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第三章 〜新たなる冒険

59話 『煉獄VS人器』

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『第一の間』
 十光の1人はシオンに追い詰められるやいなや、人器を取り出しその力を解放する。
「奥の手とは最後まで取っておくものですよ。人器、解放!!『武田応扇火タケダオウセンカ』」
 人器・武田応扇火。武田信玄が用いたという風林火山の印字がされた軍配扇。軍を指揮する器の持ち主が使用する活力を与える扇。その力は一振りすれば野を焼き払い、二度振れば勝利を約束する、最強の統率者に相応しい人器である。

大扇放火ダイセンホウカ!!」
 火属性と風属性の複合である熱属性魔法を、たった一振りするだけで生み出してしまう武田応扇火。
 風属性の性質も相まってか、十光の1人を包み込む煉獄の黒炎をいとも簡単に押し返す。それどころか、焔ノ繭の間を通って、大扇放火の火炎が抜け出てくる。
 ボボボボボッッッ!!!
「クソッ」
 シオンは羽織っていた黒いマントで身を包み、大扇放火の火炎から身を守る。
 もろに直撃したはずのシオンはピンピンしており、マントは多少煙を上げる程度だった。
「人器の炎を軽々と耐えるとは…そのマント…火に強い素材らしい。」
「所詮は大した火力じゃない…」
「何ですって?挑発のつもりですかな」
「俺の全力に遠く及ばないって言ってんだよ」
 ボボボボボッッッ!!!!!!

 シオンは右手に煉獄の黒炎を集中させ、出力も密度も底上げしていく。
「おお?!なんと凄まじい魔力でしょう。これは…美しい」
「余裕だな」
「いえいえ、冷や汗ものですよ。ただ、人器もそう簡単には負けませんよ!『大同熱波ダイドウネッパ』!!」
「煉獄・火燕ヒエン!」
 広域に散らす灼熱の熱波を相手に、シオンは煉獄の黒炎で燕を模した巨大な火鳥を生成し、放つ。
 ズバーーーーーン!!!ボボボボボッッッ!!!!!
 二つの炎はぶつかり合い、周囲を燃やし尽くす。

「いやはや、さすがは十冠、煉獄のユウキだ。人器相手にここまでするとは」
 トコ、トコ、トコ。
 シオンは剣を逆手に持ち歩み寄っていく。
「この戦いにも飽きたな。」
「なんですって?」
「ただ炎魔法での力勝負。状況も一向に進展しない。なら、俺もそろそろ奥の手ってやつを出そうか。」
「あるんですか?そんなもの」
「なきゃいわない」
「フフッ。楽しみだ」
 トコ、トコ、トコ、トト、トトトトトトッ!!!
 シオンは徐々に速度を上げ、敵に向かって駆けていく。
「接近での近接戦闘…近づけさせませんよ!熱波暴風!」
ーー煉獄・逆輪ゲキリン

 ここに来てシオンは新技、煉獄・逆輪を披露。敵の熱風混じりの竜巻に対して、逆回りの煉獄の渦で魔法を相殺する。敵の技を見て瞬時にアイデアを飛躍させ技に昇華させるセンス、まさに一級品の魔導士である。
「雷属性魔法・雷撃砲!!」
 今度は打って変わって自身の得意とする雷属性魔法で迎撃する敵だが、これは煉獄の黒炎を纏わせた剣で受け流す。
 いかなる技のことごとくを捌かれ、敵は焦ったか再び大扇放火を放ち、この攻撃すらも、シオンは火や熱に強い素材で作られたマントを盾にし受け切る。
 敵との距離はもう3メートルもないか、そのまま地を蹴り敵に急接近していく。逆手持ちした剣を振り上げるシオンに、敵も人器・武田応扇火で受け太刀しようとしたが、シオンはここで武田応扇火の腹を剣で貫く。そして、剣を離して腕に煉獄の黒炎を纏わせる。
 ブシッ!!!
「んっ?!人器を貫いた?!」
「これで終わりだ!煉獄・蛇目!!」
 シャーーーッ!!!!ボボボボボッッッ!!!
 まるで生きた蛇のように相手を睨みつけ飛び掛かる黒炎が敵の腹を貫通する。

ーー人器が、反応しない…?!
 敵は瞬時に人器を振るも、そこから熱属性魔法が放たれることはなかった。本人のマナ切れか…否。これは、人器を貫ぬいたシオンの神器の能力である。

「燃え尽きろ」
 パチンッ!!

