【R18】濃ゆいの全部、紗希に飲ませて!〜俺の妹がサキュバスな件

上城ダンケ

文字の大きさ
上 下
9 / 53

第9話 兄のカフェラテ召し上がれ

しおりを挟む
 かちゃ。扉を開けて紗希が入ってきた。ブレザー姿に紺のハイソックス。いつ見てもチェックのミニスカートがよく似合っている。ベッドに腰掛け、俺は紗希の脚をじっと見つめる。

 綺麗だ。高校1年生にしては長く、スタイルがいい。

「ん? どうしたの、兄さん。私の脚に何か付いている?」

 俺が紗希の脚ばかり見て黙り込んでいたので、気になったようだ。

「ああ……脚、綺麗だなって思って見ていた」

 いつもの俺なら誤魔化しただろう。だが、今の俺は違っていた。もうすぐ紗希は、俺に……いや、俺となんだ。

 気持ちが大胆になっていた。紗希を征服した気でいた。だから、俺は目を逸らすことなく紗希の脚を見続けた。特に太ももの内側、股間へと続く白い柔肉をじっと見た。いつもは恥ずかしくて凝視できなかった部位だ。

「そうかな? ちょっと細すぎかもって思ってるんだけど」

 スカートの裾を手で押さえて太ももの太さを確かめる紗希。太ももの形と筋肉が浮き上がり、俺はさらに興奮した。

「それくらいがちょうどいいんだよ……」

 すでの俺は準備万端だった。カフェラテに備え、すでにミルクはたぷんたぷん。エスプレッソマシンの蒸気圧はもはや暴発寸前、限界に達しつつあった。

 さて。このあと、どうしよう。なんて言えばいいんだろう。目の前に立っている紗希を見ながら考える。

「お邪魔しまーす」

 紗希が俺の隣、ベッドに上に座った。俺とくっつくかくっつかないか微妙な距離だ。短い制服のスカートがめくれ上がり、太ももが上の方まで見える。日焼けしていない白い部分がえっちだ。そしてハイソックスを履いたままの足首。浮かび上がる足指の形。全てが可愛く、そして美しい。

「なんか緊張するね」

 紗希が言った。

「そ、そうだな」
「ベッドで二人並ぶとさ、なんだか恋人みたいだね」

 紗希が照れた。

「そ、そうだな」
「……高校生の恋人どうしでも、お口で……したりするのかな?」
「うーん……人によっては、すると思うぞ」
「そっか……じゃ、私たち、本当に恋人みたいだね」
「それは論理の飛躍がないか?」
「そう?」

 なんだかんだ紗希も緊張しているらしい。会話がぎこちない。紗希がふう、と大きく息をした。

「それじゃ、兄さん、よろしくお願いします」
「こ、こちらこそ」

 いきなり紗希がパタッと倒れ、頭を乗せてきた。手がゆっくりと戸棚のエスプレッソマシンへ。
 熱い紗希の吐息。感じる手の温もり。

「お、おい、紗希、ちょっと待ってくれ!」
「え? どうしたの?」
「いや、その……」

 紗希の顔が曇った。

「……駄目なの? 嫌?」
「駄目じゃない。駄目じゃなくて、えーと、その、あの……よく考えたら、えーと、その、ちゃんと洗ってなかったなって。き、汚くないかな?」
「大丈夫。そういうの、気にしないから」
「そ、そうなんだ」
「うん」

 再び紗希の手が延びた。エスプレッソマシンが解放された。

「へー。こんな形なんだ。初めて見た。不思議な形だね」
「ま、まあ、こんなもんだ」
「普段からこんなにおっきいの?」
「い、いや、普段はこんなに大きくはない」

 そんなにまじまじ見ないでくれ。それだけで……もう……限界だよ、紗希。

「ふーん……」

 紗希が握って太さを確かめる。駄目だ、マシンが暴発しそうだ。

「普段はちっちゃいんだ」
「……ちっちゃくはない。普通だ、普通」
「へー。普通なんだ」

 微妙に傷ついたぞ、紗希。

「ね、兄さん。雪ちゃんと2時に市立図書館で勉強するの。だから、あんまり時間ないんだ。だから、なるべく早くして欲しいんだけど、どうかな?」
「だ、大丈夫だ。今日の兄さんはな、早いんだ」
「へー。兄さん早いんだ」

 紗希、兄はまた微妙に傷ついたぞ。だが、残念なことにその通りだ。妹よ、案ずるな。今日の俺は……たぶん……あっという間だ。瞬殺だ。安心しろ。

「じゃ、頂きます」

 かぽ。エスプレッソマシンにカップがセットされた。

 じゅる、じゅる。エスプレッソマシンが音をたてる。

「んはぁ……おおきいね……こんなに……かたくなるんだ……」

 マシンの先端部、抽出パイプを紗希がチェック。
 俺はカップをチェック。暖かい。ヌメっとしてる。なんて……気持ちいい、カップなんだ。注ぎ込みたい。俺自慢の濃ゆいのを、抽出したい。蒸気圧はぐんぐん上昇している。

「ん、ん」

 紗希によるマシンメンテナンス。

「うぐっ……」

 駄目だ。まだ始まったばかりなのに、我慢できない。美味しいエスプレッソのためにはもう少し丁寧かつ慎重にマシンを操作せねば。俺は両手で紗希の頭を掴んだ。

 両手に感じる紗希のさらさらの髪の毛。夢中でマシンメンテナンスする紗希の髪の毛は、小刻みに揺れていた。

 もっと……そう……もっと……。

 自然と両手に力が入ってしまう。

「っん……」

 紗希が苦しそうな声を出した。俺の脳の奥に電気が走る。
 だめだ。もう限界だ。俺の意思とは関係なく力が入る。

「紗希……紗希……!」

 思わず紗希の名前を呼んでしまった。そして……。

 ♡ ♡ ♡

「んぐ……ぷは……ふう」

 ミルクたっぷりのエスプレッソを紗希が美味しそうに飲む。
 最後の一滴まで飲み終わった後、俺は静かにエスプレッソマシンを拭き上げ、そっと戸棚の奥にしまう。
 夢のようだ。本当に……紗希が……俺の……ミルクたっぷりカフェラテを飲むなんて。

「ごちそうさまでした、兄さん」

 口もとについた雫をぬぐいつつ、紗希が言った。

「えっと……これでいいのかな。こんなので……よかったのか?」
「うん。美味しかった。とっても濃ゆかったよ。私、びっくりしちゃった。量もたっぷりだったし」
「それは……よかった」
「ありがとね、兄さん。私、兄さんのカフェラテ、大好き。こんなカフェラテだったら、毎日欲しいな!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

処理中です...