地の果ての国 イーグル・アイ・サーガ

オノゴロ

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第九十三章

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第九十三章

 冬営地で馬を換えた三人はオルテン山中へと分け入った。以前、旅の一行が越えてきた山道を逆にたどる。
 あたりは静まり返り、深い木立の枝から落ちる雪の音ばかりがしていた。馬の息が白い。道の傾斜はしだいに険しくなっていった。
 洞窟の場所を知っているカラゲルが先頭に立ち、あいだにミアレ姫を入れて、アーメルがしんがりをつとめた。三人は黙々と山道をたどっていった。
 洞窟の隠者ノガレについてカラゲルたちはあまり語っていなかった。アーメルもそれと察して尋ねなかった。それはシャーマン、すなわちアルテの過去に触れることになるからだ。
 頭上に交差する枝々の向こう、空の高いところをオローが飛んでいくのが見えた。鷲は精霊の繁き場所を知っている。あるいは繁くあるべき場所を知っている。
 三人はしだいに鷲とひとつになったような気になっていた。イーグル・アイの持ち主はここにはいないが、鷲の視野が胸の内に開かれていくようだった。
 前に山越えの時も休んだ瀧のところで一服してからは、一気にあの洞窟のある峰へ向かった。
 ついに三人はノガレの小屋にたどり着いた。ここで馬を降り、洞窟まで歩いて向かう。
 カラゲルとミアレ姫は人気のない小屋をのぞいて見た。
「あの爺さんはいなくなったようだな。どこへ行ったのだろう。どこかの崖から身投げでもしたか」
 フンと鼻で笑ったカラゲルに姫は眉をひそめた。
「なんということを言うんです。小屋の中を御覧なさい。きれいに片付いているではありませんか。きっとどこか別の土地へ去ったのでしょう」
「なるほど。狩人たちのところへでも行ったか。あそこなら役立たずの乞食坊主でも飯くらいは食わせてもらえるだろう」
「まったく口が悪い人ですね、カラゲルは。ノガレにはノガレの事情があったのです」
 事情だとと呟いたカラゲルはまだ残るミアレの根の臭いに顔をしかめた。ノガレが魔法の力を強化するため長く煎じて飲んでいたものだ。
「それなら放っておいた方がよかったか。きっと今ごろは前よりずっと苦しんでいるだろう。おのれの愚かさに気付かされてな」
「その苦しみは改心の第一歩です。真実の信仰にたどりつくための」
 真面目くさった姫の顔にカラゲルは皮肉な笑みを向けた。
「姫さまはまるでユーグみたいな口を利くな」
 ミアレ姫はムッとして言い返した。
「あなたこそ街道の盗賊のような口の利き方ではありませんか」
「へえ、姫さまに街道の盗賊の知り合いがいるとは知らなかった」
「知り合いではありませんが、王都にはありとあらゆる王国の民が集まっていましたらからね。カラゲルなどより私の方が世の中のことをよく知っているはずです」
 カラゲルは、何をという顔になった。
「そんなわけはない。だいたい、姫さまは……」
 言い争いになった二人の背後でアーメルが咳払いを聞かせた。アーメルは遠慮して小屋の外で待っていたのだった。
 ミアレ姫は顔を赤くしてカラゲルの横を離れ、小屋を出た。一人でさっさと洞窟へ向かって行く。
 後から出てきたカラゲルの肘をつついて、アーメルは言った。
「姫さまとずいぶん仲がいいじゃありませんか」
「いいわけがないだろう。よく言い合いになるのだ。面倒な女さ」
 アーメルは考え込むような顔になった。
「かたや王国の守護者ブルクット族族長の息子。かたや、王の血脈を継ぐダファネア王家の姫さま……こりゃあ、王国がひっくり返るかもしれませんね」
「それはどういう意味だ」
 アーメルは、分かりきったことをという顔になった。
「私の羊飼いの経験からして良い血筋を遺そうとするなら良いメスに良いオスを。ナホ族なら良い畑に良い種をってわけで、人も同じでしょう」
 意外なことを言われた顔でカラゲルは戸惑った。
「馬鹿なことを言うな。ブルクット族は王とはなれぬ。それが王国の定めだ。そんなことになったら王国の前に俺がひっくり返ってしまう」
「そうですかね。世の中が変われば王国も変わらなくちゃならない。違いますか」
 その時、洞窟へ向かう坂の入り口からミアレ姫が声をかけてきた。
「二人とも何をしているのですか。日が暮れてしまいますよ。遊びで遠乗りに来たんじゃないでしょう」
 姫はそのまま男たちを置き去りにして、ずんずん坂を上がっていった。カラゲルとアーメルは顔を見合わせ苦笑いを浮かべた。
 洞窟の脇には以前、ノガレが積み上げておいた松明の材料がそのまま残っていた。その上にオローが澄ました顔で羽を休めていた。
 一足先に着いていたミアレ姫は腰につけた袋から干し肉を出してやっていた。
「ほんとうに賢い鷲です。人より賢いかも知れません」
 それを聞いたカラゲルはうなずいて言った。
「そうかも知れないな。少なくとも小賢しい人間のように血迷って洞窟に魔物を生み出したりはしないだろう」
 アーメルは洞窟の入り口である岩壁の裂け目をこわごわ見上げていた。
「魔物は退治したんですよね。もういませんね」
「ああ、隅から隅まできれいに掃除した。クランと姫さまの大活躍でな」
 ミアレ姫は静かにかぶりを振った。
「そうではありません。やはり、あれは改心があってこそです。闇の向こうに光を見出すことができたからです」
「分かった、分かった。いずれ王国のどこかであの坊主と出会ったら姫さまの言うのが本当かどうか分かるだろう。しかし、野垂れ死にして骨になってしまっていたら、その時は……改心も何もありはしないぜ……」
 カラゲルは軽口を叩きつつ松明の用意を済ませた。それをかかげて洞窟の奥をのぞき込んだカラゲルは腰の剣に手を当てて言った。
「少しぐらい魔物の残り物でも出たら面白いが。まあいい、行こう」
 洞窟が呼吸しているかのように、吹き抜ける風がごおっと音をさせた。
 揺れる松明の火とともにカラゲルは奥へと踏み込んだ。後ろからミアレ姫、アーメルが続いた。
 一行はノガレがそうしていたように壁の松明掛けに火を移しながら進んで行った。壁にあった白い筋は跡形も見えない。以前と違い岩肌と空気に湿り気が感じられた。
 カラゲルとミアレ姫はこの洞窟に潜るのは二度目だが初めてここへ来たような気持ちになっていた。こんなに天井が高かっただろうか。
 あるところでは高い丸天井を支えるような岩の柱を見つけた。あんなものがあっただろうか。あったとして、どうして気付かなかったのだろう。
「姫さま、あの岩の柱……あれを覚えているか……あれは……」
「どうしたのです……そう、あの岩の柱には見覚えがあります……いえ……あれを見たのは別の場所のような……」
 おぼろげな記憶と、今、目の当たりにしているものの区別がつかなくなってくる。記憶の幻像を見ているのか、それとも確かに目に映っているものなのか。
 一方、アーメルは初めてのはずなのに、以前、ここに来たことがあるような気持ちになっていた。薄暗い視野の中に懐かしさと憂鬱な哀しさが感じられる。
「カラゲル、姫さま……ここはいったい何です……私はここへ来たことがありますよ……いや、気のせいか……子供の頃、長老に聞かされたおとぎ話を思い出しているのかも……」
 三人はとりとめもない言葉を交わしたが、その言葉はどれもおぼろげで、しんしんと降る雪のように記憶の底へ沈んでいくようだった。
 もちろん、魔物は出てこない。松明の光を受けた影が濃い霧のように岩陰に逃げ込むのが見えた。
 下り道をたどるうち、時の経つ感覚が薄れていった。この道を長く歩いているようにも、まだ歩き始めたばかりのようにも思えた。
 湿り気は強くなっていった。岩肌が呼吸しているようだ。あたりの空気がこちらの肌に沁み入ってくるような気がする。
 いや、洞窟そのものが人の体とひとつになっているようだ。洞窟は私であり、私は洞窟だ。
 この奇妙な感覚。自分がしだいに開かれていくような、あるいは解体されていくような感覚。これが何か知っていたのはカラゲルだけだった。
 これは聖地だ。
 カラゲルは成人の儀式で初めて訪れた故郷の聖地のことを思い出していた。あの時と同じだ。死霊が追い払われ、この洞窟は聖地として息を吹き返したのだ。
 偶然とはいえ族長と王の血脈を連れてきたのは正解だった。カラゲルひとりだったら洞窟の入口でこばまれていたかもしれない。
 一方、ミアレ姫とアーメルの二人はカラゲルのようなわけにはいかなかった。ただ戸惑うばかりだ。
 ミアレ姫のような王族には、こうした荒々しい野山や森の聖地は無縁だ。成人の儀式は王宮内でナビ教の祭司が執り行うものと決まっていた。言うまでもなく姫に儀式を授けたのはユーグだ。
 また、アーメルも街道沿いの道しるべが聖地であるテン族の民だ。その成人儀式は秘儀めいたところもなく、陽光みなぎる青空の下で行われるのだ。
 彼らは森の狩人たちのような命がけの儀式はもちろんしなかった。ブルクット族のように暗闇の恐怖に耐え、聖剣で刺青を施されるようなこともしなかった。王国においてこれらの古き秘儀はしだいに失われつつあるのだ。
