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なんでわかるの!?
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雪視点
「あまり眠れなかった、、、」
能力を持っているなんて言われて無理だと思った学校にも通えることになった雪はさながら遠足に行く小学生のように目が冴えて眠れなかったのである
「歯磨きして着替えるか、後1時間もすれば母さんか父さんがくるだろ」
そうして、洗面台の前に立つと
「やっぱり、起きたら夢なんてことないよなぁ」
目の前には母親似の少女の姿があった。起きたら男に戻っているなんて期待をしたがある意味能力があることの裏付けでもある為複雑な心境であった
「まあ、なったもんはしょうがないか!確かこの袋の中に着替えがあるんだよな。はあ!?」
(俺にコレからって言うのか!?ハードル高すぎるぞ!)
袋の中に入っていたのは膝くらいまでのスカートとTシャツだった。
(しかし、これ以外ないし患者服で出て行くわけにもいかないしな)
意を決して着ようとしたところドアがガラッと開いた。
「血桜さーん入りますねーあっちょうど着替えるところでしたか。昨日お母様に着ないかもしれないから強制的にでも着替えさせてくださいってお願いされたので来ました!」
全部バラして若干天然そうな看護師が入ってきた。
「あっ昨日の看護師の、ッ!いえ自分で着替えられますから!」
自分が女物の服を着ようとしているところやら知らない女の人に着替えさせられる羞恥心やらで混乱していると
「それっ!おー綺麗な肌ですねー赤ちゃんみたい。わっ弾力もスゴイ」
すでに脱がされて肌を触られていた。
「これを着るんですねーきっと似合いますよー♪」
なす術もなく着替えさせられ呆然としていると
「いやー眼福でした!これのために看護婦やってるといっても過言ではないですね、それでは私は仕事に戻ります。」
彼女が出て行くのと入れ替わりで父さんと母さんが入ってきた。
「まぁ!可愛い!小さい頃の緋真みたいね!まあ、緋真のおさがりだから当たり前だけど。」
「紅さん、雪放心状態で聞いてないよ。雪!おい雪!」
「、、、コロ、、シテ」
「大丈夫!キズは浅いぞ!これから朱音に会うんだから気にしてたら先に進めないよ?」
「そうだった、これからさらに地獄があるんだった」
やっと正気に戻った雪は荷物をまとめて立ち上がる。
「外の駐車場に車を止めてあるからそこまで歩こうか。忘れ物は無い?」
「大丈夫、それより早く行こうあの看護婦が来る前に」
そんなこともありながら雪は退院した。
数十分後、久しぶりに帰ったような気がする我が家に到着した。
「雪、先に荷物を家に持って行くから紅さんと後から来てくれ。」
そう父さんは言うと俺の荷物も持って家に入って行った。
駐車場に車を止めた後母さんと俺は玄関を開けた、すると
「お母さんおかえりなさいっ雪兄は?一緒に来るんでしょ?」
俺の姿を探す朱音は俺を見て
「雪、兄?お、お帰りなさい!」
少し戸惑いながらも探し当てた。
「なんでわかるの!?」
「あまり眠れなかった、、、」
能力を持っているなんて言われて無理だと思った学校にも通えることになった雪はさながら遠足に行く小学生のように目が冴えて眠れなかったのである
「歯磨きして着替えるか、後1時間もすれば母さんか父さんがくるだろ」
そうして、洗面台の前に立つと
「やっぱり、起きたら夢なんてことないよなぁ」
目の前には母親似の少女の姿があった。起きたら男に戻っているなんて期待をしたがある意味能力があることの裏付けでもある為複雑な心境であった
「まあ、なったもんはしょうがないか!確かこの袋の中に着替えがあるんだよな。はあ!?」
(俺にコレからって言うのか!?ハードル高すぎるぞ!)
袋の中に入っていたのは膝くらいまでのスカートとTシャツだった。
(しかし、これ以外ないし患者服で出て行くわけにもいかないしな)
意を決して着ようとしたところドアがガラッと開いた。
「血桜さーん入りますねーあっちょうど着替えるところでしたか。昨日お母様に着ないかもしれないから強制的にでも着替えさせてくださいってお願いされたので来ました!」
全部バラして若干天然そうな看護師が入ってきた。
「あっ昨日の看護師の、ッ!いえ自分で着替えられますから!」
自分が女物の服を着ようとしているところやら知らない女の人に着替えさせられる羞恥心やらで混乱していると
「それっ!おー綺麗な肌ですねー赤ちゃんみたい。わっ弾力もスゴイ」
すでに脱がされて肌を触られていた。
「これを着るんですねーきっと似合いますよー♪」
なす術もなく着替えさせられ呆然としていると
「いやー眼福でした!これのために看護婦やってるといっても過言ではないですね、それでは私は仕事に戻ります。」
彼女が出て行くのと入れ替わりで父さんと母さんが入ってきた。
「まぁ!可愛い!小さい頃の緋真みたいね!まあ、緋真のおさがりだから当たり前だけど。」
「紅さん、雪放心状態で聞いてないよ。雪!おい雪!」
「、、、コロ、、シテ」
「大丈夫!キズは浅いぞ!これから朱音に会うんだから気にしてたら先に進めないよ?」
「そうだった、これからさらに地獄があるんだった」
やっと正気に戻った雪は荷物をまとめて立ち上がる。
「外の駐車場に車を止めてあるからそこまで歩こうか。忘れ物は無い?」
「大丈夫、それより早く行こうあの看護婦が来る前に」
そんなこともありながら雪は退院した。
数十分後、久しぶりに帰ったような気がする我が家に到着した。
「雪、先に荷物を家に持って行くから紅さんと後から来てくれ。」
そう父さんは言うと俺の荷物も持って家に入って行った。
駐車場に車を止めた後母さんと俺は玄関を開けた、すると
「お母さんおかえりなさいっ雪兄は?一緒に来るんでしょ?」
俺の姿を探す朱音は俺を見て
「雪、兄?お、お帰りなさい!」
少し戸惑いながらも探し当てた。
「なんでわかるの!?」
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