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<続>

ep.01*

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 護るべき者を得ることは、俺に弱味ができることだと理解している。それでも、少しでも長く一緒に居たいと願ってしまう、俺の愛しい人。
 俺は、夢のように過去のあやまちを繰り返したく無い。
 彼を――柊夜しゅうやを、決して失いたくない。

******


(そういえば、昨日久しぶりにあの夢を視たなぁ……)
 ぼんやりしながら、何気なく渥美の方へ向けていた視線を引きはがした。
 カチリ。ボールペンの蓋を外す。
 染谷は手元に視線を流した。書類に不備を見つけると付箋を貼ってメモを書き込む。
 カチン。ボールペンに蓋をするとおもむろに立ち上がった。
「ここ、直しておいて」
 ポン、と渥美のデスクに書類を置いた。それまでパソコンに向かっていた視線を外し、書類と、書類に貼られた付箋のメモ書きを確認した渥美は「かしこまりました」と言ってコックリ頷く。その頬が、わずかに色づいていることは染谷にとって確認するまでもない当然の事実。
 染谷が付箋に残した「J社の接待で今晩は遅くなる」というメモ書きの意味するところは、二人が恋人同士だという証拠だからだ。
 染谷は自身のデスクに戻ると軽く目頭を揉んだ。
 瞼の裏に昨夜夢視た、炎の金と朱赤が焼き付いてはなれないのだ。



 火は、純粋に怖いと思う。
 炭火のように、染谷の心を蝕んでいくからだ。
 中学一年生の頃――まだたったの十二歳で両親を火事で亡くした染谷にとって、火は恐怖の対象である。
 当時まだ子どもだったせいもあるが、まるで両親を炎と煙にかどわかされてしまったかのようで、ふたりの遺灰を見るまで「死」の実感が沸かなかった。だから、初めて涙を流したのは二人が死んでから一週間もたった後だったと記憶している。
 祖母に教えられて、スイカに塩を振って食べてみたときに感じた甘み。たまらなく懐かしいその味に、強張ってチグハグに組み合わさっていた感情のピースがピタリとはまった。
 「美味しい」と感じられる事の幸せに、自分だけ幸せになっても良いのかという罪悪感に似た思いがぐるぐるして……。でも自分が少しの幸せを噛み締めるたびに、父と母に「生かされた」のだという強い思いが交わって、「生きている」喜びに浸っていたら、ポロポロと涙が流れ出てきたのだった。




「課長?」
 デスクの前でぼんやりしていると、渥美が傍までやってきて染谷の顔を覗き込んできた。
「修正できました。確認お願いします」
 そう言って渥美が差し出した紙を受け取って、先ほど指摘した箇所にザッと目を通すと、染谷は心持ちソワソワしている渥美に書類を返しながら頷いた。
「よくできているよ」
「はいっ」
 渥美は嬉しそうに返事をしたかと思うと、返されたA4用紙を宝物のように大切そうに抱えて、自分のデスクに戻っていった。




 昼食の時間になると染谷は渥美お手製の弁当を抱えて食堂へ向かった。
「渥美さん」
 遅れてやって来た渥美を認めて声を掛ける。
 残業禁止令を会社の上層部から下されてしまってからというもの、今まで残業必須だった渥美は昼休憩の時間を少し削ってから食堂に顔を出すようになってしまった。悪い習慣だ。
 今日も十五分ほど遅れてやって来た。
「すみません、遅くなりました」
「構わないよ、さあ座った座った」
 染谷の向かいの席に渥美が座ってはじめて、染谷は弁当箱の蓋を開けた。
 中を覗き込む染谷の目がキラキラと輝いた。
 一段目には炊き込みご飯とバレンに包まれた紅ショウガ。二段目にコロッケやアスパラガスのベーコン巻き、唐揚げ、だし巻き玉子などの色鮮やかな料理が詰まっている。
「いただきます」
 箸を取り上げてきつね色にこんがり揚がったコロッケをつまむ。サクサクの衣と、中に詰まっているコーンや人参の入ったなめらかなマッシュポテトに舌鼓を打つ。
 実はコロッケが大好物なんだ。凄くおいしいよ、と言おうとして顔を上げた染谷の視界に、白い包帯をした渥美の右手が飛び込んできた。
「……。その手、どうしたの?」
 一瞬言葉を失くして息を飲んだ。
 オフィスではちっとも気が付かなかった。書類のやり取りがあった時に、染谷の頭を占めていたのは金と朱赤の煙火えんかだった。自分の事ばかりで周りが見えておらず、大切な人の異変に気づけなかったのだ。
 染谷の問いに、渥美はあっけらかんとした様子で右手を挙げて見せた。
「これですか? 少しよそ見してたらうっかり……」
 大丈夫ですよ。
 にっこりと微笑む渥美の落ち着いている様子に染谷はグッと奥歯を噛みしめた。
「火傷?」
 聞けば、渥美は曖昧に微笑むだけだった。

