上 下
117 / 206

第百十七章

しおりを挟む
第百十七章

 エリイとアンジュ、そしてクランが元気を取り戻すのにはさらに数日を要した。
 身投げした若い二人を闇の王の手から取り戻した偉大なシャーマン、イーグル・アイ。島の民はその姿をひと目見てみたいと旅の一行が滞在するレオの小屋へ押しかけた。
 ユーグとルノーの母子がそれを追い返す役だったが、どうしても言うことを聞かないとなると、ミアレ姫が部族の民の前へ出ていった。
「島の皆さん、シャーマンは少しずつ回復しています。いずれ、皆さんの前に姿を現す時が来るでしょう。その時をお待ち下さい」
 島の民は王の血脈を恐れ畏み、ひざまずいて姫の姿を拝む者までいた。
 そうやって追い返しても、夜などひそかにやって来て、黙って小屋の前に供え物を置いていく者は後を絶たなかった。
 カラゲルはそんな島の民にやや皮肉な目を向けていた。ルノーの作った魚のスープを昼食にすすりながら、カラゲルはユーグに言った。
「おい、ユーグよ。この島の連中はああやって誰かを拝むのが好きらしいな。いつでも誰か拝む相手を探しているのか。さすがはナビ教発祥の地だ」
「まあ、そんなこともないだろうが、島の民にとってすべては精霊からの授かり物なのだ。我らがこの島へやって来たのも、しかるべき運命というわけだ。いずれにせよ、スナ族の者たちが王の血脈やイーグル・アイに敬意を持つのは悪いことではないだろう。我らの旅はそのためのものなのだから」
 カラゲルは木の匙を置いて腰の剣を撫でた。
「とはいえ、闇の王と決戦となった時、あの連中が役に立つとも思えん。俺はどうも、この島にのんびりしている間に剣の腕がなまったような気がしてな」
 ユーグは苦笑いして、はやりたつ若き戦士の肩に手を置いた。
「それでも、クランは闇の王に一撃を食らわしたようだ。いきさつを聞いたが、私などには計り知れぬものがある。地底の龍の力もたいしたものだが、クランのシャーマンとしての力は増しているようだ」
「確かにな。しかし、俺の腕の中で倒れた時は焦った。ただ腹が減っていただけとはな」
 カラゲルとユーグは隣の部屋に寝ているクランをはばかって低く笑った。
「ユーグよ、俺はこの島へ来たのが無駄だったと言っているわけではない。クランが言っていた暗闇の中の問答は何のことやらさっぱりだが、いずれ王国を蘇らせようという時には、剣だけでなく、ナビ教がその土台となるはずだ」
「確かにそうだ。私はこの旅の間、ずっとナビ教のことを考えていた。ナビ教は王の庇護を失う前から腐敗しつつあったのかもしれない。新たな教えを打ち建てる必要があるのだ」
「湖底に沈んでいた神殿が浮かび上がってきたようにか。あれはすごい眺めだった」
 ユーグはうなずいた。
「見えぬ湖底に神殿があり、それを礼拝する聖堂がある。そして、それを嘉する土地の精霊と神々。そこに我らの信仰はあるのだ。その教えの原点を確かめられたのは、この島へ帰ってきたからだ。そして、クランのおかげだと、私は思っている」
 そこへ、どこかへ行っていたレオが帰ってきた。
「おお、昼飯に間に合ったな。ルノーよ、シャーマンに会いたいというのがいるから連れてきたぞ」
 ルノーは扉口に立つ兄に呆れ顔を見せた。
「そういうのはお断りだよ。みんな追い返しているんだ。知っているでしょうに」
「しかし、この二人はまた別だろう」
 レオが連れてきたのは、エリイとアンジュだった。
 湖底から引き上げられた時、二人の顔色は青ざめていたが、今はみずみずしい果物のような血色を頬に浮かべていた。
 ルノーは二人を歓迎し、奥の部屋にいるクランに声をかけた。
 クランが出てくると、エリイとアンジュは長衣の裾の鈴を鳴らしてひざまずき、両手を床について頭を下げた。
 これは、礼拝堂でダファネア像に対してそうするのと同じ礼法であった。
 クランはまだ少しやつれた顔で二人を迎えた。
「エリイよ、アンジュよ。早まった恋人たちよ。私を彫像にしないでくれ。私はまだ生きてやらねばならないことがあるのだから」
 その場にいた者たちは思いがけないことを聞いたような顔でクランを見た。
 レオが若い二人を立たせて言った。
「シャーマンよ、魂の救い手よ。湖の岸辺でこの二人に会ったのだ。すっかり良くなって散歩に出たらしいが、シャーマンに会いたいと言うから連れてきた」
「それはよかった。実は族長へ使いを出そうと思っていたのだ。幸い、ここに族長を迎えたから頼みたいことがある」
 クランは明日の昼頃、族長の館の大広間に島の主だった者たちを集めてもらいたいと言った。
 レオが陽気な笑い声を上げた。
「酒宴でも催そうというのか。シャーマンよ、エリイとアンジュは結婚すると決まったのだ。さすが察しがいいな」
「いや、酒宴もいいだろうが、部族の民に私から話したいことがある。大事なことだ」
 クランの頬のあたりに一刷毛の影が差した。その厳粛なまでに真剣な表情の裏には何らかの苦悩すらうかがえた。
「このことは、明日、話そう。族長エリイよ、その妻となるアンジュよ。お祝いを言おう。これは決して私の力ではない。土地の精霊、そして、神々のはからいなのだ」
 
