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夏イベ
一緒に寝ましょう
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夜
皆に昔のこと聞かれて、色々思い出してしまって、寝にくくなってしまった。
隣では、リュカが寝てる。
久しぶりに会ったみたいだからって、
皆が気を利かせてくれてリュカと一緒に寝れるように配慮してくれた。
せっかくだから、あれしてみよう。
「ねぇ、リュカ」
ついつい、
にまにま笑いながらリュカの袖を引っ張る。
リュカは、俺の方を向いて、俺達にかかってる布団を、リュカが身じろぎしたせいで乱れたのを整えながら、
「なぁに?」
って返事する。
………………くそっ。イケメン過ぎる。
無駄にイケメン過ぎる!
なに、あの、
ふふって笑いながら金髪をかきあげて、
ちゃっかり手を俺の肩においちゃって、
俺の目を覗き込んでんだよ~
まぁ、いい。
恒例の、アレだ。
日本文化の。
「リュカは好きな人いるの…………??」
恋バナ!!!!
さぁさぁさぁ、リュカは何て答えるんだ!
ってワクワクしながらリュカの顔を覗いたら。
「……。」
あれ???
どうしたんだろ、返事がない。
笑顔のまま固まってる。
「…………………………(どうしよう、ゆいりーの意図が読めない。ゆいりーから好きな人の話ってなんだろう。単純に私の好きな人の話を聞きたいだけなのか??あぁ、何て答えれば正解なのか。もしやっ!!ゆいりーに好きな人が出来たって事か!?いや、まさか、そんな……あぁ、でもこんなにかわいいゆいりーなら、すぐに恋人が出来そう、というより、今日の感じ何人もゆいりーの事が好きな人はいっぱい……ていうか、全員……はっ、ゆいりーの恋人になるなら、私より頭のよいやつじゃないと許せん!!いや、頭だけじゃなくて、優しくて……ブツブツ)」
何かフリーズしてる。
というより、何か思考回路が異世界にトリップしてる気が……
どうしたんだろ。
「リュカ……???」
顔を覗き込んで、目の前をふりふり手を振ると、
「……………どうしたの、急に??(いけない、こんなにかわいい、ゆいりーをほっといて、うっかり考え事をしてしまった。あぁ、でも、困った顔のゆいりーもかわいいなぁ……)」
あ、良かった。動いた。
いつものふんわり笑顔だ。
さっきの間、なんだったんだろ……
美形が固まりすぎて石像になっちゃったかと思った笑
「いや、こういう風に聞くのが日本風のお泊まりかいの鉄則なのかなって思って」
ほら、蓮先輩とか、累くんにも同じ質問されたし。
せっかくならリュカにも日本風のおもてなしを……ってね。
そう返事したら、
「そうなの…………私はゆいりーが好きだよ?」
ほぉ、
リュカの好きな人は、
ゆいりー….........
って、
俺か~い!!
「いや、そうじゃなくて、恋愛の方の……好きな人!!」
ほらほら、
リュカってば、モテるでしょ?
ちょっと残念なイケメンな所もあるけど、
何ヶ国語もペラペラだし、頭いいし、結構高スペックだもんね~!!
「…………ゆいりーは好きな人がいるの??」
ぐっ……そうきたか……!!
え~っと、
何て答えよう?
う~ん……
「好きって気持ち、恋愛とどう違うかわかんなくて……いやぁ……生徒会の人みんないい人なんだけどさ、その人達の好きと、…………恋愛と区別すると、…………てか、恋愛の好きってナニ??」
って、結局悩んだ末、
質問で返しちゃった笑
でも、
意外と真面目に返事してくれるリュカ。
「恋愛の好きって気持ちはね、一日中好きって気持ちがあるの。その人のことを一日中考えちゃって、たまらなくなるの。ゆいりーはない??」
え…………
一日中かぁ……
そんなに考えることあるのかなぁ……
普段俺が考える人……生徒会の皆……??
後は、天音くんとか三藤君とか……
俺が黙ってしまうと、
「ゆいりー、かける。寒くなるから。夜は」
リュカは、
この話はおしまい、
と言うように、
俺に布団をかけてくれる。
確かにここは森林も近いし、夜は冷えるんだよね。
でも、
そんなの自分でかけられるのに……。
結構、リュカって過保護だよね……
まあ、いっか。
優しくしてくれる人は、大歓迎!!
