百色学園高等部

shine

文字の大きさ
上 下
13 / 101
体育祭イベント

クラス対抗リレー

しおりを挟む
クラス対抗リレー


さっきの時間の話し合いで、
なんと俺はその代表選手に選ばれてしまった。



名誉なんだけども、緊張する~






体育祭ってまず、楽しむか、勝ちに行くか、どっちか目標を決めると思うんだよね



例えばさ、
勝ちに行くって決めたら、足が速い人って絶対といっていいほどリレーに選ばれるじゃん。毎回毎回リレーって、飽きるじゃん。もし他の競技がやりたいとしても、やらなきゃじゃん。

公平に好きな競技を選んだとして、足が遅い人はリレーとかはあまり出たくないと思うんだよね。色んな競技負けたら、全体的にテンション下がるじゃん。

逆に自分の好きな競技じゃなかったとしても、適材適所で勝ったらテンションあがるじゃん。

っていうわけで、俺らのクラスは勝ちにいった方が楽しいって結論を出して、リレーは速い人が選ばれることになった。



それで、学校始まってすぐの体力測定みたいなやつで、50m走が速かった俺は、選ばれてしまったのだ!

ちなみに、三藤くんも一緒♪


あとはあまり話したことがない人たちばっかりだったけど、それもいいでしょう!!

体育祭は学校始まって1ヶ月たたないうちに始まるイベント。ここで皆と協力して、皆と仲良くなれるように努力するぞ~!!お~



ーーーーーーーーー



ってことで放課後体育祭練習なんだけども。

校庭に6人集まって準備体操。





俺と三藤くんは顔馴染みだけど、他の四人はあんまり知らない。一人背が低くて可愛い雰囲気の子がいらっしゃる。
三藤くんとかは背が高いのに比例して足コンパスがでかくて足が速いのはわかるけど、この小さい子も結構速い。

前髪を目が隠れるくらいに伸ばしちゃってよく前が見れるなって感じだけど……片目だけ前髪から出てるから見えてるんだろうな~。なんとなく前髪で顔を隠したい気持ちはわかる。なんか、自分が隠れて見ないで欲しいっていう心境というか………

なんて思いながらその小さい子をジーッと見てたら、視線に気づかれてしまった。一応にこって笑っておく。そしたら下をむいてしまった……。そりゃ、一度も話したことがないひとに笑顔見せられたら、怖いだろうな………ちょっと反省


それにしても、何を練習するんだ?走るのって結局個人の努力次第じゃん。あ、バトンパスとか??

「そうだな、まず走る順番決めようか。」

確かに、それは戦略として必要だな。

「足早い人と遅い人は交互になった方がいいかな。バトンを交換する場所で有利になる」

確かに。

遅い人が短い距離を走って、早い人がそのぶん長く走ればタイムが短くなるか。


「あとは最初と最後の人を早くした方がいいと思うー」


お。さっきの小さい子。
下を向きなが手をおずおずとあげて話てる。みんなの視線を感じたからか、最後の方自信なさげに声が小さくなってったけど。


「いいと思う~。最初に差をつけておいて、最後はさらに引き伸ばすって感じ~??抜かされるより抜かす方が難しくなるから、はじめから差をつけておいた方がいいよねー」

なんか間違えたこと言ったかなって感じがちょっと弱々しく見えたから、フォローしちゃった笑
そしたら皆も、

「もし抜かされても、最後の人が抜かせるように早い人がの方がいいねー」

って。いい感じ!!







    
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

俺の愉しい学園生活

yumemidori
BL
ある学園の出来事を腐男子くん目線で覗いてみませんか?? #人間メーカー仮 使用しています

親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!

BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥ 『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。 人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。 そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥ 権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥ 彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。 ――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、 『耳鳴りすれば来た道引き返せ』

アリスの苦難

浅葱 花
BL
主人公、有栖川 紘(アリスガワ ヒロ) 彼は生徒会の庶務だった。 突然壊れた日常。 全校生徒からの繰り返される”制裁” それでも彼はその事実を受け入れた。 …自分は受けるべき人間だからと。

不良高校に転校したら溺愛されて思ってたのと違う

らる
BL
幸せな家庭ですくすくと育ち普通の高校に通い楽しく毎日を過ごしている七瀬透。 唯一普通じゃない所は人たらしなふわふわ天然男子である。 そんな透は本で見た不良に憧れ、勢いで日本一と言われる不良学園に転校。 いったいどうなる!? [強くて怖い生徒会長]×[天然ふわふわボーイ]固定です。 ※更新頻度遅め。一日一話を目標にしてます。 ※誤字脱字は見つけ次第時間のある時修正します。それまではご了承ください。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

僕の平凡生活が…

ポコタマ
BL
アンチ転校生によって日常が壊された主人公の話です 更新頻度はとても遅めです。誤字・脱字がある場合がございます。お気に入り、しおり、感想励みになります。

ザ・兄貴っ!

BL
俺の兄貴は自分のことを平凡だと思ってやがる。…が、俺は言い切れる!兄貴は… 平凡という皮を被った非凡であることを!! 実際、ぎゃぎゃあ五月蝿く喚く転校生に付き纏われてる兄貴は端から見れば、脇役になるのだろう…… が、実は違う。 顔も性格も容姿も運動能力も平凡並だと思い込んでいる兄貴… けど、その正体は――‥。

私の事を調べないで!

さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と 桜華の白龍としての姿をもつ 咲夜 バレないように過ごすが 転校生が来てから騒がしくなり みんなが私の事を調べだして… 表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓ https://picrew.me/image_maker/625951

処理中です...