グレイロード

未月 七日

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第三章 〜新たなる冒険

56話 『第六形態』

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 神器・七変竜の自慢の第三形態を止められてしまったアズマは、第四形態の大剣スタイルを維持して戦う。
 十光の戦闘スタイルは明確でムガチがフロントを張り、対処しきれない攻撃をアイバが止める。基本はムガチの雷属性魔法を生かしたランガンスタイル。

「ショックボルト!!」
 ムガチは雷属性魔法の速度の速い遠距離魔法で牽制しながら距離を詰めていく。それに対してアズマは大剣を盾のようにしてショックボルトを防ぎつつ、距離を詰められたら大剣を小降りで振り素早いムガチの動きにも対応していく。
「おりゃぁ!!!」
 ガキンッ!!!
「?!」
 小振りとはいえ決して力が入っていないわけではないアズマの一撃を右拳で受けるムガチ。その右拳には何やら鉄製のアームを身に付けられていた。
「ガントレット?!いや、でも、」
 神器で生み出された大剣の一打で砕けない、切り裂けないほどの強度を持つガントレット。そう、それは人器の1つだった。
「ニシィ!!!気づくのがおせーんだよ!!」
ーー盾の後ろに隠れてた時か?!。

 人器・ディアゴレット。武闘最強の男ディアゴラスの名を冠した鉄拳のガントレット。
 その拳はいかなる脅威をも打ち砕く暴力の化身。
 そんな人器は、神器の性能を超え、爆撃大剣・ブリーブを弾き返す。
「雷属性魔法…雷光足ライコウソク!!」
「?!」
 神器を弾かれたことで動揺したアズマの一瞬をつくムガチ。雷属性オーラを纏っての高速移動術を見せる。それに対してアズマも左右後方全てを確認し次のムガチの動きを予測しようとした。しかし、これはフェイク。左右後方ではなく、正面、全くもってムガチは対面から逃げることはしない。
「雷の使い手が高速移動しようとしたら、次を予測しようとするよなぁ!!!甘ぇーーーよ!!サンダーボルテックス・インパクト!!」
 雷属性魔法の出力を上乗せさせた人器の一撃がアズマを襲う。

 ズババババババ!!!ズバンッ!!バチバチバチバチ!!!バチバチバチバチ!

 そのあまりの威力に、アズマを中心に数十メートルの地面はえぐれ、建物は崩壊し、都市民たちが慌て出す。
「きゃぁぁぁああああ!!!!」
「にげろーーー!!!」

「やったか?」
「さすがに死んだろーよ」
 弾幕が薄れていき、中から倒れた人影が見える。アズマは地に横たわったまま動かなかった。
「死んだっぽいし、セイメイと那須ノ弓鬼を回収しにいくぞ」
「…あぁ。」

「待てやゴラァ」
「「?!」」
 アズマは、声を荒げ、かろうじて立ち上がる。
「ペッ!!口ん中クソまじぃな」
 口内を切り、さらには逆流していたわずかな血を唾と絡めて吐き出すアズマ。
 アズマは右手首に巻き付けていたゴムを噛み付けて指先に持っていく。そして器用に右手だけで後ろ髪をまとめ一本に結んで見せる。

