28 / 53
第28話 健康な男子ならやってるんでしょ?
しおりを挟む
「ただいまー」
返事はない。いつもなら咲江さんが甘ったるい声で「おかえりなさい」と言ってくれるのだ。今の時間は午後6時46分。通常であれば咲江さんが帰ってきている時間だ。今日は遅いのだろうか?
「ん? ダイニング、電気付いてる? 咲江さんいるんですか?」
俺はダイニングへ歩いた。ダイニングでは紗希がひとりでコンビニ弁当を食べていた。
紗希はスマホの画面を見つめたままだ。
「咲江さんは?」
「今日から2週間、新婚旅行だけど。昨日言ってたでしょお母さん。聞いてなかったの?」
「は? 新婚旅行? 2週間?」
「そう。あの二人仕事忙しかったから去年は新婚旅行行ってなかったでしょ? だから、今日から新婚旅行なんだってよ」
「夏に沖縄旅行行ったじゃないか。あれ、新婚旅行じゃなかったの?」
「あれは家族旅行。私も兄さんもいっしょだったし。期間も2泊3日で短かったし」
「……どこに行ったんだよ、二人?」
「知らない。どっか南の島だって。あ、そうそう。これ、兄さんのぶん」
すっと紗希が封筒を差し出した。
「なんだこれ?」
「2週間分の食費。ひとり2万円。これで晩ご飯食べろって。私のぶんはもう貰ったし、買ってきた。兄さんもなんか買ってきたら?」
「そうだな」
「ところでさ」
「なんだ」
「今日、カフェラテいらないから」
一瞬、間。
「朝聞いたぞ、それ。LINEで」
「だっけ」
「ああ」
「だったね。ま、そーゆことだから」
「おう。わかった」
限りなく感情を抑えて俺は言った。紗希がゆっくり俺を見た。
「明日もいらない。明後日もいらない。……ずーっといらないし」
「そういう訳にはいかないだろ。サキュバスにとってカフェラテは必須なんじゃないか?」
「大丈夫。使用済みティッシュ、勝手に貰っとくから。するでしょ? これ」
紗希が右手を上下にシュッシュッと動かす。
「……なんだそれ?」
「え? わかんない? 健康な男子ならやってるんでしょ? ぴゅぴゅーってやつ」
紗希が意地悪く笑う。俺はムッとして「いや、しないし」と返事した。紗希が鼻で笑う。
「嘘。するよ」
「しないったら」
「恥ずかしがらなくていいよ。私、ティッシュ貰ってたって言ったよね? ほぼ毎日回収できてたよ?」
きゃは、と笑いながら、紗希は「ぴゅって出るの?」「気持ちいいの?」等ぶしつけな発言を繰り返した。母親が母親なら娘も娘。どっちも直球。恥じらいとかないのか、サキュバスには?
「飯買いに行ってくるわ」
俺は封筒の中から2万円を抜き取る。
「ついでにえっちな本も買ったら、兄さん。そういうの、いるんじゃない? ぴゅ、ぴゅ、のためにはさ」
「いらねーし」
紗希は返事しなかった。
俺はコンビニへ向かった。なんなんだ、紗希。なんなんだ、あの言い方。
確かに昨日は俺の言い方が悪かった。だが、その原因は紗希にあるだろ? 昨日の夜。お前と咲江さんはどんな風に喋っていたよ? 美味しくするには何を食べさせたらいいかとか、あまり搾り取ったら薄くなるだの……俺は乳牛か!? 極めつけはお前の態度だ。何度も俺のマシンを指差して「兄さん」と言ってたじゃないか? あれが本心なんだろ、紗希?
サキュバスは精霊でも妖精でもない。化け物だ。
決めた。今日から出さない。我慢してやる。紗希のやつめ、ゴミ箱にティッシュがないのを見て慌てるだろうな。だって、命に関わるんだろ? 週に1回は摂取する必要があるんだろ?