 次の日、族長の館の大広間には多くの人々が集まった。
 族長エリイとアンジュはもちろんのこと、族長の母マラヤ、蚕飼いのおさであるアンジュの父と母、漁師のおさはいまだふさわしい者を得なかったが、ルノーがそれに代わった。
 レオも顔を出していた。宴会を期待しているのだろう、上機嫌な顔だ。
 他に島の主だった家の者たちが多く集まった。誰もが白絹の長衣に、おのおの家に伝来の刺繍のある長いストールを首から掛けていた。
 これは彼らが今日の集まりを単なる祝いの宴席と見ていない証拠だった。この装束は年に何度か定められた祭礼のためのもので、島の民はダファネアの化身であるイーグル・アイから何らかの託宣がもたらされるものと予期していたのだ。
 大広間のダファネア像の前にミアレ姫とユーグが進み出た。
 二人は旅の衣装でなく、最上級の白絹の長衣をまとい、その肩には王家の紋章を染めたストールを掛けていた。
 これはミケルが今日の集まりのあることを蚕飼いのおさから聞いて急遽用意したもので、長衣はともかく、ストールの刺繍は間に合わないと染物で作ったのだった。そのミケルも入り口近くの片隅に顔を見せていた。
 ユーグはかつて王都の大聖堂で執り行われていた祭式にのっとり、ダファネア像への礼拝式を行った。その礼拝には王の血脈にもしかるべき役割が与えられていた。王の庇護を失う前のナビ教はこのように王の血脈とともにあったのだ。
 島の民はひざまずき、式次第に応じて床に手をついて礼拝した。昨日、エリイとアンジュがクランに向かってしたのと同じ仕草だ。
 カラゲルは人々の目につかない柱の陰で手持ち無沙汰な様子だった。カラゲルもカラゲルなりの信仰がないではないが、このような儀式張ったものは本当らしく思えなかった。
 そして、クランは誰からも離れて外の前庭に出ていた。澄み切った青空から天頂に昇った太陽がクランを照らしていた。湖から吹く風がシャーマンのビーズ飾りを揺らして乾いた音をさせた。
 クランはうつむき、いにしえの言葉を低く朗唱していた。
 どうあっても、精霊の意向に変わりはないようだ。
 そこへ、ミケルがやって来た。
「シャーマンよ。ユーグ様がもう礼拝は済んだとおっしゃっています」
 クランはうなずき、大広間の入り口へ向かった。今日のミケルはおかしな帽子も被らず、真面目くさった顔だ。クランはふと立ち止まった。
「ミケルよ。お前は私のことをクランと呼んでいいのだ。シャーマンでなかった頃の私を、私がクランでしかなかった頃の私を知っているのだから」
 ミケルは顔の前で強く手を振った。
「めっそうもない。シャーマンは王国を救ってくださるのでしょう。民の魂が迷わぬように導いてくださるのでしょう。私などが名を呼んでいいわけがありません、偉大なるイーグル・アイよ」
 クランは何も答えず、大広間へ足を踏み入れた。
 とたんに人垣が左右に割れて、正面のダファネア像が見えた。その右にはミアレ姫とユーグが、左には族長エリイとアンジュが立ってクランを迎えていた。
 大広間に集まった部族の民の目には敬意と畏れが入り混じっていた。クランはビーズの房飾りを揺らしながら、その中を歩いていった。
 ダファネア像の前に立ったクランは静かに話し出した。
「スナ族の民よ、そして族長とその妻になる娘よ。皆に聞いてもらいたいことがある。私は地の底で龍と出会った。この島の蟻塚の最初の女王蟻が龍と化身したものだ。その龍の命じるところに従い、私は湖底の聖杖室に現れた闇の王を退けた。むろん、倒したわけではない。一時、この地から追い払っただけだ。私は龍との約束を果たした。しかし、その時、もう一つ求められたことがある」
 クランはやや言いよどんだが、やがて、そのことを口にした。
「龍は生贄を求めている。生身の人間の生贄を」
 どよめきが起こった。ユーグが気色ばんで声を上げた。
「生贄だと。本当に龍がそう言ったのか。人を差し出す生贄の儀式など、ダファネア以前の古王国の蛮習だ」
 クランはまっすぐ前を見たまま答えた。
「確かだ。龍の求めにより闇の王は追い払った。これで龍と人は対等になった。人が龍に負わせた恐れは取り除かれた。しかし、償いはまだだ。鷲の目の杖を返していないからだ。そして、それを返すことはおそらく永久にできぬだろう。すでに聖なる剣と聖なる杖はこの世のものでなくなっている」
 ミアレ姫が言った。
「聖なる杖の代わりに人身御供を求めているのですね」
 クランはうなずいた。
「この一度だけでいいという。これは龍と人との、つまり、蟻と人との結びつきをもう一度確かめるためのものだ。だから一度だけでいいという」