「てめぇなんで生きてんだよ」
「お前の攻撃を止めたからに決まってんだろ、アホが」
 ムガチは、アズマの左腕に目を落とし状況をなんとなくだが察した。
「左腕を犠牲にしてか。最初に見せた神器の力か」
「脳みそまでは筋肉だるまじゃねーらしいな。」
 サンダーボルテックス・インパクトを喰らう直前、アズマは神器を第五形態に変身させ、左手で間一髪、ムガチの拳を鷲掴み、抑えようとしたが、力負けしてこのザマである。それでも何とか相手の大技を耐え、今こうして立ち上がり対峙しているのだ。
「ただでさえ押されてんのに、左腕失ったらもう結果は見えてんだろーよ」
「アホか…最初に本機の一歩手前っつってんだろーが。ここからに決まってんだろ」
「髪を結んだらテメェーは強くなんのか?とんだうつけ話だ」
「うつけ?…なんだったっけな~その言葉、妙に耳馴染みが…」
「バカで間抜けなクソ野郎って意味だよ!!!!」
 ムガチは再び足を動かし、アズマにトドメの一撃を浴びせに行く。
「ロックプリズン」
 アイバの土属性魔法が展開され、アズマは足元から伸びてくる岩に囲われ、格子状の岩の檻に入れられてしまう。
「んんーーっと、何だっけなぁーー」
「一生そのアホズラ晒しながら死ねや!!サンダーボル…剣?!」
「あっ!!!そうだ!」
 スパンッ!!!
「なっ?!」
 プシャーーーー!!!
「うぎゃゃゃぁぁぁぁああああああ!!!!腕が!腕が!腕ガァァァァァァ!!!!」
 雷属性を得意とするムガチでなければ完全に真っ二つにされていたところ。
 アズマは右手で日本刀を一閃し、岩の檻も、その外にいるムガチの右腕も、全て切り裂いたのだ。
「織田信長さんだったわ。天下最強の武将っつったら織田信長さんだろ!!いや、武田信玄さんか?んまぁなんでもいいや。お前ら相手なら信長さんで十分だろ」
「いったい何を言っている…貴様」
「わかんねーなら分かんねーまま、負けてくれ!」
 ギシィ!!
 アズマはもう2、3度刃を振り、ロックプリズンを全て排除すると、手負いのムガチに切り掛かるが、アイバは横槍を入れ、人器・韓非ノ無盾でアズマの一撃を止める。
「さすがに硬ぇーなぁ!!ウィンドクロー(斬)!!」
 風属性魔法のウィンドクローを斬撃として繰り出すアズマ。追撃もしっかりと防ぎ切り、アイバは土属性魔法で迎撃してアズマを引かせる。

「大丈夫か?ムガチ」
「いやぁ…ダメだ…血が止まらねー。ちょっと触れただけでこの切れ味は…半端ねーぞ」
「私の人器なら止められる」

「そりゃどうかね。俺の妄想力…甘くみんなよ?…」
 ギシィ!!!
 アズマは不吉な笑みを浮かべて構えをとる。
「霊装体解放!!!織田信長!!!」
 ブウォーーーー!!!!
 霊装体解放、名刀・聖剣に与えられた素材と作り手の魂を乗せた霊装体の力。正確にはこの神器・七変竜には作り手である神の力は乗せられない。しかし、アズマの欲望を具現化させる七変竜の力が『擬似・霊装体』という形で霊装体に近しい力を再現して見せたのだ。

「あれが…霊装体…解放…アイバ!!!!!」
「わかってる!!!後ろへ入れ!!!」
「試してみようや!!どっちが強ぇか!!」神器の出力で纏う擬似霊装体はそんじょそこらの名刀とは訳が違う。
「擬似・霊装体解放『天下無双』!!!」
「人器・韓非ノ無盾!!!」
 ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガキンッ!!!
 神器と人器のぶつかり合いは空間を割き、空を割き、天候を狂わせるほどの衝撃を与えた。

 『天下無双』
 ブシャーーーーーー!!!!!
 その力は一撃すら神級の出力に匹敵するのに、その実態は脅威の6連撃技。1度や2度防げたとて『韓非ノ無盾』では天下無双を止めることはできなかった。そして、打ち砕かれた韓非ノ無盾のその先、アイバの腕は綺麗に切り落とされ、互いに血飛沫を浴び、そのままアミバは倒れ込む。
「俺の勝ちだ」
「なぁ…そんなバカな…韓非ノ無盾が、破られるだと」
「次はお前だよ…アホのろ」
「クッ…ククク…クソ!!!!雷光足!!!」
「あっ?!!お前!逃げる気か!!」
「これは戦略的撤退だ!!覚えていろアズマ=ナルヒコ!!次会った時は貴様を殺してやるからな!!」
 ムガチは仲間であるアイバとここに来た目的、セイメイの始末を放棄し、1人逃げ出す。
「あの野郎…クッ!」
 それを追おうとしたアズマだったが左腕は折れ、度重なる神器の使用によりマナも底をつきかけていたため深追いはできなかった。したがって、能力を閉じた人器・韓非ノ無盾を回収してアズマは宿へ戻ることにした。