****

 渥美は弁当を前にしてゆっくりとご飯を持ち上げる染谷を見て、小首を傾げた。
 いつもは美味しい美味しいと言って、すぐ空になるのに、今日はコロッケを摘んだだけで止まってしまった。
(やっぱり、コロッケよりトンカツだったかな )
 などと、暢気に考えながら渥美自身も弁当に箸をつけるのだった。

****

 渥美が手に負った火傷は、まさか、俺の悪夢が正夢になってしまったのだろうか。
 夢の中では迫りくる炎から逃げ惑う中学生の染谷に、祖母がいつも逃げ道を示してくれるのだが、昨日視た夢は少し違った。
(昨日は……そう、渥美さんがいた)
 彼は業火ごうかに包まれた棺の中で眠っているかのように静かに目を閉じて横たわっていた。天を貫くほど高く高く燃え盛る炎は隙間なく渥美さんを包み込み、中に閉じ込めていた。
(俺は……どうしたんだったか? 渥美さんを目の前にして、俺は……)

 見捨てて、逃げだしたんじゃないのか?

 そんな問いが、ぐるりと脳裏を巡った。
 そして居ても立っても居られなくなった染谷は仕事の接待を抜け出して外に出ると、コンビニエンスストアの前でスマートフォンを取り出した。アドレス帳から渥美柊夜あつみしゅうやの名前を見つけ、電話の呼び出し音を聞く。
 少しして、「はい、渥美です。どうされましたか?」という耳馴染みの良い声が聞こえた。
「渥美さん、こんばんは。染谷だけど、これからそっちに行ってもいいかな」
「え、でも今日って J社の接待があるはずでは……?」
「いいんだ、終わったから。それで?」
 染谷は高架下の細い通りを歩いて駅に向かいながら再度尋ねた。
「行ってもいい?」
「……僕は……構いませんよ」
「ありがとう。なるべく早く向かうよ」
 通話を切りながら、染谷は昨日視た夢の内容を再度思い返していた。



 棺の中の渥美さんを起こして連れ出そうとした。何度も何度も。だけども手を伸ばしかけて握りこぶしをつくって引っ込めるのを繰り返した。真っ赤な炎の壁を前にして、額に球の汗を浮かべ、唇を噛みしめていた。
 そして俺は、その場を立ち去ったのだった。



 タクシーが渥美のアパートの前に着くと釣銭を貰う時間ももどかしく、鞄を持って車外へ飛び出した。階段を一段抜かしで駆け上がり、渥美さんの住む部屋番号の扉の前まで辿り着く。
 ドアベルを鳴らしてすぐに「はーい」という声が部屋の奥から聞こえてきた。
 ドアのチェーンを外す音、ドアロックを開錠する音がして、片開きのドアがゆっくりと開いた。
 開くと同時に染谷は腕を伸ばして部屋着姿の渥美を抱きしめる。
「……っ…わわ」
「……渥美さん……っ!」
 染谷の切羽詰まった様子を見て、渥美は緊急事態だと判断したらしい。急いで部屋の中に入るように促し、染谷も従った。
 