 ボボボボボッッッ!!!!!
「ウギャャャャャヤ!!!!!」
 シオンの指パッチンに呼応するように煉獄・蛇目は炸裂し燃え盛る。
「奥の手は最後まで取っとくもんだぜ」

 灰色基調に黄色い模様の入ったシオンの剣。
 名称、神器『彦星ヒコボシ
 使用者は限定され、ある種の契約の元で成り立つ神器。その性能は、所持している間はマナを吸い、刀身に貯蓄するもの。そして、いざ手元を離れた途端、貯蓄されたマナが動力源となり、マナが尽きぬ限り、永遠と触れたものの魔力コントロールを阻害・妨害・遮断する。
 つまり、今回のシオンが語る奥の手とは、どうにか敵の人器に自分の神器・彦星を突き刺し、手放すことで一時的に魔力コントロールを阻害・妨害・遮断させ、人器を使用不可にしたところで一方的に攻撃を仕掛けるというものだった。
 実際、人間に刺し込めば致命傷だけでなく、魔力コントロールも行えなくなるため、これほど強い神器は無いのではないかと言うくらいに反則級、いや、神級の強さを秘めている。

 こうして、『第一の間』の一戦はシオンの勝利。名も知らぬ十光の1人から人器・武田応扇火を回収しファントムゲートが崩壊するのを待つ。

ーーーーーーー--------------

『第六の間』

 6つ目の簡易ゲートに飛ばされたマジカルリバティー・ヨシノ。彼も今年の四秀選考・Bティアに選ばれた芸人を兼任する魔導士である。
 角刈りの頭を人を笑わすためか、その丸淵メガネは、その濃い体毛、そして少し肉のついた体、その何もかもが芸人の鏡とも呼べる見た目から入るタイプのマジカルリバティー・ヨシノを見て本気の笑いか、それとも引き気味の苦笑いか、嘲笑か、つい笑ってしまう敵。白フードに白マントを羽織る十光の1人が前に立つ。

「フフフッ。何その見た目。ダサカワ」
「そんなに面白いですかな?!」
「えぇ、とっても…とっても醜いわ!」
ーールミナス・L・フルバスター。
 シュピーーーーン!!!ビュンビュンビュンビュン!!!!!
 無数の無属性魔法のレーザー攻撃であり、ピンク色の光線がL字に1段階軌道を変えてマジカルリバティー・ヨシノを襲う。
 ズババババババン!!!!

「フゥ~~。出会い頭にここまでやるとは。無礼極まりないですな」
「?!…ウソ、耐えたの。こんなふざけた見た目のやつが」
「いやはや、体毛が濃くて何とかなりました」
「プッ!プッ、ハァハッハッハッハッ!そんなわけないでしょ(笑)あんたの体毛どんだけ頑丈なのよ」
「カバの皮膚くらいですかな!!」
 スンッ!!!
ーーこいつ、見かけによらず速い?!
 
 今のマジカルリバティー・ヨシノの動きは目で追えるか追えないかのギリギリで、ただ1歩動いたのだろうなと脳が認識した頃には、すでに目の前で殴る構えに入っていた。
「シール…」
「ドーーーーンッ!!ナンツッテ~」
 ドカーーンッ!!
 敵はマジカルリバティー・ヨシノの動きに対応できず、無属性魔法のシールドを張ろうとするより先に一撃を喰らってしまい、かろうじて両手をクロスさせ防ぐのがやっとだった。
「ウゥ…あんた、見かけによらず速いじゃない…」
「いえいえ、見かけ通りですよ」
 フンッ!!!ヨイショ!!!!!マッソーー!!
 マジカルリバティー・ヨシノはボディービルダーかのようにマッスルポーズを決めて肉体美をアピールする。