「お頭!!!ボロボロじゃないっすか!!」
「キンキンうるせーなーマサト!!騒いでねーで手当てしろ」
「俺ぁ~治癒魔法無理っすから」
「包帯と当て木くらいあんだろ!!骨折対処したことねーのか?」
「時代は治癒魔法っすよ!原始的っす」
「あぁ?!先駆者の皆々様の顔見て同じこと言えんのかお前!!」
 ついつい最近の若いもんはと言いたくなるほどの状況に遭遇するアズマ。もうこんな事を言いかける自分はおっさんだなぁと痛感する。そんなアズマも今年で26歳。大学へはいかず半グレ組織に3年属して、21歳でこっちの世界に飛ばされて色々あったが、ここまで舐め腐ったガキにはあったことがなかった。
「マサト!!お前後で医療従事者の前で土下座させっかんな!!」
「いや、なんで?!」
「頭、そこに座ってください。私がやりますよ」
「できんのかベンジャミン、」
「当たり前じゃないですか。私は秘書ですよ。治癒魔法くらいなんてことないです」
「人は見かけによらねーな」
「フフッ、しばきますよ」
「怖すぎんだろ」
 ベンジャミンは常に清潔なスーツに身を纏い、オールバックでメガネをかけたザ・リーマン的な印象を与えつつも顔はどっからどう見ても強面な半グレ野郎。この見た目で繊細な魔力コントロールが要求される治癒魔法を扱えるんだから、人は見かけによらないと言っても仕方ない。
「頭がここまでやられるなんて、珍しいですね」
「あぁ、そこのアホの仲間らしい」
「?!…十光が!!」
「叩きのめしたけどな!!」
「嘘だ…誰だ!誰が相手だったんだ!」
「んぁ?えぇーと、九位のムガチと八位のアイバとか言ってたか?ガントレットと盾の人器を扱う奴らだよ。人器もここにあるしな」
 そういってアズマは人器・韓非ノ無盾をセイメイに見せ、十光を倒した事を証明する。
「お頭!!2対1で勝っちまうなんて!!最強じゃねーっすか!!」
「それも2人とも人器持ちですか…これはたまげましたね
「ったりめぇーだろ!負けたらお前らを守れねーだろ」
「「(お)頭~~」」
 この時、マサトとベンジャミンは同じく、この人に着いてきて良かったと心の底から思っただろう。

「マサト、ベンジャミン、傷が治り次第俺たちもリーバングレートリーフへ向かうぞ」
「本気っすか?!みんなはどうするんすか?」
 マサトが心配していたのはリターンの他のメンバー。セイメイに奇襲された他の仲間たちであり、ミリア=テルニーナ(16)、ドグマ=ジラフ12世(20)、ナット=ネジマキ(18)の3人のことである。
「ここに置いていく。命に別状がねーんなら大丈夫だろ。それよりもグレイたちが心配だ。十光…思ったよりバケモンの集いかもしれねー。今回は返せたが、人器の性能次第じゃ次も勝てる保証はねー。戦力は固まった方がいい」
「私はこの命、すでに頭に預けてますので、地獄の果てまでお供しますよ」
「えぇ?!、あっ、えっと!俺もっすよ!もちろん!」

「そんじゃ野郎ども!!!!…とりあえずタバコ買ってきて…切れたわ」
 ズコーーーーーーッ
「なんすかそれっ」
「マサト、買ってきなさい」
「あい」
ーーいつもいつも俺っすか。トホホ。

ーー-------------------

 リーバングレートリーフを目指し馬を走らせること2時間ほどが経ったか、ようやく目的の地に到達したUMN編成隊の一同。
 透き通るグレートリーフ海と海産物で有名なリーバングレートリーフに異質のオーラを放つ黒き城。街の北東にある黒基調の60m強にのぼる高く長く大きな西洋風の城。『ホラーナイトキャッスル』。

「あれが『サモン・スカルパー』の拠点…なんかお化け出そうだね」
「相手の長はヴァンパイアって話だろ。その点で言えば似たようなもんだろ」
「まぁそうなのかもだけど」
 グレイがホラーナイトキャッスルの圧倒的存在感に萎縮している中、シオンはいつも通り、平常運行で構える。

