ぐ。

「や、ちょっとやめてよ。昨日お風呂入れなかったんだから」
「体調の悪い時の匂いがする」
「いやまあそりゃ、良くはないわよ」

 莉美がじわっと涙を浮かべる。

「ごめんね……」
「ちょっと、もう、涙で脅迫するのやめてよ。わたしホント何とも思ってないんだから」

 それでも白音はそっと抱きしめ返してくれる。

「うん、ありがと。でもこんなに傷だらけにして、リンクスさんに謝らないとね」
「なんでよ! なんでそこでリンクスさんが出てくるのよっ!!」
「うひひ。そんなことよりね。いい事思いついたの。今、白音ちゃん変身できないんでしょ?」
「そんなことよりって……、まあそうね。多分体の回復に魔力を多く割いてるから、変身に必要な魔力を上手く体内に巡らせることができないんだろうって、そらちゃんが」
「でも変身したら回復早くなるよね」
「多分そうよね。一定のしきい値を超えたら上手く回り出す、みたいなイメージかしら」
「あー、うん。シキーチね、シキーチ」

 莉美が何か思いついた時の顔をしている。
 いい笑顔だ、興味の対象が自分でさえなければ。

「あたしがシキーチさんの代わりをしてあげればいいと思うの」

 にこやかに言いながら莉美が、白音の両手を取る。

「いやちょっと待って!! あんた昨日それでホントにやばかったじゃないの!?」
「大丈夫、もうあたしは昨日までのあたしじゃないんだ。変わったと思うから試させて?」
「ただの実験よねっ! それっ?! わたし爆発したくないわっ!」
「お願い、魔力使わせて。もう起きた時から鼻血出そうなくらい溜まってるの」
「そうよね、あんた変身もしてないのにさっきからうっすら光ってるのよ。怖いのよ」

 変身していなくとも魔力が流せるようだった。
 星石が融合したからだろう。
 繋いだ両手でできた円環の中を巡るように魔力が流れていく。
 今までとは比較にならないくらい激しく、白音の体が奥底から揺さぶられる。

「いひゃあぁぁぁぁっ…………!! ………ん? あ…………あぁ、でも、ちょっ、気持ち、いいかも……」

 後ろで括っていたはずの白音の栗色の髪が、髪留めを吹っ飛ばして天井を向いて逆立っていく。


「どう? どう?」

 魔力が緩やかに収まっていくと、白音は見事に変身していた。
 自分で変身しようとした覚えはまったくない。

「そんなにたくさん流し込まないでよっ……、強引すぎるからっ!!」
「回復早くなりそう?」
「ま、まあ多分ね……」
「もっかい? もっかい?」
「ちょっと。やめて、そんなにいっぱい入んないからっ!」

 莉美が伸ばしてくる手を、白音は巧みにかわす。
 先程とは打って変わってまったく触れることができない。
 白音の動きに切れが戻ってきていて、莉美は嬉しくなった。
 となるとやはり是非とももう一回やらせて欲しい。
 莉美も変身する。

「いや、あの、ちょっと、本気? いい加減にしないと怒るわよ?」

 びくっとして莉美が一瞬止まる。

「でも白音ちゃんのためだし。辛いのは最初だけだから。だんだん良くなってくるから。ね?」

 誰もが恐れる白音の警告でも、莉美が止まったのは一瞬だけだった。
 ベッドの上で白音を押さえつけてのしかかる。

 莉美が夢中になって白音の感触を楽しんでいると、突然莉美の背後から声がした。

「朝から随分お楽しみですね?」

 佳奈が莉美の脇腹をつねる。

「いぃだだだだだだだだっ!!」

 莉美が悶絶した。
 痛みが白音につねられた時の比ではない。
 佳奈は変身もせずにただ指で挟んでいるだけ。
 なのに変身していてもちぎれるんじゃないかと思うくらい痛い。

「なんでみんなここつねるのよぅ」
「そこが痛そうだからだろ」

 事もなげにそう言って、佳奈が少し呆れ顔をしている。

「お前らふたりとも病み上がりなんだからさぁ。大人しくしとけよな」
「ごめんなさい……」

 何故か白音が謝った。
 悪い事をしていた自覚があるらしい。
 拡がって爆発したようになった髪の毛をせっせと整えている。

 佳奈、そら、一恵が連れだって白音に会いに来ていた。
 途中でエレスケに遭ったらしく、一緒だった。
 千咲が代表して箱入りのお菓子を差し出した。
 朝からわざわざ買ってきてくれた饅頭らしい。
 そして全員が整列して深々と頭を下げる。

