図書館の人
世の中には、いろんな人がいる。例えば、図書館に住んでいる人もいる。そんな一風変わった人が気になって仕方がないアルバイト職員のお話。
大人になると強くなるけど、弱くもなる。
繊細な心の動きと、駆け引きと。
大人の恋愛物語。
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大人の恋愛ですね。
私、最初はこの図書館のホームレス紳士、得体が知れなくて本当は幽霊なんじゃないの?とか思ってましたけど、しっかり人間で「良かった良かった」などと安堵いたしました。
長い事生きていると、思いもしない挫折に見舞われますよね。
気力を失くした紳士が、司書に出会って変わっていく様は、心が温かくなりました。
最後はちょっとお茶目さんになっていた所も、仕様がないと許してしまう彼女も、とても良かったです。
本作へもご感想をどうもありがとうございます。
幽霊! なるほど、確かに無駄に紳士なところが現実離れしていたのかもしれません。
ラストでは馴れ馴れしさというか、図々しさも出てきた紳士ですが、ずっと他人行儀で「すみません」ばかり言っていた過去との対比をはっかりさせることで、彼の成長も表すことができればと考えていました。
作者自身も、何とかハッピーエンドに漕ぎ着けることができて、とてもほっとしています。
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