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謎③ 英雄の暗号
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電気を消した寝室で、仰向けに寝かされる。
お風呂上がりに着たばかりの浴衣は、すぐにはぎとられてしまった。
「大河」
熱っぽく呼ばれて、人差し指でつうっと首筋から胸の辺りをなぞられたら、どうしていいか分からなくて空中に手を伸ばした。
先生が捕まえてくれて、手を繋ぐと、安心する。
暗い部屋は、外の月明かりと街灯だけが頼りで、車通りもほとんどない、静かな世界。
しゅるしゅるとほどく衣ずれの音で、これからそういうことをするんだっていう、緊張と期待で心臓がバクバク鳴った。
浴衣と下着を脱いだ先生が、折り重なるように肌をくっつけてくる。
少し不安で背中に手を回すと、優しくキスされた。
「きょうは何か課題がありますか?」
「ないよ。ただ僕に抱かれればいいし、それで愛されていると分かってくれればね」
いつもはつっけんどんなのに、こういう風に優しく言ったりもするから、先生は不思議なひとだ。
「きょうは僕も一緒に、いいかな」
「はい」
前回は、先生にしてもらうばっかりで終わってしまったから、きょうは先生にも気持ちよくなってもらいたいなと思う。
「どうしたらいいですか?」
「僕に身を任せて、可愛く鳴いていればよろしい。もちろん無茶はしないよ。それに、拒否権もある」
「拒否なんてしません」
背中に回した手にぐっと力を込めたら、先生は、少し不安そうに小首をかしげた。
「もし、繋がりたいと言ったら?」
繋がる……。
どんな風にするのか、想像もできない。やっぱり痛いのだろうか?
でも、きっと優しくしてくれるだろうと思ったので、こくりとうなずいた。
「そう。分かった」
先生は愛おしそうに笑った。
くちびるや首筋に口づけられたり、耳を甘噛みされたり。
キスが少しずつ下に降りてきて、乳首をちゅうっと吸われた。
「ん……」
まさぐる手がペニスにかかると、両方からの刺激で身悶えてしまう。
先生が背中を丸めたと思ったら、俺のペニスを口に含んだ。
「ぁ……っ」
知らない感触、あったかいものに包まれる感じ。
ちょっと頭を上下されただけで、達してしまいそうになる。
「はあ、せんせ、……だめ、ぁ」
頭を押さえようとしたけど、気持ち良さが勝って、シーツを握りしめた。
なめたり、吸ったり、くちびるでしごかれたり。
上ずった声で不明瞭にダメとつぶやいても、先生は止めてくれない――俺自身だって、恥ずかしいだけで、本当はやめないで欲しい。
「ぁ、……っはあ、ん、も、無理……出ちゃう」
「可愛く鳴くところが見たいね」
先生は口でくぼみのところを刺激しながら、根本を強くしごきはじめた。
「ぁあ、んっ、あっ、ぁッ……あんッ」
ぶわっと熱が中心に集まる。
「あ……、イッ……っ!……ぁあッ……!あぁあああッ!」
先生のあたたかい口の中に、ドクドクと射精する。
口を離した先生は、わざわざ俺が見える位置まで体を起こして、ごくりと飲んで見せた。
「の、んじゃったんですか……?」
「うん」
なんてことないように言った先生は、ちょいちょいと手招きした。
「同じようにしてくれないかな。飲めとまでは言わないけど」
「んと、うまくできるか分かんないですけど」
「上手にしてもらいたいわけじゃない」
ひざ立ちになる先生の中心は、固く反り上がっていた。
俺のを見て興奮してくれているんだと分かって、うれしくなる。
根元に少し手を添えてぱくっと口に含んでみると、先生は小さくうめいた。
「歯を立てないように、ゆっくりでいいから」
