百色学園高等部

shine

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夏イベ

いや、緊張しますって

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スーパーの悲劇…………???


は、なんとか先輩方に片付けて貰った。
その事についてはいつか話そう。
機会があったらだけど……汗





まあ、ともかく。
スーパーの帰り道。



の、


前に、



トイレ行ってたら、


皆がじゃんけん大会してた。


…………らしい。




仲間に入れて貰おうと思ったんだけど、

もうほとんど終わりだったみたい。最終決戦だ~って燃えてた。



うー。ハブられた。さみしい…………



なんか、かいちょーとか、蓮先輩とか、結構悲しんでる様子で。

双子先輩は相変わらず二人でイチャイチャなぐさめあってるみたいだけど。

累くんもしょぼんってしてる。
さっき転んだの、そんなに痛かったのかな?





うーん、



累くんのお尻が心配だ……。


湿布、買っておいた方がいいかな。

会長の別荘にあるかな??

って悩んでたら、


「唯利くん。さあ、車乗りましょう」

って明海先輩がこっちに来た。


しかもめっちゃ爽やかな顔してる。





「は、はい…………」



ええー。
なんか俺の腕を握ってきたんだけど、どうして?


いつにもまして積極的だなぁ…………。
明海先輩、こういうのたまにあるんだよね…………


「先輩…………手…………」


「はい??どうしました?」

にっこり笑顔の明海先輩。
おぉ、美しい笑顔。


…………じゃなくて、

いや、手を握られたら車乗りにくいって。


なのに、車に近付くまで離してくれなかった。


乗る前は明海先輩もさすがに手を離してくれたけど、


なんか近くない?

距離近くない?


シーベルトしてるよね?


「唯利くん。今日はちょっと疲れましたね」

「はい。まぁ…………」



まあね。
海とかで体力減ったし、さっきの買い物中もトラブル発生したし…………。




「眠かったら私の肩使っていいですよ?」


そのとたん、


前と後ろから唾を飲むような音が聞こえた気がしたけど


まあ、で気のせいだと思う。



「さっきいっぱい寝たんで、今はそんなに眠くないんですよ~」

かいちょーの肩で寝ちゃったやつね。
ハズイから思い出したくないんだけど……////


「…………そうですか。眠くなったらいつでも寝ていいですからね」


「はい。ありがとうございます…………?」



どうしたんだろう、先輩ちょっと残念そうだ。


んー。




ていうか、明海先輩の肩使って寝るなんて、緊張して無理だって。


先輩の顔見るだけでも緊張するのに!

ほら、直視できなくて、今だって無意識に視線合わせないようにしちゃってるんだもん。


失礼なのはわかってるけどさぁ~



でもさぁ~


明海先輩の笑顔見ると心臓がはねるっていうか…………



つーか、今も心臓ちょっとバクバクしてんだけど、故障かな~????


「…………。」


「……………………。」




う…………この無言が辛い。






「ゆいり~このポッキー食うか~」

不意に、前の席に座ってた蓮先輩がポッキーを差し出す。




やった、

なんてんだ!!

感謝、蓮先輩!!


「食べる~!!!!パクっ」



思わず無言が怖くて、そのポッキーに飛びついて口から食べちゃった。

手で受けとればよかったのに。


目の前に蓮先輩の手がある。


まあ、いいや。




ポリポリ。





ん…………??…………どうしました?



「蓮…………!!!!!(何してくれてるんですかっ。せっかく隣の席になったのにっ)」


あれ、明海先輩、珍しく怒ってるみたい。



「...ふふん。(こういうのは、仕掛けたもん勝ちだろ??)」



なんか、蓮先輩と明海先輩が無言でバチバチやってる。




明海先輩も怒るときは怒るんだな~。

蓮先輩も大人げないことする人だしね~


つーか、二人とも仲がいいよね。
やっぱり3年生同士だから、喧嘩するほど仲がいいってことなのかな?



何で争ってるのか全然わかんないけど。


それよりこのポッキー美味しいな。

中にチョコが入ってて、とろってする。
やみつきになりそう。


どのメーカーのかな。

後でパッケージ見せて貰お。


ポリポリ…………

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