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生徒会
朝
しおりを挟む「おい。起きろ。唯利」
ん??誰か呼んでる?
天音くん?
眠いからもうちょっと…………
あれ、天音くんはいつも俺に枕投げて起こしにきた気がするんだけど…………
「寝てる姿も可愛いな~襲っちゃおうかなぁ~」
ぱちっっ
(-3-)チュー
っっっっっっ!!!
ごつん!!!
「いってぇ…………!!おい、いくらなんでも、頭突きはいたいっつーの!!」
「あ、寝ぼけて幽霊が見えたんで、頭突きして退治しようと思ったんで~先輩でしたか、すみませーん」
「…………。ひでぇ…………」
あっぶねー。キス顔で迫ってくるとか、
イケメンの顔にちょっと固まったんだけど、
流石に無意識にごっつんだわ…………
わけわからん。
なんなの、
流石に、冗談だと思うけど、いや、冗談だよね…………??
「朝飯とりにいくから、そのまま顔洗ってでるぞ」
「え、着替えないで?」
「ああ、そろそろ生徒会で朝食とる時間だからな」
えっそうなの?
急がなきゃ。
待たせちゃ悪いし。
「明海ー。生徒会チョーお待たせー」
「先輩方、おはようございます!!」
生徒会長と明海先輩にご挨拶!!
朝から眩しいふたりだなぁ…隣にいる蓮先輩も美形だし、俺、この中で絶対浮いてると思うよ…
「おはようございます。蓮、起きれたんですね。よく寝れましたか??」
「いやぁ~昨日、こいつの(天使の)寝顔見たら(むらむらして)逆に寝にくくなっちゃってよぉ。」
一斉に唯利の方へ視線を向ける一同。
(連先輩の部屋着が唯利にはブカブカで、若干襟から肩がでかかってる彼シャツ感が絶妙にエロい)
「あぁ…………なるほど…………」
えっ!!???なに、
そんな理由で納得するの?
俺の寝顔ってそんなに不細工?
え、自分でわかんないだけに、やだ…………鏡で確認するか?
「唯利くんもおはようございます」
「…………‼️」
急に、
明海先輩のどあっぷが!!
『お前、明海のこと好きか???』
脳内で流れる昨日の会話
「あ、あけみせんぱ…」
「おはようございます(^^)??」
「おっ、は、ようございます…………」
ヤバい、なんか、先輩の顔見れないんだけど、どうして?
先輩と向かい合わせに座るの、いつも通りだけど、どうして?
え、ドキドキする。
いつもドキドキしてるか!!
気のせいだよね!
あ、俺のギクシャクした態度でなんか空気が変だ。
そ、そう、何か話題は…………キョロキョロ(゜゜;)(。。;)
あ!!
「生徒会長も白蓮寮だったんですね~」
「いや、違うぞ。昨日は明海先輩の部屋にお泊まりかだったからな。いつもは青蓮寮だったから」
へっ
「あ、そ、だったんですか…………」
「お前は蓮先輩と一緒だっただろ。お風呂とかゆっくり休めたか?」
「まぁ…………」
じゃあ、お風呂は生徒会長と明海先輩一緒に入ったのかなー
ベッドも一緒のつかったんだろーなー
なんか複雑
え、なんで複雑?
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