「ようやくここまできたぜぇ~ボーイズエンガールズ!共に『サモン・スカルパー』をぶっ倒してうまい酒でも飲み明かそうやぁ~」
 ヒュイーゴは一同をまとめ上げ指揮を高めようとする。
「あんたが指揮官?不安ね~」
「そうですよねミネルバ師匠」
 先導して指揮をするヒュイーゴに、ミネルバとリルロッテは何やら不安げな表情を浮かべる。
「じゃあ俺より適任者がいるっていうのかい~?ガールズ」
「順当に行けば、ユウキ君かジモンさんじゃない?どうかしらユウキ君!」
 今回の編成隊の中で位が高いものとして挙げられた十冠の2人。シオンとジモンに指揮官をふるミネルバだったが2人して嫌な顔を見せる。
「俺はこいつと2人で動く。邪魔するな」
 シオンはグレイの耳を引っ張り2人行動を志願する。
「あら、つれないわね。ジモンさんは?」
「んぁ??はぁーーーう。俺もパス、与えられた仕事はこなすからそっちで上手くやってくれ」
 十冠は共に指揮官を辞退。ミネルバも責任感はごめんなため指揮官には立候補せず、結局巡り巡ってヒュイーゴが指揮を取ることになった。
「敵戦力、能力が分かってない以上は極力固まって動くように!!十冠もそうだぜぇ~単独行動なんかゆる…」
「グレイ、あいつを焼き尽くしていいか?」
 ボゥ!!!!
「嘘です嘘です!!!嘘ですよ!本気にせんでくだせーよ~ユウキさん」
ーークソ扱いずれーガキだぜ。本当に!。
 ヒュイーゴは心中でシオンを卑下する。

「ととととにかく!四秀選考組は固まりましょう…」
「露骨にひよってんじゃないわよ!情けないわね」
「こんな辛い役回りなのかよぉ~指揮官っつうのは…」

 昨晩、夜通しで見張り番をしていたソウヤやベルモンドたちも次々に馬車から降りてきて、背伸びをする。
「グレイ君…本当に2人で行くの?」
 ソウヤはグレイの元へ歩み寄り作戦について語らう。
「うん!シオンについて行けば上手く行く気がするから。頼りにもなるし」
「それなら僕も」
「却下だ。俺たちの足を引っ張りたいのか?」
「なっ?!そういうわけじゃ!」
 シオンに同行を拒否されたソウヤはグレイと共に行けないことに不満を垂らす。
「グレイには特異体質があるからで、煉獄の影響を受けにくいってだけの話だ。あんたはそれがない。だから邪魔だ。以上」
 シオンの言い分はあくまで自分が全力で戦ったとて、グレイに対しては何の遠慮もしなくていいからというもの。それだけ煉獄の力は異質で相当な火力を持っている。生半可な対策、耐性では話にならないほどにだ。
「僕じゃ…足手まとい…3年半前も今回も、僕は君を一度も守れない。守れる力もなければ…手の届くところにもいない。クッ……」
「そんなことないよ、ソウヤさん!!俺知ってるよ!ダイドウ深淵窟で俺を担いで避難させてくれたこと。モスアニアに行く途中もナイフを捌けなかった俺を守ってくれた。いつだってソウヤさんは俺を守ってくれてる、だから俺もぶっ倒れるまで戦える!!だから、俺が全部ぶっ飛ばすから信じて待っててよ!!ニシッ」
「グレイ君…、うん。信じてる」
ーーそうだよソウヤ。僕は決めただろ、紅白海賊王祭りで助けられてからずっと、この子を生涯かけて守ることを。それがどんな形であっても、肩を並べられなくても、グレイが生きてさえいれば役目も続く。

 ソウヤはグレイに背を向けベルモンドたちの元へ戻っていく。
「よかったんか?無理くりついていかなくて」
「僕はずっとグレイを信じてるから、グレイの判断に任せる。そして、グレイが判断を誤った時は、僕が全力で正解に捻じ曲げる。なぜなら彼は僕のヒーローだから」
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