ぎこちなく頭を前後してみると、先生が、熱っぽい吐息を漏らした。
どうしたら気持ちよくなるかさっぱり分からないから、バカのひとつ覚えみたいに、同じ動きを繰り返す。
先生が俺の頭に軽く手を添えて、動きをサポートしてくれた。
「ん……、ふぅ、……せんせい、きもちいいですか? 下手でごめんなさい」
「何をおっしゃる。拙いのが可愛いんだから」
先生がしてくれたみたいに、口の中で少し舌を動かしてみたら、先生は、少し震えた息を長く吐いた。
「もういいよ。とってもよくできました」
ほめられて、うれしい。甘えて見上げると、そっと頭をなでてくれた。
「ちょっと横になってて」
言われるままに寝転がると、さっきからちょっと気になっていた透明のボトルを手に取った。
「あの、それ」
「潤滑剤だね」
何をされるか分かって、少し緊張する。
「怖かったらやめるけど。どうする?」
「して……欲しいです」
先生はほっとしたように笑って、にゅるにゅるとローションを手の平に出し、お尻の周りに塗った。
そしてそのまま、ゆっくりと指が侵入してくる。
「……っ」
思わず息を詰める。
先生は俺の表情を見ながら、中で指の方向をぐるぐると変えて、開いていった。
指の本数を増やし、少しずつ奥へ奥へと入ってきて、苦しいような、ちょっと不安なような。
「これなんだけど」
手前の辺りをぐっと押されたら、体がビクッとした。
「どう?」
「……ん、たぶん、気持ちよくなりそう、です」
「どれ」
ぎゅ、ぎゅ、と2回押されたら、同じように小さく跳ねつつ、裏返った声が出た。
「あぁッ、せんせ、……ぁっ」
「うん、可愛らしい」
「ん、はぁ……」
余裕なく、快感を受け止めるので精一杯。
先生はしばらく中をまさぐったあと、3本の指を抜いた。
小さな箱からコンドームを取り出し、するりとはめる。
先生のが、入ってくるんだ。
「痛かったらやめるから、遠慮なく言いなさい。君を苦しめるのは本意じゃないからね」
痛そうとか怖いとかよりも、先生と繋がったら、いよいよ他の生徒とは違う特別な関係になるんだと思って……すごく欲しくなった。
「早く欲しいです」
訴えると、先生は少し面食らったような顔をしたあと、頬にキスをしながら、ローションを足した。
お風呂上がりに着たばかりの浴衣は、すぐにはぎとられてしまった。
「大河」
熱っぽく呼ばれて、人差し指でつうっと首筋から胸の辺りをなぞられたら、どうしていいか分からなくて空中に手を伸ばした。
先生が捕まえてくれて、手を繋ぐと、安心する。
暗い部屋は、外の月明かりと街灯だけが頼りで、車通りもほとんどない、静かな世界。
しゅるしゅるとほどく衣ずれの音で、これからそういうことをするんだっていう、緊張と期待で心臓がバクバク鳴った。
浴衣と下着を脱いだ先生が、折り重なるように肌をくっつけてくる。
少し不安で背中に手を回すと、優しくキスされた。
「きょうは何か課題がありますか?」
「ないよ。ただ僕に抱かれればいいし、それで愛されていると分かってくれればね」
いつもはつっけんどんなのに、こういう風に優しく言ったりもするから、先生は不思議なひとだ。
「きょうは僕も一緒に、いいかな」
「はい」
前回は、先生にしてもらうばっかりで終わってしまったから、きょうは先生にも気持ちよくなってもらいたいなと思う。
「どうしたらいいですか?」
「僕に身を任せて、可愛く鳴いていればよろしい。もちろん無茶はしないよ。それに、拒否権もある」
「拒否なんてしません」
背中に回した手にぐっと力を込めたら、先生は、少し不安そうに小首をかしげた。
「もし、繋がりたいと言ったら?」
繋がる……。
どんな風にするのか、想像もできない。やっぱり痛いのだろうか?
