54 / 101
夏イベ
生徒会長が急接近です…………
しおりを挟むあー。
海疲れたー。
先輩容赦ないなぁ…………
まあ、いい。
海行った次は、バーベキュー!!
俺ら一年生がだした提案!!
バーベキューする場所決めるとき、生徒会長の別荘のお庭貸してくれるっていうから、皆で買い出しに行くとこ。
プライベートビーチで海見ながらバーベキューって豪華すぎない?
海では女の子達いっぱい囲まれちゃって疲れちゃったけど、今回はゆったり生徒会メンバーで過ごせるね!イエーイ
まあ、海の家ってどんなものか知れたし、いっぱい質問責めされちゃったけど女の子達の出会いも一期一会で一生の思い出になること間違いなしだし、最終的には面白かったし、それはそれでいいんだけどさ!
(結局なに言いたいかわからないね笑笑)
皆でバーベキューの食材買い出しって、どうやって、って思うでしょ?皆高校生だもん。運転免許ないよ??
実はね、
今日は生徒会長の別荘に泊まるんだけど、
その別荘の管理人さんが俺らが今乗ってる車を運転してくれてるの。
それが、イケおじ!!
若い頃は絶対モテたよ!
つーか、普通に今でもモテそう。
今は奥さんいるらしくて、その人一筋らしいけどね。
そんなイケおじが運転してくれる車、乗り心地がいいの!
てか、普通に海で体力消耗したからね。
こうやって、ゆらゆら車でゆられるとね、
まぶたが自然に重くなってね、
すぅぅ…………ってね、
すぅぅぅぅぅぅ…………って…………
「(寝ちゃってる??)」
「(うん。寝てる)」
「(どうする?誰が起こす??)」
「(つーか、寝顔天使すぎんだろ……)」
「(かいちょ…………ずる、い…………)」
「(いや、単に俺は席が隣だっただけで…………!!)」
「(帰りは席変わってくださいね)」
「「(僕も隣がいい~)」」
「(いや、ここは先輩が優先だろ。つまり俺が次に隣で………)」
あれ、なに言ってるか聞き取れないけど、
なんかひそひそ声が聞こえる。
ありゃ、
いつの間にか寝ちゃってたか、俺。
すっと俺が目を開けると、みんなが俺の顔を覗き込んでる…………いた、ようだ。
すっと視界から皆の顔が消える
「「(あ、ユイリーン起きちゃった?)」」
「(起こすなよ……!!)」
あれ、なんかまだ皆こそこそ話してるけど、なに??
ないしょ話??
うーん、
生徒会の皆は優しいから、変な事…………意地悪とか陰口とか…………を言ってるわけじゃないと思うけど……
「皆、どうしたの?」
おわ、寝起きで声がカスカスぅ…………!!
自分の声がはずいわ…………
「着いたぞ。」
わっ
急に生徒会長の声が頭の上から聞こえるっ!!
けど、生徒会長の顔は見えない…………なんで??
ん!?
この体勢はもしやっ…………!!!
がばっ。
急に起き上がって、
.......寝起きって
あるあるだと思うんだけど........
ほら、たまにくらってすんじゃん?
急にがばって起きるとさ、貧血というか。
それがあってさ、
「おい。気を付けろ」
って、会長の顔が俺の顔の横に…………
会長の腕が俺の背中にまわってて、抱き合う格好に…………!!!!
「か、かいちょっ!!!!????」
あわてて離れる俺。
会長は肩に手をやり、首をぐるぐるまわして自分の肩をほぐしてる。
うわ~ぉ……そんな仕草もイケメン…………!!!
じゃなくて、
そんなことより、
「もしかして………俺、…」
「ああ、俺の肩で寝てたな。」
ひぇぁ~!!!
まじかよ!
あんの、真面目の、
なんか絶対王者みたいな、
絶対君主みたいな、
かいちょ~の肩を、
枕に、
俺、寝てただとっ!?!?
「すすす、すみませんっ!!!」
「いや。唯利は初めての合宿で疲れてただろ。気にするな」
「…っ…………はいっ//////」
うほっ。
ドキッとしたわぁ~
イケメンが俺に笑いかけてるっ。
なんか、満面の笑みじゃなくってさ、
こう、
ふっ…………
って感じの笑顔!!
俺様系って、こういう笑顔似合うなぁ~
なんて、
生徒会長の笑顔に釘付けになってた俺。
他の生徒会メンバーが恨みったらしく生徒会長の事を睨んでたのを知るよしもない。
そんで、そんな皆に、してやったりというように、生徒会長がにやけていたのも知らなかった。
19
お気に入りに追加
678
あなたにおすすめの小説
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。
BLゲーに転生!!やったーーー!しかし......
∞輪廻∞
BL
BLゲーの悪役に転生した!!!よっしゃーーーー!!!やったーーー!! けど、、なんで、、、
ヒロイン含めてなんで攻略対象達から俺、好かれてるんだ?!?
ヒロイン!!
通常ルートに戻れ!!!
ちゃんとヒロインもヒロイン(?)しろーー!!!
攻略対象も!
ヒロインに行っとけ!!!
俺は、観セ(ゴホッ!!ゴホッ!ゴホゴホッ!!
俺はエロのスチルを見てグフグフ言うのが好きなんだよぉーー!!!( ̄^ ̄゜)
誰かーーー!!へるぷみぃー!!!
この、悪役令息
無自覚・天然!!
元会計には首輪がついている
笹坂寧
BL
【帝華学園】の生徒会会計を務め、無事卒業した俺。
こんな恐ろしい学園とっとと離れてやる、とばかりに一般入試を受けて遠く遠くの公立高校に入学し、無事、魔の学園から逃げ果すことが出来た。
卒業式から入学式前日まで、誘拐やらなんやらされて無理くり連れ戻されでもしないか戦々恐々としながら前後左右全ての気配を探って生き抜いた毎日が今では懐かしい。
俺は無事高校に入学を果たし、無事毎日登学して講義を受け、無事部活に入って友人を作り、無事彼女まで手に入れることが出来たのだ。
なのに。
「逃げられると思ったか?颯夏」
「ーーな、んで」
目の前に立つ恐ろしい男を前にして、こうも身体が動かないなんて。
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
生徒会会長と会計は王道から逃げたい
玲翔
BL
生徒会長 皇晴舞(すめらぎはるま)
生徒会会計 如月莉琉(きさらぎりる)
王道学園に入学した2人…
晴舞と莉琉は昔からの幼馴染、そして腐男子。
慣れ行きで生徒会に入ってしまったため、王道学園で必要な俺様とチャラ男を演じることにしたのだが…
アンチ転校生がやってきて!?
風紀委員長×生徒会長
親衛隊隊長×生徒会会計
投稿ゆったり進めていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる