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何者でもない少年
団欒
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「いや、え?海を見にマレーアに行ったんじゃなかったのか!?」
『うん、楽しかったよ?』
驚くライルにこてんと首を傾げて応えるグレイ。だが、それよりも驚いている人物がいた。
「姉上?グレイとアルが?いや、ライルだったか?後ろの獣人の子誰?というよりなんで帰って?」
完全にキャパオーバーで頭から煙が出そうになっているジーク。しかも玄関前で大声を出したことで周りの住民が何事かと出て来てしまった。
「何がどうなってんのかよく分からないけど取り敢えず中入ろうぜ。おかえり、グレイ」
『うん、ただいまジーク』
家に入ったグレイを待っていたのは地獄絵図だった。まるでジュースのように酒を飲みまくるロベドとライラ。さびしいよぉ~と泣きながらお酒をちびちび飲むレイラ。
明らかに酒に飲まれている。
「あーーっとその、なんだ今日レイラとライラの誕生日会やってて羽目を外しすぎたみたいなんだよな」
「あっぐれいだ~かわいいなぁ。すりすり~」
一見シラフに見えるが完全に酔っているレイラがグレイを捕捉して抱きしめた後頬ずりを開始。特に抵抗もしないグレイはいとも簡単に捕まった。
グレイも久しぶりに会うレイラに満更でも無い顔で『ただいま』と告げる。
すると満足したのかグレイの耳元からすーすーと寝息が聞こえて来た。
『寝ちゃった』
「寝室に寝かせてくるよ。お腹空いてるだろ?そこにある料理でも食べて待っててくれ」
ジークがレイラを抱えてレイラの部屋へと歩いて行った。
「グレイ、あの双子どっちがさっきのイケメンの彼女にゃ?」
『知らない、いつも一緒にいるし』
「そっかぁ、つまりハーレムにゃね?流石、英雄」
聞きたいことを聞けたネロは目の前にある料理とお酒を食べ始めた。
『ライラ、誕生日おめでとう』
収納袋から小包を取り出したグレイはライラにプレゼントした。
「ありがとう、開けていい?」
『うん』
ライラが小包を開けると緑色のガラスコップが入っていた。よく見ると「ライラ」と名前も彫られている。
「ありがとう、大切にする」
ライラすぐにプレゼントされたコップにお酒を注ぐ。果汁酒がガラスのコップでより綺麗に見える。すぐにお酒を飲み干さずコップを眺めているとジークが戻って来た。
「お、なんか綺麗なコップがあるな。もしかしてグレイが?」
『うん、これジークの分』
グレイはジークのコップも取り出して渡す。ライラ同様コップをしばらく見たあと、玄関先での話を再開する。
「何が何だかよく分からないからまず、自己紹介からやろうぜ。俺はジーク、ここにいるライラとさっき連れて行ったレイラと冒険者やってる」
「アル改めライルです。姉上の弟で、訳あってここまでやって来ました」
「んぐっ、私の番か。私はネロ、グレイとはマレーアで出会ってこれからベスティアに向かうつもりにゃ」
初めて会う三人が自己紹介を終えたところでジークが本題に入る。
「せっかく貴族に会わないように街を出たのになんで帰って来たんだ?」
『ジーク達に会ってプレゼントしたらすぐに出て行くつもり。ベスティアまでの補給も兼ねて』
「その心配はねぇぞ~ひっく」
先ほどまで全く話に入って来なかったロベドが乱入する。既に出来上がっていてまともに話せるようには見えないが。
「酔い潰れてたんじゃなかったのか……」
「馬鹿、おめぇ酒飲みが酒に飲まれるわけねぇだろうが。俺ぁグレイが街を出た後、街に入ってくる奴を片っ端から調査して貴族絡みのやつを探し回って全部潰し終わったからな」
「ロベド、姿が見えないと思ったらあんたそんな事やってたのか」
酒瓶を持ち、自分のコップに酒を注ぎ一気に飲み干し、テーブルに置いたロベドはライルを見る。
「まぁ、別の問題は出て来たけどな」
「母上が姉上を探して殺そうとしてるんだ」
「ちょっと待て、詳しく聞かせろ」
それまでの楽しい雰囲気とは違い、剣呑な空気に変わる。酒を飲んでいたライラも飲むのをやめてライルを見る。
「実は……」
「はぁ!?グレイが貴族でしかも殺されかけてた!?しかも、また殺そうとしてるだって?どこが心配ないんだよ、ロベド!大アリじゃねぇか!」
「グレイ、守る」
心配ないと言うロベド、憤り守ると言うジークとライラ、未だに料理を食べるネロ。三者三様に意見は分かれた。
「心配にないと思うにゃあ。殺し屋くらいルーンを使うグレイの敵じゃないにゃ」
「それにシオの野郎に今も見張らせてるから変な奴が入って来たらわかるはずだ」
「ぐぬぬぬぬ、わかった!ならベスティア、だっけか?そこに俺たちも連れてけ!」
『え、いいの?』
「もうスタンピードの後始末はあらかた終わったしな。次は一緒に冒険しようぜ」
勝手にベスティア行きを決めたジークだが、ライラの方を見れば彼女も行く意志を感じさせている。レイラもおそらくついて行くと言うだろうことから次の旅はジーク達もついてくることが決まった。
『わかった。なら明日、旅の支度をする為に商業区に行こう』
グレイとジークが話している中、人一倍感覚が優れているネロはピクっと耳を動かした。パッと窓の方に振り向く。
しかし、何もなくただ暗闇が見えるのみ。
(気のせいかにゃ?なんか視線を感じた気がしたんだけど……まぁいいか!あ、この料理美味しい!)
