百色学園高等部

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学校始まりました

フランス語の授業

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フランス語の授業って、話せるし無駄かな~って思ってたら、良い意味で期待を裏切られた!!




「皆さんはじめまして。僕はミシェルです」


って日本語を難しそうに言った先生、茶髪の髪、茶色い目の、何て言うか、東洋風のイケメン!!彫りが深めで、ヤバい、イケメン。それしか言うことがないけど。

「イケメン~」

「たどたどしいところが可愛いー」



周囲の皆沸いてるよ。
おい、気持ちはわかるが女子みたいな声誰だ。それと野太い声の歓声は気持ち悪いよ。さすが男子笑笑
でも俺もピュウ~って口笛吹いちゃう


「はいっ。先生はフランス人ですか?」
あっ、さすが陽キャの三藤くん。


「うぃ。先生は、フランス人ですよ。今年から、この学校に来ました。」

「へぇ~」

「その髪の毛は地毛ですか~」

「そうですよ。フランス人は、金髪はあまりいませんね。北欧ルーツだと金髪の人はいますけど、ラテン系の南の方は僕みたいな感じですよ」


へえ……じゃあ、俺みたいなのは少ないってことか~


「では、最初に、皆さんの自己紹介にしましょう」


おっ。いいね

「その前に、ビズっていうフランスの挨拶を知ってますか?」

ビズ?なにそれ??

俺は知らなかったけど、教室の何人かは知ってたみたいだ。

「キスするやつでしょ!」

「そうそう。ほっぺたにね」

あっ。それなら知ってる。抱き合って、顔の横にちゅってするやつか❗母親とやってたな~。あれ、ビズっていうのか。


「はい。そうですね。ちょっとお手本を見せましょう。そこの君、ちょっと前に来てください」


え、俺?
「はい、横にたって……。フランス人は、挨拶するときは、こうやって……」

わっ。ミシェルの顔が近くにっ


ちゅっ

ちゅっ💋➰💕

あ、母親とやってたから、勝手に口がちゅってしちゃってた笑

「ってやります。キスといっても、頬をつけるだけで、唇はつけないで、音を鳴らすだけです」

あれ、教室の皆こっち見てぽかんってしてるよ。なんか俺の顔凝視してくるし……あ、俺のキス顔きもかったか!!先生がいるから、皆はっきりそう言えないんだな。ミシェルはイケメンだし……

「ジュマペール~で、僕の名前は~です、という意味です。自己紹介が終わったら、クラスの皆にビズを二回しましょう」

わぁお。教室の皆に??

あれ、皆??
顔赤いよww
恥ずかしいのはわかるけどw



「じゃあ、君からね」


えっ。俺ですか。まあ、ちょうど教室の前にいるからね

「Bonjour.(ボンジュール)Je m'appelle Yuiri Okawa.(僕の名前は桜河唯利です)Enchanté~♪(よろしく)」


それでは、ミシェルから~ちゅっちゅw


アンシャンテ~(よろしくー)って言いながらクラスの皆にビズしてまわる。こんな俺が近づいちゃってごめんよ~パッとすましてすぐに離れるからっ



でも、ミシェルの説明をよく聞いてない生徒がいてほっぺに直接キスしようとしてくる人が何人かいたから、頬を膨らましてして違うよって訂正してあげて、やり直したよ。
だって、誰も俺の頬っぺたに直接つけたいなんて思わないでしょ。可愛そうだよ。



って感じに、教室皆の自己紹介が進む。全員終わるのにめっちゃ時間くった。



だって一人2回同じ人とビズしてるしね。自分が挨拶するときと、されるときで。



まあ、教室に20人ちょっとくらいしかいないから、わりかし早いけどね。

そのお陰で、皆の顔だいたい覚えたよ。
まあ、ほぼ俺のクラスの人達だったし。
大体がフランス語ちょっと~まあまあしゃべれるって。
天音くんもいた!!皆とビズするとき、若干顔しかめてたから、慣れてないんだなーって思った


残りの時間は、ミシェルがフランスの習慣の話をしてくれた。
そして最後にミシェルは皆とビズをしてお別れ。
最初の授業だから、今日は緩いよ~って言ってた。

英語の授業じゃなくて、フランス語で良かった~って感じ!!!






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