グレイロード

未月 七日

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第二章 〜家族のカタチ

18話 『ドセアニアと靱』 海賊王編 完

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 時間もそろそろ22時を回り、紅白海賊王祭りの打ち上げもそろそろお開きになる頃。
 レオネード・ハーツ、ホーリー・シンフォ、そしてダズと、多くの著名人がグレイらのもとへ足を運んだのは何も打ち上げだけが目的ではなかった。
「そろそろ良い頃合いだし、あの話に行きますか…」
 1番最初に本題に踏み込んだのはレオネード・ハーツのハルミ。
「単刀直入にいうと、グレイ君、君をレオネード・ハーツにスカウトしたい」
「「「「?!」」」」
 ハルミの提案に驚くマタタビたち。
 独立ギルドのレオネード・ハーツにグレイをスカウトするなんて。
 現在、本部をイースト大陸に北西都市・ウェルダンに置き、支部もノース大陸に置く、大規模かつ精鋭揃いの独立ギルド、レオネード・ハーツ。それが、11歳の魔法も扱えない少年をスカウトしたいだなんて。
「君の力は紅白海賊王祭りでしっかりと見せてもらった。色々な魔法攻撃を耐え抜く力と、それでも向かっていける勇気と行動力。それに最後の戦況を読み切っての判断力。どれを取ってもそこらの戦士隊や魔導士に引けを取らないものがある。その才能をうちで磨かないかい?」
「別に断ってくれても構わないけど…推薦したのは僕だから…その…僕が落ち込むくらい…」
 陰でごもごも語るソウヤ。勝算がある他の面子とは違い、断られる可能性を視野に入れて話しているソウヤ。
「勿論推薦したのはソウヤだがな、正直あの祭りに参加した誰もがお前の強さを認めている。選手だけじゃねー、観客もだ」
 タツマキのお守りから逃れ、グレイに歩み寄るベルモンド。そのままグレイの頭を鷲掴み、くしゃくしゃに撫で回す。
「自信を持て!お前はつえぇ!!だからウチは欲しい!レオネード・ハーツにくればさらに強くなれる!」
「抜け駆けはやめて貰おうか。ホーリー・シンフォも彼を認めている。独立ギルドはレオネード・ハーツだけじゃない。ウチに来てくれても構わないぞ。グレイ、それにカイト、君もだ」
「ぼ、僕も?!」
 話の流れで、まさかの名前が上がるカイト。実際、紅白海賊王祭りではシュウを倒した実績がある。それが評価されたのだろう。
「リリアン、お前はどうなんだ?」
「わ、私も、2人のスカウトに大賛成です!今のままでも十分な戦力と言えます!」
 レオネード・ハーツ、さらにホーリー・シンフォの第一線で活躍する魔導士たちにその実力を認められる2人。どの話も悪いものじゃない。そもそも独立ギルドは入りたくて入れるものではない。各々方針はあれど、やはり1番に戦力、2に信頼と言われるくらいにその評価はシビアであった。
「どの話も悪いもんじゃねーな!レオネード・ハーツもホーリー・シンフォもそこそこ名の知れた独立ギルドだ」
「「「「そこそこだとー(怒)」」」」
 ダズが不意に口にしてしまった失言に文句を垂れる面々。
「だがな、お前らはまだ若ぇーー。11と、えっーと」
「17です」
「17な!。最近じゃそうはいかねーかもしれねーが、大体将来を決めんのは18とかそこらだろ?グレイにはまだまだ時間があるし、カイト、おめーも多くはねーがまだ時間は残ってる。若い時には、若い時しかできねー経験や体験がある。5人での冒険もその1つだ。今しかできねーことに没頭すんのも1つの生き方だぜ」
 どうしても独立ギルドのスカウトにどこか心舞い上がっていた2人。カイトに関しては、中高学院卒業後は、独立ギルドに入隊したり、冒険者としての道を歩むのだろうと漠然に考えていた時の今回の誘いだったため、考えが浅かった。ダズの言う通り、今しかできないことが目の前にある。マタタビと、ミヅキと、ボーディアンと、グレイとの5人の冒険。
「そうですね。僕は、まだまだみんなと旅をしたい」
「カイトさん!僕も同じです!みんなとの旅は楽しいです!」
「フッ。そうかい。こりゃ盛大にフラれたね」
「クカッ!いいじゃねーか若人達!自分の信じた道を突き進めや」
「グレイ……残念。」
「落ち込んでんじゃねーよ!ソウヤ!」
「私たちも残念でしたね、シュウさん」
「仕方ないな。ウチも、多分レオネード・ハーツさんも、いつでもウェルカムだから、興味が湧いたらいつでもギルドに足を運ぶと良いよ」
「「はい!」」

