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吸血の真価
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銀嶺さんを担架に乗せて処置室まで行く間に母さんに説明する。
「なるほどね、呪いしかも解呪が効きにくい仕掛けか。私のかけられた毒と似てる。雪、あなた吸血で魔力を吸おうと考えていたのよね?」
「うん、魔力による害なら吸えば良いかなって。」
「私の場合は肉体的な害だったから火事場の馬鹿力で発動した雪の吸血で助かったけど呪いは違う。魂の害だから魂を知覚しないとダメだと思う。聖属性は魂に影響を及ぼせるからまた違うんだけど。確か血を飲む時間接的にしか飲んでないわよね?」
俺は答える時間も惜しくて首だけ振る。
「もし、直接吸って魂を知覚できたならあるいは。ただ、知覚するということは呪いからも知覚されるということだから危険よ。」
「わかった。取り敢えず間接的に吸って感じられるか試してみる。血を採ってくれるかな。」
「そう言われると思って採っておいたわ。」
「【吸血】、、、ッ!ペッ。すごく嫌な感じがした。多分呪いの魔力だ。でもやっぱり源流を叩かないとダメみたい。【吸血】」
俺は今度は腕から直接吸う。すると急に浮遊感がする。
紅視点
「雪!良かった眠ってるだけね。これは、、、魂を知覚できたのね。でも、長時間潜ってると危険だわ。最悪戻れなくならないように準備しないと。頑張るのよ、雪。」
雪視点
小さい女の子とそれより少し大きい女の子が遊んでいる。夢のような虚げな光景。これなんだと考える。すると
「れいねぇあっちで遊ぼ!」
「分かったから引っ張らないの。ほら行きましょう。」
2人の会話でこれは銀嶺さんの記憶の中なのだと気づいた。それから急に景色が切り替わり、大きくなった2人と黒いローブを着た人物がいた。
「誰!私たちに何のようなの!?近づかないで!」
「おーすごいすごい!殺気とかそういうの全部消してるのに分かるんだ。流石予知と未来予測の能力者!僕は君に用があるんだ!ねぇ僕にちょうだい?」
子供のような反応で子供のような要求、しかし明らかに常人とはかけ離れた気配を漂わせる人物に記憶でも身構えてしまう。
「だよねー?もしかして、挙げた未来でも見た?しょうがない。【呪縛式・時限殺】これで死んだら使ってあげる。それまで必死に足掻きなよー?能力も魔力も僕を殺せるくらいにさ!」
そういうと黒ローブは溶けるように消えた。
すると、銀嶺さんと妹さんにあの呪印が刻まれていた。そして俺は目が覚めるような感覚がした。そうして一瞬気が遠くなる気分がすると目の前に銀色の光を放つ結晶が浮かんでいた。
「コレが銀嶺さんの魂!でもコレからどうすれば、、、魂の周りに黒い靄があるな、アレが呪いの大元か!」
するともやが一点に集まり人型になっていった。それは背中に秒針を背負った死神のようだった。
「侵入者を排除する気なのか。アレを倒せば何とかなるかも。【血刀・血桜】!はあ!」
すると死神は半身ずれてかわした。そして手に召喚した鎌で攻撃して来た。
「はあ、はあ危なかった、【鬼化】!アレ出来ない!?なんで!」
死神の鎌を避けて後ろに下がった俺は一気に決めてしまおうと鬼の力を解放するつもりだったが出来ない。
「まさか、ここは肉体による力は使えないのか!?それなら【血刀・血桜】+【吸血】【簒奪刀】コレならどうだ!ハァッ!」
死神に横薙ぎをすると先ほどと違い大きく避ける。
「やっぱりコレなら効くのか。なら【血液分身】【鮮血武装】コレで撹乱しながら攻撃すればどうだ!」
雪はただ分身を6体作り攻撃をする。分身に正面から攻撃してもらい、完全に膠着状態にしてから視覚から攻撃する。にも関わらず避けられた。
「何で避けられるんだ、まるで攻撃して来たのがわかるみたいだ。ん?あの死神の秒針さっきより動いてるな。まさか!銀嶺さんの未来予測をあの秒数だけ使ったのか!」
(残りは40秒と少しなら攻撃し続けて使い切らす!)
そうして40秒使い切らしたところで死神が銀嶺さんの魂に手を向ける。すると銀嶺さんの魂から光が死神の手に向かって飛んでいった。
「秒針が元に戻っていく!?まさか銀嶺さんの魔力を奪ったのか!これ以上はまずい!【吸血】+【血の雨】 【魔吸の雨】」
広範囲かつ魔力を吸う技で魔力を吸わせないことに専念する。そしてまた秒針が数秒になった、もう魔力をうばわれるわけにいかない。
(魔吸の雨で撒いた血を使えば!)