『うん、楽しかったよ?』
驚くライルにこてんと首を傾げて応えるグレイ。だが、それよりも驚いている人物がいた。
「姉上?グレイとアルが?いや、ライルだったか?後ろの獣人の子誰?というよりなんで帰って?」
完全にキャパオーバーで頭から煙が出そうになっているジーク。しかも玄関前で大声を出したことで周りの住民が何事かと出て来てしまった。
「何がどうなってんのかよく分からないけど取り敢えず中入ろうぜ。おかえり、グレイ」
『うん、ただいまジーク』
家に入ったグレイを待っていたのは地獄絵図だった。まるでジュースのように酒を飲みまくるロベドとライラ。さびしいよぉ~と泣きながらお酒をちびちび飲むレイラ。
明らかに酒に飲まれている。
「あーーっとその、なんだ今日レイラとライラの誕生日会やってて羽目を外しすぎたみたいなんだよな」
「あっぐれいだ~かわいいなぁ。すりすり~」
一見シラフに見えるが完全に酔っているレイラがグレイを捕捉して抱きしめた後頬ずりを開始。特に抵抗もしないグレイはいとも簡単に捕まった。
グレイも久しぶりに会うレイラに満更でも無い顔で『ただいま』と告げる。
すると満足したのかグレイの耳元からすーすーと寝息が聞こえて来た。
『寝ちゃった』
「寝室に寝かせてくるよ。お腹空いてるだろ?そこにある料理でも食べて待っててくれ」
ジークがレイラを抱えてレイラの部屋へと歩いて行った。
「グレイ、あの双子どっちがさっきのイケメンの彼女にゃ?」
『知らない、いつも一緒にいるし』
「そっかぁ、つまりハーレムにゃね?流石、英雄」
聞きたいことを聞けたネロは目の前にある料理とお酒を食べ始めた。
『ライラ、誕生日おめでとう』
収納袋から小包を取り出したグレイはライラにプレゼントした。
「ありがとう、開けていい?」
『うん』
ライラが小包を開けると緑色のガラスコップが入っていた。よく見ると「ライラ」と名前も彫られている。
「ありがとう、大切にする」
ライラすぐにプレゼントされたコップにお酒を注ぐ。果汁酒がガラスのコップでより綺麗に見える。すぐにお酒を飲み干さずコップを眺めているとジークが戻って来た。
「お、なんか綺麗なコップがあるな。もしかしてグレイが?」
『うん、これジークの分』
グレイはジークのコップも取り出して渡す。ライラ同様コップをしばらく見たあと、玄関先での話を再開する。
「何が何だかよく分からないからまず、自己紹介からやろうぜ。俺はジーク、ここにいるライラとさっき連れて行ったレイラと冒険者やってる」
「アル改めライルです。姉上の弟で、訳あってここまでやって来ました」
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「せっかく貴族に会わないように街を出たのになんで帰って来たんだ?」
『ジーク達に会ってプレゼントしたらすぐに出て行くつもり。ベスティアまでの補給も兼ねて』
「その心配はねぇぞ~ひっく」
先ほどまで全く話に入って来なかったロベドが乱入する。既に出来上がっていてまともに話せるようには見えないが。
「酔い潰れてたんじゃなかったのか……」
「馬鹿、おめぇ酒飲みが酒に飲まれるわけねぇだろうが。俺ぁグレイが街を出た後、街に入ってくる奴を片っ端から調査して貴族絡みのやつを探し回って全部潰し終わったからな」
「ロベド、姿が見えないと思ったらあんたそんな事やってたのか」
酒瓶を持ち、自分のコップに酒を注ぎ一気に飲み干し、テーブルに置いたロベドはライルを見る。
「まぁ、別の問題は出て来たけどな」
「母上が姉上を探して殺そうとしてるんだ」
「ちょっと待て、詳しく聞かせろ」
それまでの楽しい雰囲気とは違い、剣呑な空気に変わる。酒を飲んでいたライラも飲むのをやめてライルを見る。
「実は……」
「はぁ!?グレイが貴族でしかも殺されかけてた!?しかも、また殺そうとしてるだって?どこが心配ないんだよ、ロベド!大アリじゃねぇか!」
「グレイ、守る」
心配ないと言うロベド、憤り守ると言うジークとライラ、未だに料理を食べるネロ。三者三様に意見は分かれた。
「心配にないと思うにゃあ。殺し屋くらいルーンを使うグレイの敵じゃないにゃ」
「それにシオの野郎に今も見張らせてるから変な奴が入って来たらわかるはずだ」
「ぐぬぬぬぬ、わかった!ならベスティア、だっけか?そこに俺たちも連れてけ!」
『え、いいの?』
「もうスタンピードの後始末はあらかた終わったしな。次は一緒に冒険しようぜ」
勝手にベスティア行きを決めたジークだが、ライラの方を見れば彼女も行く意志を感じさせている。レイラもおそらくついて行くと言うだろうことから次の旅はジーク達もついてくることが決まった。
『わかった。なら明日、旅の支度をする為に商業区に行こう』
グレイとジークが話している中、人一倍感覚が優れているネロはピクっと耳を動かした。パッと窓の方に振り向く。
しかし、何もなくただ暗闇が見えるのみ。
(気のせいかにゃ?なんか視線を感じた気がしたんだけど……まぁいいか!あ、この料理美味しい!)
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