 独立ギルド、レオネード・ハーツとホーリー・シンフォのスカウトを断ったカイトとグレイ。その2人の次なる目的地について話は移る。
「これからはどうするんだい?」
「ミヅキさんのこともあるので、今日中、遅くても明日の朝にはエヴァンを離れたいと思ってます」
「そういえばさ、何で君たちはNo. 1アイドルと一緒に旅してんの?誘拐とか行方不明とか出てたけど」
 それに関しては、ここにいるもの全員が知りたがっていたことである。今をときめくNo. 1アイドル、ミヅキの存在は言うまでもない。それに、たとえ知らなくとも、今のエヴァン中の騒がしさは只事ではないと察せる。都市中総出でNo. 1アイドル、ミヅキを探し回っているのだから。

 グレイらはマクアケ村を出てから今に至るまでの経緯を宿にいた全員に改めて説明する。

「ミヅキさんが巫女?」
「グレイ君の体質についても驚かされるね」
「話を聞いてりゃ、星界の使徒ポラリスって組織はやばそうだ」
 これまでの旅のこと。星界の使徒にミヅキとグレイが狙われていること、その他諸々について知る一同。
「こんな事情知ってしまったら巫女さん守ってやるしかないよなソウヤ?」
「もちろん。星界の使徒がミヅキさんを狙うなら、戦うよ。グレイ君には借りもあるしね」
「って言ってもまぁ、僕らも依頼があってノースに来てるんだけど…それが済めばって感じだな」
 レオネード・ハーツから5人もの精鋭を派遣するほどの依頼とは一体何なのか。
「依頼主は、ノース大陸北東の大国ドセアニア」
「ドセアニア?!!!」
「あぁ…そういえば、君の出身は北東のフラナだったか。3年前の出来事は不幸だったね。」
 3年前。当時14歳だったカイトの身に降りかかった不幸な出来事。ノース大陸の大国であるドセアニアとフィヨルドの2カ国による戦争がカイトの出身地である都市・フラナにまで被害が及んでしまった。その被害に巻き込まれ命を落としてしまうカイトの弟、ハルト。次なる目的はそのハルトのお墓を一目見にグレイらはフラナへ向かっていた。
 今は無きフラナは、ドセアニアの領土になっているため、レオネード・ハーツとグレイたちの目的地はほぼほぼ一緒と言える。
「依頼内容は、ある団体の抑制。できることなら殲滅して欲しいというもの」
「ある団体?」
「ここ最近、ドセアニア周辺の地域で『奴隷解放宣言』なるものを謳った組織が、何やら不穏な動きをみせているらしいんだ。組織の名は" 靭ゲイブス"。由来は革命の刃というもので、ここ数週間の間に、ドセアニア近辺の同盟国家の収容所がいくつも狙われ、保有していた奴隷たちを解放し、元奴隷たちに力を与えて、組織を拡大して回っている」
 ドセアニアの同盟国が保有していた奴隷たちが団結してできた組織。話を聞く限り、悪意満ちた行動や偏った社会思想を持つ者たちには見えない。むしろ、奴隷を所持するなんていう非人道的な行いをしている国々に制裁を下しているようなもの。される側は自業自得としか言いようがないとカイトは思う。
「何か悪いことなんですか…」
「「「「?!」」」」
 思わず口に出して問うてしまうカイト。ドセアニアに恨みがあるのはもちろんだが、それを抜きにしても、靭なる組織がやっていることは、決して非難されるものとは思えない。
「悪いか悪くないかは、判断しかねる。当事者じゃない以上、直接的に僕らに関係しているわけじゃないからね。まぁ、1つは大金が動いているってこと。今回の報酬額は金貨500枚。最初にも言ったが、組織の殲滅・解体ができるならプラスで成功報酬が上乗せされる。レオネード・ハーツとしても落としたくない依頼なんだよ。」
「お金…なんですか…。奴隷を匿いながら利用しているような国々がどうなろうが、別にいいじゃないですか!ドセアニアなんか…ドセアニアなんか!」
「カイトさん…」
「「「…。」」」
 幾度も名前の上がるドセアニア。間接的にとはいえ、弟ハルトの命を奪った大国。そんな国の奴隷が解き放たれようと、それで滅ぼされようと、カイトからしてみたらざまぁない話だった。今まで、戦争という形で周りに不幸をばら撒いてきた元凶の国が今滅ぼされようとしている。
「君の気持ちは理解できるし、1つ目の理由であるお金もすごく大事なものだ。ただそれだけじゃないことも分かってほしい。この2つ目の理由が、話をややこしくする。現在進行形で勢力を拡大している靱は、近々ドセアニア襲撃を目論んでいるが、襲撃の際、今は無き都市・フラナの地下に眠る邪悪な悪魔巨兵グリム・デーモンの封印を解き、ドセアニア襲撃に利用しようとしているんだ。それを僕たちは何としても阻止しなければならない。」
「グリム…デーモン…」
