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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第11話 魔法少女キャラクターショーと怪物 その四
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『魔神の尖兵』が尻尾を振り上げて、白音の車上突撃を待ち構えている。
白音はそのリーチ差に対抗するため、尻尾の射程に入る直前、左手にもうひと振り光の剣を出現させた。
「これは、予測できなかったでしょ?」
白音は二刀流になった右手の方の剣で、横なぎに飛んできた尻尾を受け止めた。
白音にとって尻尾の速度はさしたる問題ではない。
来るのが分かっていれば受けるのは容易だった。
受け流しつつも、そのまま斬り飛ばしてしまった。
怪物は尻尾の痛みなど感じていないようで、一切構うことなく拳を繰り出した。
また白音を吹っ飛ばして距離を取ろうとしているのだろう。
しかし白音の方でも怪物の手の内はおおよそ読めた。
狙うのはもう腕ではない。
白音は怪物の拳を剣ではなく、振り上げた左脚で受けた。
高々と振り上げた足をかかと落としのように拳に振り落とし、体を半回転させていなす。
巨体の攻撃が空振りすればそれだけ大きな隙ができる。
一連――ひとつなぎの攻撃をかわせば、それで怪物の懐に入り込むことができた。
リンクスが怪物のすぐ側、ミラーがこすりそうな距離を猛スピードで駆け抜けてくれる。すれ違いざま、白音は左手の剣で怪物の太ももに切りつけた。
途中から右手も添え、渾身の力を込めて大木のような脚を切断してしまう。
ほんの僅かの時間だった。
文字どおり、車が行き過ぎる一瞬の間の攻防。
片脚を失った怪物は、まだ夏の熱気を閉じ込めているアスファルトの地面に、大きな音を立てて倒れ込む。
白音はまだ速度の落ちきっていないリンクスの愛車から飛び降りると、立ち直るいとまを与えまいと怪物に走り寄った。
頭が低い位置に下がっている今、狙いはひとつ。
だが無慈悲な戦闘機械とも呼ばれる怪物が、弱点を晒したままにしているはずはない。
『魔神の尖兵』の魔核は、鋼鉄よりも堅固な頭蓋骨と魔力による防護によって守られている。
それをよく知る白音は、走りながら目を細め、深く集中した。
起き上がろうともがいている怪物を見つめ、動きを見極める。
そして剣の間合いに入ると、まるで型の稽古のような美しい動作で斬撃を放った。
能力強化と、リンクスからもらったすべてのブーストを乗せて、気合いの声と共に溜め込んだ力を一気に吐き出す。
「せいやぁぁっ!!」
頭蓋骨の曲面に威力を逸らされないよう、真直に刃筋を立てる。
そして頭部に当たる瞬間、魔力の収束を極限まで高めて、刃を見えなくなるほどに薄く、硬くする。
白音にとっては(レンチンしたカボチャくらいの固さかな?)という感触で、あっさりと頭蓋が両断されてしまった。
白音が内心そんなことを考えているとはつゆ知らず、リンクスはその美しさに見蕩れる。
外郭をぱっくりと切り開かれたその頭蓋の内部は、人間とはかけ離れた構造をしていた。
およそ脳らしきものは見当たらず、よく分からない器官が詰まっている。
その中にスライムの時と同じような、ただし随分巨大な核とおぼしきものを見つけたので、白音は躊躇なく真っ二つにした。
破壊された核は塵になって崩れ去り、『魔神の尖兵』は動きを止める。
「白音君、さすがだ……」
橘香――鬼軍曹が熱心に白音のことを語っていた理由が、リンクスにもよく理解できた。
ついこの前魔法少女になったばかりの女の子とは思えないような技量と、判断力と、胆力を兼ね備えている。
ショッピングモールの中から、多くの買い物客や従業員たちが逃げて飛び出してきている。
突然建物が派手に破壊されたことに驚いて逃げてきたようだった。
多分怪物が暴れていたことまでは知らないのだろう。
しかし怪物がめちゃくちゃにしていたから、もしかしたら倒壊の危険もあるかもしれない。
気がつけば白音は、既に避難者の救助に向かっていた。
怪物との戦闘で怪我を負っているのだろうに、大きく明るい声をだして、パニックが起きないように努めている。
リンクスはギルドへ再び連絡して、事態の終息を報告、戦闘班の派遣が必要無くなった旨と、事後処理班の派遣を要請する。
