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第9話 兄のカフェラテ召し上がれ
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かちゃ。扉を開けて紗希が入ってきた。ブレザー姿に紺のハイソックス。いつ見てもチェックのミニスカートがよく似合っている。ベッドに腰掛け、俺は紗希の脚をじっと見つめる。
綺麗だ。高校1年生にしては長く、スタイルがいい。
「ん? どうしたの、兄さん。私の脚に何か付いている?」
俺が紗希の脚ばかり見て黙り込んでいたので、気になったようだ。
「ああ……脚、綺麗だなって思って見ていた」
いつもの俺なら誤魔化しただろう。だが、今の俺は違っていた。もうすぐ紗希は、俺に……いや、俺とカフェラテなんだ。
気持ちが大胆になっていた。紗希を征服した気でいた。だから、俺は目を逸らすことなく紗希の脚を見続けた。特に太ももの内側、股間へと続く白い柔肉をじっと見た。いつもは恥ずかしくて凝視できなかった部位だ。
「そうかな? ちょっと細すぎかもって思ってるんだけど」
スカートの裾を手で押さえて太ももの太さを確かめる紗希。太ももの形と筋肉が浮き上がり、俺はさらに興奮した。
「それくらいがちょうどいいんだよ……」
すでの俺は準備万端だった。カフェラテに備え、すでにミルクはたぷんたぷん。エスプレッソマシンの蒸気圧はもはや暴発寸前、限界に達しつつあった。
さて。このあと、どうしよう。なんて言えばいいんだろう。目の前に立っている紗希を見ながら考える。
「お邪魔しまーす」
紗希が俺の隣、ベッドに上に座った。俺とくっつくかくっつかないか微妙な距離だ。短い制服のスカートがめくれ上がり、太ももが上の方まで見える。日焼けしていない白い部分がえっちだ。そしてハイソックスを履いたままの足首。浮かび上がる足指の形。全てが可愛く、そして美しい。
「なんか緊張するね」
紗希が言った。
「そ、そうだな」
「ベッドで二人並ぶとさ、なんだか恋人みたいだね」
紗希が照れた。
「そ、そうだな」
「……高校生の恋人どうしでも、お口で……したりするのかな?」
「うーん……人によっては、すると思うぞ」
「そっか……じゃ、私たち、本当に恋人みたいだね」
「それは論理の飛躍がないか?」
「そう?」
なんだかんだ紗希も緊張しているらしい。会話がぎこちない。紗希がふう、と大きく息をした。
「それじゃ、兄さん、よろしくお願いします」
「こ、こちらこそ」
いきなり紗希がパタッと倒れ、頭を乗せてきた。手がゆっくりと戸棚のエスプレッソマシンへ。
熱い紗希の吐息。感じる手の温もり。
「お、おい、紗希、ちょっと待ってくれ!」
「え? どうしたの?」
「いや、その……」
紗希の顔が曇った。
「……駄目なの? 嫌?」
「駄目じゃない。駄目じゃなくて、えーと、その、あの……よく考えたら、えーと、その、ちゃんと洗ってなかったなって。き、汚くないかな?」
「大丈夫。そういうの、気にしないから」
「そ、そうなんだ」
「うん」
再び紗希の手が延びた。エスプレッソマシンが解放された。
「へー。こんな形なんだ。初めて見た。不思議な形だね」
「ま、まあ、こんなもんだ」
「普段からこんなにおっきいの?」
「い、いや、普段はこんなに大きくはない」
そんなにまじまじ見ないでくれ。それだけで……もう……限界だよ、紗希。
「ふーん……」
紗希が握って太さを確かめる。駄目だ、マシンが暴発しそうだ。
「普段はちっちゃいんだ」
「……ちっちゃくはない。普通だ、普通」
「へー。普通なんだ」
微妙に傷ついたぞ、紗希。
「ね、兄さん。雪ちゃんと2時に市立図書館で勉強するの。だから、あんまり時間ないんだ。だから、なるべく早くして欲しいんだけど、どうかな?」
