クラスが異世界に召喚…勇者ではなく私は魔王?!

yukami

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7.呼び声に応えよ!

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……ハヤトの説明をし終わり、なんとか納得してもらって、幹部をクビにしたことを伝える。

「お?全員か?」
「私のこと信頼できないなら出て行ってくれって伝えたらそうなったの。」
「そりゃそうなるだろうな」
「ま、想定の範囲内だけどね。」
「それで、新しい幹部を召喚したいということだな?」
「そそ、どんなのがいいかな?」

召喚魔法で人員を補うと言う事についての説明がまだだったのでカイトにそこを問われた。

「全属性の魔力を使い分けて召喚することができるんだ。召喚の魔法に属性の制限ていうものはないの。属性の制限もなくて召喚魔法というスキルは存在していない。あの人間の国の王が、使ったのはおそらく所持してる全魔力で、八属性魔力を込めた召喚魔法だったから私たちが召喚されたんだ。」
「てことは、あの王は闇属性も持っていたと?」
「少しはあったんじゃないかな。使いこなすほどではないだろうけど。」

だから、私が召喚できたのではないかとは思う。でも彼らは勇者を望んでいたはずだ。つまり、魔王は事故で呼ばれた可能性が高い。可能性としてあるのは別の場所で呼ばれたけどタイミングが被ってしまったと言う場合だ。

「それで話は戻るが、役職は何があったのだ?」

役職は12に分けられていた。でも統合していいものもあったのでそれをまとめて仕舞えば…

「守護、商業、漁業、山業、遊戯業、政府の取締くらいだよね。」
「纏めたな。」
「まあ、細々したことは確かにたくさんあるから幹部1人というのは難しいだろうね。部下をつけるか幹部増やすかは追い追いかな。」
「とりあえず6体召喚したほうがいいな。属性は…守護が…」
「守護はカイトがやるからカイトが部下召喚してね。欲しい属性があれば私に言って。光以外なら召喚してあげるから。」
「は?」

カイトが会話の中の違和感に気づき、2人で進める会話に耳を傾けて集中し始める。

「で、次に商業は…大地か風だな。」
「大地って土の上位魔法だっけ?」
「嗚呼、フウカならすぐ扱える。」
「簡単に言うねぇ。その2つの属性なのは理由ある?」
「商業となると作物や鉱石、それらで作ったものとなるだろう?なら、風や大地は使えたほうがいいだろう。」
「ふむ、確かに…よし、それは2人にしよう。」

「次は漁業となれば水だな。あと空間もいいな。」
「確かに…でも時も欲しい気がしない?魚といえば鮮度でしょ?」
「ふむ、確かに。どちらにしろ時と空間は商業の方にも必要となるだろう。使えるようにしておけばいいのではないか?」
「むー、そだね。うまくいけばいいんだけど…」
「次は…」
と、トントン拍子に何をどうするかどの属性を込めるか決めていく。

山業は光の上位、聖天属と、風の上位木属。
遊戯業は光と闇
政府は火と水と土と風の4属性にすることにした。

「政府管理は多い方がいいでしょう」
「身分の差はあるけどローテーションで管理を任せることにしようか。」
「最初はそのようにいたしましょう。」
「まあ先ずは召喚がうまくいくかなんだけど…」
「オイ」
「にゃにかな?守護隊長カイトくん」
「光ってなんだ。お前適性持ってないだろ。てか魔王が持ってたらおかしいだろ。」

「あ」
君に見せてないの忘れてた。
「なんだ今のあ、は?隠し事ですかい?」
「……あ、あはは…」
「まさか…この前見せられたステータスまだ偽造してたとか言わねーよな?」
「ギクゥ!」
「それを言ったら自白したようなものだろ、フウカ。」
「……てへぺろっ」
「見せろ」
怖いカイトくんが現れた!
魔王は素直に偽造を解除した。

「……なんだ、オイ。全魔法適正?状態以上耐性じゃなくて無効…?ステータスレベルSS?しかも称号神のお気に入りってなんだよ?!」
「それは知らん。魔王だけど勇者ってのをもらった時取れた。」
「勇者よりチートじゃねーか!」
「勇者なんていなかったんや」
「…翔かわいそ」
「あのハーレムのとこ帰りたいならご自由にどうぞっ。今の所敵対だからねっ。敵とみなすからねっ。」
「行かねーよ…てかお前倒せないだろ…俺お前倒す目標やめる。」
「えー!狙ってよ!身内ほど狙いやすいポジ無いよ?!」
「……」
「もー!カッコいい部下あげるからっ。何がいい?いっそ勇者対策で光作っちゃう??」
「それもいーな。一人くれ。」
「わかった!」
「守護の方は全属性作っても問題なんのでは?」
「んーカイトはどーしたい?カイトが持ってる適性ので揃えてもいいし、ハヤトの案使ってもいいよ?」
「全部で頼むわ。」
「じゃあ、カイトの持ってない属性は召喚するから持ってるのは自分でね。」
「わかった。でも具体的には何かワードがあるのか?」
「嗚呼、召喚?私も初めてだからわかんないこと多いんだよね…でも召喚時に恥ずかしい厨二になれって感じ」
「……なんて言うんだよ。」
「“我の呼び声に応えん。我の前に顕れよサモン”」
「あー…」
そんなこと言わなきゃダメなの的な顔されてもこれから何回もするんだからねっ。
「……フウカ。」

