地の果ての国 イーグル・アイ・サーガ

オノゴロ

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第十章

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第十章

 王都外郭の北側、城壁のすぐ下に真昼でも日の射さないごみ溜めがあった。
 腐った食物や不要品など、うず高く積まれたごみの山に鴉が群がり、駆け回る鼠たちと縄張り争いを繰り広げている。
 祭りが近いせいで塵芥は豊富だった。あたりには食い散らかした後の獣骨や腐った肉が酸っぱい臭いを放っていた。
 その一番奥まったあたりに一人の男がいた。
 濡れたような光沢を放つ黒い上着が場違いなその男は、なにやら丸いものを入れた布袋の上にがばりと股を開いて座っていた。袋の口は風変わりな革紐でくくってあるが、あぶらのようなもので色が変わっている。
 男はまだ若く二十代半ばと見えた。上着にはフードがついていたが、それだけでなく長い髪で顔の左側を隠していた。
 突然、鴉が鳴き叫び出した。蛆の湧いた腐肉の上を這う蛇へさかんに攻撃を仕掛けている。
 男は苦々しげにそちらへ顔を向けた。長い髪の陰に鷲の刺青がのぞいた。
 この男こそ囚人鉱山で反乱を起こした王国のお尋ね者にして、ブルクット族を追放されたならず者。
 そして、長老セレチェンの血を分けた息子。コルウスだった。
 
 昨日の今ごろ、コルウスは王都の南、街道から大きく外れた岩山の奥へ入り込んでいた。馬の足跡を頼りに入り組んだ地形を探っていくと、そこに盗賊たちの野営地があった。
 まわりを岩壁で囲まれた奥に洞窟があった。ならず者の隠れ家には絶好の地形だ。
 馬を降りたコルウスは盗賊たちに気付かれないよう注意しながら、岩陰の小道を這うように進んでいった。
 洞窟の前に開けた場所があって火を焚いている。昼飯の支度だろうが食糧事情は良くないらしい。焚火のまわりで痩せた蜥蜴を串刺しにして焼いている。あたりには悪臭が漂っていた。狩りもロクにできぬ連中らしい。
 火のまわりにいるのは男が三人。下卑た顔つきで服装も薄汚れている。
 繋いである馬は六頭見える。立派な鞍がついているが、いずれにせよ盗んだものだろう。洞窟の中にはまだ仲間がいるはずだ。
 コルウスは上着の内側に隠し持った長細い筒を引き抜いた。手首から肘ほどの長さがある。これは吹き矢だ。表面に黒くつや消しの漆が塗られている。
 父のセレチェンには吹き矢などブルクット族の使うものではないと叱られたものだが、コルウスはそんなことに構わなかった。
 コルウスは鷲が苦手だったし、剣や弓も、例えば族長の息子カラゲルのように手練れというわけではなかった。
 そんなコルウスが自分なりに工夫して得意の技としたのが吹き矢だった。
 標的に気付かれずにそっと近づいて無音のままに矢を射ち込む。相手はどこから飛んできたかも分からない矢を受け驚愕と苦悶のうちに死んでいく。その瞬間のゾクゾクするような恍惚感がまだ子供だったコルウスをしびれさせた。
 賞金首がいるとすれば、奥の洞窟だろう。腰につけた革袋から毒に浸した矢を取り出したコルウスは岩陰から手前の一人に狙いをつけた。こちらに丸めた背中を向け、古ぼけた剣を研いでいる。
 少し身を起こしたところへ放った矢は見事に首筋に突き立った。
 男は、んっ、と声にならない声を上げ、手を首に当てたが、そのままがっくりと剣の上に突っ伏してしまった。毒の効き目の素早さにコルウスは目を輝かせた。
 残りの二人がガチャリと鳴った剣の音に振り返った。二人は顔を見合わせ、小首をかしげながら倒れ伏している男へ近づいてきた。
 コルウスは素早くもう一人を倒した。うめき声を上げて倒れた仲間に驚きの目を向けた三人目はあたふたと剣を抜き、あたりを見回してうろたえきっている。
「おい、こっちだ」
 コルウスのかけた声に振り向いた男は真正面から喉元へ矢を受けて、カッと両目を見開いた。わなわなと唇が震えたが、もう声を出すこともできずに膝からその場にくずおれた。
 コルウスは足音もさせず、洞窟の入り口に近づいた。
