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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第5話 朝はカフェメイド、午後はしごかれる その一
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休日の白音は終日、カフェでアルバイトをしていることが多い。
その日も朝からシフトに入っていたのだが、しかし午後からは休みをもらう予定でいた。
魔法少女ギルドから呼び出されて新兵のしごき? とやらがあるらしい。
佳奈によると『鬼軍曹』という人が担当してくれるらしいのだが、そんな名前を聞いて積極的に行きたいと思うわけがない。
佳奈から聞いた話をまとめると、魔法少女がふたりになったのでギルドの人が会いに来て、「期待しているぞ」と激励したらすぐにまた三人増えて合わせて五人になった、となる。
そりゃまあ注目もするだろうし、指導に熱も入るよね、と白音は憂鬱に想像する。
カフェは名を『ペンタトニックスケール』という。
店内にはジャズが流れるレトロな調度を揃えた喫茶店なのだが、オーナーが『何でもあり』な経営方針を持っているため、割と手の込んだ軽食も出せる。
だから業態は『喫茶店』ではなく『カフェ』なのである。
白音もシフトによってはホールスタッフと調理、どちらに入ることもある。
オーナー兼店長の桧葉繁幸は白い口ひげの似合うダンディな初老男性で、この喫茶店の落ち着いた雰囲気とよく合っている。見た目だけでは多分その『何でもあり』感は伝わってこないだろう。
白音は元々ここのスタッフの制服であるエプロン姿がかわいいと思って働き始めたのだが、そうするとそれが黎鳳女学院の噂になってしまった。
白音を見るために黎鳳の生徒たちが足繁く通ってくるようになり、いささかかしましくなってしまっている。
白音がせっかくの静かな雰囲気を台無しにしてしまって申し訳なく思っていたら、「みんなが望んでくれるならそれでいいと思うよ」と桧葉は言ってくれた。
懐が広いんだか適当なんだかよく分からなかったが、目下のところ桧葉は、若い女性向けのメニューの開発にいそしんでいる。
広さにはゆとりがあるカフェなのだが、近頃の『白音景気』で週末はかなり混雑する。
黎鳳の女生徒だけではなく、他校の生徒や男性客も増えてきているように思う。
たまに佳奈たちもからかい半分にやって来る。
最初は莉美がカフェメイド姿の写真を撮らせろとうるさかった。
しかしそれに応えると他の客たちも入り乱れて撮影会が始まってしまうので、莉美には厳に禁止している。
魔法少女ギルドに登録し、十分なお金が稼げるとそらから聞いてはいたが、白音はアルバイトを辞めるつもりはなかった。
そもそもお金を稼げなかったとしてもリーダーかどうかはともかく、頼まれれば魔法少女も喜んで引き受けていただろう。
むしろ遠慮されていたことにちょっと腹を立てているくらいだ。
そしてお金が稼げたとして、それがいつまで続くのかは誰にも分からないではないか。
入り口がカランコロン、と古風な音色を立てて開かれた。
そのあとにゴロゴロとキャスター付きのスーツケースを引きずる音が続く。
「いらっしゃいませ」と白音が振り返ると、サングラスをかけてスーツケースを引いた女性が近づいてきた。
スーツケースには空港のバーコードシールがまだ貼られている。
表に止まっていたタクシーからすると、空港からここまで直接来たという感じだろうか。
空港からはかなり遠いのだが。
カフェメイド姿の白音の間近に立つと、じっと無言で彼女を見つめている。
男性並みの身長があるようで、上から見下ろされると結構な迫力がある。
「あの、お客様?」
若い女性層が圧倒的に多い店内が次第にざわつき始めた。
「あれってHitoeじゃない?」
「Hitoeよね?」
それで白音も気がついた。
「あっ、神一恵さん、ですか?」
咄嗟にそう言ってしまってから、本名はまずかったかと思った。
タレントのHitoeは佳奈たちと同じ曙台高校のひとつ上の先輩だと聞いている。
そして何より、魔法少女である。
海外でしばらく仕事だと聞いていたから、帰国して早々わざわざ会いに来てくれたのだろう。
しばらく無言で存在感だけを放っていた一恵だが、
「…………。ちょっとトイレお借りします」
と言い残して奥へ消えた。
(うわぁぁ、何を話していいか分かんないよう。どうしたらいいんだろ)
わざわざ来てくれたのだから嫌われてはいないと思いたいのだが、無言でそうされると白音も対応に窮する。
ざわつく店内をよそに一恵はかなりの時間化粧室に籠もっていた。
店内の客たちも彼女のことをずっと気にしていたようだが、一緒に化粧室に入ってみようという猛者はいなかった。
代わりに皆、スマホのカメラをそっとスタンバイしている。
しばらくしてまたゴロゴロと音を立てて一恵が出てくると、窓のない奥まった席へと白音が案内した。
