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第百四十五章
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第百四十五章
「龍は俺たちのものだ!」
「誰にも渡すな、龍は俺たちの味方だぞ!」
わめき声を上げながらなだれ込んできたのは難民鉱夫たちの群れだった。
人数は百人以上はいるだろうか。手に手につるはしや鑿、金槌、シャベルを持ち、中には警備兵から奪ったらしき剣を頭上に振りかざしている者、坑道の支柱に使う角材を振り回している者もいた。
老シャーマンに付き添っていた警備隊長が驚きに目を見張った。
「なんてこった、暴動だぞ。よりによってこんな時に騒ぎ出すとは」
警備隊長はこれまで何度か鉱夫の暴動に立ち会ってきた。
反逆に駆り立てられた者たち特有の熱を帯びた顔つき。すべてをかなぐり捨てて突進してくる勢い。これはまちがいなく暴動だった。しかし、鉱夫たちの目つきにはどこか虚ろなところもあって、隊長はそれを奇妙にも思った。
「見ろ、あれがお前たちの龍だ! お前たちの血で購ったものだぞ!」
鉱夫たちの中から漆黒の装束をまとった男が躍り出てきて叫んだ。コルウスだ。
この暴動はコルウスが扇動していたのだった。もちろん、闇の目の狂気をもって。
「お前たちの龍を横取りされるな! 龍はお前たちを救うために現れたのだ!」
確かに龍の大空洞は多くの鉱夫が犠牲になった落盤によって見つかったものだった。血で購ったと言えば、そうかもしれない。
しかし、龍が難民鉱夫たちを救うために現れたというのは明らかにコルウスの扇動だった。
闇の目による狂気によって鉱夫たちは扇動の言葉に左右されやすくなっていた。草原の羊飼いさながらに闇の道化は鉱夫の群れを追い立てた。
「鉱夫たちよ、王都の災厄を逃れた運命の民よ。お前たちの血を搾り取る者たちを殺せ! お前たちの肉を削ぎ、骨を砕く者たちを殺せ! お前たちにはその資格がある!」
鉱夫たちは警備兵と正面衝突した。ジルコンの近衛兵である警備兵たちは長老の命令一下、剣を抜き槍を振るって、反逆者たちの首を刎ね、腹を貫き、腕を切り落とした。
鉱夫の群れの最前列で繰り広げられる血生臭い光景は普通なら突進する鉱夫たちを怯ませるはずだが、彼らは決して怯まなかった。いや、それどころかその切っ先へ身体ごと飛び込んでいくようだった。
しかも、鉱夫たちは手にした道具を警備兵たちの頭上に振り下ろすことに何のためらいもなかった。それは人が人を打つようではなく、嵐が樹木の枝を引きちぎるような、河の濁流が岩を叩き砕くような、無情の暴力であった。
しだいに警備兵たちは押され始めた。バレルは二人の長老のもとへ鎧で武装した兵を集め、自分もその陰に隠れた。
「ジルコン様、リンチ様。この者たちを盾にしてここを出ましょう」
ジルコンは後ずさりしなながら軍師を怒鳴りつけた。
「馬鹿なことを。龍はまさに目を覚まそうとしているのだ。ここを離れるわけにはいかん」
「しかし、このままでは連中に包囲され、皆殺しにされてしまいます。ここはひとまず退却されるのが上策かと」
リンチはすでに逃げ腰になっていた。龍は結構だが、こんなところで命を落としては何にもならない。
「ジルコン殿、もはや兵は防戦一方の様子。何にせよ命あってのことでございしょう」
鎧武者の一人が兜の脳天にシャベルを叩きつけられた。よほど打ちどころが悪かったのだろう、金属製の鎧ごと建物が崩れ落ちるように兵は卒倒した。
とうとうジルコンもいったん退却することを承知した。バレルは手にした杖で兵の鎧を叩いて防壁を作らせ大空洞の出口へ向かった。
同じ時、クランたちも鉱夫たちに対して防戦一方になっていた。剣を持っているのは警備隊長一人だけだ。隊長は女三人を守ろうと奮戦していた。
暴徒と化した鉱夫たちの中には見覚えのある顔もあった。しかし、その目は明らかな狂気の色をたたえている。隊長は声をからして叫んだ。