 渥美の住む1DKのアパートに染谷が送り届けることは何度もあったが、こうして室内まで足を踏み入れたことはまだなかった。
 染谷は渥美が居間兼寝室として使っている部屋までやってくると、渥美の腕を掴んで向き合う様にして立った。
「お風呂に入っていたのか。髪の毛がまだ濡れているね」
「あ、はい」
 渥美は今思い出したといった様子だった。染谷はいつもと変わらない様子の渥美を見て、一度深呼吸をする。そして存在を確かめるように、渥美の身体をぎゅっと強く抱きしめた。
「どうしたんですか課長」
「今は課長じゃない」
「えっと……よ、耀十朗さん」
「ん」
 染谷は渥美の首筋に唇を押し付け、石鹸の爽やかな香りを鼻腔いっぱいに吸い込んだ。
 お互いに反応を覗うように、そっと唇を重ねる。
 重なった唇は柔らかかった。
 染谷は何度か角度を変えてやさしいキスを降らした後、舌先で探るように歯列をノックする。渥美は、噛み締めていた口を開いた。その僅かな隙間から染谷の舌が侵入してくる。
 互いの舌が絡みあい、唾液が混ざり合う。
 熱の奔流が染谷と触れ合っている箇所から流れ込んでくるようだった。
「渥美さん……っ」
「僕の事も名前で……柊夜しゅうやって呼んでください」
「わかった」
 微かに頷いた染谷は、掌で渥美の頬を包みながらわずかに笑んで言った。
「柊夜」
 その囁き声を聞いた渥美の心音が跳ね上がる。染谷の声に、視線に、触れあった箇所までじんわりと熱が集まって来ているようで、渥美はポッと頬を染めた。




 染谷は両目をきゅっと瞑って実感する。
 好きだ。彼のことが、どうしようもなく大好きだ。
 染谷は渥美の体を掻き抱く。
 胸が苦しい。
 これほど純粋に誰かを欲しいと渇望したことはなかった。
「ひとつになりたいよ、柊夜」
 こんなに大好きなのに、愛しい人の初めてを奪って、ぐちゃぐちゃにして、べたべたに汚してしまいたい。
「苦しいんだ」
 雄としての欲求が全身で叫んでいるのだろう。
「夢を視たよ。炎に囚われている柊夜がいた。俺は囚われの身のキミを助けたかった。でも、助け方が分からず、助かる方法の模索もせずに逃げ出した。怖かったよ。火もそうだが、俺のせいで柊夜が辛い思いをするかもしれないと思うと……。ひとりは、怖いものだから」
 ポツリポツリと独白する染谷の眦から涙がすぅっと流れていった。
 渥美は指の腹でその涙の粒を押し潰し、拭った。そして、そっと口元に笑みをはき、顔をわずかに上げた。そのキスをねだる仕草に染谷がドキリと胸を高鳴らせている間に、渥美は言った。
「貴方の孤独の穴を、僕で埋めたい。僕の全部を耀十朗さんにあげます。どこに居ても僕たちが繋がっていられるように」
 と。
「……柊夜っ」
(どうして俺の欲しい言葉がわかるんだ……)