「ん?どしたの?ハヤ」
トを言う前に後ろにいた青年を見つける。

「……」
この人気配がない。というか見たことあるような…相手も相手で煎餅加えてこっち見て固まってる。
静かな空間が広がっていた。

「…………………………ふへ?!」
あ、時が動き出した。
「まひはえましふぁ!」

煎餅くわえながらだから何言ってるかとっさにわからなかったけど。間違えましたって言ったのかな?

すぐに目の前から消えた。
よし。
「何もなかった。いいね?」
「嗚呼何も見てない」
「なんだったんだろうなアレは。」
「ハヤト、何も見なかったのっ!」
「…まあそう言うことにしよう」

不可思議な現象は記憶の奥にしまいこんで。

「今のを何回もやるからすぐ慣れる!」
「いやそもそもの問題聞いていいか?」
「にゃに?」
「属性別の魔力ってどうやって操作すんの?」
「「……」」
この子まだ取得してないのねと哀れみをハヤトと向けておく。

「ハヤト教えてあげて。私先やっとく。」
「わかった。」
「え、何今の目。まじ腹立つんだけど!」

まずはカイトのために光の部下を作ろう。
名前はカイトにつけさせればいいよね。

「“我の呼び声に応えん。我の前に顕れよ聖天に属する者…サモン”」
属性別の場合は○○に属する者と付け加えるのがポイント!

属性別の魔力の操作はただイメージし感じ取ることができればいい。ま、これが普通の人には難しくて、できないのが普通らしいが。できるのだから仕方ない!カイトはできるかなぁ?

「こんにちは」
「あ、こんにちは」
「あなたが私を呼んだのですか?」
「……あれぇ?ハヤト~?なんか威厳のありそうな美少女きたんだけどあってるのこれ~?」
「んー?」
「ん?風の王ではないですか?」
「……フウカ、順番飛ばしたらダメだろう。」
「え、何!私何も悪いことしてない!召喚しただけ!」
え、だから誰ですか?
誰と聞く以前にハヤトと仲良いってなんとなく察せる。それに体もほのかに白く光ってたら余計にだ。優雅な動きで軽く頭を下げて片手を胸に当てシルクのようなドレスを持ち上げて挨拶をしてきた。

「私は光の王です。」
「あー…精霊王様…?」
「はい」
「……チェンジで」
「心地よい魔力の波動を感じ、その力の誘いに乗った魂をどかして私がその魔力の先に行ったらここに呼ばれていました。」

話勝手に進んだ!てか、その魂を私が呼んだの!ダメだよ割り込んだら!!

「ハヤト、私悪くないよね?」
「まあ、そうだが…光の。お前は勇者がいるだろ。そっちに加護を渡すから何も残すなよ」
「なんで私が勇者に加護を与えるの決定なのですか?」
「は?お前、魔王の友になる気か?」
「別になってもいいと思いますが?」
「「……」」
2人がなんか笑顔で火花散らしてるんだけど…

「何これ」
「さあ?魔力操作のやり方お前が教えてくれよ。」
「あ、そだね。ハヤト忙しそうだし…」

2人がいがみ合ってるのでほっといて、カイトの魔力を感じるやり方を教えることとなった。まず目の前で風の魔力の塊を作り出してあげる。

「この感じが体の中巡回してるの感じ取ってみて?」
「ほー……なんかあった。」
「お、いいね。それだけを手に集めてみて。」

集中して、手に少しずつ風の魔力が集まってきたのを見届ける。少し小さな風の魔力の玉が手の中に現れたので、ゆっくり目を開けて見たらと確認を促す。
「………………おぉ」

「それが今の私くらいになると…こんな感じで無詠唱で風を起こしたり、発動させたりできるようになるよ。」
「おぉ!」
「他のもやる?」
「やる!」
じゃ、次は闇だね。

まず闇の魔力を集めて風の玉と同じ様に目の前を浮遊させる。

「今度は闇ね」
「おう」
闇はかなりの量があるとすぐに感じ取り、私と同じくらいをすぐに作り上げた。
「さすが悪魔族。」
「これなら召喚できるんじゃね?」
「闇のはできるかもやってみる?」
「お前は精霊王を増やすなよ。」
「わかった、次は割り込みさせない。」

せーので召喚をやって見た。

「「“我の呼び声に応えん。我の前に顕れよ混沌に属する者…サモン”」」
闇の上位は混沌なんだよねぇ。本来は魔法使いまくって出来上がる濃い魔力でないと発動できないけど魔族だからか量があれば代わりになるみたいだ。

今度はちゃんと魔法陣から膝をついた1人の男と龍が現れた。
カイトの方は黒い翼有りの黒髪。
私の方は黒い龍。

「「おおー!」」
やっと成功した!