「指を詰めて入れた方がいいのかどうか迷ったんだけど……」
「いやいや、アタシたちどんな魔法少女だと思ってんの?!」

 佳奈はそう言うが、そんな風に思われているのは主に佳奈のせいだろう。

「なるほど、指の代わりの饅頭。饅頭は人の頭の代わ…………」

 そらが余計なことを言いそうになったので、その口を白音がぎゅっと押さえる。

「んむぐっ!」
「そらちゃん、お饅頭は美味しくいただくものよ。みんなも頭を上げて。昨日も言ったけど、こっちの話に巻き込んじゃったのがきっかけなんだし」
「うん。あたしの方こそ自分の勝手で引っかき回してごめんね」

 莉美もエレスケたちに頭を下げる。
 魔法少女に変身している莉美は今、この世のどんなアイドルよりもキラキラと黄金色こがねいろに光り輝いている。
 本当に眩しい。

「莉美も見てのとおり元気になってるし、エレスケちゃんたちも怪我なかったみたいだし。もうお互い謝るのはよしましょ?」
ねえさん…………、ありがとうございますっす! それにもう、変身できるようになったんすねっ! 体調は?」

 いつきは、白音を姐さん呼ばわりすることに決めたようだった。
 桜色の魔法少女姿でベッドに身を起こして居る白音の傍に、膝をついて目線を合わせる。

「すっかり元気よ。勇者でも魔王でもかかってこいっての」
「なんで勇者と戦う気なんすか…………」

 いや、倒す気なんだと佳奈は思う。

「女帝復活ね」

 詩緒が苦笑いした。
 昨日の圧倒的な恐怖がまだ脳裏にこびりついている。

「女帝って…………」

 白音は呼ばれるなら、もう少しかわいいあだ名にして欲しいと思う。

「最近現れた魔法少女がとてつもないラスボス級だって噂になってるのよ。配下全員の能力増加とか、とんだチートボスじゃないの。まあ、女帝って言い出したのわたしだけど」

 詩緒のせいだった。

『女帝』の名付け親、詩緒がひとつ頼みたい事があると改まって切り出した。
 どんどん積まれていく一方だった見舞いのフルーツを、佳奈と一恵が切り分けてくれた。
 皆でいただきながらエレスケの話を聞くことにする。

 詩緒が言うには、莉美のエレスケ加入とその直後の脱退の一件をエレスケの動画チャンネル登録者に納得がいくよう、上手く説明しておかないといけないらしかった。

「自慢するわけじゃないんだけど、わたしたち☆の動画チャンネルにはそれなりの登録者数があるの。このまま莉美ちゃん加入のニュースをうやむやにしてしまったら、いらない憶測を呼んでしまうわ。だから上手くフォローしておいた方が良いの」

 いつきが持ってきたタブレットを使い、昨日編集してきたという映像を見せた。
 手持ちの素材をつなぎ合わせてストーリー仕立てにしたものだ。
 粗く編集してあるが、おおよその筋書きや方向性は分かるようになっている。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

悪役令嬢、資産運用で学園を掌握する 〜王太子?興味ない、私は経済で無双する〜

言諮 アイ
ファンタジー
異世界貴族社会の名門・ローデリア学園。そこに通う公爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子エドワルドから一方的に婚約破棄を宣言される。理由は「平民の聖女をいじめた悪役だから」?——はっ、笑わせないで。 しかし、リリアーナには王太子も知らない"切り札"があった。 それは、前世の知識を活かした「資産運用」。株式、事業投資、不動産売買……全てを駆使し、わずか数日で貴族社会の経済を掌握する。 「王太子?聖女?その程度の茶番に構っている暇はないわ。私は"資産"でこの学園を支配するのだから。」 破滅フラグ?なら経済で粉砕するだけ。 気づけば、学園も貴族もすべてが彼女の手中に——。 「お前は……一体何者だ?」と動揺する王太子に、リリアーナは微笑む。 「私はただの投資家よ。負けたくないなら……資本主義のルールを学びなさい。」 学園を舞台に繰り広げられる異世界経済バトルロマンス! "悪役令嬢"、ここに爆誕!

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

【書籍化進行中、完結】私だけが知らない

綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ 目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2024/12/26……書籍化確定、公表 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話

カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。 チートなんてない。 日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。 自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。 魔法?生活魔法しか使えませんけど。 物作り?こんな田舎で何ができるんだ。 狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。 そんな僕も15歳。成人の年になる。 何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。 こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。 女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。 になればいいと思っています。 皆様の感想。いただけたら嬉しいです。 面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。 よろしくお願いします! カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。 続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...