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リエッタさんのお店では、依頼から帰ってきた事の報告と頼んでおいた絨毯が出来ているはずだから受け取っておかないと。
明日、メリアの所に行く予定だし丁度いいだろう。
「リエッタさん、いる?」
ロール状になった絨毯が立ち並ぶ店内に入り、店の奥の作業部屋に向かって声をかける。
「ヒロくん、心配していたのよ~」
「ええ、何事もっ」
店の奥から出てくると走り寄ってきて、俺が言い終わる間もなく頭を抱きかかえられた。
おっぱいの谷間に顔を埋めて、柔らかく心地良いリエッタさんのおっぱいを感じる。
「無事に戻ってきてくれて、良かったわ~」
「………」
「リエッタ、嬉しいのは分かるけどね~。ヒロくんを放してあげないと話せないわよ~」
「あら、そうね~」
「ふぅ、はぁぁ」
ラルフィナさんに腕を、リエッタさんに頭を抱え込まれたら、もがいた所でどうにもならないからな。
苦しくなる前に放してくれて良かった。
でも、おっぱいの感触は嬉しかったね。
「みんなも、怪我が無くてなによりね~」
「ええ、誰も傷を負うような事はなかったわ」
フィアとリュイル達の負傷を確認するリエッタさんに答えるリュイル。
今回、ミランナから受けた依頼は怪我ですむようなものじゃないと思う。
対象がワイヴァーンだし。
まぁ、フィアのおかげで誰も負傷はしなかったが、精神的にくるものはあった。
結界で阻まれてたとはいえ、あの時に恐怖で取り乱さなかったもんだ。
取り乱しても、確かリュイル達につかまれていたから身動きは取れなかったけどね。
「私のお店に来たという事は、何か用があるのよね~? もちろん、何も無く私に会いに来てくれても嬉しいわよ~」
嬉しそうに微笑みを浮かべるリエッタさん。
「依頼を無事に終わったことの報告と、頼んでおいた物の受け取りに。出来上がっているよな」
「頼まれた絨毯は出来上がっているわよ~。聞いてくるって事は持っていくのね~」
「ああ、明日メリアの所に行く予定だから」
「奥の作業部屋にテント用と小屋用の両方準備できてるわ~」
リエッタさんに手を引かれ店の奥にある作業部屋に。
作業部屋には、ロール状になった絨毯が立てかけてあった。
リエッタさんに説明を受けながら、絨毯をアイテムボックスに入れていく。
説明と言っても、敷く絨毯の順番とかだけどね。
アイテムボックスに入れた時に一番上に敷く絨毯を触った感触は心地よかった。
「この後、ヒロくんは借りた家に帰るの~?」
絨毯を全部しまい込んだ所でリエッタさんが予定を聞いてくる。
「いや、エルメリアに呼び出しを受けていて、商業ギルドに行くんだ」
「そうなの~」
「リエッタさんはいつも通り?」
「今日は早めにお店を閉めるかな~」
「何かあるの?」
「ヒロくんが戻ってきたからね~。今日から食事が楽しみなのよ~」
「それは、わかるわ~」
食事を楽しみにしているリエッタさんに同意するラルフィナさん。
そうか、食事を楽しみにしているのか。
家に戻ってもゆっくりと休むことは出来なさそうだ。
「それじゃ、リエッタさん。また後で」
「前と同じように泊まりにいくから、よろしくね~」
作業部屋でラルフィナさんとリエッタさんに挟まれながら、少し歓談してから商業ギルドに。
リエッタさんがラルフィナさんに対抗してなのか分からないが、ラルフィナさんのように腕を抱きかかえるとは思わなかった。
「いまさらだけど、リュイル達には先に家に向かってもらっても良かったな。鍵は手元にあるから借りた家に入れるし」
商業ギルトに向かいながら前を歩くリュイル達に声をかける。
「私たちは、ヒロの護衛を請け負っているから一緒に行動するよ」
リュイルが歩きながら答えてくる。
「そうか?」
「それに、ヒロと一緒に行動していると冒険者で行動している時には行かないような場所に行くから、ついていくと色々見ることができるわ」
みんなを見ればリュイルの言葉に頷いたり、こちらを見て微笑んでくれる。
