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4章
第37話 出撃
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王立騎士魔導学院
校庭側玄関付近
廊下
たまたまニャータとすれ違うミック。
ミック「ニャータ先生!そっちは危ないですよ!!!」
ニャータ「なにを言っておる。これから戦いに行くんじゃ。生徒を守るのが学院長の使命じゃ!」
ミック『なにいってんだ、このガリガリじいちゃん?!』『一瞬で潰されて終わりだって!かっこつけてる場合じゃないでしょ!!』
なんとかニャータを引き留めねばと思うミック。
ミック「いやいや、ニャータ先生!!」「先生は頭はいいかもしれないけど、非力なおじいちゃんでしょ!!」
ピタリと動きを止とめ、つぶやくニャータ。
ニャータ「そうか、君は知らんのか!」「これでもワシは騎士団に所属していたんじゃぞ」
ミック「そ、そうなの?!」「でもそれって、かなり昔のことでしょ!」
ニャータ「いや、最近までじゃ」
ミック「いや、噓でしょっ!!」「見え張らなくっていいって!!」
ニャータ「よかろう、ではニャータの本気の姿を見せよう」
ミック「はぁ?!!」
ビリビリと上半身の服を脱ぎ捨てるニャータ。マッスルポーズ。
「ドーオォォォン」
近くで破壊音と爆発音が聞こえる。
ミック『やっぱりただのガリガリじいちゃんじゃーん!!』
『ダメだこりゃーー(泣)』
大きく息を吸い込むニャータ。
ニャータ「むぅ~、ふん!!!!!」
「ボコッ!!」
ニャータが力むと右半身が筋骨隆々のモンスターになった。
ミック『え!?』
ニャータ「むぅ~、ふん!!!!!」
「ボコッオ!!」
もう一度ニャータが力むと、左半身も盛り上がり上半身筋肉モンスターになった。
ニャータ「ふん!!!!!」
「ボコッオ!!」
さらにポーズをとり力むニャータ。髪が逆立ち、下半身もムキムキになり、完全な筋肉モンスターになった。
元の姿の面影はどこにもない。
ミック『えぇ!?!』『なに、このモンスター・・・・・・』
ニャータ「『筋肉火達磨ニャータ』見参!」
手刀を作り、ガッチリとポーズを決めるニャータ。
「キマった」とばかりの表情。
ミック『なにそのネーミングセンスーー?!ブブッー(笑)!!』『火達磨って燃えっちゃってるけど大丈夫ぅーーwww』
ニャータ「では、いくぞぉぉぉおーーー!!!!」
「ズシン、ズシン、ズシン、ズシン」
全長3mの筋肉モンスターが校庭に出て爆走する。
ニャータ「これ以上の横暴は許さんぞぉー!!!」「フンッ!」
一番近くの闇魔法生物に強烈なタックルを喰らわせる。
「ズムッ!!」
カースクリーチャーA「グギャア!ッアォオオオーーーーーー!!」
ミシミシとひずむ音がする。
体幹がぐにゃりと曲がった闇魔法生物は倒壊し、そのまま息絶える。
ニャータ「うぉおおおーーー!!!!!」「だあぁぁぁあああああーーーー!!!」
剛腕を振るい、次々とカースクリーチャー殴り倒していく。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げる。
カースクリーチャーB「グギャアアァーーー」
カースクリーチャーC「キエェェェェーーー」
響き渡る闇魔法生物の悲鳴。
ミック『うわ、なんか可哀そう・・・・・・』
不覚にも闇魔法生物に同情してしまうミック。
ニャータ「まだまだぁあーー!!!」
そう叫んで何かの術を発動、中空から鉄球が現れる。
重力で落下し、ニャータの手に着地すると、ゴオォと鉄球が燃え上がる。
ニャータ「ふんっつ!!!!!」
燃え上がる鉄球を離れた位置にいる標的に向けて投擲する。