ーーあれ?あいつ、あんなに筋肉あったっけ。だってさっきまで…ムチムチで…え…どういうこと…。

「さて、今度は私の番ですよ。ハァァァァァァ!!!!」
 マジカルリバティー・ヨシノは左足を引き、右手を上げる。そして、全身のマナを右拳に集中させる、かのように見せて、ちゃっかりと引いて隠した左足にも溜め、爆発的な膂力で敵に急接近し、脳天目掛けた鉄槌を下す。
 ズバンッ!!!フゥーーーーフゥ!!
 もはや風切り音が遅れてくるほどに、左足の蹴り出した1歩で敵の真横に瞬間移動し、右拳を振り下ろす。
「笑いの鉄槌!!!」
 ズバーーーーーーーーーーン!!!!!!!!

「フンッ!!いっちょ上がりです」

 無傷。
 まさかのほぼ無傷の状態で一方的に十光の1人を倒してみせたマジカルリバティー・ヨシノ。もはや敵に人器を出させる隙すら与えなかった。
 そんなマジカルリバティー・ヨシノの能力は、彼自身の肉体に刻まれた呪い『不笑の呪いフショウノノロイ』によるもので、自らの言動、行動、その他etcにおいて、ひとつの笑いも取れなければ徐々に醜く見窄らしい姿に変貌していき、時期に死んでしまうというもの。逆に笑いさえ起きてしまえば、肉体は進化し、醜い見た目はカッコいい男へ生まれ変わる。そして、筋力や身体能力も向上し、その笑いの度合いや回数によって爆発的な力へ昇華していく。
 つまり十光の敵の敗因は、マジカルリバティー・ヨシノの見た目で笑い、さらには言動で笑ってしまったこと。回数でも質でも、マジカルリバティー・ヨシノの力を爆発させてしまう程には笑ってしまったということだ。もちろん戦闘中はいかなる言動や行動も対象であり、相手がつまらないと思ってしまえば、その分だけデバフがかかってしまうという扱いにくさも十分にあるハイリスクハイリターンな呪いだ。

 それでも、UMN編成隊の中で、無傷で勝利を挙げ、タイムアタックで言えば確実に1番のスピード・タイムであった。
『第六の間』勝者、マジカルリバティー・ヨシノ。
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『第七の間』

 今年の四秀選考・Bティアにして火属性魔法の使い手であるミネルバ=ストックケイン。そして、四秀選考・Cティアに選ばれたスメヒロ=ミナミ。そんな彼女らの相手をするのは、これまた十光所属の白フードに白マントを羽織る2人で、ミネルバとスメヒロを囲むようにして立つ。


「誰よこいつら。資料にはなかったわ」
「でもここにいるってことは、きっと手練ですよ」
 ミネルバとスメヒロは互いに背中合わせでくっつく。そして、ミネルバは右人差し指で口紅をぬぐい、臨戦態勢に入る。
情熱の紅き妖精クリムゾン・フェアリー
 ミネルバは右人差し指につけた口紅から紅き見た目の妖精を出現させ、自分の護衛につかせる。
 そして、スメヒロは無属性のオーラを両手に集中させ、いつでも展開できるように準備する。


「まさかエマがやられるとは…こちらもウカウカしてられませんね。人器…解放…」
 ブゥオオオオオオオオオオ!!!!

