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哲学を学んで

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世の中の根底を探る為哲学を学んだが、学べば学ぶほど混乱する。

生きているだけならば必要ない。思考などは必要ないのである。

悲観的になる。その先を悪い見通しをつけ、その中でどうしていくのかを考える
ニーチェの発言は当時、議弁と称された。

ニーチェが廃人となってから、その考えは賞された。

人間とはそういうものだ。

なにが正しいのかを考えない。

なにが悪いのかも考えない。

今自分がしていることは本当に真の事柄なのか。

今現在私が行っていることは、悪である。

机上の空論だが、逆側の事を良くわかる。

正しいということは、まっすぐにあること。

嘘というものはそれだけで脳を圧迫する。

悪というものは自分が間違っていると認識した時点で悪である。

悪ではないと考えた時点で嘘となる。嘘は脳を圧追する。能力低下を招く。

私は悪である。簡単に嘘をつく。息を吐くように。

噓というものは自分自身を偽ることである。

自分を見失えば、他者にすがる。

泥船である。

人間は泥船にのり、目的のないままに進む。

なぜ進むのか、欲求、欲望の為である。自己発現のため。
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