よく見れば、多分キャラクターショーに出演予定だった着ぐるみの魔法少女たちが、お年寄りや子供などを中心に買い物客を担いで走っている。
それはさながら本物の正義のヒロインのようだった。
軽々と人ひとりを担いで走っている彼女たちの力は、どうやら白音の能力強化の影響が及んでいるようだった。
白音の力の影響下にいると身体能力もそうなのだが、思考が明晰になるのが大きい。
着ぐるみアクターたちはごく普通の一般市民であるのに、冷静に自分にできることを考えて避難の手伝いをしているのだ。
しかし一方で、悪そうな顔つきの着ぐるみ――おそらくは悪役を演じるアクターたち――は、一様におろおろしているだけだった。
どうやら白音は何となく選択的に、魔法少女着ぐるみの方を『仲間』だと認識していたらしい。
着ぐるみと、本物の魔法少女が一緒になって買い物客たちを避難させている。
「キャラクターショーって奴か。今回の隠蔽工作はまあ、この方向性だな」
リンクスも避難誘導に加わる。
幸い怪我人は出ていないらしく、魔法少女たちの協力のおかげで安全確保もスムーズに行えた。
「白音君、君だって休んでくれてていいんだよ? 怪我をしてるだろう?」
「いえ、平気です。もう結構回復してます」
「本当に?」
リンクスが白音の肩に手を置いて、コスチュームがぼろぼろになってしまっている全身を隈無くチェックしていく。
酷い怪我がないか見てくれているのだろう。
確かについ先程死にかけたばかりなので心配してくれているのは分かる。
分かるけれどでも、もう少し女の子に対する心配りをしてくれてもいいのではないかと白音は言いたい。
抗議の意味も込めて、目の前で魔法少女に変身し直す。
まばゆい桜色の光に包まれて、コスチュームが綺麗になった。
引き裂かれて肌が露出していたところなどもちゃんと元どおりになっている。
「あ……。すまない、白音君。配慮が足りなかったね」
しかし白音は少しからかってみたくなって、拗ねたように唇をとがらせた。
するとそれを見たリンクスは、ものすごく困ったような、申し訳なさそうな顔になる。
思っていたのとは違う結果になってしまったので、白音は慌てた。
「ああ、いえ。こちらこそごめんなさい。冗談ですよ」
「そうか…………」
「………………」
ふたりの間にしばしの沈黙が訪れる。
白音は何か次の言葉を継ごうと一生懸命考えていたのだが、その時駐車場にワゴン車やマイクロバス等の車両が何台も乗り入れてきた。
「白音君、少し待っていてくれるかな?」
リンクスは話を切り上げてそちらへ向かってしまった。
見ていると、先頭の車両から出てきた中年の男性とリンクスが話し始めた。
他にも大勢のスタッフがいて、中には魔法少女と思われる魔力を放つ人物もいるようだった。
キルドから来てくれた応援なのだろう。
隠蔽工作にはかなりの根回しが必要なはずだ。
彼らの仕事はここからなのだ。
リンクスの背中を目で追っていると、すぐにまたこちらへ戻ってきてくれた。
「待たせたね。俺たちの出番は終わりだよ。後は彼らに任せてブルームへ向かおうか。大丈夫、ロック解除できるくらいの魔力は残してあるよ」
リンクスは笑って指先に魔力を集めて見せてくれる。
「いいんですか?」
白音が空気を変な感じにしてしまったことはもう忘れてくれたみたいなので、安心した。
しかし現場をこのまま放って去ることには、少なからず後ろめたさを感じる。
特に駐車場にあるスクラップ車の山は、他ならぬ白音が作ったものだ。
「ここにいても俺たちにできることはもう何もないさ。それに、危機を救ってくれた魔法少女がいつまでも目の前にいたのでは、かえって隠蔽しにくいだろうね。プロに任せよう」
そう言ってリンクスは、自分のサマージャケットを脱いで白音の肩に掛けた。
ふわっとリンクスの雰囲気が周りの空気に拡がるのを感じた。
「ブルームには簡単な医療設備もあるから、怪我を見てもらうといい。普通の病院だと魔法少女にはいろいろと不都合があるからね」
そうか、なるほどと白音は思った。
怪我の治りが異常に早かったり、そもそも怪我の内容自体が不審だと思われれば、警察に通報されることだってあり得る。
「それと、変身はまだ解かない方がいい。回復力が高まるからね」
多分怪我の具合を心配してか、白音の手を取って車までエスコートすると、助手席のドアを例の魔力認証で開けてくれた。
車の屋根を閉じてエアコンのスイッチを入れてくれたのも、周囲から魔法少女の姿をあまり見られないように配慮してくれているのだろう。