 やがて一行は洞窟の最も深い場所にたどり着いた。
 あの泉の場所。あの古代の死霊戦士が姿を現した場所。そこは様子を一変させていた。
 乾いた岩の地面だったところに、一面、水が溜まって大きな池と化している。その水面は鏡のように静まり返っていた。
 三人はしばらくの間、水のほとりで呆然としていた。どれくらいの間、そうしていたのかも分からない。ふと胸のうちで時が焦点を結んだかと思うと三人は我に返った。
 カラゲルが例の石を取り出した。石はクランの手紙にくるんであった。カラゲルは手紙を開き、石を水面に放り込んだ。
 しばらくは何も起こらなかったが、水面の小波が消えると、透き通る水の中で白く光る糸のようなものが触手を伸ばし始めた。
 身をくねらせながら広がっていく白い糸はある種の虫のようにも、また、植物のようにも見えた。そこには、どことはなしに秩序めいたものが感じられた。
 やがて水中いっぱいに充満した白い糸は岩壁を這い上がり始めた。その様子を見て、カラゲルたちにもこの白い糸が何であるかが分かった。
 前にこの洞窟で見た、いにしえの言葉の白い筋。今は失われたかと思っていたが、それがここに息を吹き返しつつあるのだった。
 不思議なことに、いにしえの言葉の知識などないはずのカラゲルにも、なぜかそれらの文字が読めるような気がしていた。しかし、岩壁の上を這う白い筋はじっとしていなかった。
 それらの文字は絶え間なく蠢き、形を成すかと思えば、混沌として乱れた姿になった。隣同士の筋が合わさったかと思うと、別の場所では分裂が起こっている。意味を成そうとしてなさず、みずから打ち消し合っているようだ。
 その時、鏡のような水面上にあの死霊戦士たち、古代の巨人たちが現れた。いや、もはや死霊戦士と呼ぶべきではない。
 かつては不気味な轟音を放つ闇とともにあった七人の戦士たちは、いまや光とともにあった。輝く金属製の鎧、長大な剣、それらは内側から光を放っていた。
 鏡のような水面に光の戦士たちの姿が映っていた。
 水面を境に上下対称に幻像が浮かんでいる。見ればみるほどに、どちらが実体でどちらが影か分からない。
 七人の戦士たちは片足をついて臣従の礼を取った。これはミアレ姫に対するものらしかった。この者たちは王の血脈に慕い寄る精霊の力によって浄化されたのだから。
 姫は水中に白い糸が広がりだした頃から、また呆然自失の状態に陥っていたが、王家の者の本能であるかのように答礼の仕草を返した。小柄なミアレ姫ではあるが、その仕草は巨人たちに対峙するに足る威厳を備えていた。
 その直後、戦士たちの周囲に古代部族の幻影がわらわらとわき上がった。それらの幻影は戦士たちが放つ光によって影絵芝居のようなシルエットを成していた。
 しかしながら、それは単なるシルエットではなかった。鏡のような水面にそれらの影も上下対称に映し出されていた。世界は肉の身体と霊の身体とで対称的に存在している。これらは王国の信仰をそのままに映し出しているのだ。
 カラゲル、ミアレ姫、それにアーメルの三人は、そこで演じられる古代部族の戦争の遥かな面影に心を奪われていた。
 地響きを立てる無数の人間の足。鳥のように飛ぶ火矢。馬は目から炎を上げ、口から溶岩のよだれを垂らした。巨人兵士はひとまたぎに河岸を越え、流れる血がオルテン河の流れを黒く染めた。
 これら不可思議な幻影を三人は当たり前のことのように見ていた。ちょうど夢の中にいるように一切の疑問を抱かずに。
 しかし、地上の者たる三人も、いつまでも呆然自失しているわけにはいかなかった。まず、カラゲルが我に返った。
「姫さま、アーメル。見えるか、あれが」
 二人もまた我に返り、見えると答えた。ミアレ姫は深くうなずいた。
「何か望みがあって私たちにあれを見せようとしているのでしょう」
 アーメルも言った。
「どうやら、場所はオルテン河のほとりらしいですね。山並みに見覚えがありますよ」
「しかし、なぜ、これを俺たちに見せるのだ。同じようなことが起こることを警告しているのか。そんなことなら精霊になど教わらなくても知っている」
 カラゲルは怪訝な顔つきになって幻影の演じるものに見入った。そうやって、じっと目を凝らしていないと、それきり見えなくなってしまいそうな気がする。
 オルテン河のほとりで歩兵と騎兵の大軍が激しく衝突するのが見えた。
 草原から砂塵が巻き上がり、空は曇った。その時、兵たちの巨躯が交錯するまっただなかに、光よりも、影よりも、おぼろげな姿がひらめくのが見えた。
 これこそ、この地のもっとも古き精霊たちの姿だった。いかなる古代の部族にも先立って存在する地下水のごとき者たち。
 かの者たちは強い日の光で兵士の目をくらまし、舞い上がる砂塵で視野をさえぎった。耳を聾する轟音で聴力を奪い、囁き声で決断を誤らせた。果たして精霊たちはいかなる運命を作ろうとしているのだろうか。
「この戦は古代の精霊たちがやらせているのだ。人は精霊たちの操り人形か。この者たちは精霊たちによって滅ぼされたのか」
 カラゲルの声は怒りに満ちていた。アーメルはかぶりを振った。
「いや、そうと決まったもんでもないでしょう。人がその気にならなくちゃ、部族同士の戦争なんか起こるもんじゃない。きっと、精霊たちは戦争を止めようとしているんです」
 ミアレ姫もそれに賛成するらしかった。
「そうです。精霊は土地と人と共にあるものです。部族の民を滅ぼすようなことをさせるとは思えません」
 やがて、オルテン河のほとりは静まり返った。
 戦の死者の魂が彷徨える死霊となって地に満ちると、精霊たちの声は嘆きの声に変わった。その声は砂ぼこりが静まって天頂高く青く澄んだ大空にまで響き渡った。
 部族の民の幻影が消えると、七人の戦士たちは剣を支えにひざまずき、兜を脱いで頭を下げた。こちらへ何か懇願する様子と見えた。
「きっと、彼らの魂を救ってくれと言っているのです。涙をこぼしているではありませんか」
 ミアレ姫の言葉にカラゲルは不審げな顔になった。
「泉は蘇り、クランと姫さまの力でこの者たちの魂は鎮められた。そうではなかったのか」
 アーメルが言った。
「いや、この者たちは族長でしょう。部族の民の魂はいまだに死霊となってオルテン河のほとりを彷徨っているんじゃありませんか。よくは分かりませんが、理不尽な戦だったに違いない」
 これはアーメルの身体に流れる族長の血が察しをつけたものだった。そして、その血はカラゲルの身体にも流れていた。
 カラゲルはまだ手に握っていたクランからの手紙に目を落とした。
 それは受け取った時とは違って、いにしえの言葉で書かれていた。カラゲルはそれを難なく読むことができた。まるで夢の中にいるように。
「……『道をたどり直せ』……『いにしえの道をさかのぼれ』……道とは何だ……」
 カラゲルは今こそ問いを発するべき時だと悟った。人は答えを出すことに血道を上げるが、本当に難しいのは問いを発することだ。
 カラゲルは族長の息子。部族の民の長のなすべきことは問いかけること。
 その顔にある稲妻の如く怖れを乗り越えて問わねばならない。
「いにしえの族長たちよ。我はブルクット族族長ウルの息子、カラゲル。お前たちは何を求めている。何をして欲しい。我が身でかなえられることならば、この身を滅ぼしてでも力を尽くそう」
 この最後の言葉はブルクット族において族長となる者が儀式にのぞんで誓言する時の言葉だった。もとより儀礼的なものではあるが、その言葉は重い。
 洞窟を揺るがす嘆きの声が湧き上がった。そして、歌うようないにしえの言葉が低く、極めて低く、鏡のような水面を漂った。
 七人の戦士たちはひざまずいたまま、横たえた剣を両手で高く捧げた。これは、カラゲルに向けたものだった。
 カラゲルには何か悟るところがあった。クランがいれば託宣を与えてくれるだろうが、今はおのれの判断によるしかない。
「いいだろう。俺もお前たちと似て族長の血をこの身に承けている者。王国の大地に仕える者……」
 稲妻の刺青の目が険しく光った。
「俺がお前たちの戦をもう一度、このオルテン河のほとりで演じて見せよう」
 カラゲルは腰の剣を抜き、戦士たちの剣と交差するように突き出して見せた。
 ミアレ姫とアーメルは顔を見合わせ戸惑うばかりだ。
 七人の戦士は姿を消した。この者たちの望みは正しく稲妻の刺青の者に伝えられたのだ。
 あとに残された水面は鏡のように静かだった。永遠の昔からそうであったかのように。まるで夢の中にいるかのように。
 夢の中にいる時、人は夢とひとつになっている。現実の中にいる時と違って人は真にその世界を生きている。
 三人は洞窟を出た。
 ずいぶん時間が経っているような気がしたが、太陽の位置は洞窟を入った時とさほど変わっていない。空高く、オローが円を描いて飛んでいるのが見えた。
 カラゲルが見ると、クランからの手紙もいにしえの言葉でなく、ごく普通の言葉に戻っていた。
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