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season1
3話 二度ある事は三度ある
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「起きろ!」
チョコの声だとわかって急いで起きる。
「これやばいやつか?」
「言われなくてわかるわ。敵襲か?」
そんな話をしてると、チョコの口から思いもよらない言葉が出た。
「お前の番だぞ。」
「は?」
「あ?」
ヒラメとペンギンが理解不能になる
「あーはいはいそういうことね!見張り今度僕か!」
理解したペンギンが走り去る
「おいゴルァ…」
ヒラメが低い声で言う
「あ、キレさせてもt…」
「テメェ俺まで起こす必要あったかあぁん?」
「ある。」
チョコが急に表情を変えたのでヒラメも驚いた。
「実は、今日基地から出発する時にカリス国境側に2ペアの足跡があったんだよ。」
「え?それがどうした?国境側なんて道路整備もされてない山道だぞ?誰が行くかよ。ただの散歩だろ。」
「でも歩幅がかなり大きかった。相当急いでたんだろうな…」
「てことは、誰かが急いで国境側へ向かったと?カンバーとオヤジが山に避難したのか?!」
ヒラメが期待してるのはチョコにもわかった。
「ならドッグタグが瓦礫の中にあるのはおかしいだろ。」
「でも死体は見つからなかったんでしょ?」
「そうなんだよ。なんかおかしくないか?」
「あーもう!ペンギンが戻ってきてから聞こうぜ!」
「それはダメだ。」
チョコが早口に言う
「ペンギンの父さんカリス国境線で戦死したんだぞ?今のあいつに国境は禁句だ。」
「でも軍にいる限り国境なんていくらでも聞くことになるぞ?」
「今じゃなくていい。それにもしただの気にしすぎなら無駄にあいつに思い出させることになる。」
「それもそうだな…」
~20分後~
「あー見張りとかだっる。」
ペンギンが帰ってきた。
「さすが体力のない引きこもりだな。」
「…否定はしない。」
「認めるんかよ!ハハハ腹痛いわ。」
辛いことはあっても乗り越えなければいけないのは3人ともわかっていた。
だから少しでも会話を盛り上げようとしていた。
いつもならあんなこと言われたペンギンは一瞬で中指を立てていくのに。
「ラストはヒラメだな」
「おう。行ってくるわ。」
「だるくなったら空砲撃って来い!」
そう言いながらヒラメに空砲銃弾を渡す。
「暇人かよ。俺にも少しくれ。」
「いいよーいくらでもあるぞー」
チョコとペンギンが二人きりになる。
そこら辺飛んでた野ウサギを捕まえて丸焼きにしていた時、ペンギンが口を開いた。
「実は僕基地出る時国境側に2ペアの足跡を見つけたんだよね。」
「え…?」
チョコが茫然とする。
「ん?どうした?」
「なんでもない。」
そう言うチョコの顔は安堵した様子だった。
「で、お前はどう思う?」
「まぁこの天才ペンギンからにしたらこんなん…」
「お前射撃能力以外無能だろ。」
「うるせぇぶち殺すぞ?」
「兎肉初めて食べたけど美味しいね!」
思い切り無視された。
「あーもういいや。だろ?小さい頃よく捕まえては家で焼いてたわ。」
「そこまで体力ないだろお前。どうやった?」
「簡単よ。穴掘って中に餌入れて勝手にウサギが入ってきて抜け出せなくなるからな。」
「ウサギもバカだがお前姑息すぎないか?」
そこへヒラメが走ってくる
「おい!はぁ はぁ 敵襲だ!本当の敵襲だ!」
周りが凍りつく。
「総員武器をとれー!銃は足りないがナイフは全員分あるぞ!射撃能力が高いペンギン!チョコ!銃を受け取れ!ヒラメはそのまま戦闘へ入れ!」
教官の声が一瞬で聞こえてきた。
チョコの声だとわかって急いで起きる。
「これやばいやつか?」
「言われなくてわかるわ。敵襲か?」
そんな話をしてると、チョコの口から思いもよらない言葉が出た。
「お前の番だぞ。」
「は?」
「あ?」
ヒラメとペンギンが理解不能になる
「あーはいはいそういうことね!見張り今度僕か!」
理解したペンギンが走り去る
「おいゴルァ…」
ヒラメが低い声で言う
「あ、キレさせてもt…」
「テメェ俺まで起こす必要あったかあぁん?」
「ある。」
チョコが急に表情を変えたのでヒラメも驚いた。
「実は、今日基地から出発する時にカリス国境側に2ペアの足跡があったんだよ。」
「え?それがどうした?国境側なんて道路整備もされてない山道だぞ?誰が行くかよ。ただの散歩だろ。」
「でも歩幅がかなり大きかった。相当急いでたんだろうな…」
「てことは、誰かが急いで国境側へ向かったと?カンバーとオヤジが山に避難したのか?!」
ヒラメが期待してるのはチョコにもわかった。
「ならドッグタグが瓦礫の中にあるのはおかしいだろ。」
「でも死体は見つからなかったんでしょ?」
「そうなんだよ。なんかおかしくないか?」
「あーもう!ペンギンが戻ってきてから聞こうぜ!」
「それはダメだ。」
チョコが早口に言う
「ペンギンの父さんカリス国境線で戦死したんだぞ?今のあいつに国境は禁句だ。」
「でも軍にいる限り国境なんていくらでも聞くことになるぞ?」
「今じゃなくていい。それにもしただの気にしすぎなら無駄にあいつに思い出させることになる。」
「それもそうだな…」
~20分後~
「あー見張りとかだっる。」
ペンギンが帰ってきた。
「さすが体力のない引きこもりだな。」
「…否定はしない。」
「認めるんかよ!ハハハ腹痛いわ。」
辛いことはあっても乗り越えなければいけないのは3人ともわかっていた。
だから少しでも会話を盛り上げようとしていた。
いつもならあんなこと言われたペンギンは一瞬で中指を立てていくのに。
「ラストはヒラメだな」
「おう。行ってくるわ。」
「だるくなったら空砲撃って来い!」
そう言いながらヒラメに空砲銃弾を渡す。
「暇人かよ。俺にも少しくれ。」
「いいよーいくらでもあるぞー」
チョコとペンギンが二人きりになる。
そこら辺飛んでた野ウサギを捕まえて丸焼きにしていた時、ペンギンが口を開いた。
「実は僕基地出る時国境側に2ペアの足跡を見つけたんだよね。」
「え…?」
チョコが茫然とする。
「ん?どうした?」
「なんでもない。」
そう言うチョコの顔は安堵した様子だった。
「で、お前はどう思う?」
「まぁこの天才ペンギンからにしたらこんなん…」
「お前射撃能力以外無能だろ。」
「うるせぇぶち殺すぞ?」
「兎肉初めて食べたけど美味しいね!」
思い切り無視された。
「あーもういいや。だろ?小さい頃よく捕まえては家で焼いてたわ。」
「そこまで体力ないだろお前。どうやった?」
「簡単よ。穴掘って中に餌入れて勝手にウサギが入ってきて抜け出せなくなるからな。」
「ウサギもバカだがお前姑息すぎないか?」
そこへヒラメが走ってくる
「おい!はぁ はぁ 敵襲だ!本当の敵襲だ!」
周りが凍りつく。
「総員武器をとれー!銃は足りないがナイフは全員分あるぞ!射撃能力が高いペンギン!チョコ!銃を受け取れ!ヒラメはそのまま戦闘へ入れ!」
教官の声が一瞬で聞こえてきた。
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