「【吸血】+【血の結界】 【吸魔血界】コレでどうだ!?」
死神の周りにある血を使い死神を結界の中に捕獲する。
それからしばらく死神に魔力がいくことはなかった。後は死神の魔力を吸い尽くすだけと結界を縮めようとするといきなり結界が破られた。
「何だ!?何をしたんだ!まさか!妹さんの魔力まで奪ったのか!!」
そう、遠くの方から金色の魔力が流れて来ていた。
「ふざけんな!2人にこんなことして何がしたいんだよ!クソッもう魔力がない!またアレをするのは無理だ!」
もう魔力を使い果たすまで広範囲攻撃する余力は無かった。
だが、急に後ろに門が現れた。
「どうしてここに門が、、、いやそんなことどうでもいい!何かこいつを倒せるだけの力が手に入ればそれで!」
勢いよく扉を開けるとそこには鬼がいた。
「俺?」
「なるほどね、呪いしかも解呪が効きにくい仕掛けか。私のかけられた毒と似てる。雪、あなた吸血で魔力を吸おうと考えていたのよね?」
「うん、魔力による害なら吸えば良いかなって。」
「私の場合は肉体的な害だったから火事場の馬鹿力で発動した雪の吸血で助かったけど呪いは違う。魂の害だから魂を知覚しないとダメだと思う。聖属性は魂に影響を及ぼせるからまた違うんだけど。確か血を飲む時間接的にしか飲んでないわよね?」
俺は答える時間も惜しくて首だけ振る。
「もし、直接吸って魂を知覚できたならあるいは。ただ、知覚するということは呪いからも知覚されるということだから危険よ。」
「わかった。取り敢えず間接的に吸って感じられるか試してみる。血を採ってくれるかな。」
「そう言われると思って採っておいたわ。」
「【吸血】、、、ッ!ペッ。すごく嫌な感じがした。多分呪いの魔力だ。でもやっぱり源流を叩かないとダメみたい。【吸血】」
俺は今度は腕から直接吸う。すると急に浮遊感がする。
紅視点
「雪!良かった眠ってるだけね。これは、、、魂を知覚できたのね。でも、長時間潜ってると危険だわ。最悪戻れなくならないように準備しないと。頑張るのよ、雪。」
雪視点
小さい女の子とそれより少し大きい女の子が遊んでいる。夢のような虚げな光景。これなんだと考える。すると
「れいねぇあっちで遊ぼ!」
「分かったから引っ張らないの。ほら行きましょう。」
2人の会話でこれは銀嶺さんの記憶の中なのだと気づいた。それから急に景色が切り替わり、大きくなった2人と黒いローブを着た人物がいた。
「誰!私たちに何のようなの!?近づかないで!」
「おーすごいすごい!殺気とかそういうの全部消してるのに分かるんだ。流石予知と未来予測の能力者!僕は君に用があるんだ!ねぇ僕にちょうだい?」
子供のような反応で子供のような要求、しかし明らかに常人とはかけ離れた気配を漂わせる人物に記憶でも身構えてしまう。
「だよねー?もしかして、挙げた未来でも見た?しょうがない。【呪縛式・時限殺】これで死んだら使ってあげる。それまで必死に足掻きなよー?能力も魔力も僕を殺せるくらいにさ!」
そういうと黒ローブは溶けるように消えた。
すると、銀嶺さんと妹さんにあの呪印が刻まれていた。そして俺は目が覚めるような感覚がした。そうして一瞬気が遠くなる気分がすると目の前に銀色の光を放つ結晶が浮かんでいた。
「コレが銀嶺さんの魂!でもコレからどうすれば、、、魂の周りに黒い靄があるな、アレが呪いの大元か!」
するともやが一点に集まり人型になっていった。それは背中に秒針を背負った死神のようだった。
「侵入者を排除する気なのか。アレを倒せば何とかなるかも。【血刀・血桜】!はあ!」
すると死神は半身ずれてかわした。そして手に召喚した鎌で攻撃して来た。
「はあ、はあ危なかった、【鬼化】!アレ出来ない!?なんで!」
死神の鎌を避けて後ろに下がった俺は一気に決めてしまおうと鬼の力を解放するつもりだったが出来ない。
「まさか、ここは肉体による力は使えないのか!?それなら【血刀・血桜】+【吸血】【簒奪刀】コレならどうだ!ハァッ!」
死神に横薙ぎをすると先ほどと違い大きく避ける。
「やっぱりコレなら効くのか。なら【血液分身】【鮮血武装】コレで撹乱しながら攻撃すればどうだ!」
雪はただ分身を6体作り攻撃をする。分身に正面から攻撃してもらい、完全に膠着状態にしてから視覚から攻撃する。にも関わらず避けられた。
「何で避けられるんだ、まるで攻撃して来たのがわかるみたいだ。ん?あの死神の秒針さっきより動いてるな。まさか!銀嶺さんの未来予測をあの秒数だけ使ったのか!」
(残りは40秒と少しなら攻撃し続けて使い切らす!)
そうして40秒使い切らしたところで死神が銀嶺さんの魂に手を向ける。すると銀嶺さんの魂から光が死神の手に向かって飛んでいった。
「秒針が元に戻っていく!?まさか銀嶺さんの魔力を奪ったのか!これ以上はまずい!【吸血】+【血の雨】 【魔吸の雨】」
広範囲かつ魔力を吸う技で魔力を吸わせないことに専念する。そしてまた秒針が数秒になった、もう魔力をうばわれるわけにいかない。
(魔吸の雨で撒いた血を使えば!)
「【吸血】+【血の結界】 【吸魔血界】コレでどうだ!?」
死神の周りにある血を使い死神を結界の中に捕獲する。
それからしばらく死神に魔力がいくことはなかった。後は死神の魔力を吸い尽くすだけと結界を縮めようとするといきなり結界が破られた。
「何だ!?何をしたんだ!まさか!妹さんの魔力まで奪ったのか!!」
そう、遠くの方から金色の魔力が流れて来ていた。
「ふざけんな!2人にこんなことして何がしたいんだよ!クソッもう魔力がない!またアレをするのは無理だ!」
もう魔力を使い果たすまで広範囲攻撃する余力は無かった。
だが、急に後ろに門が現れた。
「どうしてここに門が、、、いやそんなことどうでもいい!何かこいつを倒せるだけの力が手に入ればそれで!」
勢いよく扉を開けるとそこには鬼がいた。
「俺?」
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