百色学園高等部

shine

文字の大きさ
上 下
84 / 101
家族旅行

占いの館。

しおりを挟む
占いの館。



リュカの家族で行った、旅行の目的地の一つ。


ゴールの一つ。


イベントの一つ。



……、まぁいい、日本語はよくわかんない。


リュカ達と話すときはどうしてもフランス語よりだから、日本語下手になっちゃう笑笑




病院行って 
その後、おじさんたち、リュカの家族と
日本旅行することになった。


てはじめにここ。



なんかここら辺、占いの館ばっかり。

ワイワイガヤガヤ、こんな雰囲気も好き。


500円で占ってくれるって、安くない?



占いって、もっと何千とか、何万とかするもんだと思ってた。




りゅかのお母さんの優希さんが、うきうきし「ここにしましょう」って中に入ってった。


外の見た目は普通なのに、
中入ったら、

おどろおどろしかった。


なんか、ワケわかんない動物の手の骨があって、

ちょっと……怖い。


けど、なんか、こういう雰囲気って占いの館っぽいよねー。

うん。



リュカは、


「はっこれは、……人間……ここのマスターは、人を殺して、食ってるんだ……。ダメだよ、唯利。ここは逃げないと」



って、慌ててるけどw



面白い。


絶対人の骨じゃないじゃん、関節長すぎ、

こんなに指長い人いないよ~





って、笑って、リュカの手をとって、並べて、比べたら、




「え……」




どうしよう、リュカの手、指長いんだ……


大きさ同じくらい。



どうしよう、
ここの主人、ホントに人間を…………

ってざっと青ざめたら、




「いらっしゃい……」






ひっ!!



ジャストタイミング!!!


逃げられないじゃん!




ガクガクリュカと震えながら、お店はいる。




占い師さん、
室内なのにフード被ってて、結構表情読めない……そして、年齢不詳なんだけど……そして声も、震えてて……





なにがいいか聞かれたら、


優希さんは、わくわくしながら恋愛について占ってって、はりきって手のひらを見せてた。



すでに結婚してる優希さんたち、占って貰う必要あるのかな?
おじさんが、「もしかして、他に好きな人ができたの……?」って、ちょっとショック受けたように、優希さんの事を見つめてる。



その後俺も占ってもらったよ。

手のひらいじくられて、くすぐったかった。


あんまり信用してなかったし、
部屋の装飾品が怖いしで、

そんなに期待してなかったんだけど。

体調が良くないこととか、胃が弱いとか、言い当てられてさ、
驚いたよね。



でも

流石に、


「貴女は、たくさんの人に愛されています……」

って言葉には、

いやいや、うそうそ……って脳内で否定したけどさ。

学校の人には、いっぱい嫌われてるよ。
なんか、チャラ男とか、姫とか、変な噂流れてるらしいじゃん。

むしろ逆だよ、たくさんの人に……嫌われて……


あぁぁぁ!!!!
認めたくない!

本当のことだが、自覚するのはショックが強すぎるぅ~!


「そして、特に……ひとり……お互いに強く惹かれあっている人……その人と共に、愛を確かめ合う事になるでしょう」

へ、愛を確かめ…………?

???



愛??


「つまり、俺にこれから好きな人ができるって事?」



「いえ、もうすでに、あなたはその人に出会っています」


へ??

出会ってる???




って、



誰だろう?


俺、もう知ってる!?




「しかぁ~し!!!」



ひっ。な、なに??




いきなり声を大きくして
真剣な声になった占い師さん、


「難関な試練が、あなたたちの前に立ちはだかります」





えぇ!!

試練にあっちゃうの!?



難関……それって、どんな???



「私にも、わかりません。それを乗り越えた先が、幸せかどうかも。あなた達にとってよい選択をすることが良ろしいでしょう。」

幸せ……?

良い選択……???



ん???

なんのこっちゃ???

うーん、

占い師さんの最後の方の言葉、
なんか、良くわかんなかった。


そもそも、

強く惹かれあってる、ねぇ………………




嫌われものの俺が、そんなことありえるんかねぇ……





やぱっり、でたらめな占い師さんじゃ……


でもまぁ、人生のアドバイスとしてありがたく受け取っておこうかな。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

俺の愉しい学園生活

yumemidori
BL
ある学園の出来事を腐男子くん目線で覗いてみませんか?? #人間メーカー仮 使用しています

秘める交線ー放り込まれた青年の日常と非日常ー

Ayari(橋本彩里)
BL
日本有数の御曹司が集まる男子校清蘭学園。 家柄、財力、知能、才能に恵まれた者たちばかり集まるこの学園に、突如外部入学することになったアオイ。 2年ぶりに会う幼馴染みはひどく素っ気なく、それに加え……。 ──もう逃がさないから。 誰しも触れて欲しくないことはある。そして、それを暴きたい者も。 事件あり、過去あり、あらざるものあり、美形集団、曲者ほいほいです。 少し特殊(怪奇含むため)な学園ものとなります。今のところ、怪奇とシリアスは2割ほどの予定。 生徒会、風紀、爽やかに、不良、溶け込み腐男子など定番はそろいイベントもありますが王道学園ではないです。あくまで変人、奇怪、濃ゆいのほいほい主人公。誰がどこまで深みにはまるかはアオイ次第。 ***** 青春、少し不思議なこと、萌えに興味がある方お付き合いいただけたら嬉しいです。 ※不定期更新となりますのであらかじめご了承ください。 表紙は友人のkouma.作です♪

風紀“副”委員長はギリギリモブです

柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。 俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。 そう、“副”だ。あくまでも“副”。 だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに! BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい

椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。 その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。 婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!! 婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。 攻めズ ノーマルなクール王子 ドMぶりっ子 ドS従者 × Sムーブに悩むツッコミぼっち受け 作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

天使様はいつも不機嫌です

白鳩 唯斗
BL
 兎に角口が悪い主人公。

推しを擁護したくて何が悪い!

人生1919回血迷った人
BL
所謂王道学園と呼ばれる東雲学園で風紀委員副委員長として活動している彩凪知晴には学園内に推しがいる。 その推しである鈴谷凛は我儘でぶりっ子な性格の悪いお坊ちゃんだという噂が流れており、実際の性格はともかく学園中の嫌われ者だ。 理不尽な悪意を受ける凛を知晴は陰ながら支えたいと思っており、バレないように後をつけたり知らない所で凛への悪意を排除していたりしてした。 そんな中、学園の人気者たちに何故か好かれる転校生が転入してきて学園は荒れに荒れる。ある日、転校生に嫉妬した生徒会長親衛隊員である生徒が転校生を呼び出して──────────。 「凛に危害を加えるやつは許さない。」 ※王道学園モノですがBLかと言われるとL要素が少なすぎます。BLよりも王道学園の設定が好きなだけの腐った奴による小説です。 ※簡潔にこの話を書くと嫌われからの総愛され系親衛隊隊長のことが推しとして大好きなクールビューティで寡黙な主人公が制裁現場を上手く推しを擁護して解決する話です。

生徒会会長と会計は王道から逃げたい

玲翔
BL
生徒会長 皇晴舞(すめらぎはるま) 生徒会会計 如月莉琉(きさらぎりる) 王道学園に入学した2人… 晴舞と莉琉は昔からの幼馴染、そして腐男子。 慣れ行きで生徒会に入ってしまったため、王道学園で必要な俺様とチャラ男を演じることにしたのだが… アンチ転校生がやってきて!? 風紀委員長×生徒会長 親衛隊隊長×生徒会会計 投稿ゆったり進めていきます!

処理中です...