【R18】濃ゆいの全部、紗希に飲ませて!〜俺の妹がサキュバスな件

上城ダンケ

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第27話 萌夢、弟と一緒にお風呂入っているんです

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「お、弟? 弟のを見て、か、描いたっ!?」
「はい。今中3なんです、弟。かわいいですよ、弟の……。うふ」

 俺は想像した。萌夢ちゃんの目の前でウブな中学生男子がガチガチに固くなって、生まれたままの姿になってさらけ出し、「ふーんこーなってるんだー」とか「ちょっと裏も見せてね」とか言われている様子を。指でつんつんされ、だんだんトランスフォームしていく様子を。

 こんな美人でとろけ顔の姉に見つめられたり触られたりしたら、それだけで……ソロキャンプだぞ!?
 ……つーか、普通にさっきのマンガ、スプラッシュなシーンあったよな。ま、まさか、そのモデルも弟ってことないだろうな!?

「あの、萌夢ちゃん。弟に見せて貰ったって、……その、いったいどうやって」
「あ、萌夢、弟と一緒にお風呂入っているんです。だからその時に見てます」
「え? 一緒にお風呂入るの?」
「はい。変ですか?」
「あ、いや、変じゃない……かな?」

 まじか。弟、毎日ラッキースケベかよ。羨ましい。

「あのー、先輩。萌夢、これを部誌に載せたいんですけど、いいですか?」
「はあああ?」
「部誌に、載せたいんです」
「だ、駄目に決まってるだろ、こんなエロマンガ!」
「ひどーいっ! エロマンガじゃないです! BLです!」
「BLだろうがなんだろうがさ、こんなに露骨に局部描いちゃ、無理だよ!?」
「あ、ちゃんと局部には修正入れます。先っちょの方とかあ、このへんとか、いろんな所にマジックで書いたような線をたくさん書き込みます」

 ……いくら画面上だからって、そんなところ指さすなよっ! 

「あのね。萌夢ちゃん。そういう問題じゃない。こういう性行為を描いたものを部誌には載せられないの」
「えー」
「えー、じゃないよ萌夢ちゃん。君は文芸部を潰す気かい?」

 くどいようだが、どんなに修正しても局部の具体的描写、または性行為、または性風俗などの表現をこれほどまでに直接的、あるいは過剰に描写しているエロマンガ、部誌に載せたら文芸部廃部だ。ネット小説なら(略)

「やっぱR18は無理かー。じゃ、R15に書き換えますね」
「……R15?」

 てか、これ、R18だったのかよっ! 絶対無理じゃねーか!

「はい。局部の具体的描写とか、性行為の直接的表現とか、過度に性欲を刺激する表現とか、削除しまーす!」

 それって全削除なんじゃない?

「まあ、頑張ってくれ」
「はーい」

 萌夢ちゃんはiPadを受け取り、再び作業に戻った。
 俺も読書に戻るとしよう。

 萌夢ちゃんは「やっぱ比喩表現だよ」「いっくーってセリフはOKだよね?」「バナナに蜂蜜垂れたるだけだもん♪」等々独り言を言いながら書き直している。
 書き直しに夢中の余り、最初はピタッと閉じていた膝と膝との間がだんだんと開く。太ももの奥が見えだした。全女子共通の短いスカート、グッジョブ。今日は……ブルーか。

 俺が文芸部皆勤な理由。それは萌夢ちゃんのパンチラだ。萌夢ちゃんは非常に隙が多い。すぐに両膝が開く。それだけではない。ブレザーが巨乳を圧迫してきついのだろう、部室ではブレザーのボタンを開け放つ。ネクタイを緩め、シャツのボタンも外してしまう。そして前屈みでマンガ執筆。ブラチラどころではない。ブラもろ、谷間もろ、である。

 俺の座席は萌夢ちゃんの真正面。パンツも胸も実によく見える。さっき、萌夢ちゃんは俺に「ずーっとその本読んでますよね?」と言っただろ? それに対し俺は読んでいるSFが複雑だからだと答えただろ?

 あれ、嘘だ。

 俺は本など読んでない。本を読むふりをして視線はいつも彼女の胸と股間に向けられている。彼女のパンツと胸を堪能するためにな。
 軽蔑したければ軽蔑しろ。男子高校生なんて、こんなもんだ。目先のエロのためなら、なんだってするんだ。

 とはいえ、さすがに盗撮するわけにはいかない。なのでその光景は俺の脳内メモリーに鮮明に記録される。いろいろな活用方法があるんでな。

 今日はカフェラテなさそうだし。

 ということで萌夢ちゃん。今晩よろしくな。

「あー疲れた。あ、もうこんな時間。じゃ、先輩、おさきですー」
「ああ。また明日な。俺もきりがいいところまで読んだら帰るわ」

 萌夢ちゃんが帰っていった。俺は帰らない。なぜならソロキャン状態だからだ。
 萌夢ちゃんが出て行った後、俺は例のSFを読み進めた。重厚な海外ハードSF。主人公がVR世界で星の軌道を手計算し、デスゲームの秘密を解明するシーンだ。興奮した男子高校生の頭を冷やすのにはちょうどいい。

 VR世界が実は太陽系外惑星ケプラー442bの居住可能区域を厳密に再現していると主人公が突き止めた頃、おれのテントは無事収納された。

「帰るか」

 部室の電気を消し、戸締まり。鍵を職員室に返却して俺は帰宅した。
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