上 下
16 / 27

人と人との共有点とは

しおりを挟む
人間の作り出したものの中で厳密なものなど存在しない。
たとえば、幻視痛、右腕を失ったのに、右腕が痛む、ないのに本当に痛みがあると思い込んでしまう。


人間はつまりは自分の世界の中で生きているのだから厳密な物なんてないんだ。
自分の目で見たものが全て。その中でしか世界を構築できない。


では、どうして共通した意味をわれわれは共有できるのであろうか

意味が共有できるということはどういうことなのだろうか

個人で見える世界が個別化された箱であるならば、箱を飛び越えて中身が
共有されるというのはどういうことなのだろうか。

箱の中身が理解できないから争いがおき、戦争が起きる
けれども、うっすらと共有しているものがある。

その共有の方法は世間体、親、環境なのだろうか

共有できる範囲はそれまでなのだろうか
勉強とはその共有できる範囲を広げること

厳密なものなど存在しない、厳密であろうとするために日々学んでいくのだ。
しおりを挟む

処理中です...