「だ、大丈夫だ。今日の兄さんはな、早いんだ」
「へー。兄さん早いんだ」
紗希、兄はまた微妙に傷ついたぞ。だが、残念なことにその通りだ。妹よ、案ずるな。今日の俺は……たぶん……あっという間だ。瞬殺だ。安心しろ。
「じゃ、頂きます」
かぽ。エスプレッソマシンにカップがセットされた。
じゅる、じゅる。エスプレッソマシンが音をたてる。
「んはぁ……おおきいね……こんなに……かたくなるんだ……」
マシンの先端部、抽出パイプを紗希がチェック。
俺はカップをチェック。暖かい。ヌメっとしてる。なんて……気持ちいい、カップなんだ。注ぎ込みたい。俺自慢の濃ゆいのを、抽出したい。蒸気圧はぐんぐん上昇している。
「ん、ん」
紗希によるマシンメンテナンス。
「うぐっ……」
駄目だ。まだ始まったばかりなのに、我慢できない。美味しいエスプレッソのためにはもう少し丁寧かつ慎重にマシンを操作せねば。俺は両手で紗希の頭を掴んだ。
両手に感じる紗希のさらさらの髪の毛。夢中でマシンメンテナンスする紗希の髪の毛は、小刻みに揺れていた。
もっと……そう……もっと……。
自然と両手に力が入ってしまう。
「っん……」
紗希が苦しそうな声を出した。俺の脳の奥に電気が走る。
だめだ。もう限界だ。俺の意思とは関係なく力が入る。
「紗希……紗希……!」
思わず紗希の名前を呼んでしまった。そして……。
♡ ♡ ♡
「んぐ……ぷは……ふう」
ミルクたっぷりのエスプレッソを紗希が美味しそうに飲む。
最後の一滴まで飲み終わった後、俺は静かにエスプレッソマシンを拭き上げ、そっと戸棚の奥にしまう。
夢のようだ。本当に……紗希が……俺の……ミルクたっぷりカフェラテを飲むなんて。
「ごちそうさまでした、兄さん」
口もとについた雫をぬぐいつつ、紗希が言った。
「えっと……これでいいのかな。こんなので……よかったのか?」
「うん。美味しかった。とっても濃ゆかったよ。私、びっくりしちゃった。量もたっぷりだったし」
「それは……よかった」
「ありがとね、兄さん。私、兄さんのカフェラテ、大好き。こんなカフェラテだったら、毎日欲しいな!」
綺麗だ。高校1年生にしては長く、スタイルがいい。
「ん? どうしたの、兄さん。私の脚に何か付いている?」
俺が紗希の脚ばかり見て黙り込んでいたので、気になったようだ。
「ああ……脚、綺麗だなって思って見ていた」
いつもの俺なら誤魔化しただろう。だが、今の俺は違っていた。もうすぐ紗希は、俺に……いや、俺とカフェラテなんだ。
気持ちが大胆になっていた。紗希を征服した気でいた。だから、俺は目を逸らすことなく紗希の脚を見続けた。特に太ももの内側、股間へと続く白い柔肉をじっと見た。いつもは恥ずかしくて凝視できなかった部位だ。
「そうかな? ちょっと細すぎかもって思ってるんだけど」
スカートの裾を手で押さえて太ももの太さを確かめる紗希。太ももの形と筋肉が浮き上がり、俺はさらに興奮した。
「それくらいがちょうどいいんだよ……」
すでの俺は準備万端だった。カフェラテに備え、すでにミルクはたぷんたぷん。エスプレッソマシンの蒸気圧はもはや暴発寸前、限界に達しつつあった。
さて。このあと、どうしよう。なんて言えばいいんだろう。目の前に立っている紗希を見ながら考える。
「お邪魔しまーす」
紗希が俺の隣、ベッドに上に座った。俺とくっつくかくっつかないか微妙な距離だ。短い制服のスカートがめくれ上がり、太ももが上の方まで見える。日焼けしていない白い部分がえっちだ。そしてハイソックスを履いたままの足首。浮かび上がる足指の形。全てが可愛く、そして美しい。
「なんか緊張するね」
紗希が言った。
「そ、そうだな」
「ベッドで二人並ぶとさ、なんだか恋人みたいだね」
紗希が照れた。
「そ、そうだな」
「……高校生の恋人どうしでも、お口で……したりするのかな?」