有名人なので一応の配慮のつもりだった。
一恵は来た時とは違い、サングラスを外してニコニコしている。
(あれ、機嫌いいのかな? でもテレビじゃあまり笑わないことで有名なんだけど…………気を遣わせてるのかな)
と思いながら、お冷やとおしぼりを取りに戻る。
「あの、名字川さん、ですよね?」
「はいいっ!」
一恵の声を初めて聞いた。トレーの上でコップの水が少し踊る。
「写真いいですか?」
「??」
白音は数瞬、理解が追いつかなかった。
芸能人が白音とのツーショット写真を求めているのだろうか。
いや、でもこれから一緒に魔法少女やるんだし、仲間ってことなのかな。
などと白音が考えていると、一恵は自分のスマホでパシャパシャと白音の写真を撮り始めた。
訳の分からない展開に白音も周りの客たちも動揺していると、今度は高そうな財布からスッと名刺を差し出した。二枚重ねてある。
周りに聞こえないように小声で一恵が囁く。
「これ、わたしの連絡先です。よろしくお願いします」
一枚はHitoe名義の名刺だった。Hitoeの事務所やマネージャーの連絡先まで書いてある。
もう一枚は一恵個人の連絡先、SNSの非公式アカウントが書かれている。
どちらも一般に漏れてはいけない類いの物だろう。
これには観客がかなり盛り上がった。
タレントであるHitoeが写真を撮って名刺を渡している。つまりスカウトなのではないか。名字川さんならさもありなん。
というストーリーができ上がっている。
そういう観客の声が耳に入った一恵は、にっこりと笑って本当にスカウトをした。
「うん、もしその気になられたら、わたしの事務所紹介しますね。名字川さんなら余裕でいけると思います」
年上なのに終始敬語なのが気になるが、嫌われているわけではないようだった。
白音は少しほっとした。
一恵はそれだけを伝え、出されたコーヒーを優雅な仕草で味わい、そして席を立った。
どうやら白音の様子を見に来ただけだったらしい。
一恵が入り口で振り返って丁寧にお辞儀をする。
テレビで見ているのとプライベートではまったく別の顔だった、というタレントの話はよく聞く。
しかしクールで口数の少ない印象だったあのHitoeが、実はこんなに腰の低い丁寧な人だったのだろうかと驚く。
立ち去ろうとしていた一恵に、ふと思い出して白音が駆け寄る。
そしてあまり大きな声で言っていい話ではなかったので、一恵の耳に口を近づけてそっと囁いた。
「今日、訓練なんですよね? 来られます?」
しかし一恵は慌てて半歩飛び退った。
「ご、ごめんなさい。午後からは仕事で。そ、それではっ!」
それだけを言いのこし、スーツケースと一緒に転がるような勢いで急いで帰ってしまった。
その日も朝からシフトに入っていたのだが、しかし午後からは休みをもらう予定でいた。
魔法少女ギルドから呼び出されて新兵のしごき? とやらがあるらしい。
佳奈によると『鬼軍曹』という人が担当してくれるらしいのだが、そんな名前を聞いて積極的に行きたいと思うわけがない。
佳奈から聞いた話をまとめると、魔法少女がふたりになったのでギルドの人が会いに来て、「期待しているぞ」と激励したらすぐにまた三人増えて合わせて五人になった、となる。
そりゃまあ注目もするだろうし、指導に熱も入るよね、と白音は憂鬱に想像する。
カフェは名を『ペンタトニックスケール』という。
店内にはジャズが流れるレトロな調度を揃えた喫茶店なのだが、オーナーが『何でもあり』な経営方針を持っているため、割と手の込んだ軽食も出せる。
だから業態は『喫茶店』ではなく『カフェ』なのである。
白音もシフトによってはホールスタッフと調理、どちらに入ることもある。
オーナー兼店長の桧葉繁幸は白い口ひげの似合うダンディな初老男性で、この喫茶店の落ち着いた雰囲気とよく合っている。見た目だけでは多分その『何でもあり』感は伝わってこないだろう。
白音は元々ここのスタッフの制服であるエプロン姿がかわいいと思って働き始めたのだが、そうするとそれが黎鳳女学院の噂になってしまった。
白音を見るために黎鳳の生徒たちが足繁く通ってくるようになり、いささかかしましくなってしまっている。
白音がせっかくの静かな雰囲気を台無しにしてしまって申し訳なく思っていたら、「みんなが望んでくれるならそれでいいと思うよ」と桧葉は言ってくれた。
懐が広いんだか適当なんだかよく分からなかったが、目下のところ桧葉は、若い女性向けのメニューの開発にいそしんでいる。
広さにはゆとりがあるカフェなのだが、近頃の『白音景気』で週末はかなり混雑する。
黎鳳の女生徒だけではなく、他校の生徒や男性客も増えてきているように思う。
たまに佳奈たちもからかい半分にやって来る。
最初は莉美がカフェメイド姿の写真を撮らせろとうるさかった。
しかしそれに応えると他の客たちも入り乱れて撮影会が始まってしまうので、莉美には厳に禁止している。