カースクリーチャーD「ギャオォオオッォォォォーーー・・・・・・・」
直撃した闇魔法生物は燃え上がりながら沈んでいく。
男子生徒「・・・・・・」
近くにいた生徒は空いた口が塞がらない。
鉄球の投擲で、あらかた周囲の闇魔法生物を片付けたニャータ。
次に上空を飛行する集団に目をつける。
すると今度は鎖付きの鉄球を呼び出す。
鎖部分をがっちり持ち、その場で回転を始める。
ニャータ「ふん・・・・・・、ふん、ふんふんふんっ!!!」
高速で振り回された鉄球が燃え上がる。
ミック『・・・・・・ハンマー投げ!?』
ニャータ「とぅっ!!」
剛速球で放たれた燃える鉄球が上空の闇魔法生物に直撃。
炎上しながら落ちていく。
ニャータ「とぅっ!!とぅっ!!とぅっ!!」
連続で鉄球を放つ。
カースクリーチャーE「ギャオ!?」
カースクリーチャーF「キャオォォ!!」
カースクリーチャーG「キィィー!」
次々に鉄球を喰らい墜落する。
シャットン『なんだあいつは?!』『私の可愛い闇魔法生物たちがいとも簡単に・・・・・・!!』
上空からその様子を見ていたシャットン。
シャットン「おのれ・・・・・・!!」
中空から杖を呼び出す。
「バチ、バチバチーー!」
杖が紫色の電気を帯びる。次第にその大きさは増していく。
シャットン「これでも喰らえっ!!!」
杖を振り下ろし電撃を放つ。
「ピシャァンッーーー!!」
落雷のごとく強烈な雷撃がニャータを直撃する。
シャットン「ハッハッハ~!」「ど~うだぁ~~!私の雷撃の味はぁ~~~!!」
ニャータ「ぅん~?」
雷撃は確かにニャータに直撃した、が・・・・・・。
「ビシッ!」「ドォオーーーン!」
雷撃の先端を腕ではじくニャータ。はじかれた雷撃が樹木にぶつかり爆発する。
シャットン『は~?!』
ニャータ「そこか、首謀者は・・・・・・?わざわざ居場所を教えてくれるとはの・・・・・・」
轟音をたてて炎上する樹木に対し、無傷のニャータ。
シャットン「ばかな・・・・・」『なんだ?こいつは・・・・・・!?』
校庭側玄関付近
廊下
たまたまニャータとすれ違うミック。
ミック「ニャータ先生!そっちは危ないですよ!!!」
ニャータ「なにを言っておる。これから戦いに行くんじゃ。生徒を守るのが学院長の使命じゃ!」
ミック『なにいってんだ、このガリガリじいちゃん?!』『一瞬で潰されて終わりだって!かっこつけてる場合じゃないでしょ!!』
なんとかニャータを引き留めねばと思うミック。
ミック「いやいや、ニャータ先生!!」「先生は頭はいいかもしれないけど、非力なおじいちゃんでしょ!!」
ピタリと動きを止とめ、つぶやくニャータ。
ニャータ「そうか、君は知らんのか!」「これでもワシは騎士団に所属していたんじゃぞ」
ミック「そ、そうなの?!」「でもそれって、かなり昔のことでしょ!」
ニャータ「いや、最近までじゃ」
ミック「いや、噓でしょっ!!」「見え張らなくっていいって!!」
ニャータ「よかろう、ではニャータの本気の姿を見せよう」
ミック「はぁ?!!」
ビリビリと上半身の服を脱ぎ捨てるニャータ。マッスルポーズ。
「ドーオォォォン」
近くで破壊音と爆発音が聞こえる。
ミック『やっぱりただのガリガリじいちゃんじゃーん!!』
『ダメだこりゃーー(泣)』
大きく息を吸い込むニャータ。
ニャータ「むぅ~、ふん!!!!!」
「ボコッ!!」
ニャータが力むと右半身が筋骨隆々のモンスターになった。
ミック『え!?』
ニャータ「むぅ~、ふん!!!!!」
「ボコッオ!!」
もう一度ニャータが力むと、左半身も盛り上がり上半身筋肉モンスターになった。
ニャータ「ふん!!!!!」
「ボコッオ!!」
さらにポーズをとり力むニャータ。髪が逆立ち、下半身もムキムキになり、完全な筋肉モンスターになった。