 天井の高い洞窟の奥は岩壁の崩れ目から日の光が射し込んで明るく見えた。中は広々として、隅には盗みの獲物と思われるがらくたが山積みになっている。
 男が二人。外で死んでいる手下よりは身なりがいいが、これも盗んだものに違いない。寸法の合わない長衣をだらしなく着込んでいる。
 二人は何事か話し合っていた。洞窟の天井に響いた名前に聞き覚えがあった。何人か覚えておいた賞金首の一人だ。人相も一致する。
 コルウスはいきなり洞窟の中へ踏み込んでいった。
「よお、友よ。久し振りだな」
 満面に笑みを浮かべ、両手を広げて、コルウスは二人に近づいていった。
 二人は洞窟に響き渡った大声にギクリとなって振り返った。
「てめえは誰だ!」
「なんだ、忘れちまったのか。俺だよ。ほら、いつか街道の宿屋で一杯やったじゃねえか。あんときは楽しかったなあ」
「おめえなんか知らねえ。どうしてここへ入ってきたんだ」
 コルウスは口の端を吊り上げて笑顔に凄味を添えた。
「そんなことはどうだっていいだろ。それより、外にいるのはお前たちの手下か。みんな、やられちまってるぜ」
 えっと顔を見合わせた二人は慌てて洞窟の出口へ走った。外の異変を見て取った二人はその場に立ちすくんだ。
「あっ、なんだこりゃあ!」
「ちくしょう、てめえがやったのか」
 振り返って腰の剣に手をかけた二人にコルウスは両手を上げて見せた。
「馬鹿言え、俺ひとりで三人相手にできるかよ。それに、すぐそこで斬り合いしたんなら音がしただろう。あんたら、何か聞こえたか」
 二人はまた顔を見合わせた。額にじっとり汗を浮かべている。
「いやあ、おかしいぜ。あの死体の顔色を見てみろ。ありゃあ毒じゃねえか」
 コルウスが言うと、二人はまた外の方へ顔を向けた。その時、コルウスは指にはさんで隠し持っていた毒矢を左右から二人の首の後ろへ突き立てた。
「さらばだ……友よ……」
 驚愕の表情になった二人の顔色はたちまち外の死体と同じ土気色に変わった。がっくりくずおれた二人にコルウスは口の端と目の端を両方吊り上げて笑った。
「この毒の早いこと、しびれるねえ……」
 コルウスは抜いた矢の先を舌に当てた。毒と血が舌先にピリピリと刺激を伝えてくる。
 コルウスは普段から極く少量の毒をみずから口にすることで身体を毒に慣らすということをしていた。それと同時に毒のしびれるような感覚にはある種の陶酔感があった。時に身体がそれを欲することすらあった。
「さてと、賞金のかかった方だけ首を頂いて行こう」
 コルウスが死体の一つに身を屈めた時、首筋にヒヤリと冷たいものを感じた。
「そうはいかないよ、このチンピラめ」
 女の声だった。横目で見ると肩のあたりに剣の刃先が鈍く光っている。
「ひゃあっ、殺さないでくれえ!」
 コルウスは悲鳴を上げて地面に寝転がった。仰向けになって、ひっくり返ったダンゴ虫のように両手両足をバタつかせる。髪で隠していない方の目は怯えきった色を浮かべていた。
 面食らった女が剣の刃先をぐらつかせた時、コルウスは勢いよく身をひるがえし、死体の腰についた剣を引き抜いた。
 片膝立ちの姿勢になったコルウスは横なぎに剣を振って女の剣を弾き飛ばした。
素早く立ち上がって、焦っている女の喉元に切先を突き付ける。
「おい、ナメちゃいかんぜ。俺はこう見えてもブルクット族の出なんだ。我が部族じゃ俺の剣なんぞ中の下ってとこだが、てめえのようなみじめったらしい牝狐に斬られるような俺じゃねえ」
 女はじりじりと後ずさった。汗ばんだ顔は浅黒く日焼けして、目は野の獣のようにギラついていた。まだ若い。二十歳にもならないだろう。赤い縁取りのある藍色の長衣の襟元から苦味と酸っぱさの混じった匂いがした。
「ふん、なんだい、たかがならず者の賞金稼ぎじゃないか。ちゃんとした部族の民がこんなところをうろついているもんか」
 女は両手をそっと腰の後ろにまわした。口元にうっすら笑みが浮かんだ。
 コルウスは身体の芯が揺らぐような感覚に戸惑い、足を止めた。妙に身体が火照ってくる。ついには膝までがくがくしてきた。
「こいつ、術を使ってやがるな!」
 女に飛びついて手を前に出させると、案の定、指を奇妙な形にして印を結んでいた。女が指を元に戻すと身体がぐらつく感じは消え、火照りだけが残った。
「へえ、たいていの男はこれでイチコロなんだけどねえ。あんた、ただのチンピラじゃないね」
「どうして、てめえみたいなのが魔法を知ってるんだ」
「ついこの間まで、ナビ教くずれの魔導士と付き合っていたもんでね。ちょっとした魔法なら使えるようになったんだよ。そいつの身体で魔法の稽古をしているうちに、そいつったらさ……」
 女は毒のある目つきで笑った。
「とうとう使い物にならなくなっちゃってさ。ああ、おかしい」
 洞窟に女の笑い声が響いた。コルウスも女の妙に下卑た笑い声が気に入って剣を下ろした。
「てめえ、その魔法を俺にもかけただろう。あぶねえ、あぶねえ」
「あんた、ブルクット族の出だって言ったね。私はブンド族の出なんだよ。シャーマンの娘だから修行だのなんだのってひどい目に遭わされてさ、嫌になっちゃってね。なんか面白いことがしたくなって飛び出したんだ。ブンド族は精霊に近いから、あの魔導士は素質があるって言ってた」
「それがどうして、こんな盗賊どもと一緒なんだ」
「どうしてもこうしても、この盗賊団の頭は私だよ。あの賞金首を魔法漬けにして乗っ取ってやったのさ」
 今度はコルウスが大声あげて笑う番だった。
「道理で、どいつもこいつも腑抜けばかりだと思った。お前に精魂吸われちまってたんじゃねえか」
 女は名をココと言った。コルウスは洞窟でココと夜を過ごした。
 ココは洞窟の奥に隠しておいた得体の知れない発酵酒をコルウスに飲ませ、コルウスはココに少しだけ毒を舐めさせた。
 コルウスが賞金首を鞍につけて王都へ向かったのは、次の日の朝方だった。
 ココも馬に乗って後についてきた。馬には乗らないというブンド族もいるらしいが、ココは達者なものだった。
「王都が見えてきたぞ。俺は首を金に換えてくる。お前はどうする」
「私は西のナホ族の門の酒場にいるよ。盗賊どもに稼がせた銀貨があるからね。ちょいと運だめししてみよう。でもさ、コルウス。あんた、衛兵のところへ行ったりして大丈夫なのかい。あんただって賞金首じゃないか」
「なあに、衛兵隊長を丸め込んであるのさ。俺が狩った賞金首を奴の手柄にさせる。賞金は二人で分けて、俺のことは見逃してくれるってわけだ」
「衛兵隊長はラクして稼いで出世もしようってわけだね。まったく王都ってところはろくでなしの巣だよ」
「それが王都のいいところだろ。祭りが近いんだ。今夜は賑やかにやらかそうぜ」
 
 衛兵隊長が密会場所であるごみ溜めへやって来たのは、約束の真昼をだいぶ過ぎてからだった。
 衛兵隊長はしきりに後ろを気にしながら塵芥の山を抜けてきた。この男は、少し前、ブルクット族の村へ王の使者となって来たあの頭領だった。
「おい、これからは懸賞金の分け前を七三にするぜ」
 いきなりそんなことを言ってきた衛兵隊長の顔をコルウスは上目遣いでにらんだ。
「お前、俺をナメてるのか。最初は半々、次は六四にしたはずだ。今度は七三か。そうしたけりゃ腕づくで来いよ」
「まあ、そう言うな。いよいよ危なくなってきたようだからな。近いうちに王都をおさらばするつもりなんだ。今のうちに貯め込んでおきたいんでな」
「勝手なことをほざきやがって。何が危ないんだよ。これまでだってさんざん危ない橋渡ってきただろうが」
「この間のカナ族の贋金作りの首。あれを他のお尋ね者と間違えて申告したもんで、上役の役人から疑われているんだ。自分で取った首の素性を間違えるなんておかしいってな。こうなると出世の道はなくなったも同然だ」
「それじゃ、締めに俺の首で賞金せしめるか。やれるもんならやってみろよ」
 衛兵隊長はいきり立つコルウスをなだめるような手つきをして見せた。
「そう怒るなよ。俺はお前のことが好きなんだぜ。なにせ王国一の悪党だからな。ほら、煙草でもやれよ」
 煙草入れを差し出されたコルウスは首を横に振って断った。衛兵隊長は葉を口に含むとクチャクチャ噛んで真っ赤な唾を吐いた。食い残しの肉のついた獣骨にかかった唾は血のように見えた。