 マジカルリバティー・ヨシノと対峙していた十光の1人、エマがファントムゲートでの転送開始後、ものの1、2分でやられてしまったため、その情報をあらゆる手段で共有していた他の十光たちに激震が走る。
「やる気か、ナリータ。なら俺様も、人器!!解放!!」
 
 第七の間では2人の十光メンバーが初っ端から人器を解放し、畳み掛けていく。

「人器・邪無夢銀槍オルレセウス
 女騎士・ジャンヌダルクの生涯を投影させた性能を持つ赤き紅の旗が結ばれた異質なオーラを纏う銀槍。
「人器・羊王・猛毛シーペリオン・ファンタム
 羊毛商人王・エドワード3世の生涯を反映させた羊毛業を発展させた権威の力。羊毛がまるで綿飴かのように白く広くモコモコの毛玉を展開させていく。

 2種の人器の魔力、そしてその圧倒的存在感に気圧されるミネルバとスメヒロ。それでも2人は瞬時にスイッチして、ミネルバが白くモコモコとした洋王・猛毛に対して、クリムゾン・フェアリーを解き放ち、白い毛玉を燃やそうと試みる。逆にスイッチしたスメヒロは複数の無属性シールドを展開してミネルバが1人を対処してる間、全力で守りを固める。

「人器・オルレセウス!メタリックシンフォニー!!」
 ナリータと呼ばれる十光の1人は銀槍を回転させ、真っ直ぐに突っ込んでくる。
「無属性魔法・六点シールド(圧)!!」
 スメヒロは、六つの点を結ぶような六角形のシールドを3枚展開し、攻撃を防ごうとするが、その豪快な槍捌きでシールドを一枚ずつ丁寧に割っていく。
「人器相手にその程度の魔法じゃ敵いませんよ!」
「そんな?!こんな簡単に…」
「スメヒロちゃん?!」
ーーかかった!
ーーかかった!
 スメヒロ=ミナミ、渾身の演技が刺さったか。
「無属性魔法・シールドクラッシュアウト!!!!」
 シールドが割れて初めて使える2段階の無属性応用魔法・シールドクラッシュアウト。
 あらかじめ強度を下げて収縮する細工をかけていたシールドを割らせ、突っ込んできたところを割れた沢山の破片で押し潰す。

 グサグサグサッ!!!
 まるでガラス片でも突き刺さるようにナリータの白マントにブッ刺さっていく。
「クッ?!無属性魔法にこんな攻防応用の技があるとは…」
 ナリータは片膝をつき銀槍を立てて足を止める。
「やるじゃないスメヒロちゃん!こっちもそれ相応の仕事をしなきゃね!!クリムゾン・フェアリー!!」
 ピュイーー!!
 紅き妖精はモコモコのウールに火炎放射を放ち毛を燃やそうとしたが、いくら火属性の魔法をぶつけても毛は燃えない。
「どうして?!」
「ハッハッハッ!!だれもがこの人器を見れば火が効くと思うだろう、だがな!!そんなもの分かってて対処しないバカがいるか!」
 心なしかさっきより縮んでいた毛玉は、十光の1人・デグスの水属性魔法を含むことで火属性魔法を看破したのだ。

 そして、デグスは毛玉で作った大きな手を伸ばしミネルバを襲う。
「あら、どうしたの?水を含んで重たくなっちゃった?」
 人器・羊王・猛毛は水を含んで重たくなったため、動きが鈍くなり、避け回るミネルバを捕まえられない。
「なによ、人器っていう割には大したことないじゃない!」
「ミネルバさん!スイッチ!」
「はいよ!!」
 デグスに火属性魔法が効かない以上、今度はミネルバがナリータを、スメヒロがデグスを相手取る。
「火属性魔法・情熱の紅き運び手!!」
 ミネルバは口紅を介して紅きコウモリを無数に生成してナリータを迎撃する。それに対してナリータも銀槍を回転させてコウモリを切り裂いていく。

「雷属性魔法・ボルトショック!」
 スメヒロは低級ではあるものの、水属性に強い雷属性魔法でデグスを迎撃し、ちょっとの電撃で水に濡れたデグスを感電させる。
「グヌヌヌヌ…大した出力では…ないな!」
「そおかしら?効いてそうじゃない?!ボルトショック!!」
 さらにもう1発!致命傷には至らないものの着実にダメージを与えていく。

 四秀選考、対、人器持ちの十光。やや四秀選考の2人が優勢で戦いは進んでいく。

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