「うーん……人によっては、すると思うぞ」
「そっか……じゃ、私たち、本当に恋人みたいだね」
「それは論理の飛躍がないか?」
「そう?」
なんだかんだ紗希も緊張しているらしい。会話がぎこちない。紗希がふう、と大きく息をした。
「それじゃ、兄さん、よろしくお願いします」
「こ、こちらこそ」
いきなり紗希がパタッと倒れ、頭を乗せてきた。手がゆっくりと戸棚のエスプレッソマシンへ。
熱い紗希の吐息。感じる手の温もり。
「お、おい、紗希、ちょっと待ってくれ!」
「え? どうしたの?」
「いや、その……」
紗希の顔が曇った。
「……駄目なの? 嫌?」
「駄目じゃない。駄目じゃなくて、えーと、その、あの……よく考えたら、えーと、その、ちゃんと洗ってなかったなって。き、汚くないかな?」
「大丈夫。そういうの、気にしないから」
「そ、そうなんだ」
「うん」
再び紗希の手が延びた。エスプレッソマシンが解放された。
「へー。こんな形なんだ。初めて見た。不思議な形だね」
「ま、まあ、こんなもんだ」
「普段からこんなにおっきいの?」
「い、いや、普段はこんなに大きくはない」
そんなにまじまじ見ないでくれ。それだけで……もう……限界だよ、紗希。
「ふーん……」
紗希が握って太さを確かめる。駄目だ、マシンが暴発しそうだ。
「普段はちっちゃいんだ」
「……ちっちゃくはない。普通だ、普通」
「へー。普通なんだ」
微妙に傷ついたぞ、紗希。
「ね、兄さん。雪ちゃんと2時に市立図書館で勉強するの。だから、あんまり時間ないんだ。だから、なるべく早くして欲しいんだけど、どうかな?」
「だ、大丈夫だ。今日の兄さんはな、早いんだ」
「へー。兄さん早いんだ」
紗希、兄はまた微妙に傷ついたぞ。だが、残念なことにその通りだ。妹よ、案ずるな。今日の俺は……たぶん……あっという間だ。瞬殺だ。安心しろ。
「じゃ、頂きます」
かぽ。エスプレッソマシンにカップがセットされた。
じゅる、じゅる。エスプレッソマシンが音をたてる。
「んはぁ……おおきいね……こんなに……かたくなるんだ……」
マシンの先端部、抽出パイプを紗希がチェック。
俺はカップをチェック。暖かい。ヌメっとしてる。なんて……気持ちいい、カップなんだ。注ぎ込みたい。俺自慢の濃ゆいのを、抽出したい。蒸気圧はぐんぐん上昇している。
「ん、ん」
紗希によるマシンメンテナンス。
「うぐっ……」
駄目だ。まだ始まったばかりなのに、我慢できない。美味しいエスプレッソのためにはもう少し丁寧かつ慎重にマシンを操作せねば。俺は両手で紗希の頭を掴んだ。
両手に感じる紗希のさらさらの髪の毛。夢中でマシンメンテナンスする紗希の髪の毛は、小刻みに揺れていた。
もっと……そう……もっと……。
自然と両手に力が入ってしまう。
「っん……」
紗希が苦しそうな声を出した。俺の脳の奥に電気が走る。
だめだ。もう限界だ。俺の意思とは関係なく力が入る。
「紗希……紗希……!」
思わず紗希の名前を呼んでしまった。そして……。
♡ ♡ ♡
「んぐ……ぷは……ふう」
ミルクたっぷりのエスプレッソを紗希が美味しそうに飲む。
最後の一滴まで飲み終わった後、俺は静かにエスプレッソマシンを拭き上げ、そっと戸棚の奥にしまう。
夢のようだ。本当に……紗希が……俺の……ミルクたっぷりカフェラテを飲むなんて。
「ごちそうさまでした、兄さん」
口もとについた雫をぬぐいつつ、紗希が言った。
「えっと……これでいいのかな。こんなので……よかったのか?」
「うん。美味しかった。とっても濃ゆかったよ。私、びっくりしちゃった。量もたっぷりだったし」
「それは……よかった」
「ありがとね、兄さん。私、兄さんのカフェラテ、大好き。こんなカフェラテだったら、毎日欲しいな!」
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