魔法少女ギルドに登録し、十分なお金が稼げるとそらから聞いてはいたが、白音はアルバイトを辞めるつもりはなかった。
そもそもお金を稼げなかったとしてもリーダーかどうかはともかく、頼まれれば魔法少女も喜んで引き受けていただろう。
むしろ遠慮されていたことにちょっと腹を立てているくらいだ。
そしてお金が稼げたとして、それがいつまで続くのかは誰にも分からないではないか。
入り口がカランコロン、と古風な音色を立てて開かれた。
そのあとにゴロゴロとキャスター付きのスーツケースを引きずる音が続く。
「いらっしゃいませ」と白音が振り返ると、サングラスをかけてスーツケースを引いた女性が近づいてきた。
スーツケースには空港のバーコードシールがまだ貼られている。
表に止まっていたタクシーからすると、空港からここまで直接来たという感じだろうか。
空港からはかなり遠いのだが。
カフェメイド姿の白音の間近に立つと、じっと無言で彼女を見つめている。
男性並みの身長があるようで、上から見下ろされると結構な迫力がある。
「あの、お客様?」
若い女性層が圧倒的に多い店内が次第にざわつき始めた。
「あれってHitoeじゃない?」
「Hitoeよね?」
それで白音も気がついた。
「あっ、神一恵さん、ですか?」
咄嗟にそう言ってしまってから、本名はまずかったかと思った。
タレントのHitoeは佳奈たちと同じ曙台高校のひとつ上の先輩だと聞いている。
そして何より、魔法少女である。
海外でしばらく仕事だと聞いていたから、帰国して早々わざわざ会いに来てくれたのだろう。
しばらく無言で存在感だけを放っていた一恵だが、
「…………。ちょっとトイレお借りします」
と言い残して奥へ消えた。
(うわぁぁ、何を話していいか分かんないよう。どうしたらいいんだろ)
わざわざ来てくれたのだから嫌われてはいないと思いたいのだが、無言でそうされると白音も対応に窮する。
ざわつく店内をよそに一恵はかなりの時間化粧室に籠もっていた。
店内の客たちも彼女のことをずっと気にしていたようだが、一緒に化粧室に入ってみようという猛者はいなかった。
代わりに皆、スマホのカメラをそっとスタンバイしている。
しばらくしてまたゴロゴロと音を立てて一恵が出てくると、窓のない奥まった席へと白音が案内した。
有名人なので一応の配慮のつもりだった。
一恵は来た時とは違い、サングラスを外してニコニコしている。
(あれ、機嫌いいのかな? でもテレビじゃあまり笑わないことで有名なんだけど…………気を遣わせてるのかな)
と思いながら、お冷やとおしぼりを取りに戻る。
「あの、名字川さん、ですよね?」
「はいいっ!」
一恵の声を初めて聞いた。トレーの上でコップの水が少し踊る。
「写真いいですか?」
「??」
白音は数瞬、理解が追いつかなかった。
芸能人が白音とのツーショット写真を求めているのだろうか。
いや、でもこれから一緒に魔法少女やるんだし、仲間ってことなのかな。
などと白音が考えていると、一恵は自分のスマホでパシャパシャと白音の写真を撮り始めた。
訳の分からない展開に白音も周りの客たちも動揺していると、今度は高そうな財布からスッと名刺を差し出した。二枚重ねてある。
周りに聞こえないように小声で一恵が囁く。
「これ、わたしの連絡先です。よろしくお願いします」
一枚はHitoe名義の名刺だった。Hitoeの事務所やマネージャーの連絡先まで書いてある。
もう一枚は一恵個人の連絡先、SNSの非公式アカウントが書かれている。
どちらも一般に漏れてはいけない類いの物だろう。
これには観客がかなり盛り上がった。
タレントであるHitoeが写真を撮って名刺を渡している。つまりスカウトなのではないか。名字川さんならさもありなん。
というストーリーができ上がっている。
そういう観客の声が耳に入った一恵は、にっこりと笑って本当にスカウトをした。
「うん、もしその気になられたら、わたしの事務所紹介しますね。名字川さんなら余裕でいけると思います」
年上なのに終始敬語なのが気になるが、嫌われているわけではないようだった。
白音は少しほっとした。
一恵はそれだけを伝え、出されたコーヒーを優雅な仕草で味わい、そして席を立った。
どうやら白音の様子を見に来ただけだったらしい。
一恵が入り口で振り返って丁寧にお辞儀をする。
テレビで見ているのとプライベートではまったく別の顔だった、というタレントの話はよく聞く。
しかしクールで口数の少ない印象だったあのHitoeが、実はこんなに腰の低い丁寧な人だったのだろうかと驚く。
立ち去ろうとしていた一恵に、ふと思い出して白音が駆け寄る。
そしてあまり大きな声で言っていい話ではなかったので、一恵の耳に口を近づけてそっと囁いた。
「今日、訓練なんですよね? 来られます?」
しかし一恵は慌てて半歩飛び退った。
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