一緒に行動していて、リュイル達が退屈していないようだしいいか。
明日、メリアの所に行く予定だし丁度いいだろう。
「リエッタさん、いる?」
ロール状になった絨毯が立ち並ぶ店内に入り、店の奥の作業部屋に向かって声をかける。
「ヒロくん、心配していたのよ~」
「ええ、何事もっ」
店の奥から出てくると走り寄ってきて、俺が言い終わる間もなく頭を抱きかかえられた。
おっぱいの谷間に顔を埋めて、柔らかく心地良いリエッタさんのおっぱいを感じる。
「無事に戻ってきてくれて、良かったわ~」
「………」
「リエッタ、嬉しいのは分かるけどね~。ヒロくんを放してあげないと話せないわよ~」
「あら、そうね~」
「ふぅ、はぁぁ」
ラルフィナさんに腕を、リエッタさんに頭を抱え込まれたら、もがいた所でどうにもならないからな。
苦しくなる前に放してくれて良かった。
でも、おっぱいの感触は嬉しかったね。
「みんなも、怪我が無くてなによりね~」
「ええ、誰も傷を負うような事はなかったわ」
フィアとリュイル達の負傷を確認するリエッタさんに答えるリュイル。
今回、ミランナから受けた依頼は怪我ですむようなものじゃないと思う。
対象がワイヴァーンだし。
まぁ、フィアのおかげで誰も負傷はしなかったが、精神的にくるものはあった。
結界で阻まれてたとはいえ、あの時に恐怖で取り乱さなかったもんだ。
取り乱しても、確かリュイル達につかまれていたから身動きは取れなかったけどね。
「私のお店に来たという事は、何か用があるのよね~? もちろん、何も無く私に会いに来てくれても嬉しいわよ~」
嬉しそうに微笑みを浮かべるリエッタさん。
「依頼を無事に終わったことの報告と、頼んでおいた物の受け取りに。出来上がっているよな」
「頼まれた絨毯は出来上がっているわよ~。聞いてくるって事は持っていくのね~」
「ああ、明日メリアの所に行く予定だから」
「奥の作業部屋にテント用と小屋用の両方準備できてるわ~」
リエッタさんに手を引かれ店の奥にある作業部屋に。
作業部屋には、ロール状になった絨毯が立てかけてあった。
リエッタさんに説明を受けながら、絨毯をアイテムボックスに入れていく。
説明と言っても、敷く絨毯の順番とかだけどね。
アイテムボックスに入れた時に一番上に敷く絨毯を触った感触は心地よかった。
「この後、ヒロくんは借りた家に帰るの~?」
絨毯を全部しまい込んだ所でリエッタさんが予定を聞いてくる。
「いや、エルメリアに呼び出しを受けていて、商業ギルドに行くんだ」
「そうなの~」
「リエッタさんはいつも通り?」
「今日は早めにお店を閉めるかな~」
「何かあるの?」
「ヒロくんが戻ってきたからね~。今日から食事が楽しみなのよ~」
「それは、わかるわ~」
食事を楽しみにしているリエッタさんに同意するラルフィナさん。
そうか、食事を楽しみにしているのか。
家に戻ってもゆっくりと休むことは出来なさそうだ。
「それじゃ、リエッタさん。また後で」
「前と同じように泊まりにいくから、よろしくね~」
作業部屋でラルフィナさんとリエッタさんに挟まれながら、少し歓談してから商業ギルドに。
リエッタさんがラルフィナさんに対抗してなのか分からないが、ラルフィナさんのように腕を抱きかかえるとは思わなかった。
「いまさらだけど、リュイル達には先に家に向かってもらっても良かったな。鍵は手元にあるから借りた家に入れるし」
商業ギルトに向かいながら前を歩くリュイル達に声をかける。
「私たちは、ヒロの護衛を請け負っているから一緒に行動するよ」
リュイルが歩きながら答えてくる。
「そうか?」
「それに、ヒロと一緒に行動していると冒険者で行動している時には行かないような場所に行くから、ついていくと色々見ることができるわ」
みんなを見ればリュイルの言葉に頷いたり、こちらを見て微笑んでくれる。
一緒に行動していて、リュイル達が退屈していないようだしいいか。
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