「ありがと」
お礼言うと、いつもみたいにへにゃんって笑うリュカ。
俺にとっては、リュカは、すっごく優しいお兄ちゃんみたいな感じ。
う~ん、でもまぁ、家族っていっていいのかなぁ……リュカと一緒に住んでたけど、一応いとこだしなぁ
「ゆいりー、一緒にフランスの学校に行くと思ってたのに…………」
今にもしぼんでしまいそうなリュカの声が耳に痛い。
ん…………それも考えたけどさ、いつまでもリュカに甘えてられないっていうか。
こうやっていつまでもリュカに守られていることはできないよ。
……昔みたいに。
皆に昔のこと聞かれて、色々思い出してしまって、寝にくくなってしまった。
隣では、リュカが寝てる。
久しぶりに会ったみたいだからって、
皆が気を利かせてくれてリュカと一緒に寝れるように配慮してくれた。
せっかくだから、あれしてみよう。
「ねぇ、リュカ」
ついつい、
にまにま笑いながらリュカの袖を引っ張る。
リュカは、俺の方を向いて、俺達にかかってる布団を、リュカが身じろぎしたせいで乱れたのを整えながら、
「なぁに?」
って返事する。
………………くそっ。イケメン過ぎる。
無駄にイケメン過ぎる!
なに、あの、
ふふって笑いながら金髪をかきあげて、
ちゃっかり手を俺の肩においちゃって、
俺の目を覗き込んでんだよ~
まぁ、いい。
恒例の、アレだ。
日本文化の。
「リュカは好きな人いるの…………??」
恋バナ!!!!
さぁさぁさぁ、リュカは何て答えるんだ!
ってワクワクしながらリュカの顔を覗いたら。
「……。」
あれ???
どうしたんだろ、返事がない。
笑顔のまま固まってる。
「…………………………(どうしよう、ゆいりーの意図が読めない。ゆいりーから好きな人の話ってなんだろう。単純に私の好きな人の話を聞きたいだけなのか??あぁ、何て答えれば正解なのか。もしやっ!!ゆいりーに好きな人が出来たって事か!?いや、まさか、そんな……あぁ、でもこんなにかわいいゆいりーなら、すぐに恋人が出来そう、というより、今日の感じ何人もゆいりーの事が好きな人はいっぱい……ていうか、全員……はっ、ゆいりーの恋人になるなら、私より頭のよいやつじゃないと許せん!!いや、頭だけじゃなくて、優しくて……ブツブツ)」
何かフリーズしてる。
というより、何か思考回路が異世界にトリップしてる気が……
どうしたんだろ。
「リュカ……???」
顔を覗き込んで、目の前をふりふり手を振ると、
「……………どうしたの、急に??(いけない、こんなにかわいい、ゆいりーをほっといて、うっかり考え事をしてしまった。あぁ、でも、困った顔のゆいりーもかわいいなぁ……)」
あ、良かった。動いた。
いつものふんわり笑顔だ。
さっきの間、なんだったんだろ……
美形が固まりすぎて石像になっちゃったかと思った笑
「いや、こういう風に聞くのが日本風のお泊まりかいの鉄則なのかなって思って」
ほら、蓮先輩とか、累くんにも同じ質問されたし。
せっかくならリュカにも日本風のおもてなしを……ってね。
そう返事したら、
「そうなの…………私はゆいりーが好きだよ?」
ほぉ、
リュカの好きな人は、
ゆいりー….........
って、
俺か~い!!
「いや、そうじゃなくて、恋愛の方の……好きな人!!」
ほらほら、
リュカってば、モテるでしょ?
ちょっと残念なイケメンな所もあるけど、
何ヶ国語もペラペラだし、頭いいし、結構高スペックだもんね~!!
「…………ゆいりーは好きな人がいるの??」
ぐっ……そうきたか……!!
え~っと、
何て答えよう?
う~ん……
「好きって気持ち、恋愛とどう違うかわかんなくて……いやぁ……生徒会の人みんないい人なんだけどさ、その人達の好きと、…………恋愛と区別すると、…………てか、恋愛の好きってナニ??」
って、結局悩んだ末、
質問で返しちゃった笑
でも、
意外と真面目に返事してくれるリュカ。
「恋愛の好きって気持ちはね、一日中好きって気持ちがあるの。その人のことを一日中考えちゃって、たまらなくなるの。ゆいりーはない??」
え…………
一日中かぁ……
そんなに考えることあるのかなぁ……
普段俺が考える人……生徒会の皆……??
後は、天音くんとか三藤君とか……
俺が黙ってしまうと、
「ゆいりー、かける。寒くなるから。夜は」
リュカは、
この話はおしまい、
と言うように、
俺に布団をかけてくれる。
確かにここは森林も近いし、夜は冷えるんだよね。
でも、
そんなの自分でかけられるのに……。
結構、リュカって過保護だよね……
まあ、いっか。
優しくしてくれる人は、大歓迎!!
「ありがと」
お礼言うと、いつもみたいにへにゃんって笑うリュカ。
俺にとっては、リュカは、すっごく優しいお兄ちゃんみたいな感じ。
う~ん、でもまぁ、家族っていっていいのかなぁ……リュカと一緒に住んでたけど、一応いとこだしなぁ
「ゆいりー、一緒にフランスの学校に行くと思ってたのに…………」
今にもしぼんでしまいそうなリュカの声が耳に痛い。
ん…………それも考えたけどさ、いつまでもリュカに甘えてられないっていうか。
こうやっていつまでもリュカに守られていることはできないよ。
……昔みたいに。
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