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26 少女たちと本島へ
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青空の下、ケインがふぅっと細長い息を吐く。
すでにリエッジ家の屋敷から出ていて、中庭を歩いていた。
あのあと、マイケルがベティと一緒に執務室へやって来て、その場で取り逃した髭男の話が始まったかと思うと、すぐさま法定管理人の話に切り変わった。
ケインはそれを利用して、預かった依頼書や被害届け、その他の調査、あとは友人を連れて来る必要があると切り出し、書斎からさっさと出て行ったのだ。
だから、久しぶりにケインは一人となった。
玄関の側に放置してある荒縄は、カメリアがあとで確認し、場合によっては駐在所へ届け出るから置いておくように言われてある。それで、ケインは手ぶらであった。
彼はどうしてこうなった、と心の中で何度か呟きつつ、門をあけ、敷地外へ出て行く。
「ケインさ~ん!」
マイケルの家の方から、手を振っている少女――ユイの姿が見えた。
――あんなあどけない少女が、こんな重苦しい状況に浸かっていると思うと、憐憫を感じずにはいられない。
彼女は門をあけて、こちらへ走ってきた。
そして開口一番、
「何かあったの?」
と尋ねてくる。
「なんだい? 急に」
「それはこっちの台詞。マイケルさん、ベティさんとあれこれ話をしたあと、家の方へ行っちゃうんだもん。あたし達には家で待ってるようにって」
「あぁ~…… まぁ、色々あってね」
説明しようかどうか悩んで、結局は誤魔化すような返事をするケイン。
しかし、こんな言い回しをされたら誰でも気になるもの。
ユイは口角をあげつつ首を傾げ、「色々って?」と尋ねてくる。
「色々は色々だよ」
「カメリアさんは?」
「ベルさんともう少し話をするってさ」
「ケインさんは、今からどこへ?」
「あ~……」――依頼と法定管理人の話は避けよう。「休憩かな。本島へ戻って、報告とか事務処理とか色々とね」
「フ~ン」
「アシュリーは? 一緒じゃないの?」
「実は、アシュリーも本島へ戻るところだったの」
「えっ……?」
「あたしも付いて行く予定だったし、ついでだから一緒に行こうよ。ね?」
「いや、でも――」
とまで言って、ケインの頭に電流が走った。
――そうだ、自分は元々彼女とお近づきになるため、この面倒な役割を担ったんだ。
法定管理人なんて妙な重役を背負わされそうになってはいるが、正直、この子が成人するのはあと二年後の話だ。
それまでのあいだにカメリアやベルが亡くなってしまうとは考えにくい。
持病があるようにも見えないし、健脚だし、今後も健康に気を付けてもらえば、二年なんてアッと言う間だろう。
逆に今、カメリアさんはいない。アシュリーと一緒に本島へ行く機会にも恵まれるなら……
「ケインさん?」
「あ、ああ。別にいいよ、行こうか」
「そう来なくっちゃね!」
ユイが片目をつぶり、言った。
「ちょっと待ってて、すぐアシュリーを呼んでくるから!」
「あっ! 待って!」
ユイは走り出そうとしていた姿勢のまま、顔を横へ向け、
「何?」と言った。
「マイケルさんに言付けは? しなくていいの?」
「大丈夫、遅くならないうちに戻れば、外出は自由にしてくれていいって言ってもらえてるから!」
そう言って、彼女はポケットをまさぐり、振り返りながら鍵を掲げて見せてくれた。
「ちゃっかりしてるな……」
「でしょ?」
年相応の、明るい笑みを浮かべるユイ。
彼女が準備のため、家の中へ戻って行くのを見ながら、ケインは改めて、彼女は本当にニアの娘なんだろうかと疑問に思った。
それから数分がたつ。
ぼうっとしていたケインは、知らないあいだにユイとアシュリーが出てきたという錯覚に陥っていた。
ユイは手ぶらだが、アシュリーは鞄を持っている。
彼女が本島へ戻るのは、宿泊のための衣類や小物を取りに行くためらしい。
「でも、明日から学校じゃないのか?」
ケインがアシュリーへ尋ねると、彼女はうなずき、
「学校の鞄と着替えを持って来ようと思いまして」
「えっ? それってつまり、マイケルさんのところへ泊まるってこと?」
「カメリア小母様が心配で、家に帰るまで近くにいたいんだって」
ユイが代わりに答えた。続けて、
「そう言えばさ、何か追い掛けてたでしょ?」
