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第九十八章

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哲学者 睦月秀彦先生

有難うございます労いの言葉を頂き僕の心を読み取られました。

一条さんに以下のことを書いてみました。でもこれは私の独り言に近いもので、アドバイスなんて代物じゃありません。

昏睡状態から覚め、足の手術を終えた今、一条さんはある意味第二の人生を歩み出しました。第一の人生を、泣きながら地上に現れた時とするなら、第二の人生は一条さんご自身の激痛との戦いから始まりました。一条さんがご自身の足をFBにアップされた時、「この人はすごい人だ。自暴自棄の感情さえ自分の生きるパワーにできる。」と敬服しました。
それともう一つ感じたことがあります。
「第一の人生は、社会、両親、学校など、自分を縛り方向づけようとするさまざまなことへの反発ともがきがパワーの源泉。そして力で他者を脅そうとする理不尽な連中(ヤクザ事務所背の殴り込みも含め)への揺るぎない正義感も壮絶なエネルギーを生んでいたのだな。それらが音楽や美術などの創作エネルギーとして噴出されていたのだ」と。それは信長が憑依したかのよう。経営者として敵も多かったことでしょう。
第二の人生のスタートはどうなのでしょう。大手術もあり体の一部を失い、まさに一条さんにとってground ZEROのように、跡形もなく諸々が吹き飛んでそこからのスタート。だからこそご自身をさらけ出すことができたし、逆に、これからの自分を持ち上げるモチベーションが今はなかなか生まれてこないのかもしれませんね。つまり第一の人生は「敵」への反発をエネルギーに、パワーにして来ました。でも、今、一条さんの周りにいるのはみんな「いい人」。一条さんを案じ、優しく対応する人たち。だから、一条さんが書くFBには人を励ます言葉が溢れている。でも、溢れさせた後、何かまだ不満足感があると体が叫んでいる。
一条さんはこれまで作詞や詩として書かれている作品を本にしたことはありますか?画集はどうでしょうか。エッセイは?
CDは出されていらっしゃるようですが、それは叫んでいる時と同時進行でした。その嵐が過ぎ去った後、今はそれをまとめてみることにエネルギーを使う時なのではと思います。つまり「自分を振り返ること、自分の認識のために」時間を使える今は、伝説の塊みたいなご自身を形にすること。明智に暗殺されなければ、安土城やそのほか、もっと信長が自己認識のためのモニュメントを造って後世に残せたことでしょう。一条さんは信長にできなかったことをできる人であり今なら時間があります。
経営哲学、ギターや自動車のマニアックなtune-up技法、詩画集、ご自身にまつわる何でもかんでもぶち込んでみてください。そのエネルギーが、一条さんの心のタービンを回し、パワーとして蓄積され新たな目標に気づかれることもあるでしょう。

自分の人生について、他者から大上段に分別臭く語られても嫌なもの。最初にも書きましたが独り言と思ってください。
でも、「今、第二の人生の始まりですよ」という言葉は一条さんに向かって申し上げています。長々すみません。
一条さんとのご縁、大切にしていきます。

哲学者 睦月秀彦 先生
睦月先生有難うございます労い
かたじけない限りです♪一条瑠樹より
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