「お前たち、こんなことをしてどうしようっていうんだ。お前たちは扇動されているんだ。目を覚ませ。ここにいるのは王の血脈だぞ。やめろ! やめるんだ! お前たちは王国を滅ぼすつもりか!」
隊長は押し寄せてくる者たちを無情に斬って捨てることはできなかった。
たまりかねてミアレ姫が魔法障壁で暴徒の群れを弾き飛ばした。目に見えない壁に力いっぱい押し返されて、鉱夫たちは折り重なって倒れ、目を丸くしている。
「今のうちに逃げるのです。さあ、早く」
隊長は老シャーマンを背負った。クランと姫がその両脇について出口に向かおうとした時、老シャーマンが龍を振り返ってしわがれ声で叫んだ。
「おおっ、あれを見よ。ついに目を開いたぞ!」
龍の一つ目が開いて巨大な眼球がギョロリと動いたようだった。その目は黒一色で深々とした闇をたたえていた。一切、光を放ってなどいなかったが、なぜかその目を見つめようとすると、こちらの目が眩しくなって見ていられないのだった。
すさまじい唸り声とともに龍は黒水晶の胴体をよじった。そのとたん、無数にかけてあった木製の足場がひとつ残らず弾け飛んだ。足場に設置してあった篝火も松明も消えて地上にある炎だけが龍を照らした。
鋼鉄の檻が耳障りな音をさせてきしみ始めた。鎖の輪がぶつかり合って、乱打される鐘のような音を轟かせている。
それまで暴徒を煽り立てていたコルウスがそれを見て大声を上げた。
「龍が逃げるぞ。鎖にしがみつけ。兵隊に構うな!」
すでに警備兵の大半は殴り殺されていた。ジルコンとリンチはバレルとともに逃げ去ったようだった。身を挺して大空洞の出口に立ちふさがったらしい鎧武者が二人倒れていた。兜が取れて、むき出しになった顔はめちゃくちゃに叩き潰されていた。
コルウスの怒鳴り声を聞くと暴徒たちはたちまち一方向へ集まって駆け出した。檻の格子の中へ入ると、鎖にしがみついてよじ登っていく。そのわらわらと群がる様子は光に集まる羽虫のようにも見えた。
龍がひときわすさまじい唸り声を上げた。大空洞の空気が震え、鼓膜が圧迫されて息まで苦しくなるようだ。
クランはコルウスに向かって叫んだ。
「コルウスよ、龍をどうするつもりだ!」
陰険な笑みを浮かべた闇の道化は勝ち誇ったように叫び返した。
「クランよ、いや、イーグル・アイよ。龍は俺がもらったぜ。こいつには闇の力が充満している。俺には分かるんだ。そうとも、今こそ俺が闇の王に成り代わる時だぜ」
鴉に化身したコルウスは頭上の闇へ舞い上がった。龍はのたうち荒れ狂っている。鎖が揺れて、そこにしがみついている暴徒たちが悲鳴を上げた。
コルウスは龍の首輪の後ろあたりに飛びつくと、化身を解いて元の姿に変わった。そして腰から闇の剣を抜き放つと、いきなり龍の首にそれを突き立てた。
闇の力なのか、黒水晶の鱗は砕けて剣は深々と突き刺さった。
龍は大顎をいっぱいに開くと空気を引き裂くような絶叫をほとばしらせた。そのとたん、鋼鉄の檻は全体が一気に解体して、地上にいるクランたちの頭上へ鋼鉄の格子が降り注いできた。
クランとミアレ姫は龍とそれに取り付いたコルウスを見上げていたが、警備隊長は二人の服を乱暴に引っ張った。
「おい、逃げるんだ。このままじゃ、山ごと崩れるぞ!」
クランたちはコルウスの方を振り返りつつ大空洞を去った。
その間にコルウスは突き刺した剣の柄を両手で握って龍の背中によじ登ろうとしていた。龍は黒水晶の鱗の下に雷光のようなきらめきを走らせながら胴体をうねりくねらせ、天地も裂けよとばかりに叫び声をほとばしらせた。
下の方では鎖にしがみついた暴徒の群れが力尽きかけてうめき声を上げていた。
コルウスは剣につかまって龍の鱗の端に足場を定めると身体をのけぞらせ、勝ち誇ったような笑い声を上げた。
「さあ、龍よ。俺と一緒に大暴れしようじゃねえか。今夜は何人死ぬんだろうな。何人死んだってどうってことはねえ。この土地はとうに死霊でいっぱいなんだからよ。さあ、舞い上がれ、闇の龍よ!」
コルウスが握った剣をグイとひねると、黒水晶の龍は大きく胴体をのたうたせた。とたんに鎖が千切れ、水晶の巨大結晶も砕けて、龍の大空洞にはきらめく結晶の欠片が雹のように降り注いだ。
