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1章 お前、オレ相手に勃つ?
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首の後ろに手を回すと、楽しそうに目を細めた童顔が迫ってきて、そのまま、吸い付くようにキスされた。
舌がねじ込まれる。
擬似的にセックスしてるみたいに、抜き差しが繰り返されて、どんどん息が上がってくる。
「すごい、目、とろんとしてて可愛いです。初めてですもんね。気持ちいいですか?」
「んぅ……きもちぃ」
「もっといっぱいありますよ、気持ちいいこと。ベッド、お借りしてもいいですか?」
返事をする間も無く、ひょいと横抱きに持ち上げられた。
「うわ!?」
「ふふ、見た目によらず力持ちだねって、よく言われます。はい」
そっとベッドに降ろされた、と思ったら、篠山はすぐにトレーナーを脱いだ。
童顔からは想像できない、割れた腹筋。
上半身裸でのしかかってきたと思ったら、30秒もしないうちに、全身剥かれてしまった。
「恥ずかしいですか? 顔真っ赤です。こんなの、会社の人に言えないですね」
「や、ゃ……」
「大丈夫です。言わないって言ってくれたの、安西さんの方じゃないですか」
急に素っぽく言われて、なぜかそれで、興奮してしまう。
篠山はオレの両足首を持って、軽く開いた。
「可愛い……お尻、ひくひくしてます。自分でお尻もするんですか?」
「ん……っ」
「指ですか? それとも、おもちゃ使って?」
「ゆびだけ、だ」
「じゃあ、俺の挿れたら、気持ちよくておかしくなっちゃうかもしれませんね」
篠山はズボンのポケットからやわらかそうな紐を取り出し、俺の両手首をまとめて縛った。
「ちょっと待っててください。それ、痛くないとは思いますけど、無理矢理取ろうとしたらぎゅってなっちゃうので」
「は……っ、ゃ、やだ、取れ」
「って言いながら暴れもしないから、安西さんは素直で可愛いです。楽しみですね。そういうタイプは、あとでドエロくなっちゃうので」
荷物の中から何やらとってきたらしい。
パチンと蓋を開けると、シトラスの香りが部屋に広がった。
「マッサージオイル。上半身ぬるぬるになったら、気持ちいいですよ」
篠山は、手の中で温めたオイルを胸から腹にかけて、まんべんなく塗った。
乳首のあたりをくりくりと攻められて、オレは思わず、あられもない声を出してしまう。
「あ、あ……っ、んっ」
「乳首、気持ちいいですか?」
「んぅ……っ」
「よさそうですね。腰、跳ねてますし」
指摘されて初めて気づいた。
体がびくびくと揺れて、腰は、ねだるように跳ねてしまっている。
篠山は執拗にオレの乳首をこねくり回しながら、太ももの内側に、下半身を押し付けてきた。
デニムの布越しにも、パンパンに勃起しているのが分かる。
「ねえ、分かりますか? これ。俺のちんこ。安西さんのエッチな反応見て、興奮してるんです」
「ん、んぅ……」
「これ、そのエッチなお尻の中に、挿れるんですよ」
ゾクゾクする。その目が。
表情を消せばいつもの陰気な篠山のはずなのに、いまは、色気と欲にまみれている。
「フェラしますね?」
「あ、んっ、手首、取れ……やぁっ」
「そういうの言われると燃えます」
舌がねじ込まれる。
擬似的にセックスしてるみたいに、抜き差しが繰り返されて、どんどん息が上がってくる。
「すごい、目、とろんとしてて可愛いです。初めてですもんね。気持ちいいですか?」
「んぅ……きもちぃ」
「もっといっぱいありますよ、気持ちいいこと。ベッド、お借りしてもいいですか?」
返事をする間も無く、ひょいと横抱きに持ち上げられた。
「うわ!?」
「ふふ、見た目によらず力持ちだねって、よく言われます。はい」
そっとベッドに降ろされた、と思ったら、篠山はすぐにトレーナーを脱いだ。
童顔からは想像できない、割れた腹筋。
上半身裸でのしかかってきたと思ったら、30秒もしないうちに、全身剥かれてしまった。
「恥ずかしいですか? 顔真っ赤です。こんなの、会社の人に言えないですね」
「や、ゃ……」
「大丈夫です。言わないって言ってくれたの、安西さんの方じゃないですか」
急に素っぽく言われて、なぜかそれで、興奮してしまう。
篠山はオレの両足首を持って、軽く開いた。
「可愛い……お尻、ひくひくしてます。自分でお尻もするんですか?」
「ん……っ」
「指ですか? それとも、おもちゃ使って?」
「ゆびだけ、だ」
「じゃあ、俺の挿れたら、気持ちよくておかしくなっちゃうかもしれませんね」
篠山はズボンのポケットからやわらかそうな紐を取り出し、俺の両手首をまとめて縛った。
「ちょっと待っててください。それ、痛くないとは思いますけど、無理矢理取ろうとしたらぎゅってなっちゃうので」
「は……っ、ゃ、やだ、取れ」
「って言いながら暴れもしないから、安西さんは素直で可愛いです。楽しみですね。そういうタイプは、あとでドエロくなっちゃうので」
荷物の中から何やらとってきたらしい。
パチンと蓋を開けると、シトラスの香りが部屋に広がった。
「マッサージオイル。上半身ぬるぬるになったら、気持ちいいですよ」
篠山は、手の中で温めたオイルを胸から腹にかけて、まんべんなく塗った。
乳首のあたりをくりくりと攻められて、オレは思わず、あられもない声を出してしまう。
「あ、あ……っ、んっ」
「乳首、気持ちいいですか?」
「んぅ……っ」
「よさそうですね。腰、跳ねてますし」
指摘されて初めて気づいた。
体がびくびくと揺れて、腰は、ねだるように跳ねてしまっている。
篠山は執拗にオレの乳首をこねくり回しながら、太ももの内側に、下半身を押し付けてきた。
デニムの布越しにも、パンパンに勃起しているのが分かる。
「ねえ、分かりますか? これ。俺のちんこ。安西さんのエッチな反応見て、興奮してるんです」
「ん、んぅ……」
「これ、そのエッチなお尻の中に、挿れるんですよ」
ゾクゾクする。その目が。
表情を消せばいつもの陰気な篠山のはずなのに、いまは、色気と欲にまみれている。
「フェラしますね?」
「あ、んっ、手首、取れ……やぁっ」
「そういうの言われると燃えます」
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