こっちは全然大丈夫だ。一週間どころか一ヶ月だって我慢できる。やったことないけど。命どころか健康にも影響がないんだからな。この勝負、絶対俺が勝つ。
紗希はそのうち泣きついてくるに違いない。土下座して「濃ゆいの飲ませて兄さん」と言ってくるに違いない。そうなったら、考えてやろう。俺だって鬼じゃない。サキュバスは飲まないと死ぬわけだから、ちゃんとカフェラテ飲ませてやるさ。
でも、その際、ちょっと意地悪してやろう。なかなか出ないから、とかいって、色々要求しよう。カフェラテの対価としては文句ないだろ? 減るもんじゃないし。
「ふう」
深呼吸してコンビニに入る。陽気なチャイムがお出迎えだ。弁当コーナーで適当なのをチョイス。レジへ行こうとして気がついた。なんか見覚えのある顔がこっちを見ている。人間ではなかった。コミックス表紙の人物が俺を見ていた。
「これか……」
萌夢ちゃんのエロマンガ——じゃなかった、BLマンガの元ネタ最新刊があった。アニメ化、映画化もされた大人気少年マンガだ。表紙を見て俺は苦笑いする。
「これの主人公であんなエロマンガねぇ……。萌夢ちゃん、あんな顔してエロいなあ」
萌夢ちゃんか。そういえば……萌夢ちゃん、弟と風呂に入っているって言ってたな。すげー。
コンビニを出て家に着くと、もうダイニングに紗希はいなかった。風呂場の方で音がする。入浴中のようだ。一瞬、紗希の裸体を想像した。頭を振ってそれを追い払う。
俺はコンビニ弁当を食べ、紗希のいなくなった風呂に入り、寝た。
紗希はカフェラテしに来なかった。
そしてもちろん。俺もアレを我慢した。
♡ ♡ ♡
翌日の木曜日も、金曜日も、そして土日も紗希はカフェラテを要求しなかった。
さすがに日曜日は我慢が出来なかったらしく、深夜、俺の部屋に来てゴミ箱をあさっていた。だが丸まったティッシュは一つもない。なぜなら、俺は我慢中。ゴミ箱にあるのはただのゴミ。
紗希はがっくり肩を落として自室に戻っていった。
返事はない。いつもなら咲江さんが甘ったるい声で「おかえりなさい」と言ってくれるのだ。今の時間は午後6時46分。通常であれば咲江さんが帰ってきている時間だ。今日は遅いのだろうか?
「ん? ダイニング、電気付いてる? 咲江さんいるんですか?」
俺はダイニングへ歩いた。ダイニングでは紗希がひとりでコンビニ弁当を食べていた。
紗希はスマホの画面を見つめたままだ。
「咲江さんは?」
「今日から2週間、新婚旅行だけど。昨日言ってたでしょお母さん。聞いてなかったの?」
「は? 新婚旅行? 2週間?」
「そう。あの二人仕事忙しかったから去年は新婚旅行行ってなかったでしょ? だから、今日から新婚旅行なんだってよ」
「夏に沖縄旅行行ったじゃないか。あれ、新婚旅行じゃなかったの?」
「あれは家族旅行。私も兄さんもいっしょだったし。期間も2泊3日で短かったし」
「……どこに行ったんだよ、二人?」
「知らない。どっか南の島だって。あ、そうそう。これ、兄さんのぶん」
すっと紗希が封筒を差し出した。
「なんだこれ?」
「2週間分の食費。ひとり2万円。これで晩ご飯食べろって。私のぶんはもう貰ったし、買ってきた。兄さんもなんか買ってきたら?」
「そうだな」
「ところでさ」
「なんだ」
「今日、カフェラテいらないから」
一瞬、間。
「朝聞いたぞ、それ。LINEで」
「だっけ」
「ああ」
「だったね。ま、そーゆことだから」
「おう。わかった」
限りなく感情を抑えて俺は言った。紗希がゆっくり俺を見た。
「明日もいらない。明後日もいらない。……ずーっといらないし」
「そういう訳にはいかないだろ。サキュバスにとってカフェラテは必須なんじゃないか?」
「大丈夫。使用済みティッシュ、勝手に貰っとくから。するでしょ? これ」
紗希が右手を上下にシュッシュッと動かす。
「……なんだそれ?」
「え? わかんない? 健康な男子ならやってるんでしょ? ぴゅぴゅーってやつ」
紗希が意地悪く笑う。俺はムッとして「いや、しないし」と返事した。紗希が鼻で笑う。
「嘘。するよ」
「しないったら」
「恥ずかしがらなくていいよ。私、ティッシュ貰ってたって言ったよね? ほぼ毎日回収できてたよ?」
きゃは、と笑いながら、紗希は「ぴゅって出るの?」「気持ちいいの?」等ぶしつけな発言を繰り返した。母親が母親なら娘も娘。どっちも直球。恥じらいとかないのか、サキュバスには?