やはりリンクスは、白音の怪我のことを一番に心配してくれているのだ。
さっきは本当に子供みたいなことをしてしまったなと白音は反省した。
「発生から解決まで、今回が最速じゃないかな。被害は少し出てしまったが、白音君がいてくれて良かった」
白音はそのリーチ差に対抗するため、尻尾の射程に入る直前、左手にもうひと振り光の剣を出現させた。
「これは、予測できなかったでしょ?」
白音は二刀流になった右手の方の剣で、横なぎに飛んできた尻尾を受け止めた。
白音にとって尻尾の速度はさしたる問題ではない。
来るのが分かっていれば受けるのは容易だった。
受け流しつつも、そのまま斬り飛ばしてしまった。
怪物は尻尾の痛みなど感じていないようで、一切構うことなく拳を繰り出した。
また白音を吹っ飛ばして距離を取ろうとしているのだろう。
しかし白音の方でも怪物の手の内はおおよそ読めた。
狙うのはもう腕ではない。
白音は怪物の拳を剣ではなく、振り上げた左脚で受けた。
高々と振り上げた足をかかと落としのように拳に振り落とし、体を半回転させていなす。
巨体の攻撃が空振りすればそれだけ大きな隙ができる。
一連――ひとつなぎの攻撃をかわせば、それで怪物の懐に入り込むことができた。
リンクスが怪物のすぐ側、ミラーがこすりそうな距離を猛スピードで駆け抜けてくれる。すれ違いざま、白音は左手の剣で怪物の太ももに切りつけた。
途中から右手も添え、渾身の力を込めて大木のような脚を切断してしまう。
ほんの僅かの時間だった。
文字どおり、車が行き過ぎる一瞬の間の攻防。
片脚を失った怪物は、まだ夏の熱気を閉じ込めているアスファルトの地面に、大きな音を立てて倒れ込む。
白音はまだ速度の落ちきっていないリンクスの愛車から飛び降りると、立ち直るいとまを与えまいと怪物に走り寄った。
頭が低い位置に下がっている今、狙いはひとつ。
だが無慈悲な戦闘機械とも呼ばれる怪物が、弱点を晒したままにしているはずはない。
『魔神の尖兵』の魔核は、鋼鉄よりも堅固な頭蓋骨と魔力による防護によって守られている。
それをよく知る白音は、走りながら目を細め、深く集中した。
起き上がろうともがいている怪物を見つめ、動きを見極める。
そして剣の間合いに入ると、まるで型の稽古のような美しい動作で斬撃を放った。
能力強化と、リンクスからもらったすべてのブーストを乗せて、気合いの声と共に溜め込んだ力を一気に吐き出す。
「せいやぁぁっ!!」
頭蓋骨の曲面に威力を逸らされないよう、真直に刃筋を立てる。
そして頭部に当たる瞬間、魔力の収束を極限まで高めて、刃を見えなくなるほどに薄く、硬くする。
白音にとっては(レンチンしたカボチャくらいの固さかな?)という感触で、あっさりと頭蓋が両断されてしまった。
白音が内心そんなことを考えているとはつゆ知らず、リンクスはその美しさに見蕩れる。
外郭をぱっくりと切り開かれたその頭蓋の内部は、人間とはかけ離れた構造をしていた。
およそ脳らしきものは見当たらず、よく分からない器官が詰まっている。
その中にスライムの時と同じような、ただし随分巨大な核とおぼしきものを見つけたので、白音は躊躇なく真っ二つにした。
破壊された核は塵になって崩れ去り、『魔神の尖兵』は動きを止める。
「白音君、さすがだ……」
橘香――鬼軍曹が熱心に白音のことを語っていた理由が、リンクスにもよく理解できた。
ついこの前魔法少女になったばかりの女の子とは思えないような技量と、判断力と、胆力を兼ね備えている。
ショッピングモールの中から、多くの買い物客や従業員たちが逃げて飛び出してきている。
突然建物が派手に破壊されたことに驚いて逃げてきたようだった。
多分怪物が暴れていたことまでは知らないのだろう。
しかし怪物がめちゃくちゃにしていたから、もしかしたら倒壊の危険もあるかもしれない。
気がつけば白音は、既に避難者の救助に向かっていた。
怪物との戦闘で怪我を負っているのだろうに、大きく明るい声をだして、パニックが起きないように努めている。
リンクスはギルドへ再び連絡して、事態の終息を報告、戦闘班の派遣が必要無くなった旨と、事後処理班の派遣を要請する。
よく見れば、多分キャラクターショーに出演予定だった着ぐるみの魔法少女たちが、お年寄りや子供などを中心に買い物客を担いで走っている。
それはさながら本物の正義のヒロインのようだった。