でも、きっと優しくしてくれるだろうと思ったので、こくりとうなずいた。
「そう。分かった」
先生は愛おしそうに笑った。
くちびるや首筋に口づけられたり、耳を甘噛みされたり。
キスが少しずつ下に降りてきて、乳首をちゅうっと吸われた。
「ん……」
まさぐる手がペニスにかかると、両方からの刺激で身悶えてしまう。
先生が背中を丸めたと思ったら、俺のペニスを口に含んだ。
「ぁ……っ」
知らない感触、あったかいものに包まれる感じ。
ちょっと頭を上下されただけで、達してしまいそうになる。
「はあ、せんせ、……だめ、ぁ」
頭を押さえようとしたけど、気持ち良さが勝って、シーツを握りしめた。
なめたり、吸ったり、くちびるでしごかれたり。
上ずった声で不明瞭にダメとつぶやいても、先生は止めてくれない――俺自身だって、恥ずかしいだけで、本当はやめないで欲しい。
「ぁ、……っはあ、ん、も、無理……出ちゃう」
「可愛く鳴くところが見たいね」
先生は口でくぼみのところを刺激しながら、根本を強くしごきはじめた。
「ぁあ、んっ、あっ、ぁッ……あんッ」
ぶわっと熱が中心に集まる。
「あ……、イッ……っ!……ぁあッ……!あぁあああッ!」
先生のあたたかい口の中に、ドクドクと射精する。
口を離した先生は、わざわざ俺が見える位置まで体を起こして、ごくりと飲んで見せた。
「の、んじゃったんですか……?」
「うん」
なんてことないように言った先生は、ちょいちょいと手招きした。
「同じようにしてくれないかな。飲めとまでは言わないけど」
「んと、うまくできるか分かんないですけど」
「上手にしてもらいたいわけじゃない」
ひざ立ちになる先生の中心は、固く反り上がっていた。
俺のを見て興奮してくれているんだと分かって、うれしくなる。
根元に少し手を添えてぱくっと口に含んでみると、先生は小さくうめいた。
「歯を立てないように、ゆっくりでいいから」
ぎこちなく頭を前後してみると、先生が、熱っぽい吐息を漏らした。
どうしたら気持ちよくなるかさっぱり分からないから、バカのひとつ覚えみたいに、同じ動きを繰り返す。
先生が俺の頭に軽く手を添えて、動きをサポートしてくれた。
「ん……、ふぅ、……せんせい、きもちいいですか? 下手でごめんなさい」
「何をおっしゃる。拙いのが可愛いんだから」
先生がしてくれたみたいに、口の中で少し舌を動かしてみたら、先生は、少し震えた息を長く吐いた。
「もういいよ。とってもよくできました」
ほめられて、うれしい。甘えて見上げると、そっと頭をなでてくれた。
「ちょっと横になってて」
言われるままに寝転がると、さっきからちょっと気になっていた透明のボトルを手に取った。
「あの、それ」
「潤滑剤だね」
何をされるか分かって、少し緊張する。
「怖かったらやめるけど。どうする?」
「して……欲しいです」
先生はほっとしたように笑って、にゅるにゅるとローションを手の平に出し、お尻の周りに塗った。
そしてそのまま、ゆっくりと指が侵入してくる。
「……っ」
思わず息を詰める。
先生は俺の表情を見ながら、中で指の方向をぐるぐると変えて、開いていった。
指の本数を増やし、少しずつ奥へ奥へと入ってきて、苦しいような、ちょっと不安なような。
「これなんだけど」
手前の辺りをぐっと押されたら、体がビクッとした。
「どう?」
「……ん、たぶん、気持ちよくなりそう、です」
「どれ」
ぎゅ、ぎゅ、と2回押されたら、同じように小さく跳ねつつ、裏返った声が出た。
「あぁッ、せんせ、……ぁっ」
「うん、可愛らしい」
「ん、はぁ……」
余裕なく、快感を受け止めるので精一杯。
先生はしばらく中をまさぐったあと、3本の指を抜いた。
小さな箱からコンドームを取り出し、するりとはめる。
先生のが、入ってくるんだ。
「痛かったらやめるから、遠慮なく言いなさい。君を苦しめるのは本意じゃないからね」
痛そうとか怖いとかよりも、先生と繋がったら、いよいよ他の生徒とは違う特別な関係になるんだと思って……すごく欲しくなった。
「早く欲しいです」
訴えると、先生は少し面食らったような顔をしたあと、頬にキスをしながら、ローションを足した。
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