 どよめきが静寂へと代わった。生贄を捧げるとして、一体、誰が。
 静寂を破って、エリイが話し出した。
「僕とアンジュを救ってくれたのは蟻だ。湖の底へ沈んでいく僕たちを蟻があの聖杖室へ運んだんだ」
 アンジュはエリイの手を握ってうなずいた。
「蟻の群れが大きな手となって私たちを包み込んだの。すぐに何も分からなくなってしまったけど、最後にそれが見えたわ」
 若い二人の脇にいたマラヤが静かに言った。
「蟻がこの島からいなくなったら、私たちはやって行けない。私たちは蟻塚が与えてくれる恵みを当たり前のことのように思っていたわ。しかし、すべては神々が与えてくださったダファネアの聖なる杖がもたらしてくれた恵み。それを忘れていたのよ」
 クランは若き族長へ青い目を向けた。
「エリイよ、蟻と人の島の族長よ。今こそ知っただろう。この世に人がみずから作り出したものなど何もないと。すべては精霊と神々によってもたらされた。族長ならば、ここのところを忘れずにいてもらいたい」
 エリイは決意の色も露わに言った。
「魂の救い手よ、イーグル・アイよ。分かりました。僕が生贄になりましょう」
 クランは即座にかぶりを振った。
「いや、そんなことは言っていない。生贄は龍が指名している。それはお前ではない」
 また、どよめきが起こった。
 それまで、我関せずという顔だったカラゲルが尋ねた。
「それはいったい誰なのだ。まさか、王の血脈ではないだろうな。姫さまを差し出してしまったら元も子もない」
 クランはそれにもかぶりを振った。
「では、いったい誰なのだ。族長でもなく、王の血脈でもないとしたら……」
 広間はまた沈黙した。湖から吹き寄せた風がダファネア像の天蓋を揺らした。
 やがて、クランは口を開いた。
「おかしなことだ。龍は個々の人など気にせぬはずだが、この者だけは蟻の魂の在り処を知り、人と蟻を繋ぐのにふさわしいと言った……レオよ、お前だ」
 またもどよめく広間の中にルノーの悲鳴が上がった。
「シャーマンよ、それは本当ですか。私は夫を失い、今、兄を失おうとしているのです。どうして、そのように無情なことが!」
 髪に隠されていないクランの顔に苦悩の色が浮かんだ。
「間違いない。ルノーよ、私は龍の言葉を取り次ぐしか……」
 その時、うおおっと雄叫びに似た大声を上げた者がいた。レオだ。
「何と、私が生贄に選ばれたとは。私は、私は……この世に生まれてきてよかった!」
 レオの髭面には満面の笑みが浮かんでいた。足を踏み鳴らし、胸を叩いて喜んでいる。
「これまで蟻の様子を見守ってきたかいがあるというものだ。おお、ついにこの時が、蟻たちの世界に迎え入れられる時が来た。シャーマンよ、さあ、行こう。あの洞窟へ。早く私を生贄に捧げてくれ。早く早く」
 クランは面食らった顔になり、レオをなだめるように言った。
「そう急かすな。このことは島の者たち全員に知ってもらいたい。族長よ、そして、母のマラヤよ。行って島の者たちに伝えるのだ。龍に生贄が捧げられる。そして、同時に族長は結婚すると。これは島に新たな命をもたらすための儀式だ」
 エリイとアンジュは笑顔を交わし、かつては争った母たちも笑顔でうなずきあった。
 一方、ルノーは、はしゃぎまわる兄の姿に呆れ顔だった。およそ変人だと思ってはいたが、これほどとは。
 急に真顔になったレオがルノーの顔を見て言った。
「ルノー、頼みがある」
「なんだい。こうなったら、何でも聞くよ」
「当日の朝飯は貝のシチューにしてくれないか。私の大好物だと知っているだろう」
 ルノーはもう笑うしかなかった。
「そんなことを。兄さんは明日には死ぬんだ。なにかもっと気の利いた頼みがありそうなもんだよ」
「なんにもありゃしないさ。シチューだけでな。貝の心配ならしなくていいぞ。漁師たちのところへ行って、こう言えばいい。『なんとまあ立派な貝が取れたじゃないか。お前たちには精霊の加護がついているぞ』とな」
 レオはまた足踏みし、胸を叩きながら笑った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

悪妃になんて、ならなきゃよかった

よつば猫
恋愛
表紙のめちゃくちゃ素敵なイラストは、二ノ前ト月先生からいただきました✨🙏✨ 恋人と引き裂かれたため、悪妃になって離婚を狙っていたヴィオラだったが、王太子の溺愛で徐々に……

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

処理中です...