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第一話、終わりと新たな始まり(書き途中)
しおりを挟む「そこの貴方!宝物は要らないか?
とっておきのをお売りするよ!」
太陽がポカポカと照らし、
青く澄み切った空に風が心地良く吹き
草が揺れ動く草原で私は異様な屋台から
笑顔でハキハキとした声で道行く方々に
声をかけ商売をしている
人間や他の種族を相手に……。
私の商売は、この世界に住む方々に
あった物を見繕って売るのが本業で
見繕う物を仕入れたり発見する為に
農業や冒険者等様々な職を副業として
生活している。私の昔の夢を叶える為に
まずは、私の昔話をしようか……。
あれは1つの終わりと新たな始まりが
あった2100年12月末の事だった。
当時80歳だった私は豪邸で1人静かに
天寿を全うした……はずだった。
窓の外から雪が降り続ける様子を
ベッドで点滴を受けながら眺めていたが
ついに命が尽きかけ、意識がだんだん
薄れていく。最期に1人で逝く淋しさを
感じつつ頭の中を走馬灯が駆け巡っていた
走馬灯が駆け巡り終わった瞬間に、
体が地の底に落ちていく感覚がした
どこまでも落ちていくかと思われたが
急にふわっと浮いて止まり
どこからか1つの金色の光玉が
飛んできて身体のまわりをゆっくり
と2周まわると消えていった。
すると感覚や意識が徐々に戻りだし
背中にあたる地面の柔らかい感触や
草の匂い、水の音が聴こえだした。
ゆっくりと目を開け横になっていた体を
起こし周りを見渡してみる。
「なんだったんだ、さっきの感覚は……
というか、ここはどこだ?」
辺りを見渡してみると、木々が密集し
キノコや苔が生えていたり、綺麗な
小川が近くに流れているのが見える
太陽の光も木々の間から、かすかに
差し込んでいて時折涼しい風が
木や草を揺らしていた。
すると、ぐぅ~とお腹から小さい音と
空腹感、口の中がカラカラに渇いている
感覚に私は襲われ、ひとまず近くの
小川に歩き出した。
「森の中みたいだ……喉も渇いてるし
お腹も空いてる、生きてるみたいだ」
近くの小川に着くと、屈んで水を
覗き込んでみた。顔が写るくらい
澄み切っており、迷わず手で水をすくい
ゴクゴク飲みだした。
「……プッハー、うまい!!生き返る!
って、あれ?体が若くなってる!」
ひとまず、喉の渇きを潤おすと
小川に写る自分の姿を見ていた。
「髪は黒くふさふさで、キリッとした目
体型は筋肉質な細マッチョだな……
20代の頃の体に若返ったみたいだ」
自分の姿をざっと確認し終えると、
次は空腹感を満たす為に食料に
なりそうな物を探していた。
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