 ハルミが語る2つ目の理由。それは、靱によるグリム・デーモンの復活を阻止するためというものだった。
 3年前のドセアニアとフィヨルドによる大規模戦争の際、都市・フラナとその周辺都市、都市・テリアと都市・ボーラの3つの都市を壊滅させたベイダー兵器。多くの者の命を奪い、あろうことか、召喚させたドセアニアに対しても甚大な被害を与えたベイダーが生み出し悪魔の化身。その力を解き放ち、またしても争い事に利用しようとする組織が現れるなんて…。
「そうですか…。あの悪魔を復活させようと…」
「ドセアニアに恨みがあるのは分かってる。ただ、国民全員が全員、あの戦争に関わっているわけじゃない。奴隷に関してもそうだ。善意のある人たちもいるだろう」
 ハルミに言われた言葉がカイトの胸に突き刺さる。3年前、弟を失った直後で、気が動転していた自分に寄り添ってくれた1人の騎士の存在を思い出す。ドセアニア騎士団に所属している、名前はわからないが、あのとき助けてくれたおじさん。
「罪なき国民たちが、今まさに危険にさらされようとしている。それでも君は、自業自得だと切り捨てるかい?」
「僕は…俺は……」
「話の腰を折ってすまないが、私たちからも1つ、話しておかなければならない事がある」
 カイトの答えを聞く前に、話を遮るホーリー・シンフォのシュウ=オバナ。
「実は、ホーリー・シンフォがノース大陸に来ている理由も、この話と関係があるんだよ」
「「「「え?!」」」」
「「何?!」」
 周囲の様子は驚愕一色。シュウが言いたいことは、つまり自分たちも今回の騒動に対して、依頼を受けていたということ。
「おめぇーたちもドセアニアからか?!そりゃ心強いぜ!」
 急な戦力増強にテンションを上げるベルモンド。そもそも5人で受ける予定だった依頼に、さらに主力足りえるシュウとリリアンの2人加わるのだから、まさに鬼に金棒だった。
 しかし、リリアンを抜いた全員の期待が裏切られてしまう。
「それが…その…逆なんだ」
「それって…つまり…」
「あぁ。依頼を受けたのはゲイブスの方だ」
 ホーリー・シンフォには、ドセアニアの敵対組織である靱からの依頼が届いていた。つまり、ホーリー・シンフォとレオネード・ハーツは対峙することになってしまうということ。
「どうしてテロリストグループが独立ギルドに依頼を」
「わからない。けれど、報酬額もドセアニアと然程変わらない額だった。それに今回は、私とリリアン、互いに指名されて来ている。テロリストのような組織だとも知らず、指名された手前、断るわけにはいかなかったんだ」
「全て、嘘偽りありません…」
 レオネード・ハーツに依頼したドセアニア。それと遜色ない額でホーリー・シンフォに名指しで依頼をした靱。それでノース大陸に来ていた一同。全員、数日の調整のために、たまたまエヴァンで開催されていた紅白海賊王祭りに参加していたに過ぎなかったというわけだ。
「それで、ホーリー・シンフォはどうするんだぁ?靱の依頼」
 もちろん誰もが聞きたいであろうホーリー・シンフォの選択に踏み込むベルモンド。
「もし本当に靱がグリム・デーモンとやらの復活を目論んでいて、多くの被害を出そうとしているのなら、見過ごすわけにはいかない。そうでないならレオネード・ハーツと一戦交えるかな」
「そうかいそうかい、その時は仕方ねーな。互いに依頼主のために戦おうや」
「まずは事実確認をしなきゃいけなそうだね。どちらにせよ一度ドセアニア王国に行かなきゃだけど…グレイ君たちはどうする?途中まで護衛しようか。ドセアニア近辺は今物騒だしね」
「お願いしてもいいですか?」
「わかった。ソウヤもそれでいいよな?」
「うん…///」
 ミヅキに同行できて露骨に舞い上がるソウヤ。もちろん興味のあるグレイがいることも理由の一つにあるだろう。
 ハルミの提案を呑むことにするグレイら一行、並びに2つの独立ギルドはすぐさま移動の準備を始める。
「ミヅキちゃんのこともあるし、すぐに出発だ!今から1時間後、エヴァン北側の大門に集合だ」
「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」
 レオネード・ハーツのハルミ、ソウヤ、タツマキ、ミヒャ、ベルモンドの5人と、ホーリー・シンフォのシュウ、リリアンの2人、そしてグレイ、カイト、マタタビ、ミヅキ、ボーディアンを含めた、総勢12人で次なる目的地、都市・フラナへ向かうことになった。打ち上げに参加していたダズはタツマキに受けた傷が相当なものだったため、拠点に戻り休暇を取ることにした。
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