「龍は俺たちのものだ!」
「誰にも渡すな、龍は俺たちの味方だぞ!」
わめき声を上げながらなだれ込んできたのは難民鉱夫たちの群れだった。
人数は百人以上はいるだろうか。手に手につるはしや鑿、金槌、シャベルを持ち、中には警備兵から奪ったらしき剣を頭上に振りかざしている者、坑道の支柱に使う角材を振り回している者もいた。
老シャーマンに付き添っていた警備隊長が驚きに目を見張った。
「なんてこった、暴動だぞ。よりによってこんな時に騒ぎ出すとは」
警備隊長はこれまで何度か鉱夫の暴動に立ち会ってきた。
反逆に駆り立てられた者たち特有の熱を帯びた顔つき。すべてをかなぐり捨てて突進してくる勢い。これはまちがいなく暴動だった。しかし、鉱夫たちの目つきにはどこか虚ろなところもあって、隊長はそれを奇妙にも思った。
「見ろ、あれがお前たちの龍だ! お前たちの血で購ったものだぞ!」
鉱夫たちの中から漆黒の装束をまとった男が躍り出てきて叫んだ。コルウスだ。
この暴動はコルウスが扇動していたのだった。もちろん、闇の目の狂気をもって。
「お前たちの龍を横取りされるな! 龍はお前たちを救うために現れたのだ!」
確かに龍の大空洞は多くの鉱夫が犠牲になった落盤によって見つかったものだった。血で購ったと言えば、そうかもしれない。
しかし、龍が難民鉱夫たちを救うために現れたというのは明らかにコルウスの扇動だった。
闇の目による狂気によって鉱夫たちは扇動の言葉に左右されやすくなっていた。草原の羊飼いさながらに闇の道化は鉱夫の群れを追い立てた。
「鉱夫たちよ、王都の災厄を逃れた運命の民よ。お前たちの血を搾り取る者たちを殺せ! お前たちの肉を削ぎ、骨を砕く者たちを殺せ! お前たちにはその資格がある!」
鉱夫たちは警備兵と正面衝突した。ジルコンの近衛兵である警備兵たちは長老の命令一下、剣を抜き槍を振るって、反逆者たちの首を刎ね、腹を貫き、腕を切り落とした。
鉱夫の群れの最前列で繰り広げられる血生臭い光景は普通なら突進する鉱夫たちを怯ませるはずだが、彼らは決して怯まなかった。いや、それどころかその切っ先へ身体ごと飛び込んでいくようだった。
しかも、鉱夫たちは手にした道具を警備兵たちの頭上に振り下ろすことに何のためらいもなかった。それは人が人を打つようではなく、嵐が樹木の枝を引きちぎるような、河の濁流が岩を叩き砕くような、無情の暴力であった。
しだいに警備兵たちは押され始めた。バレルは二人の長老のもとへ鎧で武装した兵を集め、自分もその陰に隠れた。
「ジルコン様、リンチ様。この者たちを盾にしてここを出ましょう」
ジルコンは後ずさりしなながら軍師を怒鳴りつけた。
「馬鹿なことを。龍はまさに目を覚まそうとしているのだ。ここを離れるわけにはいかん」
「しかし、このままでは連中に包囲され、皆殺しにされてしまいます。ここはひとまず退却されるのが上策かと」
リンチはすでに逃げ腰になっていた。龍は結構だが、こんなところで命を落としては何にもならない。
「ジルコン殿、もはや兵は防戦一方の様子。何にせよ命あってのことでございしょう」
鎧武者の一人が兜の脳天にシャベルを叩きつけられた。よほど打ちどころが悪かったのだろう、金属製の鎧ごと建物が崩れ落ちるように兵は卒倒した。
とうとうジルコンもいったん退却することを承知した。バレルは手にした杖で兵の鎧を叩いて防壁を作らせ大空洞の出口へ向かった。
同じ時、クランたちも鉱夫たちに対して防戦一方になっていた。剣を持っているのは警備隊長一人だけだ。隊長は女三人を守ろうと奮戦していた。
暴徒と化した鉱夫たちの中には見覚えのある顔もあった。しかし、その目は明らかな狂気の色をたたえている。隊長は声をからして叫んだ。
「お前たち、こんなことをしてどうしようっていうんだ。お前たちは扇動されているんだ。目を覚ませ。ここにいるのは王の血脈だぞ。やめろ! やめるんだ! お前たちは王国を滅ぼすつもりか!」