「この後どうするんだ?」
「話し合いして、両者の同意後、名前を与えて契約完了!」
「話し合いってことは話せるのか。」
男の人とカイトが話し合い始めたので、目の前の龍にも声をかける。

「こんにちは。私の部下になってもらいたいんだけどどうかな?」
『部下…というとどういうことをすればいいのだ?』
「んー。とりあえず、君は人型になるのは可能?」
『可能だ。だがそれは契約の後に見せる。お前の条件というのを聞こう。』
「そうだなぁ。私の部下と言ったけど君には彼のサポートを頼みたいな。1人では流石に休めないかもしれないから、交代で休みを取っていただく。それは彼と相談して決めて。それで私の命令には絶対従う…なんてことはしなくていいよ。」
『……なんだと?』
「私は部下を縛る気はない。確かに召喚して契約という力で縛ろうとしてるのに矛盾してるだろうけど、その契約も君が嫌になったら事前に言って。いつでも自由にしよう。」
『…つまり、この世界で自由に生きろと?』
「んー。魔王の幹部としてだから、あまり私のことを傷つける真似はやめてほしいなぁ。私の顔に泥を塗るって行為につながることは禁じる。まあ、私は基本君らがやりたいこと見つけたらそちらに行けばいいと思っているよ。」
『言っていることが無茶苦茶だぞ?』
「ある意味ワガママな魔王様ですから」
『……他に禁ずることはないか』
「そうだなぁ。私の意向はね、基本的に恐怖政治は嫌なんだ。だから、もし私がそっちに走りそうになったら方向修正してほしいかな。もちろん君達が私の許可も意味もなく、他の存在を傷つける行為は許さない。私を守るためと言い張って、わざと傷つけるのもなし。それを守ってくれたらいいや。」
『契約を受けよう。我に名を』
「やったぁ。何にしようかなぁ。」

「デュークにしよう」
「了承した。我が名はデューク。」
「おぉ?銀髪だ黒い龍だったのに??」
「黒き鱗は確かに持っているが鬣は銀だからな」
「鬣銀だったんだ…よく見てなかった。目は…青かな?」
「嗚呼、そうだ。」

あ、カイトの方はどうかな。

「そっちどー?」
「こっちもできた。エレオンだ。エレオン、彼女が守護対象だ。分かったか?」
「おおー!エレオンよろしく!私フウカって名前で魔王してるよ!」

カイトの第一部下は堕天使なんだね!かっくいー!

「御意。エレオンです。よろしくお願いいたします。」
「あ、それでこっちがデューク!守護隊長のサポートだから…副隊長に任命したっ!2人目の部下として扱っていいよっ。」
「なんだ、預かっていいのか?」
「私は他の子たち見ないとだからね。」
「国も大事だが…お前の世話係も召喚したほうがいいな。」
「うむ、カイトと言ったな。我が主人を見守り且つ、我が不在の時常に喝を入れられる存在が必要だ。召喚時に性格もイメージするとその意思を受け継ぎやすいぞ。」

初対面なのにデューク手厳しい。
カイトにすぐになつきやがって…ぐぬぬ。
「別に私に世話係なんて必要ないよ~」
「いや、王なんだからいるだろ。」
「いるに決まっておろう。」
「……部下が反抗期」

「んもー、わかってるよ。それは召喚しない様に考えてるし目星つけてるから後回しでいいの!」
「ほう、我と同じくらいかそれは」

そういえば鑑定してないけど……

名前:フウカ Lv37
種族:高位魔族
ジョブ:魔王

身体レベルSS
スキル:(成長速度アップ)
・状態異常無効・鑑定・隠蔽・偽造
・全武器使用可能・全属性魔法適正
・状態察知・気配察知・探索・王の威圧


称号
神のお気に入り、善人、魔王だけど勇者
森の強者、風の精霊王の友、光の精霊王の友
先代魔王を従えた者

間違えて私の確認してしまった。
光の精霊王私に称号くれちゃってるし…あの2人の言い合いもう意味ないのでは…
…ん?

顔を上げて冷や汗を感じながらデュークを見上げる。
「ん?」
「む?どうした?主人」
「…………先代?」

先代なんて呼んだことで、片眉を上げていたが、気にするなと言う。

「昔のことだ。」
「えぇー…なら私の世話役のことあなたの方が知ってるよ…」
「む?どういうことだ?」
「すぐわかるよ」
「むむ?」
「彼らを見て弱いから却下だっていうなら貴方が鍛えるか、私に召喚頼むかして。」
「見定めるのを任せられたということか?」
「そゆこと」
「わかった」

世話係って言ってもほぼ監視みたいな役割だけどね。私に従うかはわからないけどデュークが上司なら動いてくれるか?
ま、まともな監視ができるかどうかはわからないけどね。
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