百色学園高等部

shine

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夏イベ

うとうと

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ふぇ~




つかれたよぉぉぉ…………




今日、お昼に女の子達と海でビーチバレーしてさ、


夕食はバーベキューしたの。




あ、今は生徒会ちょーの別荘なんだけど、別荘のキッチン借りて野菜切ったりして外でBBQ したのさ。

皆で近くのスーパー行って買い出しに行ってね。




美味しかったよ。


まー。そんな感じで


いっぱいはしゃいで、疲れちゃった。


今は
お風呂一人ずつ入ってるところ(さすがに6人は一緒に入れないからさ)


それで、
お風呂入るまで待ち。





皆、荷物だけ用意してリビングで待ってる


お腹も膨れたし、

皆も疲れちゃったらしくて、

ちょこちょこお喋りしながら、テレビ見たり、スマホいじってたり…………




俺はソファーに座らさせて頂いてテレビ見…………てるような見てるっていうか、目をつぶって聞いてる…………

内容はね、侍の格好した女の子が、たこ焼きを食べて、めがうま~って食レポして、俺がそれは食レポじゃないでしょって突っ込んでさ、そんで…………


「唯利くん。起きてください」
「あれ、ユイリーン寝ちゃった~??」
「ほんとだ~さっきまで静かだと思ったら~」


はっ

「……………………あっ起きてますっっ!!!」

ヤバい、

目をつぶってたのか、めっちゃ鮮明に脳内に思い描いてあったから、目を開けてたかと…………


開けてたかと…………


ふぇっ

目の前に、明海先輩のドアップが…!!!!

めっちゃエロ~!!!

お風呂上がりで
髪の毛がしっとり濡れてるし
ほんのりほっぺが赤い。
唇なんか赤くてぷるぷる…

どこに目をやったらいいんだ…!!!

「良かった。次唯利くんの番ですよ」

「あっ。食レポ???」

「食レポ??なんのことですか??お風呂次唯利くんですよね???」

「あっ。…………お風呂!!ありがとうございます!そうです!!!」



そっかそっか、そうだったよ。お風呂!!待ってたんだ、俺。順番!!


早く入んなきゃ。
次がつまってるから急ごう。仮に一人10分シャワーするとしても、皆が入り終わるの待つと70分かかるもんね。


俺の荷物とって、



ふとつけっぱなしのテレビ見たら、




あれ、普通の時代劇なんだけど、



「あれ、食レポの番組だったんじゃ…………」


「お主、寝ぼけておるな」
「「それはユイリーンの夢だよ~」」


って、蓮先輩と双子先輩達にバカにされてしまった。

ううううう、



確かに、そんな番組あるわけないかも、


えーーーーでもありそうじゃんーー


え、夢かー

ないのかなー…………


うううう…………





赤面しながらも、

お風呂場に入って行く俺。






お風呂入るついでに、俺はあるミッションをかかえてる。



洗面台にコップあるから、こっそり拝借して、水入れて。



俺のポケットに入ってる小さなボックス…………つまり薬入れから、今日の夜の分の薬を取り出す。


そう。ミッション=薬をこっそりここで飲むこと。皆のいるときにばれないように飲むの大変なんだよ。
あ、食前の薬はこっそりトイレで飲んだんだぁ~。
水とかはどうしたかって??トイレの水なんか飲むわけないじゃん。
あのね、
最近薬飲むのに慣れちゃって、水はなくてもそのまま錠剤の薬だけで飲むっていう高等技術身に付けたんだよ!!
トイレで薬飲んで、後で部屋に戻ってペットボトルの水飲んだりすれば、薬はしっかり胃の中で溶けるってわけ。
俺って頭良くない~???優秀だわ~



でも、今回はバスルームの着替えるとこに洗面台あるし、ついでにコップもあるし、せっかくだから使わせてもらお~


水を注いで、

薬を箱から取り出し…………


あれ、うまく開かないな…………??




って、トロトロしてた俺が悪かったんだと思う。


あるいは、鍵をかけなかった俺が悪いか。


心臓が飛び出るかと思った。


だって、


急に後ろのドアが空く音がしたと思ったら、


「唯利ーーー。タオル忘れもんだぞーー」

って…………





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