隊長は押し寄せてくる者たちを無情に斬って捨てることはできなかった。
たまりかねてミアレ姫が魔法障壁で暴徒の群れを弾き飛ばした。目に見えない壁に力いっぱい押し返されて、鉱夫たちは折り重なって倒れ、目を丸くしている。
「今のうちに逃げるのです。さあ、早く」
隊長は老シャーマンを背負った。クランと姫がその両脇について出口に向かおうとした時、老シャーマンが龍を振り返ってしわがれ声で叫んだ。
「おおっ、あれを見よ。ついに目を開いたぞ!」
龍の一つ目が開いて巨大な眼球がギョロリと動いたようだった。その目は黒一色で深々とした闇をたたえていた。一切、光を放ってなどいなかったが、なぜかその目を見つめようとすると、こちらの目が眩しくなって見ていられないのだった。
すさまじい唸り声とともに龍は黒水晶の胴体をよじった。そのとたん、無数にかけてあった木製の足場がひとつ残らず弾け飛んだ。足場に設置してあった篝火も松明も消えて地上にある炎だけが龍を照らした。
鋼鉄の檻が耳障りな音をさせてきしみ始めた。鎖の輪がぶつかり合って、乱打される鐘のような音を轟かせている。
それまで暴徒を煽り立てていたコルウスがそれを見て大声を上げた。
「龍が逃げるぞ。鎖にしがみつけ。兵隊に構うな!」
すでに警備兵の大半は殴り殺されていた。ジルコンとリンチはバレルとともに逃げ去ったようだった。身を挺して大空洞の出口に立ちふさがったらしい鎧武者が二人倒れていた。兜が取れて、むき出しになった顔はめちゃくちゃに叩き潰されていた。
コルウスの怒鳴り声を聞くと暴徒たちはたちまち一方向へ集まって駆け出した。檻の格子の中へ入ると、鎖にしがみついてよじ登っていく。そのわらわらと群がる様子は光に集まる羽虫のようにも見えた。
龍がひときわすさまじい唸り声を上げた。大空洞の空気が震え、鼓膜が圧迫されて息まで苦しくなるようだ。
クランはコルウスに向かって叫んだ。
「コルウスよ、龍をどうするつもりだ!」
陰険な笑みを浮かべた闇の道化は勝ち誇ったように叫び返した。
「クランよ、いや、イーグル・アイよ。龍は俺がもらったぜ。こいつには闇の力が充満している。俺には分かるんだ。そうとも、今こそ俺が闇の王に成り代わる時だぜ」
鴉に化身したコルウスは頭上の闇へ舞い上がった。龍はのたうち荒れ狂っている。鎖が揺れて、そこにしがみついている暴徒たちが悲鳴を上げた。
コルウスは龍の首輪の後ろあたりに飛びつくと、化身を解いて元の姿に変わった。そして腰から闇の剣を抜き放つと、いきなり龍の首にそれを突き立てた。
闇の力なのか、黒水晶の鱗は砕けて剣は深々と突き刺さった。
龍は大顎をいっぱいに開くと空気を引き裂くような絶叫をほとばしらせた。そのとたん、鋼鉄の檻は全体が一気に解体して、地上にいるクランたちの頭上へ鋼鉄の格子が降り注いできた。
クランとミアレ姫は龍とそれに取り付いたコルウスを見上げていたが、警備隊長は二人の服を乱暴に引っ張った。
「おい、逃げるんだ。このままじゃ、山ごと崩れるぞ!」
クランたちはコルウスの方を振り返りつつ大空洞を去った。
その間にコルウスは突き刺した剣の柄を両手で握って龍の背中によじ登ろうとしていた。龍は黒水晶の鱗の下に雷光のようなきらめきを走らせながら胴体をうねりくねらせ、天地も裂けよとばかりに叫び声をほとばしらせた。
下の方では鎖にしがみついた暴徒の群れが力尽きかけてうめき声を上げていた。
コルウスは剣につかまって龍の鱗の端に足場を定めると身体をのけぞらせ、勝ち誇ったような笑い声を上げた。
「さあ、龍よ。俺と一緒に大暴れしようじゃねえか。今夜は何人死ぬんだろうな。何人死んだってどうってことはねえ。この土地はとうに死霊でいっぱいなんだからよ。さあ、舞い上がれ、闇の龍よ!」
コルウスが握った剣をグイとひねると、黒水晶の龍は大きく胴体をのたうたせた。とたんに鎖が千切れ、水晶の巨大結晶も砕けて、龍の大空洞にはきらめく結晶の欠片が雹のように降り注いだ。
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