「え? 追い掛ける?」
「坂の方へ、思いっきり走って行ってたじゃない。何かあったんでしょ?」
――さすがに見られていたか。
マイケルにも知られていたわけだし、あのあと、きっとベティさんと話をしていたのも見ていたに違いない。
ケインは素直に、
「昨晩、暴言を吐いてた不審者がいたんだ。だから、追い掛けたんだよ」
と答える。
「えっ? そんなのいたの?」
「てっきり一部始終を見ていたと思ってたんだけど…… 知らないのか?」
「うん。叫び声っぽいのが聞こえて…… それで出て行こうと思ったら、マイケルさんに、家の中にいろって言われたから。でも気にはなってたから、扉を少しあけて、こっそり外を見てたの」
「そうか。まぁ、何も無かったし、そういう意味では良かったかもね」
「あの」と、アシュリー。「どういう方だったのですか?」
「どうって?」
「その、人相とか格好とか……」
「そうだなぁ…… 背は少し低めで、帽子に口髭、長めのトレンチコートに眼鏡を掛けてたかな。ひょっとして、そいつ見たことあるの?」
「いえ、ありません。ただ、あの口論の一人がどういう人なのか気になって……」
「交番で一晩を明かした上に、そんなのを聞かされていたら怖いよね。だけど、本部にそういう不審者がいたって報告はするから、逮捕されるのも時間の問題だと思うよ。だから安心してくれ」
「あたしも泊まってたんだけどなぁ~……」
「君はそう言うので怖がる女性じゃないだろう?」
「あっ、今の問題発言だからねケインさん」
「いや、だってほら…… いくら嫌いな両親がいるからって、外で寝たっていいなんて言い切れる度胸があるんだし……」
「言っとくけど、アシュリーは守られるばかりのか弱い女の子じゃないからね?」
「しっかりしてるから、そういう風には見てないよ。
ただ、男同士の口論を目撃…… じゃなくて、聞いてたわけだし、そういうのは誰だって怖いだろ? つまりはそういう意味さ」
「そんな感じの言い方じゃなかったし、あたし、重要な証言もできるのになぁ~。そんなこと言っていいのかなぁ~」
「重要な証言って何さ……」
ケインが少々、うんざりした顔でたずねると、ユイは得意気な顔で、
「その人相の男…… あたし、見たことあるよ」
と言った。
すでにリエッジ家の屋敷から出ていて、中庭を歩いていた。
あのあと、マイケルがベティと一緒に執務室へやって来て、その場で取り逃した髭男の話が始まったかと思うと、すぐさま法定管理人の話に切り変わった。
ケインはそれを利用して、預かった依頼書や被害届け、その他の調査、あとは友人を連れて来る必要があると切り出し、書斎からさっさと出て行ったのだ。
だから、久しぶりにケインは一人となった。
玄関の側に放置してある荒縄は、カメリアがあとで確認し、場合によっては駐在所へ届け出るから置いておくように言われてある。それで、ケインは手ぶらであった。
彼はどうしてこうなった、と心の中で何度か呟きつつ、門をあけ、敷地外へ出て行く。
「ケインさ~ん!」
マイケルの家の方から、手を振っている少女――ユイの姿が見えた。
――あんなあどけない少女が、こんな重苦しい状況に浸かっていると思うと、憐憫を感じずにはいられない。
彼女は門をあけて、こちらへ走ってきた。
そして開口一番、
「何かあったの?」
と尋ねてくる。
「なんだい? 急に」
「それはこっちの台詞。マイケルさん、ベティさんとあれこれ話をしたあと、家の方へ行っちゃうんだもん。あたし達には家で待ってるようにって」
「あぁ~…… まぁ、色々あってね」
説明しようかどうか悩んで、結局は誤魔化すような返事をするケイン。
しかし、こんな言い回しをされたら誰でも気になるもの。
ユイは口角をあげつつ首を傾げ、「色々って?」と尋ねてくる。
「色々は色々だよ」
「カメリアさんは?」
「ベルさんともう少し話をするってさ」
「ケインさんは、今からどこへ?」
「あ~……」――依頼と法定管理人の話は避けよう。「休憩かな。本島へ戻って、報告とか事務処理とか色々とね」
「フ~ン」
「アシュリーは? 一緒じゃないの?」
「実は、アシュリーも本島へ戻るところだったの」
「えっ……?」
「あたしも付いて行く予定だったし、ついでだから一緒に行こうよ。ね?」
「いや、でも――」
とまで言って、ケインの頭に電流が走った。
――そうだ、自分は元々彼女とお近づきになるため、この面倒な役割を担ったんだ。
法定管理人なんて妙な重役を背負わされそうになってはいるが、正直、この子が成人するのはあと二年後の話だ。
それまでのあいだにカメリアやベルが亡くなってしまうとは考えにくい。
持病があるようにも見えないし、健脚だし、今後も健康に気を付けてもらえば、二年なんてアッと言う間だろう。
逆に今、カメリアさんはいない。アシュリーと一緒に本島へ行く機会にも恵まれるなら……
「ケインさん?」
「あ、ああ。別にいいよ、行こうか」
「そう来なくっちゃね!」
ユイが片目をつぶり、言った。
「ちょっと待ってて、すぐアシュリーを呼んでくるから!」
「あっ! 待って!」
ユイは走り出そうとしていた姿勢のまま、顔を横へ向け、
「何?」と言った。
「マイケルさんに言付けは? しなくていいの?」
「大丈夫、遅くならないうちに戻れば、外出は自由にしてくれていいって言ってもらえてるから!」
そう言って、彼女はポケットをまさぐり、振り返りながら鍵を掲げて見せてくれた。
「ちゃっかりしてるな……」
「でしょ?」
年相応の、明るい笑みを浮かべるユイ。
彼女が準備のため、家の中へ戻って行くのを見ながら、ケインは改めて、彼女は本当にニアの娘なんだろうかと疑問に思った。
それから数分がたつ。
ぼうっとしていたケインは、知らないあいだにユイとアシュリーが出てきたという錯覚に陥っていた。
ユイは手ぶらだが、アシュリーは鞄を持っている。
彼女が本島へ戻るのは、宿泊のための衣類や小物を取りに行くためらしい。
「でも、明日から学校じゃないのか?」
ケインがアシュリーへ尋ねると、彼女はうなずき、
「学校の鞄と着替えを持って来ようと思いまして」
「えっ? それってつまり、マイケルさんのところへ泊まるってこと?」
「カメリア小母様が心配で、家に帰るまで近くにいたいんだって」
ユイが代わりに答えた。続けて、
「そう言えばさ、何か追い掛けてたでしょ?」
「え? 追い掛ける?」
「坂の方へ、思いっきり走って行ってたじゃない。何かあったんでしょ?」
――さすがに見られていたか。
マイケルにも知られていたわけだし、あのあと、きっとベティさんと話をしていたのも見ていたに違いない。
ケインは素直に、
「昨晩、暴言を吐いてた不審者がいたんだ。だから、追い掛けたんだよ」
と答える。
「えっ? そんなのいたの?」
「てっきり一部始終を見ていたと思ってたんだけど…… 知らないのか?」
「うん。叫び声っぽいのが聞こえて…… それで出て行こうと思ったら、マイケルさんに、家の中にいろって言われたから。でも気にはなってたから、扉を少しあけて、こっそり外を見てたの」
「そうか。まぁ、何も無かったし、そういう意味では良かったかもね」
「あの」と、アシュリー。「どういう方だったのですか?」
「どうって?」
「その、人相とか格好とか……」
「そうだなぁ…… 背は少し低めで、帽子に口髭、長めのトレンチコートに眼鏡を掛けてたかな。ひょっとして、そいつ見たことあるの?」
「いえ、ありません。ただ、あの口論の一人がどういう人なのか気になって……」
「交番で一晩を明かした上に、そんなのを聞かされていたら怖いよね。だけど、本部にそういう不審者がいたって報告はするから、逮捕されるのも時間の問題だと思うよ。だから安心してくれ」
「あたしも泊まってたんだけどなぁ~……」
「君はそう言うので怖がる女性じゃないだろう?」
「あっ、今の問題発言だからねケインさん」
「いや、だってほら…… いくら嫌いな両親がいるからって、外で寝たっていいなんて言い切れる度胸があるんだし……」
「言っとくけど、アシュリーは守られるばかりのか弱い女の子じゃないからね?」
「しっかりしてるから、そういう風には見てないよ。
ただ、男同士の口論を目撃…… じゃなくて、聞いてたわけだし、そういうのは誰だって怖いだろ? つまりはそういう意味さ」
「そんな感じの言い方じゃなかったし、あたし、重要な証言もできるのになぁ~。そんなこと言っていいのかなぁ~」
「重要な証言って何さ……」
ケインが少々、うんざりした顔でたずねると、ユイは得意気な顔で、
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と言った。
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