元の姿の面影はどこにもない。
ミック『えぇ!?!』『なに、このモンスター・・・・・・』
ニャータ「『筋肉火達磨ニャータ』見参!」
手刀を作り、ガッチリとポーズを決めるニャータ。
「キマった」とばかりの表情。
ミック『なにそのネーミングセンスーー?!ブブッー(笑)!!』『火達磨って燃えっちゃってるけど大丈夫ぅーーwww』
ニャータ「では、いくぞぉぉぉおーーー!!!!」
「ズシン、ズシン、ズシン、ズシン」
全長3mの筋肉モンスターが校庭に出て爆走する。
ニャータ「これ以上の横暴は許さんぞぉー!!!」「フンッ!」
一番近くの闇魔法生物に強烈なタックルを喰らわせる。
「ズムッ!!」
カースクリーチャーA「グギャア!ッアォオオオーーーーーー!!」
ミシミシとひずむ音がする。
体幹がぐにゃりと曲がった闇魔法生物は倒壊し、そのまま息絶える。
ニャータ「うぉおおおーーー!!!!!」「だあぁぁぁあああああーーーー!!!」
剛腕を振るい、次々とカースクリーチャー殴り倒していく。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げる。
カースクリーチャーB「グギャアアァーーー」
カースクリーチャーC「キエェェェェーーー」
響き渡る闇魔法生物の悲鳴。
ミック『うわ、なんか可哀そう・・・・・・』
不覚にも闇魔法生物に同情してしまうミック。
ニャータ「まだまだぁあーー!!!」
そう叫んで何かの術を発動、中空から鉄球が現れる。
重力で落下し、ニャータの手に着地すると、ゴオォと鉄球が燃え上がる。
ニャータ「ふんっつ!!!!!」
燃え上がる鉄球を離れた位置にいる標的に向けて投擲する。
カースクリーチャーD「ギャオォオオッォォォォーーー・・・・・・・」
直撃した闇魔法生物は燃え上がりながら沈んでいく。
男子生徒「・・・・・・」
近くにいた生徒は空いた口が塞がらない。
鉄球の投擲で、あらかた周囲の闇魔法生物を片付けたニャータ。
次に上空を飛行する集団に目をつける。
すると今度は鎖付きの鉄球を呼び出す。
鎖部分をがっちり持ち、その場で回転を始める。
ニャータ「ふん・・・・・・、ふん、ふんふんふんっ!!!」
高速で振り回された鉄球が燃え上がる。
ミック『・・・・・・ハンマー投げ!?』
ニャータ「とぅっ!!」
剛速球で放たれた燃える鉄球が上空の闇魔法生物に直撃。
炎上しながら落ちていく。
ニャータ「とぅっ!!とぅっ!!とぅっ!!」
連続で鉄球を放つ。
カースクリーチャーE「ギャオ!?」
カースクリーチャーF「キャオォォ!!」
カースクリーチャーG「キィィー!」
次々に鉄球を喰らい墜落する。
シャットン『なんだあいつは?!』『私の可愛い闇魔法生物たちがいとも簡単に・・・・・・!!』
上空からその様子を見ていたシャットン。
シャットン「おのれ・・・・・・!!」
中空から杖を呼び出す。
「バチ、バチバチーー!」
杖が紫色の電気を帯びる。次第にその大きさは増していく。
シャットン「これでも喰らえっ!!!」
杖を振り下ろし電撃を放つ。
「ピシャァンッーーー!!」
落雷のごとく強烈な雷撃がニャータを直撃する。
シャットン「ハッハッハ~!」「ど~うだぁ~~!私の雷撃の味はぁ~~~!!」
ニャータ「ぅん~?」
雷撃は確かにニャータに直撃した、が・・・・・・。
「ビシッ!」「ドォオーーーン!」
雷撃の先端を腕ではじくニャータ。はじかれた雷撃が樹木にぶつかり爆発する。
シャットン『は~?!』
ニャータ「そこか、首謀者は・・・・・・?わざわざ居場所を教えてくれるとはの・・・・・・」
轟音をたてて炎上する樹木に対し、無傷のニャータ。
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