百色学園高等部

入寮イベント

ういごころ

目の前に大きな正門。
百色学園

どうもー。俺は桜河唯利(おうかわゆいり)だ。

俺は自分でこの学校を選んだ。
おじさんに何度もとめられたけれど、ずっとあの家にいて迷惑をかけるのが嫌だった。

この学園は全寮制の学校。
私立ではあるけれど、成績が優秀なら学費や施設費もある程度免除される。
成績によってその額は様々だが、学年主席は全額免除、その他社会貢献した者にも寮の特別待遇をうけれるとか……そんな感じのことが学校案内に書いてあった。

成績で寮やら学費やらに待遇が変わるなんて、実力主義っぽい……


そして一番の特色……この学園は外国人やハーフの人が多い国際学園。

日常の授業は日本語で行われるが、英語の上位のクラスは英語だけで授業をしたりするらしい。
ハーフだけではなく、完全外国人の留学生も在学しているから色々な国際交流授業があるらしい。楽しそうだ。

そういえば入学試験も英語やフランス語バージョンがあったな……。日本語語以外で試験を受けるほうが何割か点数を優遇してくれるらしいから俺はフランス語で試験を受けた。


まっ。俺はフランスと日本のハーフだからなっ。お母さんがフランス人なんよ！

そしてこの学園は規則という規則があまりないらしい。制服や寮制度というような最低限度の規則はあるが、髪の毛染めたりアクセサリーつけたりは自由らしい……
おそらく金髪の外国の生徒が染めなくてもいいように、宗教の関係でアクセサリーつけててもいいように規則が緩いのでは……と俺は思ってる。

普通に結構奇抜な生徒もいそうだけどな。



目の前に大きな正門。
横にはこじんまりとした青色のスーツケース。
周囲には俺と同じくスーツケースを持った人達が校門に入っていく

俺は、自分でこの学園を選んだ。
願わくは、成績はずっと上位に居続けられますように。この学校で楽しく過ごせますように。