「ふん、お前はもっと強いのをやっているからな。ところでコルウス、お前の親父さんが国からやって来たようだぞ。俺が使者になって王の親書を届けたが族長の代理でセレチェンが来たらしい。王宮の番兵長が知らせてきた」
「親父が。いったい何だってんだ。もしかして、王が直々に俺の居場所を聞き出そうってのか。俺も偉くなったもんだぜ」
 コルウスは口の端をゆがめて笑った。
「そう思うだろう。しかし、どうも違うようだぜ。これは俺の当て推量だが、お前の部族の聖剣のことじゃねえかな。そら、王国に『善き力』を与えるってやつだ」
「ああ、『鷲の目の剣』か。それがどうした」
 衛兵隊長はコルウスの顔を眺めまわしてから言った。
「お前は部族の禁忌を恐れないらしいな。これは王宮内の噂だが、シュメル王はそれを欲しがっているらしいんだ。俺が村へ使いに行った時も族長のウルにカマをかけてみたが見ることもできなかった」
「そんなものを手に入れて何をする気なんだ」
「さて、何をする気やら。あの王は完全に狂っとるぞ」
 衛兵隊長は王宮内で見かける王の姿を思い出して寒気を催した。
 王冠の下の土気色の顔は死者を思わせ、そのくせ目ばかりはギラギラと光っている。玉座のひじ掛けに置いた手には王権の指輪が光っているが、その手先はいつも小刻みに震えている。それでいて拷問や処刑を命じる時だけはその震えが止まる。
 まだ四十くらいの歳なのに老人のように背中を曲げ、足を引きずって歩く姿も気味が悪かった。真夜中、城壁の上を徘徊して警固の衛兵を驚かせることもよくあった。
「死霊というのが目に見えるなら、あんな風かもしれんな……」
 つぶやくように言う衛兵隊長をコルウスは鼻で笑った。
「お前みたいなのを衛兵隊長にするくらいだからな。まともじゃねえさ」
 苦笑いした衛兵隊長の口の中は噛み煙草で真っ赤だった。
「たしかに。俺のような街道の盗賊がえらい出世さ。で、物は相談だが、お前、その鷲の目の剣を手に入れられないか」
 意外な言葉にコルウスも一瞬、黙った。
「手に入れてどうする」
「王に献上するのだ。噂通りならたんまり褒美が出るぞ。一生食いっぱぐれないほどのな。そうすりゃ腐った賞金首とも縁が切れるってわけだ」
 コルウスは呆れ顔になった。
「おい、聖剣だ、ダファネアの剣だと言うが、ありゃあ、ただの古い剣だぜ。俺のこの刺青を見ろ、この最初の一刺しはあれでやるんだ。そんなものが何だってんだ」
 目元にかかった髪をずらして刺青を見せたコルウスだが、衛兵隊長は薄笑いを浮かべて言った。
「なるほど、お前はそれを見たことがあるんだな。好都合じゃねえか。いいか、さっきも言ったが、シュメル王ってのはちょっとおつむがいかれてるのさ。俺らのようなまともな人間の考えじゃ、ごりっぱな『王の御心』なんぞ測り知れねえや。なんで古ぼけた剣が欲しいのかなんてよ」
 コルウスは少し考えこむような顔になった。
「そりゃあ、シュメル王ってのはガキの頃から命を狙われて、そのうえ親からなにから訳の分からない理由で皆殺しだ。頭もおかしくなるだろうよ。このことについちゃ、俺は親父からさんざん聞かされてうんざりさ。荒野の英雄物語ってやつだ」
「長老の息子もつらいな。でも、王の血脈よりはましか……で、どうなんだ。できるか……」
 誰も聞いている者などいないごみ溜めの奥なのに、衛兵隊長はひそひそ声になっていた。
 コルウスは腐臭を放つ獣骨の山に目を当てていた。日の射さないごみ溜めの隅で獣骨の山は妙に薄暗く闇が濃く見えた。その闇より黒く蛇が顔をのぞかせた。
「そりゃ危ない橋の中でも、とんでもなく危ないやつだぜ。少し考えさせてくれ」
「この件に関しちゃ半々でいいぜ。いい話だと思うがな」
 立ち上がったコルウスは無言のまま、尻の下に置いていた布袋を衛兵隊長に渡して去った。
 あとに残された衛兵隊長は袋の中をのぞき込んで顔をしかめた。
「ひどい臭いだぜ。最近、物の腐りが早いような気がするが気のせいか。なんだ鼻が腐ってなくなってるじゃねえか……確かこいつは王都のスリの頭、いや、強盗団の首領だったか……ちぇっ、よく聞いておけばよかった……」
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