 それからは、どちらともなくキスをして、ベッドの上に雪崩れ込んだ。
 ベッドの上に渥美を仰向けに倒すと彼の性器に自身の膝頭をグリグリと押し付けて刺激しながら何度も唇を吸った。
「…ぁっんんん」
 そのうち余裕がなくなった渥美が腰をモゾモゾと動かして鳴いた。
 官能的で溺れそうなキスをした後に、染谷は渥美のボクサーパンツの中に手を入れて、渥美の性器を掴んでやわやわと揉みしだき始めた。
 途端に気持ちよくなっていやらしく腰を揺らし始める渥美に対して、染谷は好奇心のこもった眼差しを向ける。
「柊夜、今日は最後まで抱いていいか? もっと気持ちよくしてあげるから」
「え ……?」
 キョトンとする渥美が返事するより先に、下着ごとスウェットパンツを膝下あたりまでずり下げる。それまでボクサーパンツに守られていた秘所をいとも簡単に暴かれて呆然とする渥美を横目に、染谷は身を屈めて芯を持ち始めたばかりでまだ柔らかい渥美自身を右手で掬い上げた。そしてドギマギしながら首を伸ばして状況を見守っている渥美に視線をやった。その目は実に挑発的で、溶けだしたマグマのような熱を孕んでいた。
「ようじゅうろうさ…ンッ!」
 外気に触れたことで縮こまってしまった竿を掴んだ染谷は、椿の花弁のように赤い舌で、渥美自身をペロリと舐めた。
「アッ……んっ……!! だめ…あ……待って!」
 染谷を止めようとして声を上げる渥美の言葉は、聞き入れられなかった。
 強く扱かれて皮を剥かれ、唾液でぬめる染谷の舌が、積極的に裏筋やカリの周りを這い回る。舌が触れた箇所は燃えるように熱くなって、唾液にまみれる。唾液に濡れたところがてらてらと光る様は、なんて卑猥な光景だろうか。
 やがて硬く勃起した渥美のそれを、染谷は躊躇せずに口いっぱいに頬張った。
「いやっ……! あ、ああ……ん…っ……ン」
 染谷がストローにするみたく強く吸うたびに、じゅじゅ、じゅぶ、じゅぼ、と淫らな水音が鳴った。
「はぁっん……!    で、出ちゃ……ぅううう」
 染谷の口で高みへ連れていかれ、渥美はこらえ切れずに腰を振った。自ずと染谷の口に繰り返し突き入れることになり、渥美は染谷の負荷を思って涙を流した。だが、体が言うことをきかないのだ。渥美の体は理性を無視して動き、快楽を求め続けた。
 染谷はひたむきに渥美の欲求に応え、溢れかえる唾液を飲み込むために喉を鳴らした。
「……も……イきそ……!!!」
 渥美の腰が大きくうねる。
「うっ、ク」
 ビュクビュクと染谷の口腔内で渥美のペニスがはね、雄の種を放出した。
 染谷は口の中に一気に溢れかえった渥美の体液を受け止める。そして。
 ゴクリ。
 染谷の喉仏が大きく上下に動いた。
「え、飲んだんですか!?」
「ん」
 神妙な顔して頷く染谷に、渥美が慌てて起き上がるとティッシュボックスを持ってきた。
「吐いてください」
「でも、飲んでしまったから……」
 ケロッとした顔で答える染谷を見た渥美は、ベッドの縁にガックリと両手をついた。
「ごめんなさい」
「なんで謝るの」
「なんでって、僕が……」
 渥美は言葉尻を濁した。先ほどの情事を思い出したのだろう、顔を赤らめて「うわぁ」と項垂れる。
 そんな渥美に、染谷は満足した様子で言った。
「おいしかったよ」
 なんのてらいもなく言う染谷に、ボッと渥美の顔が真っ赤に染まる。顔から火が出るとはこのことだ。
「おいしかったって……そんなわけないじゃないですか。なに考えてるんですか……」
 顔を真っ赤にしながらぶつぶつとぼやく渥美を、染谷はにっこりして抱き寄せた。
 染谷によって再びベッドの上に引き上げられると、渥美の体はベッドの上に沈んだ。そして着ていたパーカーやTシャツを脱がせられ、全身裸に剥かれる。
 あらわになった象牙色の肌と胸を飾る二つの突起に、染谷の手がそっと触れた。
「肌が瑞々しくて、若いっていいね」
 乳首を指の腹でこねながら褒めると、拗ねた声が返ってきた。
「ずるいです。耀十朗さんも服脱いでください」
 自分の格好に今気づいたという様子で、染谷は笑みをこぼした。
「そうだったね」
 染谷は手早くネクタイをほどくとジャケットやシャツを脱ぎ、ベッドの縁から床上に落とした。そして潔くスラックスとパンツを脱ぎ捨てると渥美の上に覆いかぶさるようにして四つん這いになった。
「耀十朗さん」
 渥美は嬉しそうな悲鳴を上げて染谷の首に抱き着く。そして二人は小鳥が啄ばむようなキスを繰り返した。そこで優しい時間が流れ、お互いがお互いの体を好きなように触ってしばらく過ごした。
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