軽々と人ひとりを担いで走っている彼女たちの力は、どうやら白音の能力強化の影響が及んでいるようだった。
白音の力の影響下にいると身体能力もそうなのだが、思考が明晰になるのが大きい。
着ぐるみアクターたちはごく普通の一般市民であるのに、冷静に自分にできることを考えて避難の手伝いをしているのだ。
しかし一方で、悪そうな顔つきの着ぐるみ――おそらくは悪役を演じるアクターたち――は、一様におろおろしているだけだった。
どうやら白音は何となく選択的に、魔法少女着ぐるみの方を『仲間』だと認識していたらしい。
着ぐるみと、本物の魔法少女が一緒になって買い物客たちを避難させている。
「キャラクターショーって奴か。今回の隠蔽工作はまあ、この方向性だな」
リンクスも避難誘導に加わる。
幸い怪我人は出ていないらしく、魔法少女たちの協力のおかげで安全確保もスムーズに行えた。
「白音君、君だって休んでくれてていいんだよ? 怪我をしてるだろう?」
「いえ、平気です。もう結構回復してます」
「本当に?」
リンクスが白音の肩に手を置いて、コスチュームがぼろぼろになってしまっている全身を隈無くチェックしていく。
酷い怪我がないか見てくれているのだろう。
確かについ先程死にかけたばかりなので心配してくれているのは分かる。
分かるけれどでも、もう少し女の子に対する心配りをしてくれてもいいのではないかと白音は言いたい。
抗議の意味も込めて、目の前で魔法少女に変身し直す。
まばゆい桜色の光に包まれて、コスチュームが綺麗になった。
引き裂かれて肌が露出していたところなどもちゃんと元どおりになっている。
「あ……。すまない、白音君。配慮が足りなかったね」
しかし白音は少しからかってみたくなって、拗ねたように唇をとがらせた。
するとそれを見たリンクスは、ものすごく困ったような、申し訳なさそうな顔になる。
思っていたのとは違う結果になってしまったので、白音は慌てた。
「ああ、いえ。こちらこそごめんなさい。冗談ですよ」
「そうか…………」
「………………」
ふたりの間にしばしの沈黙が訪れる。
白音は何か次の言葉を継ごうと一生懸命考えていたのだが、その時駐車場にワゴン車やマイクロバス等の車両が何台も乗り入れてきた。
「白音君、少し待っていてくれるかな?」
リンクスは話を切り上げてそちらへ向かってしまった。
見ていると、先頭の車両から出てきた中年の男性とリンクスが話し始めた。
他にも大勢のスタッフがいて、中には魔法少女と思われる魔力を放つ人物もいるようだった。
キルドから来てくれた応援なのだろう。
隠蔽工作にはかなりの根回しが必要なはずだ。
彼らの仕事はここからなのだ。
リンクスの背中を目で追っていると、すぐにまたこちらへ戻ってきてくれた。
「待たせたね。俺たちの出番は終わりだよ。後は彼らに任せてブルームへ向かおうか。大丈夫、ロック解除できるくらいの魔力は残してあるよ」
リンクスは笑って指先に魔力を集めて見せてくれる。
「いいんですか?」
白音が空気を変な感じにしてしまったことはもう忘れてくれたみたいなので、安心した。
しかし現場をこのまま放って去ることには、少なからず後ろめたさを感じる。
特に駐車場にあるスクラップ車の山は、他ならぬ白音が作ったものだ。
「ここにいても俺たちにできることはもう何もないさ。それに、危機を救ってくれた魔法少女がいつまでも目の前にいたのでは、かえって隠蔽しにくいだろうね。プロに任せよう」
そう言ってリンクスは、自分のサマージャケットを脱いで白音の肩に掛けた。
ふわっとリンクスの雰囲気が周りの空気に拡がるのを感じた。
「ブルームには簡単な医療設備もあるから、怪我を見てもらうといい。普通の病院だと魔法少女にはいろいろと不都合があるからね」
そうか、なるほどと白音は思った。
怪我の治りが異常に早かったり、そもそも怪我の内容自体が不審だと思われれば、警察に通報されることだってあり得る。
「それと、変身はまだ解かない方がいい。回復力が高まるからね」
多分怪我の具合を心配してか、白音の手を取って車までエスコートすると、助手席のドアを例の魔力認証で開けてくれた。
車の屋根を閉じてエアコンのスイッチを入れてくれたのも、周囲から魔法少女の姿をあまり見られないように配慮してくれているのだろう。
やはりリンクスは、白音の怪我のことを一番に心配してくれているのだ。
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