「飯買いに行ってくるわ」
俺は封筒の中から2万円を抜き取る。
「ついでにえっちな本も買ったら、兄さん。そういうの、いるんじゃない? ぴゅ、ぴゅ、のためにはさ」
「いらねーし」
紗希は返事しなかった。
俺はコンビニへ向かった。なんなんだ、紗希。なんなんだ、あの言い方。
確かに昨日は俺の言い方が悪かった。だが、その原因は紗希にあるだろ? 昨日の夜。お前と咲江さんはどんな風に喋っていたよ? 美味しくするには何を食べさせたらいいかとか、あまり搾り取ったら薄くなるだの……俺は乳牛か!? 極めつけはお前の態度だ。何度も俺のマシンを指差して「兄さん」と言ってたじゃないか? あれが本心なんだろ、紗希?
サキュバスは精霊でも妖精でもない。化け物だ。
決めた。今日から出さない。我慢してやる。紗希のやつめ、ゴミ箱にティッシュがないのを見て慌てるだろうな。だって、命に関わるんだろ? 週に1回は摂取する必要があるんだろ?
こっちは全然大丈夫だ。一週間どころか一ヶ月だって我慢できる。やったことないけど。命どころか健康にも影響がないんだからな。この勝負、絶対俺が勝つ。
紗希はそのうち泣きついてくるに違いない。土下座して「濃ゆいの飲ませて兄さん」と言ってくるに違いない。そうなったら、考えてやろう。俺だって鬼じゃない。サキュバスは飲まないと死ぬわけだから、ちゃんとカフェラテ飲ませてやるさ。
でも、その際、ちょっと意地悪してやろう。なかなか出ないから、とかいって、色々要求しよう。カフェラテの対価としては文句ないだろ? 減るもんじゃないし。
「ふう」
深呼吸してコンビニに入る。陽気なチャイムがお出迎えだ。弁当コーナーで適当なのをチョイス。レジへ行こうとして気がついた。なんか見覚えのある顔がこっちを見ている。人間ではなかった。コミックス表紙の人物が俺を見ていた。
「これか……」
萌夢ちゃんのエロマンガ——じゃなかった、BLマンガの元ネタ最新刊があった。アニメ化、映画化もされた大人気少年マンガだ。表紙を見て俺は苦笑いする。
「これの主人公であんなエロマンガねぇ……。萌夢ちゃん、あんな顔してエロいなあ」
萌夢ちゃんか。そういえば……萌夢ちゃん、弟と風呂に入っているって言ってたな。すげー。
コンビニを出て家に着くと、もうダイニングに紗希はいなかった。風呂場の方で音がする。入浴中のようだ。一瞬、紗希の裸体を想像した。頭を振ってそれを追い払う。
俺はコンビニ弁当を食べ、紗希のいなくなった風呂に入り、寝た。
紗希はカフェラテしに来なかった。
そしてもちろん。俺もアレを我慢した。
♡ ♡ ♡
翌日の木曜日も、金曜日も、そして土日も紗希はカフェラテを要求しなかった。
さすがに日曜日は我慢が出来なかったらしく、深夜、俺の部屋に来てゴミ箱をあさっていた。だが丸まったティッシュは一つもない。なぜなら、俺は我慢中。ゴミ箱にあるのはただのゴミ。
紗希はがっくり肩を落として自室に戻っていった。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる