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第34話 しずく
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放課後になった。いつものように文芸部へ行く。萌夢ちゃんはすでにiPadを広げてマンガを描いていた。俺は例のSFを本棚から取り出す。
「先輩、やっと2巻に突入ですね?」
「そうなんだよ」
「おもしろいですか?」
「うん。2巻では人類は地球外生命体が開発したAI生命体である、っていう驚くべき可能性が示唆されていて……」
「すごーい。また今度教えてくださーい」
やはり萌夢ちゃんはSFには全く興味がないようだ。
「ところで萌夢ちゃん、マンガのほうどう? 昨日顧問の石屋川先生と話したんだけど、9月の文化祭に部誌発行を間に合わせるには、7月中に石屋川先生に内容を見せて許可をもらう必要があるそうなんだ」
「えー!? はやーい! 私、早いの嫌いです」
「そんなこと言っても仕方ないだろ?」
「8月じゃだめなんですか?」
「教員免許更新の講習や教育委員会の研修で8月は学校に来ないんだって」
「本当かなあ。普通に夏休みとってんじゃないんですかあ?」
「かもしれん。去年の夏も学校で見てない」
「先生っていいご身分ですね」
「だな」
俺は自分のイスに座った。
「ところで先輩は何か書くんですか?」
「ああ。書評とSF論、それと新刊紹介」
「へー。なんか大変ですねー」
「部費で購入する本は部誌に書評を書く決まりなんだ」
「ふーん……。ところで、表紙のイラストは萌夢が描いていいですか?」
「いいよ」
「BLですけど、いいですか?」
萌夢ちゃんがラフスケッチを見せてくれた。うちの制服をきた美少年二人がじゃれ合っている。まあ、エロくはない。大丈夫だ。
「そっか。わかった。ところでマンガの描き直しはどうなった?」
「こんな感じでーす」
萌夢ちゃんがiPadを差し出す。
「なるほど」
局部の描写がすべてチョコバナナに、角に性的な表現がすべて普通に食べる描写に置き換わっている。
「兵長のチョコバナナ、カチコチじゃないですか」
「う、うるさい、冷気でチョコが固まっただけだ!」
「俺が溶かしてやりますよ……こうやって」
「はうっ! 口にくわえるのは、や、やめろ! ぐはっ!」
「おやおや、兵長のバナナ思ったより太いじゃないですか。フィリピン製じゃない?」
「お、俺のバナナはエクアドル生まれだ!」
「だからこんなに……おやおや、もうこんなにチョコがドロドロになっちゃって……」
などなど。
「これなら大丈夫ですかあ?」
「……たぶん」
「わーい」
「ところでさ、これって原作あるじゃないか。著作権とか大丈夫か?」
「あ、公式が二次創作許可しているんで大丈夫です」
ニジソーサク? まあ、許可が出ているのであればいいだろう。
iPadを萌夢ちゃんに返す。
「そういえば、昨日話があるとか言ってなかったっけ?」
「はい。友達が文芸部に入りたいって言ってるんです。で、今日見学に来ます」
「同じクラス?」
「いいえ。中学の時一緒だったんです。今はクラス違います。可愛い子ですよお」
「そうなんだ。で何時ごろ来るの?」
「図書委員やっているんで、その仕事が終わってからですね。あと1時間くらいかな?」
また青木がうらやむな。
「ということで、彼女が来るまでもう少し時間があるんですよねぇ……」
萌夢ちゃんがつぶやく。
「先輩、ちょっといいですか?」
「なんだ?」
萌夢ちゃんが手にティッシュを持っている。昨日俺が紗希の口を拭いたティッシュだ。
「これ……先輩のミルク、なんですよね?」
その言い方は引っかかるな。
「ああ。もちろん……」
本当は違う。紗希の口の周りについたアレ――すなわち、クレマを拭いたものだ。
「ふーん」
萌夢ちゃんがティッシュを広げ始めた。パリパリという乾いた音が部室に静かに響いた。
「ちょ、何してるんだ、萌夢ちゃん!? 汚いって!」
「ミルクって、こんなにパリパリになりますか、先輩?」
萌夢ちゃんがティッシュに鼻を近づけ、大きく息を吸った。
「んっ……いい匂い……だけど、これ、フレバードですね?」
「え?」
フレバードって……確かに紗希のフェロモンで出したのでフレバードだが……それってサキュバス用語だろ?
「昨日出したものなのに、めちゃくちゃ美味しいですよ、先輩の」
萌夢ちゃんが舌を出してティッシュをなめながら言った。じっと俺を見つめるその表情には見覚えがある。咲江さんがいつも、そして紗希が時々見せる淫靡かつ妖艶な笑顔だ。……そう、サキュバスの微笑みだ。
「そっかー、妹さん、こんな美味しいカフェラテ飲んでるから、我慢できなくてやってきたんだあ」
「な、なんのことかなあっ?」
「先輩、誤魔化してもだめですよ。昨日、先輩、部室で妹さんと、カフェラテしたでしょ?」
「あ、あひゃ!? た、確かに紗希とは昨日スタバでお茶、すなわちカフェラテしたぞ? 部室じゃないぞ?」
「え!? スタバでカフェラテ? 公衆の面前で? ないない! そんなことするはずないもん」
いや、あるだろ? スタバでカフェラテすることのどこがいけないんだ?
……まてよ。さっきの発言といい、もしかして……!?
「ごめん、萌夢ちゃん。君の言ってることが分らない」
「もう、照れちゃって……凄い勢いで出したんでしょ? ソファにたくさん、しずくが落ちてましたよ?」
「だから、それはよだれであって……」
「そのしずく、美味しそうな匂いだったんで、萌夢、我慢できなくてなめたんです。そしたら、やはりすっごく美味しくて。いつも飲んでる弟のカフェラテより何倍も濃くて、旨みがあって……びっくりしたんです!」
「は? の、飲んでる!? 弟のカフェラテを!?」
まさかとは思った。違うと思いたかった。
だが。
弟のカフェラテ飲んでる発言で俺は確信した。
萌夢ちゃん、サキュバスだ。
「先輩、やっと2巻に突入ですね?」
「そうなんだよ」
「おもしろいですか?」
「うん。2巻では人類は地球外生命体が開発したAI生命体である、っていう驚くべき可能性が示唆されていて……」
「すごーい。また今度教えてくださーい」
やはり萌夢ちゃんはSFには全く興味がないようだ。
「ところで萌夢ちゃん、マンガのほうどう? 昨日顧問の石屋川先生と話したんだけど、9月の文化祭に部誌発行を間に合わせるには、7月中に石屋川先生に内容を見せて許可をもらう必要があるそうなんだ」
「えー!? はやーい! 私、早いの嫌いです」
「そんなこと言っても仕方ないだろ?」
「8月じゃだめなんですか?」
「教員免許更新の講習や教育委員会の研修で8月は学校に来ないんだって」
「本当かなあ。普通に夏休みとってんじゃないんですかあ?」
「かもしれん。去年の夏も学校で見てない」
「先生っていいご身分ですね」
「だな」
俺は自分のイスに座った。
「ところで先輩は何か書くんですか?」
「ああ。書評とSF論、それと新刊紹介」
「へー。なんか大変ですねー」
「部費で購入する本は部誌に書評を書く決まりなんだ」
「ふーん……。ところで、表紙のイラストは萌夢が描いていいですか?」
「いいよ」
「BLですけど、いいですか?」
萌夢ちゃんがラフスケッチを見せてくれた。うちの制服をきた美少年二人がじゃれ合っている。まあ、エロくはない。大丈夫だ。
「そっか。わかった。ところでマンガの描き直しはどうなった?」
「こんな感じでーす」
萌夢ちゃんがiPadを差し出す。
「なるほど」
局部の描写がすべてチョコバナナに、角に性的な表現がすべて普通に食べる描写に置き換わっている。
「兵長のチョコバナナ、カチコチじゃないですか」
「う、うるさい、冷気でチョコが固まっただけだ!」
「俺が溶かしてやりますよ……こうやって」
「はうっ! 口にくわえるのは、や、やめろ! ぐはっ!」
「おやおや、兵長のバナナ思ったより太いじゃないですか。フィリピン製じゃない?」
「お、俺のバナナはエクアドル生まれだ!」
「だからこんなに……おやおや、もうこんなにチョコがドロドロになっちゃって……」
などなど。
「これなら大丈夫ですかあ?」
「……たぶん」
「わーい」
「ところでさ、これって原作あるじゃないか。著作権とか大丈夫か?」
「あ、公式が二次創作許可しているんで大丈夫です」
ニジソーサク? まあ、許可が出ているのであればいいだろう。
iPadを萌夢ちゃんに返す。
「そういえば、昨日話があるとか言ってなかったっけ?」
「はい。友達が文芸部に入りたいって言ってるんです。で、今日見学に来ます」
「同じクラス?」
「いいえ。中学の時一緒だったんです。今はクラス違います。可愛い子ですよお」
「そうなんだ。で何時ごろ来るの?」
「図書委員やっているんで、その仕事が終わってからですね。あと1時間くらいかな?」
また青木がうらやむな。
「ということで、彼女が来るまでもう少し時間があるんですよねぇ……」
萌夢ちゃんがつぶやく。
「先輩、ちょっといいですか?」
「なんだ?」
萌夢ちゃんが手にティッシュを持っている。昨日俺が紗希の口を拭いたティッシュだ。
「これ……先輩のミルク、なんですよね?」
その言い方は引っかかるな。
「ああ。もちろん……」
本当は違う。紗希の口の周りについたアレ――すなわち、クレマを拭いたものだ。
「ふーん」
萌夢ちゃんがティッシュを広げ始めた。パリパリという乾いた音が部室に静かに響いた。
「ちょ、何してるんだ、萌夢ちゃん!? 汚いって!」
「ミルクって、こんなにパリパリになりますか、先輩?」
萌夢ちゃんがティッシュに鼻を近づけ、大きく息を吸った。
「んっ……いい匂い……だけど、これ、フレバードですね?」
「え?」
フレバードって……確かに紗希のフェロモンで出したのでフレバードだが……それってサキュバス用語だろ?
「昨日出したものなのに、めちゃくちゃ美味しいですよ、先輩の」
萌夢ちゃんが舌を出してティッシュをなめながら言った。じっと俺を見つめるその表情には見覚えがある。咲江さんがいつも、そして紗希が時々見せる淫靡かつ妖艶な笑顔だ。……そう、サキュバスの微笑みだ。
「そっかー、妹さん、こんな美味しいカフェラテ飲んでるから、我慢できなくてやってきたんだあ」
「な、なんのことかなあっ?」
「先輩、誤魔化してもだめですよ。昨日、先輩、部室で妹さんと、カフェラテしたでしょ?」
「あ、あひゃ!? た、確かに紗希とは昨日スタバでお茶、すなわちカフェラテしたぞ? 部室じゃないぞ?」
「え!? スタバでカフェラテ? 公衆の面前で? ないない! そんなことするはずないもん」
いや、あるだろ? スタバでカフェラテすることのどこがいけないんだ?
……まてよ。さっきの発言といい、もしかして……!?
「ごめん、萌夢ちゃん。君の言ってることが分らない」
「もう、照れちゃって……凄い勢いで出したんでしょ? ソファにたくさん、しずくが落ちてましたよ?」
「だから、それはよだれであって……」
「そのしずく、美味しそうな匂いだったんで、萌夢、我慢できなくてなめたんです。そしたら、やはりすっごく美味しくて。いつも飲んでる弟のカフェラテより何倍も濃くて、旨みがあって……びっくりしたんです!」
「は? の、飲んでる!? 弟のカフェラテを!?」
まさかとは思った。違うと思いたかった。
だが。
弟のカフェラテ飲んでる発言で俺は確信した。
萌夢ちゃん、サキュバスだ。
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