百色学園高等部

shine

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夏イベ

生徒会長が急接近です…………

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あー。

海疲れたー。


先輩容赦ないなぁ…………



まあ、いい。


海行った次は、バーベキュー!!


俺ら一年生がだした提案!!

バーベキューする場所決めるとき、生徒会長の別荘のお庭貸してくれるっていうから、皆で買い出しに行くとこ。

プライベートビーチで海見ながらバーベキューって豪華すぎない?



海では女の子達いっぱい囲まれちゃって疲れちゃったけど、今回はゆったり生徒会メンバーで過ごせるね!イエーイ
まあ、海の家ってどんなものか知れたし、いっぱい質問責めされちゃったけど女の子達の出会いも一期一会で一生の思い出になること間違いなしだし、最終的には面白かったし、それはそれでいいんだけどさ!
(結局なに言いたいかわからないね笑笑)

皆でバーベキューの食材買い出しって、どうやって、って思うでしょ?皆高校生だもん。運転免許ないよ??



実はね、
今日は生徒会長の別荘に泊まるんだけど、
その別荘の管理人さんが俺らが今乗ってる車を運転してくれてるの。


それが、イケおじ!!

若い頃は絶対モテたよ!
つーか、普通に今でもモテそう。
今は奥さんいるらしくて、その人一筋らしいけどね。





そんなイケおじが運転してくれる車、乗り心地がいいの!





てか、普通に海で体力消耗したからね。



こうやって、ゆらゆら車でゆられるとね、



まぶたが自然に重くなってね、




すぅぅ…………ってね、


すぅぅぅぅぅぅ…………って…………










「(寝ちゃってる??)」
「(うん。寝てる)」

「(どうする?誰が起こす??)」

「(つーか、寝顔天使すぎんだろ……)」

「(かいちょ…………ずる、い…………)」


「(いや、単に俺は席が隣だっただけで…………!!)」


「(帰りは席変わってくださいね)」

「「(僕も隣がいい~)」」

「(いや、ここは先輩が優先だろ。つまり俺が次に隣で………)」



あれ、なに言ってるか聞き取れないけど、
なんかひそひそ声が聞こえる。



ありゃ、
いつの間にか寝ちゃってたか、俺。



すっと俺が目を開けると、みんなが俺の顔を覗き込んでる…………いた、ようだ。

すっと視界から皆の顔が消える





「「(あ、ユイリーン起きちゃった?)」」

「(起こすなよ……!!)」



あれ、なんかまだ皆こそこそ話してるけど、なに??

ないしょ話??


うーん、
生徒会の皆は優しいから、変な事…………意地悪とか陰口とか…………を言ってるわけじゃないと思うけど……



「皆、どうしたの?」


おわ、寝起きで声がカスカスぅ…………!!
自分の声がはずいわ…………




「着いたぞ。」

わっ


急に生徒会長の声が頭の上から聞こえるっ!!


けど、生徒会長の顔は見えない…………なんで??




ん!?


この体勢はもしやっ…………!!!



がばっ。





急に起き上がって、

.......寝起きって
あるあるだと思うんだけど........

ほら、たまにくらってすんじゃん?



急にがばって起きるとさ、貧血というか。


それがあってさ、


「おい。気を付けろ」

って、会長の顔が俺の顔の横に…………




会長の腕が俺の背中にまわってて、抱き合う格好に…………!!!!





「か、かいちょっ!!!!????」


あわてて離れる俺。






会長は肩に手をやり、首をぐるぐるまわして自分の肩をほぐしてる。


うわ~ぉ……そんな仕草もイケメン…………!!!





じゃなくて、


そんなことより、


「もしかして………俺、…」



「ああ、俺の肩で寝てたな。」

ひぇぁ~!!!




まじかよ!


あんの、真面目の、

なんか絶対王者みたいな、


絶対君主みたいな、


かいちょ~の肩を、

枕に、


俺、寝てただとっ!?!?


「すすす、すみませんっ!!!」



「いや。唯利は初めての合宿で疲れてただろ。気にするな」


「…っ…………はいっ//////」




うほっ。



ドキッとしたわぁ~


イケメンが俺に笑いかけてるっ。

なんか、満面の笑みじゃなくってさ、
こう、



ふっ…………




って感じの笑顔!!

俺様系って、こういう笑顔似合うなぁ~




なんて、
生徒会長の笑顔に釘付けになってた俺。

他の生徒会メンバーが恨みったらしく生徒会長の事を睨んでたのを知るよしもない。
そんで、そんな皆に、というように、生徒会長がにやけていたのも知らなかった。






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